JPS5940294A - 原子炉容器のノズル構造 - Google Patents
原子炉容器のノズル構造Info
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- JPS5940294A JPS5940294A JP57150911A JP15091182A JPS5940294A JP S5940294 A JPS5940294 A JP S5940294A JP 57150911 A JP57150911 A JP 57150911A JP 15091182 A JP15091182 A JP 15091182A JP S5940294 A JPS5940294 A JP S5940294A
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- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は液体金属冷却形高速増殖炉等における原子炉容
器のノズル構造に関する。
器のノズル構造に関する。
まず、液体金属冷却形高速増殖炉の一般的な構成を第1
図を参照して説明する。図中1は原子炉容器であって、
この原子炉容器1内には炉心槽2が設けられている。そ
して、この炉心槽2内には炉心3が収容されている。ま
た、4は冷却材入口配管であって、この冷却材入口配管
4は原子炉容器1を貫通しており、低温の冷却材はこの
冷却材入口配管4を通って炉心槽2の下部に供給される
。この炉心槽2の下部に供給された液体す} IJウム
等の一次冷却材5は炉心3内を上方に流れ、加熱される
。この炉心3を通過して高温となった一次冷却材5は原
子炉容器1向上部に流れ、原子炉容器1を貫通して設け
られた冷却材出口配管6を介して外部に流れ、中間熱交
換器(図示せず)等に送られて二次冷却材と熱交換され
、低温となった一次冷却材5は上記の冷却材入口配管4
を介してふたたび炉心槽2内下部に送られ、この径路を
循環するように構成されている。また、この原子炉容器
1の上端は遮蔽プラグlによって閉塞されている。
図を参照して説明する。図中1は原子炉容器であって、
この原子炉容器1内には炉心槽2が設けられている。そ
して、この炉心槽2内には炉心3が収容されている。ま
た、4は冷却材入口配管であって、この冷却材入口配管
4は原子炉容器1を貫通しており、低温の冷却材はこの
冷却材入口配管4を通って炉心槽2の下部に供給される
。この炉心槽2の下部に供給された液体す} IJウム
等の一次冷却材5は炉心3内を上方に流れ、加熱される
。この炉心3を通過して高温となった一次冷却材5は原
子炉容器1向上部に流れ、原子炉容器1を貫通して設け
られた冷却材出口配管6を介して外部に流れ、中間熱交
換器(図示せず)等に送られて二次冷却材と熱交換され
、低温となった一次冷却材5は上記の冷却材入口配管4
を介してふたたび炉心槽2内下部に送られ、この径路を
循環するように構成されている。また、この原子炉容器
1の上端は遮蔽プラグlによって閉塞されている。
この遮蔽ゾラダ7は固定プラグ7at大回転プラグ7b
および小回転プラグ7Cとから構成されており、小回転
プラグ7Cには炉心上部機構8や燃料交換機9が取付け
られている。また、上記原子炉容器1内の一次冷却材5
の液面より上の部分はカバーガス空間10に形成され、
このカバーガス空間10内にはカッ々−ガスたとえばア
ルゴンガスが封入されている口 ところで、上記原子炉容器1は高温の一次冷却材と接触
し、また冷却材入口配管4内には低温の一次冷却材が流
通している。このため、原子炉容器1と冷却材入口配管
4との間に大きな温度差が生じ、冷却材入口配管4が原
子炉容器1を貫通する部分に過大な熱応力を生じる。ま
た、このような高速増殖炉では原子炉容器1を貫通して
オーバーフロー配管(図示せず)が設けられており、原
子炉容器1内の一次冷却材5の液位が所定の液位以上に
上昇した場合には余分の一次冷却材をこのオーバーフロ
ー配管を介して原子炉容器1外のオーバーフロータンク
に取り出し、このオーバーフロータンク内に溜った一次
冷却材は電磁ポンプによって汲上げ配管を介して原子炉
容器1内に戻されるように構成されている。この場合、
