JPS5940290B2 - 半導体基板キヤリア濃度分布の検査法 - Google Patents

半導体基板キヤリア濃度分布の検査法

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JPS5940290B2
JPS5940290B2 JP3784778A JP3784778A JPS5940290B2 JP S5940290 B2 JPS5940290 B2 JP S5940290B2 JP 3784778 A JP3784778 A JP 3784778A JP 3784778 A JP3784778 A JP 3784778A JP S5940290 B2 JPS5940290 B2 JP S5940290B2
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JP
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carrier concentration
semiconductor substrate
oxide film
voltage
concentration distribution
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幸平 永田
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はn型半導体基板表面のキャリア濃度分布の検査
法に関する。
一般に半導体基板は、その用途に応じて不純物を添加し
、ギヤ9ア濃度の制御を行なつているが不純物添加後の
半導体基板が所定のキャリア濃度を有するかどうか、同
一基板面内にキャリア濃度の異なる部分が偏在するかど
うか、キャリア濃度分布を非破壊的な方法で短時間に検
査する必要がある。
従来、キャリア濃度の測定法として、半導体基板表面に
2本のタングステン針を当接して電圧を印加し、電流が
ブレークダウン現象を起こす電圧(ブレーク・ダウン電
圧)を測定してキャリア濃度を求める方法、半導体基板
表面に4本の短針を一直線上に一定の等間隔に並べて、
両端の2本の探針間に電圧を印加して電流を流し、これ
によつて生ずる電位差を中央部の2本の探針間で測定し
て得られる比抵抗からキャリア濃度を求める方法などが
ある。
これらの従来法はいずれも探針間のキャリア濃度しか測
定できないこと、4探針法においては探針間をlmn以
上広げると測定値の補正が必要になることなどから同一
基板面内の正確なギヤ9ア濃度の分布状態を得るには多
くの時間と労力を要する問題がある。
本発明は、上記問題点を解決しようとするもので遮光さ
れた容器に収容された陽極酸化電解溶液内にn型半導体
基板を浸漬し、前記半導体基板を陽極に、前記電解溶液
を陰極に接続し、一定の電圧を印加して前記基板表面に
形成される酸化膜の分布及び厚さにより前記基板のキャ
リア濃度(分布)を測定することを特徴とする。
次に本発明を詳細に説明する。
第1図に示す如く、n型半導体基板1を陽極酸化用電解
溶液2内に浸漬すると該n型半導体基板1と陽極酸化用
電解溶液2との間に整流性の障壁が形成されるので前記
n型半導体基板1を陽極に、前記陽極酸化電解溶液を陰
極電極板3により陰極に接続して電圧を印加した場合、
印加電圧がある一定電圧(ブレーク・ダウン電圧)以下
の時には、電流は流れない。
しかし該印加電圧をブレーク・ダウン電圧以上に印加す
ると電流が流れて、前記n型半導体基板表面に陽極酸化
膜が形成される。該陽極酸化膜の分布及び厚さからn型
半導体基板表面のキャリア濃度分布及びギヤ9ア濃度を
測定することができる。すなわち、n型半導体基板のキ
ャリア濃度とブレークダウン電圧との間にはキャリア濃
度が高くなるほどブレークダウン電圧が低くなる一定の
間係がある。
例えばn型GaAs半導体基板のキヤリア濃度とブレー
クダウン電圧との関係を第2図に示す。
一方、ブレークダウン電圧以上の電圧を印加することに
より電流が流れて形成される酸化膜厚は印加電圧に比例
して厚く形成される。第3図は、陽極酸化電解溶液とし
て3%酒石酸溶液とグ9コールとを1対3の割合で混合
した混合溶液を用い、n型半導体基板としてn型GaA
s基板を用いキヤリア濃度がそれぞれa)1×1016
cm−3,b)1×1017cm−3,c)2×101
8cm−3の3種類について、電圧を少しずつ印加した
時の電圧と陽極酸化膜厚との関係を示すもので、図中Δ
印はa)1×1016cm→,0印はb)1×1017
cm−3×印はc)2×1018cm−3を示す・ 第3図から明らかなように、陽極酸化電解溶液として3
%酒石酸溶液とグリコールとの混合液を用いた場合、ブ
レークダウン電圧以上の印加電圧と酸化膜厚との関係は
、基板のキヤリア濃度に依存することなく、一定割合の
関係があり、電圧1Vにつき陽極酸化膜は約20Aの厚
さに形成される。
すなわち、ブレークダウン電圧以上の一定電圧を印加す
ると一定の厚さの酸化膜が得られる。これは前記一定の
電圧を印加しはじめると、一定の電流がしばらくの間流
れ続けるが急に電流が下がb1これ以上電圧を印加しつ
づけても酸化膜は増加しないことから明らかである。陽
極酸化膜の厚さは、酸化膜の色調と一定の関係があり1
酸化膜の色から判定することができる。
陽極酸化膜の厚さと酸化膜の色との関係を次の表1に示
す。尚、上記陽極酸化は遮光された暗室内で行なわれな
ければならない。
n型半導体基板に光が照射されると正孔と電子との対が
発生し、陽極酸化が促進されるため、ブレークダウン電
圧以下で、電流が流れて酸化膜が形成されるためである
。次に本発明による実験例を示す。仕様キヤリア濃度1
×1016c!n−3のn型GaAs基板「を第1図に
示す如く、前記酒石酸グリコール陽極酸化電解溶液中に
浸漬して50Vの電圧を印加した結果第4図に示す如く
陽極酸化膜5が形成された。
該酸化膜5は色はダークバイオレットであつた。
従つて表1の関係から該酸化膜の厚さは800Aである
と推定される。従つて、実際のブレークダウン電圧は次
式により求められる。
酸化膜5の形成された領域のキヤリア濃度は、第2図よ
りブレークダウン電圧10Vの時の値2×1017cm
−3であると推定される。
尚、同じ基板を4探針法によりキヤリア濃度を測定した
結果、キヤリア濃度は1.8×1017m13であり1
本発明による方法と比較してその誤差は約10(Lであ
つた。上記実験例から明らかなように、本発明によれば
非破壊的な方法で短時間に半導体基板表面のキャリア濃
度分布が判定でき、しかもそのキヤリア濃度を容易に推
定することができる。
従つて、種々の半導体装置を製造する前に予め基板のキ
ヤリア濃度を検査するのに有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による陽極酸化装置の概略図、第2図は
、n型GaAs基板のキヤリア濃度とブレークダウン電
圧との関係を示す図、第3図は陽極酸化膜厚と印加電圧
との関係を示す図、第4図は、本発明による実験例の結
果を示す図である。 1・・・n型半導体基板、2・・・陽極電解溶液、3・
・・陰極電極板、4・・・容器、5・・・陽極酸化膜、
6・・・電流計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 遮光された容器に収容された陽極酸化電解溶液内に
    n型半導体基板を浸漬し、前記半導体基板を陽極に、前
    記電解溶液を蔭極に接続し、一定の電圧を印加し、前記
    基板表面に形成された酸化膜の分布及び厚さを測定し、
    前記一定の電圧値と前記酸化膜の厚さにより前記基板表
    面のキャリア濃度分布を求めることを特徴とする半導体
    基板キャリア濃度分布の検査法。
JP3784778A 1978-03-31 1978-03-31 半導体基板キヤリア濃度分布の検査法 Expired JPS5940290B2 (ja)

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JPS54129980A JPS54129980A (en) 1979-10-08
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