JPS5940269B2 - ガソリン分析方法および装置 - Google Patents

ガソリン分析方法および装置

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JPS5940269B2
JPS5940269B2 JP1889977A JP1889977A JPS5940269B2 JP S5940269 B2 JPS5940269 B2 JP S5940269B2 JP 1889977 A JP1889977 A JP 1889977A JP 1889977 A JP1889977 A JP 1889977A JP S5940269 B2 JPS5940269 B2 JP S5940269B2
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JP
Japan
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circuit
gasoline
kerosene
amount
coefficient
Prior art date
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Application number
JP1889977A
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English (en)
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JPS53103799A (en
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達夫 佐藤
克哉 佐藤
紘一 塩見
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はガソリン中に混入している灯油の成分量を測
定しようとするガソリン分析方法および装置に関するも
のである。
ガソリン(軽油も含む)中に混入している灯油の量を測
定する方法として、ガスクロマトグラフ法と蒸溜試験法
があるが、いずれの方法でも灯油成分を明確に区分して
その混入量を検知することは困難であつた。
しかしながら、発明者は試行錯誤的に分析をくり返して
いく過程において灯油の生成過程、その生成条件が多少
変わつても灯油中には常にほぼ一定の割合、つまり全量
に対しほぼ1/12の割合でノルマルウンデカンが含ま
れていることを発見した。
ちなみに、現在、わが国で販売されている14のメーカ
の灯油中のノルマルウンデカンについて測定したところ
、標準物質Pyreneとの比は2.08〜2.69で
あつた(平均2.44)。その結果、どのメーカの灯油
が混入されているのか分からない場合にその平均値を用
いるならば、最大で約±10%の絶対誤差が入つてくる
可能性があるが、現在の流通機構ではどのメーカのもの
か全く分からないということは比較的少なく、また異種
メーカの灯油を混入することも通常はあり得ない。さら
に、この種の分析では、正確な混入量を知るというより
、混入されているかどうかの判定および大体どの程度の
量が混入されているかを知るだけでも十分な価値があり
、メーカ間の差による測定上の多少の誤差は実用上大き
な障害にはならない。したがつて、このノルマルウンデ
カンの量が判明すれば、灯油の量がある程度の精度で定
量できることとなる。
本発明は、灯油中のノルマルウンデカン(n−Cl、)
の割合がほぼ一定(1/12)であることを利用して灯
油の量を求める方法および装置を提供することを目的と
する。
以下、図面に従つてこの発明を説明してゆく。
なお、この発明の実施例は、ノルマルウンデカン以外に
やはりガソリン中に含まれているベンゼン・トルエン・
キシレン(以下これらをBTXと称す)を測定検知する
機構も付加してあり、測定回路の途中にBTXと灯油に
ともなう検知信号の切りかえ機構を設け、BTXと灯油
の測定感度比を1:12にすることによりBTXと灯油
の量をともに求めることができるように構成している。
次に本発明実施例について説明する。
第1図はガソリンのクロマトグラムで、この図から明ら
かなようにノルマルウンデカンは、他のピークと重なる
ことなく明確に分離しており、このノルマルウンデカン
のピークが十分利用できるのである。第2図は、分析の
ための装置の概略図であり、この1はガスクロマトグラ
フの検出器、2は検出器信号を増幅する増幅器、21は
増幅器の感度調節器、3は検出器信号のゼロ点からのず
れを補正するベースライン補正器、4は増幅器2の出力
信号の大きさに比例したパルス周波数に変換する電圧周
波数変換器、5はパルス数を1/12にする係数回路(
例えば計数器などの分周器でもよい)、6は、BTXと
灯油の切りかえ用のスイツチ回路で、この接点6−1は
係数回路に、接点6−2は係数回路の一部を構成するバ