原子炉がスクラムすると原子炉容器1内の一次冷却材5
の温度は急速に低下して低温となるが、オーバーフロー
タンク内の一次冷却材は高温のままであり、この高温の
一次冷却材は汲上げ配管を通って原子炉容器1内に戻さ
れる。よってこの汲上げ配管と原子炉容器1との間にも
大きな温度差が生じ、過大な熱応力が発生する。
および小回転プラグ7Cとから構成されており、小回転
プラグ7Cには炉心上部機構8や燃料交換機9が取付け
られている。また、上記原子炉容器1内の一次冷却材5
の液面より上の部分はカバーガス空間10に形成され、
このカバーガス空間10内にはカッ々−ガスたとえばア
ルゴンガスが封入されている口 ところで、上記原子炉容器1は高温の一次冷却材と接触
し、また冷却材入口配管4内には低温の一次冷却材が流
通している。このため、原子炉容器1と冷却材入口配管
4との間に大きな温度差が生じ、冷却材入口配管4が原
子炉容器1を貫通する部分に過大な熱応力を生じる。ま
た、このような高速増殖炉では原子炉容器1を貫通して
オーバーフロー配管(図示せず)が設けられており、原
子炉容器1内の一次冷却材5の液位が所定の液位以上に
上昇した場合には余分の一次冷却材をこのオーバーフロ
ー配管を介して原子炉容器1外のオーバーフロータンク
に取り出し、このオーバーフロータンク内に溜った一次
冷却材は電磁ポンプによって汲上げ配管を介して原子炉
容器1内に戻されるように構成されている。この場合、
原子炉がスクラムすると原子炉容器1内の一次冷却材5
の温度は急速に低下して低温となるが、オーバーフロー
タンク内の一次冷却材は高温のままであり、この高温の
一次冷却材は汲上げ配管を通って原子炉容器1内に戻さ
れる。よってこの汲上げ配管と原子炉容器1との間にも
大きな温度差が生じ、過大な熱応力が発生する。
このような過大な熱応力の発生を防止するため、従来冷
却材入口配管4.汲上げ配管等の配管が原子炉容器1を
貫通する部分には第2図に示す如きノズル構造が採用さ
れている。すなわち、1ノはノズルであって原子炉容器
1から一体に突設されている。そして、このノズル11
内には配管たとえば冷却材人口配管4が挿入され、この
冷却材入口配管4はノズル11の先端に溶接されている
。なお、第2図中左方が原子炉容器1の内側である。ま
た12は熱遮蔽体であって、−次冷却材から原子炉容器
1への熱伝達を制限するものである。よって、運転時に
は原子炉容器1側が高温となり、また冷却材入口配管4
側が低温となるが、原子炉容器1側の熱はこのノズル1
1を介して冷却材入口配管4に流れる。この場合、ノズ
ル11は比較的長く形成されているので、このノズル1
1内に生じる温度勾配は比較的小さくなり、この部分の
熱応力は軽減されるものである。
却材入口配管4.汲上げ配管等の配管が原子炉容器1を
貫通する部分には第2図に示す如きノズル構造が採用さ
れている。すなわち、1ノはノズルであって原子炉容器
1から一体に突設されている。そして、このノズル11
内には配管たとえば冷却材人口配管4が挿入され、この
冷却材入口配管4はノズル11の先端に溶接されている
。なお、第2図中左方が原子炉容器1の内側である。ま
た12は熱遮蔽体であって、−次冷却材から原子炉容器
1への熱伝達を制限するものである。よって、運転時に
は原子炉容器1側が高温となり、また冷却材入口配管4
側が低温となるが、原子炉容器1側の熱はこのノズル1
1を介して冷却材入口配管4に流れる。この場合、ノズ
ル11は比較的長く形成されているので、このノズル1
1内に生じる温度勾配は比較的小さくなり、この部分の
熱応力は軽減されるものである。
上記ノズル11の内面と配管たとえば冷却材5−
入口配管4の外面との間には一次冷却材が介在しており
、原子炉容器1側の熱はこの一次冷却材を介して冷却材
入口配管4に流れる。ところで、この−次冷却材には液
体ナトリウム等が使用されており、その熱搬送能力はき
わめて大きい。このため、上記の冷却材入口配管4や汲
上げ配管のノズル部等温度差の大きな箇所では一次冷却
材を介して多量の熱が搬送され、ノズル11の大部分が
冷却材入口配管4とほぼ等しい温度となってしまう。こ
のため、ノズル11の基端部の温度勾配がきわめて大き
くなり、このノズA/11の基端部に過大な熱応力が発
生する不具合があった。よって、たとえば冷却材入口配
管のノズルの熱応力を軽減するにはこのノズルを一次冷
却材の液面より上方のカバーガス空間の部分に設け、ノ
ズルと冷却材入口配管との間に一次冷却材が介在しない
ようにする等の対策を講じなければならないが、このよ
うにすると原子炉容器が高くなり、耐震性を損なう不具
合を生じる。また汲上げ配管のノズルの熱応力6一 を軽減するには原子炉のスクラム時にオーツぐ一フロー
タンクからの一次冷却の汲上げを一時停止するか、ある
いは低温の一次冷却材を貯溜しておくオーバーフロータ
ンクを別に設け、原子炉のスクラム時にはこのオーバー
フロータンクから低温の一次冷却材を汲上げるように構
成する等の対策を講じなければならず、構造が複雑とな
る等の不具合を生じる。
、原子炉容器1側の熱はこの一次冷却材を介して冷却材
入口配管4に流れる。ところで、この−次冷却材には液
体ナトリウム等が使用されており、その熱搬送能力はき
わめて大きい。このため、上記の冷却材入口配管4や汲
上げ配管のノズル部等温度差の大きな箇所では一次冷却
材を介して多量の熱が搬送され、ノズル11の大部分が
冷却材入口配管4とほぼ等しい温度となってしまう。こ
のため、ノズル11の基端部の温度勾配がきわめて大き
くなり、このノズA/11の基端部に過大な熱応力が発
生する不具合があった。よって、たとえば冷却材入口配
管のノズルの熱応力を軽減するにはこのノズルを一次冷
却材の液面より上方のカバーガス空間の部分に設け、ノ
ズルと冷却材入口配管との間に一次冷却材が介在しない
ようにする等の対策を講じなければならないが、このよ
うにすると原子炉容器が高くなり、耐震性を損なう不具
合を生じる。また汲上げ配管のノズルの熱応力6一 を軽減するには原子炉のスクラム時にオーツぐ一フロー
タンクからの一次冷却の汲上げを一時停止するか、ある
いは低温の一次冷却材を貯溜しておくオーバーフロータ
ンクを別に設け、原子炉のスクラム時にはこのオーバー
フロータンクから低温の一次冷却材を汲上げるように構
成する等の対策を講じなければならず、構造が複雑とな
る等の不具合を生じる。
本発明はノズル内の熱勾配を小さくシ、このノズルに生
じる熱応力を軽減することができる原子炉容器のノズル
構造を提供することを目的とするものである。
じる熱応力を軽減することができる原子炉容器のノズル
構造を提供することを目的とするものである。
本発明は原子炉容器から突設された筒状のノズルと、こ
のノズル内に挿入されこのノズルの先端部に溶接された
配管と、上記ノズルの内周面と上記配管の外周面との間
に介在された熱遮蔽体とを具備したものである。したが
って、この熱遮蔽体によってノズルと配管との間に存在
する一次冷却材を介して流れる熱流束を大幅に減少させ
ることができ、ノズルの大部分が配管と等しい温度とな
ってしまうのを防止できる。
のノズル内に挿入されこのノズルの先端部に溶接された
配管と、上記ノズルの内周面と上記配管の外周面との間
に介在された熱遮蔽体とを具備したものである。したが
って、この熱遮蔽体によってノズルと配管との間に存在
する一次冷却材を介して流れる熱流束を大幅に減少させ
ることができ、ノズルの大部分が配管と等しい温度とな
ってしまうのを防止できる。
よってこのノズル内の温度勾配は小さくなり、熱応力を
軽減することができるものである。
軽減することができるものである。
以下本発明の詳細な説明する。第3図および第4図は本
発明の第1実施例を示し、図中101は原子炉容器であ
って、この原子炉容器101内には炉心槽102が設け
られている。
発明の第1実施例を示し、図中101は原子炉容器であ
って、この原子炉容器101内には炉心槽102が設け
られている。
そして、この炉心槽102内には炉心103が収容され
ている。また、1o4は冷却材入口配管であって、この
冷却材入口配管104は原子炉容器101を貫通してお
り、低温の冷却材はこの冷却材入口配管104を通って
炉心槽102の下部に供給される。この炉心槽102の
下部に供給された液体ナトリウム等の一次冷却材1θ5
は炉心103内を上方に流れ、加熱される。この炉心1
θ3を通過して高温となった一次冷却材105は原子炉