イパス路(こ図のごとく接続されている。7はパルス計
数器、8は計数器の積算結果を印字するプリンタで、こ
れらの計数器7、プリンタ9を演算表示装置と称するこ
ととする。
9は分析開始後の経過時間、つまり流出時間(リテンシ
ヨンタイム)によつてスイツチ回路の制御を行なうとと
もに、計数器7の係数回路5の係数設定、および演算表
示装置の積算動作、りセツト動作、プリンタの印字の制
御などを行なうタイミング回路(制御回路)である。
以下この第2図の構成での動作を説明してゆく。ポリグ
リコール、ポリエステル、シアノシリコンもしくはこれ
らの混合物、混合化合物を液相として用いた強極性の分
離カラムを有するガスクロマトグラフでガソリンを分離
分析すると、ノルマルウンデカンがトルエンとエチルベ
ンゼンの中間に溶出した第1図のごときガソリンのクロ
マトグラムが得られる。すなわち、検出器1からは第1
図のような信号が得られるが、この信号は増幅器2で増
幅された後、電圧周波数変換器4で信号の大きさに比例
したパルス周波数に変換される。一方、タイミング回路
(制御回路)9は第1図のA−Dの各区間で示された期
間中、係数回路5パルス計数器7を動作させその他の時
間はりセツトしておくとともにノルマルウンデカンのピ
ークの生ずるCの区間の間だけスイツチ回路6を係数つ
まり分周率を切り換えるためにバイパス路側の接点6−
2側に切りかえるように制御する。従つて、電圧周波数
変換器4のパルス出力は、この実施例においてはA,B
,Dの各区間では係数回路5で1/12になつた後計数
器rで計数される。よつて灯油に関してのノルマルウン
デカンの検出信号は、他のベンゼン・トルエン等の計数
感度より、その計数感度が12倍になつていることとな
り、各区間終了毎の計数,結果は、それぞれのガソリン
中の含有量に比例した値になつているのである。感度調
節器21はBTXおよび灯油の各成分量を直接パーセン
ト表示させるために増幅器の感度を変更させるものであ
り、濃度既知の標準試料の分析結果を用いて容易に調節
し得るものである。以上のように、灯油を特定ピーク、
つまりノルマルウンデカンで代表させ、係数回路5を通
過する期間と通過しない区間とに分けて積算することに
よりBTXおよび灯油の量を測定することができる。
なお、以上の実施例では、BTXと灯油の量との測定に
ついて便宜上説明したが灯油の量だけを測定するのであ
ればノルマルウンデカンによる信号を係数回路によつて
12倍することによつて演算表示装置上では直ちに灯油
の混人量を知り得ることは明らかであろう。
以上のBTXと灯油の量との両方を測定する上記の実施
例は、タイミング回路(制御回路)9は分析開始後の時
間のろで動作したが、時間だけでなくピーク検出機構を
併用してヒータの開始点から終了点までを積算させるこ
ともできる。
また、第2図の係数回路(分周器)5はBTX側すなわ
ち接点6−1側のみが分周されるようになつているが、
バイパス路の接点6−2側にも、異つた減衰率の分周器
を入れることももちろん可能である。
以上詳述したように、本発明によれば比較的簡単な方法
でガソリン中のBTXと灯油の量またはBTXの量もあ
わせてパーセントで印字することができ、その効果は非
常に大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はガソリンのクロマトグラム、第2図はこの発明
のガソリン分析装置の構成を説明する図である。 1・・・・・・検出器、2・・・・・・増幅器、3・・
・・・・ベースライン補正器、4・・・・・・電圧周波
数変換器、5・・・・・・係数回路、6・・・・・・ス
イツチ回路、7・・・・・計数器、8・・・・・・プリ
ンタ、9・・・・・・タイミング回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガソリンを分離分析して含まれているノルマルウン
    デカンの量を検出し、この検出量を12倍してガソリン
    中の灯油混入量を検知することを特徴とするガソリン分
    析方法。 2 ガソリンを分離分析するガスクロマトグラフと、こ
    のガスクロマトグラフからの出力信号の大きさに比例し
    たパルス周波数に変換する電圧周波数変換器と、この変
    換器からのパルス数を1/12にする係数回路と、係数
    回路とこの回路のバイパス路に切換的に接続されるスイ
    ッチ回路と、このスイッチ回路に接続される計数器とプ
    リンタ等からなる演算表示装置と、ノルマルウンデカン
    の流出時間に応じて上記スイッチ回路をバイパス路から
    係数回路に切換えるタイミング回路とを備えてなるガソ
    リン分析装置。
JP1889977A 1977-02-22 1977-02-22 ガソリン分析方法および装置 Expired JPS5940269B2 (ja)

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