容器101内上部に流れ、原子炉容器1θ1を貫通して
設けられた冷却材出口配管106を介して外部に流れ、
中間熱交換器(図示せず)等に送られて二次冷却材と熱
交換され、低温となった一次冷却材105は上記の冷却
材入口配管104を介してふたたび炉心槽102内下部
に送られ、この径路を循環するように構成されている。
ている。また、1o4は冷却材入口配管であって、この
冷却材入口配管104は原子炉容器101を貫通してお
り、低温の冷却材はこの冷却材入口配管104を通って
炉心槽102の下部に供給される。この炉心槽102の
下部に供給された液体ナトリウム等の一次冷却材1θ5
は炉心103内を上方に流れ、加熱される。この炉心1
θ3を通過して高温となった一次冷却材105は原子炉
容器101内上部に流れ、原子炉容器1θ1を貫通して
設けられた冷却材出口配管106を介して外部に流れ、
中間熱交換器(図示せず)等に送られて二次冷却材と熱
交換され、低温となった一次冷却材105は上記の冷却
材入口配管104を介してふたたび炉心槽102内下部
に送られ、この径路を循環するように構成されている。
また、この原子炉容器101の上端は遮蔽プラグ1θ7
によって閉塞されている。この遮蔽プラグ107は固定
プラグ107h #大回転プラグ107bおよび小回転
プラグ107cとから構成されており、小回転プラグ1
07cには炉心上部機構10Bや燃料交換機109が取
付けられている。また、上記原子炉容器101内の一次
冷却材105の液面より上の部分はカバーガス空間11
0に形成され、このカバーガス空間110内にはカバー
ガスたとえばアルゴンガスが封入されている。
によって閉塞されている。この遮蔽プラグ107は固定
プラグ107h #大回転プラグ107bおよび小回転
プラグ107cとから構成されており、小回転プラグ1
07cには炉心上部機構10Bや燃料交換機109が取
付けられている。また、上記原子炉容器101内の一次
冷却材105の液面より上の部分はカバーガス空間11
0に形成され、このカバーガス空間110内にはカバー
ガスたとえばアルゴンガスが封入されている。
また、このような高速増殖炉では原子炉容器101を貫
通してオーバーフロー配管(図示せず)が設けられてお
り、原子炉容器10ノ内の9− 一次冷却材1θ5の液位が所定の液位以上に上昇した場
合には余分の一次冷却材をこのオーバーフロー配管を介
して原子炉容器lOX外のオーバーフロータンクに取り
出し、このオーバーフロータンク内に溜った一次冷却材
は電磁ポンプによって汲上げ配管を介して原子炉容器1
01内に戻されるように構成されている。
通してオーバーフロー配管(図示せず)が設けられてお
り、原子炉容器10ノ内の9− 一次冷却材1θ5の液位が所定の液位以上に上昇した場
合には余分の一次冷却材をこのオーバーフロー配管を介
して原子炉容器lOX外のオーバーフロータンクに取り
出し、このオーバーフロータンク内に溜った一次冷却材
は電磁ポンプによって汲上げ配管を介して原子炉容器1
01内に戻されるように構成されている。
また、上記の冷却材入口配管104.汲上げ配管等の配
管が原子炉容器101を貫通する部分には第4図に示す
如きノズル構造が採用されている。すなわち、11ノは
ノズルであって原子炉容器101から一体に突設されて
いる。そして、このノズル111内には配管たとえば冷
却材入口配管104が挿入され、この冷却材入口配管1
04はノズル111の先端部112に溶接されている。
管が原子炉容器101を貫通する部分には第4図に示す
如きノズル構造が採用されている。すなわち、11ノは
ノズルであって原子炉容器101から一体に突設されて
いる。そして、このノズル111内には配管たとえば冷
却材入口配管104が挿入され、この冷却材入口配管1
04はノズル111の先端部112に溶接されている。
なお、第4図中左方が原子炉容器101の内側である。
また113は熱遮蔽体であって、−次冷却材から原子炉
容器101への熱伝達を制限するものである。
容器101への熱伝達を制限するものである。
そして、上記ノーeル1ツノの内周面と冷却材10−
入口配管104の外周面との間および冷却材入口配管1
04のエルボ部104aにわたって熱遮蔽体115が設
けられている。この熱遮蔽体115は気密構造の二重管
状をなし、冷却材入口配管104の外側を覆っている。
04のエルボ部104aにわたって熱遮蔽体115が設
けられている。この熱遮蔽体115は気密構造の二重管
状をなし、冷却材入口配管104の外側を覆っている。
この熱遮蔽体11’5内には輻射熱を反射する熱反射板
116・・・が設けられ、また内部にはアルゴンガス等
の不活性ガスが封入されている。また、上記冷却材入口
配管104外の汲上げ配管等が原子炉容器101を貫通
する部分にも同様のノズル構造が採用されている。
116・・・が設けられ、また内部にはアルゴンガス等
の不活性ガスが封入されている。また、上記冷却材入口
配管104外の汲上げ配管等が原子炉容器101を貫通
する部分にも同様のノズル構造が採用されている。
次にこの第1実施例の作用を説明する。原子炉運転時に
は原子炉容器101内には高温たとえば530℃の一次
冷却材105が存在し、また冷却材入口配管104内に
は低温たとえば385℃の一次冷却材が流通する。した
がって、原子炉容器101は高温に、冷却材入口配管1
04は低温となる。そして、この場合はノズル111を
通って原子炉容器10ノ側から冷却材入口配管104側
に向って熱が伝達される。また、原子炉容器101側の
熱はノズル111内面と冷却材入口配管104外面との
間に存在する一次冷却材を介して冷却材入口配管104
側に流れようとする。しかし、このノズル111の内面
と冷却材入口配管104の外面との間には熱遮蔽体11
5が設けられているので、−次冷却材を介して原子炉容
器101側がら冷却材入口配管104側に熱が流れるこ
とは防止される。よって原子炉容器101側から冷却材
入口配管104側に流れる熱の大部分はノズル111内
を熱伝導によって流れる。よって、このノズル111の
基端部は原子炉容器101と等しい温度、先端部112
は冷却材入口配管104と等しい温度となり、このノズ
ル111内には軸方向にわたって略均−な温度勾配を生
じる。よって局部的に大きな温度勾配を生じることはな
く、このノズル111内に発生する熱応力は軽減される
。なお、第5図にはこの一実施例のノズル111内に生
じる温度分布を解析した結果を示し、この第5図の結果
は熱遮蔽体115の熱貫流率を50Kc11!、/fr
L2・hr・℃とした場合のものであり、温度分布を等
温線A・・・で示すものである。
は原子炉容器101内には高温たとえば530℃の一次
冷却材105が存在し、また冷却材入口配管104内に
は低温たとえば385℃の一次冷却材が流通する。した
がって、原子炉容器101は高温に、冷却材入口配管1
04は低温となる。そして、この場合はノズル111を
通って原子炉容器10ノ側から冷却材入口配管104側
に向って熱が伝達される。また、原子炉容器101側の
熱はノズル111内面と冷却材入口配管104外面との
間に存在する一次冷却材を介して冷却材入口配管104
側に流れようとする。しかし、このノズル111の内面
と冷却材入口配管104の外面との間には熱遮蔽体11
5が設けられているので、−次冷却材を介して原子炉容
器101側がら冷却材入口配管104側に熱が流れるこ
とは防止される。よって原子炉容器101側から冷却材
入口配管104側に流れる熱の大部分はノズル111内
を熱伝導によって流れる。よって、このノズル111の
基端部は原子炉容器101と等しい温度、先端部112
は冷却材入口配管104と等しい温度となり、このノズ
ル111内には軸方向にわたって略均−な温度勾配を生
じる。よって局部的に大きな温度勾配を生じることはな
く、このノズル111内に発生する熱応力は軽減される
。なお、第5図にはこの一実施例のノズル111内に生
じる温度分布を解析した結果を示し、この第5図の結果
は熱遮蔽体115の熱貫流率を50Kc11!、/fr
L2・hr・℃とした場合のものであり、温度分布を等
温線A・・・で示すものである。
この第5図から明らかなように本発明によればノズル1
11内の温度勾配が均一化され、熱応力が大幅に軽減さ
れるものである。
11内の温度勾配が均一化され、熱応力が大幅に軽減さ
れるものである。
また、この一実施例では熱遮蔽体115が冷却材入口配
管104のエル号?部104aにも設けられているので
、このエルが部104aの熱応力を軽減することができ
る。すなわち、この冷却材入口配管104はその外面に
は高温の一次冷却材が接触し、また内面には低温の一次
冷却材が接触するのでこの冷却材入口配管104には板
厚方向の大きな温度勾配が生じ、エルボ部104aの如
き屈曲部には大きな熱応力が生じ、この熱応力は30に
97mm”に達する。しかし、この一実施例ではこのエ
ルボ部104aが熱遮蔽体115で覆われているため、
高温の一次冷却材からこの冷却材入口配管104に伝わ
る熱流束が大幅に制限され、このエルが部104aの熱
応力を50%まで軽減することができる。
管104のエル号?部104aにも設けられているので
、このエルが部104aの熱応力を軽減することができ
る。すなわち、この冷却材入口配管104はその外面に
は高温の一次冷却材が接触し、また内面には低温の一次
冷却材が接触するのでこの冷却材入口配管104には板
厚方向の大きな温度勾配が生じ、エルボ部104aの如
き屈曲部には大きな熱応力が生じ、この熱応力は30に
97mm”に達する。しかし、この一実施例ではこのエ
ルボ部104aが熱遮蔽体115で覆われているため、
高温の一次冷却材からこの冷却材入口配管104に伝わ
る熱流束が大幅に制限され、このエルが部104aの熱
応力を50%まで軽減することができる。
13−
なお、本発明は上記の第1実施例には限定されない。
たとえば第6図には本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は内部にアルゴンがス等の不活性ガスを封入し
た細管120を配管たとえば冷却材入口配管104の外
周に螺旋状に巻きつけて熱遮蔽体115′を構成したも
のである。
2実施例は内部にアルゴンがス等の不活性ガスを封入し
た細管120を配管たとえば冷却材入口配管104の外
周に螺旋状に巻きつけて熱遮蔽体115′を構成したも
のである。
また、第7図には本発明の第3実施例を説明する。この
第3実施例は断熱性を有するセラミック材料で筒状の熱
遮蔽体り工11を形成し、この熱遮蔽体115′で配管
たとえば冷却材入口配管104を覆ったものである。
第3実施例は断熱性を有するセラミック材料で筒状の熱
遮蔽体り工11を形成し、この熱遮蔽体115′で配管
たとえば冷却材入口配管104を覆ったものである。
上述の如く本発明は原子炉容器から突設された筒状のノ
ズルと、このノズル内に挿入されこのノズルの先端部に
溶接された配管と、上記ノズルの内周面と上記配管の外
周面との間に介在された熱遮蔽体とを具備したものであ
る。したがって、この熱遮蔽体によってノズルと配管と
の間に存在する一次冷却材を介して流れる熱流14− 束を大幅に減少させることができ、ノズルの大部分が配
管と等しい温度となってしまうのを防止できる。よって
このノズル内の温度勾配は小さくなり、熱応力を軽減す
ることができる等その効果は大である。
ズルと、このノズル内に挿入されこのノズルの先端部に
溶接された配管と、上記ノズルの内周面と上記配管の外
周面との間に介在された熱遮蔽体とを具備したものであ
る。したがって、この熱遮蔽体によってノズルと配管と
の間に存在する一次冷却材を介して流れる熱流14− 束を大幅に減少させることができ、ノズルの大部分が配
管と等しい温度となってしまうのを防止できる。よって
このノズル内の温度勾配は小さくなり、熱応力を軽減す
ることができる等その効果は大である。
第1図および第2図は従来例を示し、第1図は高速増殖
炉の縦断面図、第2図はノズル部分の縦断面図である。 第3図ないし第5図は本発明の第1実施例を示し、第3
図は高速増殖炉の縦断面図、第4図はノズル部分の縦断
面図、第5図はノズルの温度分布を示す等温線図である
。 また第6図は第2実施例のノズル部分の縦断面図、第7
図は第3実施例のノズル部分の縦断面図である。 101・・・原子炉容器、103・・・炉心、104・
・・冷却材入口配管、1θ5・・・−軟冷却材、111
・・・ノズル、115,115’、115“・・・熱遮
蔽体、116・・・熱反射板、I20・・・細管。
炉の縦断面図、第2図はノズル部分の縦断面図である。 第3図ないし第5図は本発明の第1実施例を示し、第3
図は高速増殖炉の縦断面図、第4図はノズル部分の縦断
面図、第5図はノズルの温度分布を示す等温線図である
。 また第6図は第2実施例のノズル部分の縦断面図、第7
図は第3実施例のノズル部分の縦断面図である。 101・・・原子炉容器、103・・・炉心、104・
・・冷却材入口配管、1θ5・・・−軟冷却材、111
・・・ノズル、115,115’、115“・・・熱遮
蔽体、116・・・熱反射板、I20・・・細管。
Claims (4)
- (1)原子炉容器から突設された筒状のノズルと、この
ノズル内に挿入されこのノズルの先端部に溶接された配
管と、上記ノズルの内周面と上記配管の外周面との間に
介在された熱遮蔽体とを具備したことを特徴とする原子
炉容器のノズル構造。 - (2)前記熱遮蔽体は密閉された二重管状をなし、内部
に熱反射板を有するとともに内部に不活性がスが封入さ
れているものであることを特徴とする特許 炉容器のノズル構造。 - (3)前記熱遮蔽体は内部に不活性ガスを封入した細管
を前記配管の周囲に螺旋状に配置したものであることを
特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の原子炉容器
のノズル構造。 - (4)前記熱遮蔽体は断熱性を有するセラミック材料で
形成されていることを特徴とする前記特許請求の範囲第
1項記載の原子炉容器のノズル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57150911A JPS5940294A (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 原子炉容器のノズル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57150911A JPS5940294A (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 原子炉容器のノズル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5940294A true JPS5940294A (ja) | 1984-03-05 |
Family
ID=15507078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57150911A Pending JPS5940294A (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 原子炉容器のノズル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940294A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2925973A1 (fr) * | 2007-12-28 | 2009-07-03 | Areva Np Sas | Cuve reacteur d'un reacteur nucleaire a neutrons rapides de type a boucles |
-
1982
- 1982-08-31 JP JP57150911A patent/JPS5940294A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2925973A1 (fr) * | 2007-12-28 | 2009-07-03 | Areva Np Sas | Cuve reacteur d'un reacteur nucleaire a neutrons rapides de type a boucles |
WO2009083675A3 (fr) * | 2007-12-28 | 2009-08-27 | Areva Np | Cuve reacteur d'un reacteur nucleaire a neutrons rapides de type a boucles |
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