JPS593948B2 - 抵抗線条を有する絶縁基板の製造法 - Google Patents

抵抗線条を有する絶縁基板の製造法

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JPS593948B2
JPS593948B2 JP52043044A JP4304477A JPS593948B2 JP S593948 B2 JPS593948 B2 JP S593948B2 JP 52043044 A JP52043044 A JP 52043044A JP 4304477 A JP4304477 A JP 4304477A JP S593948 B2 JPS593948 B2 JP S593948B2
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JP
Japan
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resistance
resistance value
insulating substrate
thin
conductive paste
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JP52043044A
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一雄 香月
俊雄 山田
勝久 円城寺
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抵抗線を有する絶縁基板の製造法、特に板ガラ
スの表面に付着する水蒸気、霜、氷雪の付着を除去し、
ガラスの透明性を確保する自動車等の車両用窓ガラスと
して好適な電気加熱可能な板ガラスの製造法である。
従来、自動車の後部窓ガラスとして用いられる電気加熱
可能な板ガラスは板ガラスの表面に導電ペーストを相互
に平行に、且つ教訓の間隔に配置された複数本の、巾が
0.3〜1.0mm程度の細い線条と、それらの両端部
を夫々繋ぐ一対の、巾が510n程度の太い線条となる
ようにスクリーン印印刷法によつて印刷し、その後板ガ
ラスを加熱して該細い線条と該太い線条とを該板ガラス
上に焼付けて抵抗線条とブスバーとを形成することによ
つて製造され、該ブスバーを自動車の電源に接続10す
ることによつて、該抵抗線条に給電し、これを発熱する
ことによつて板ガラスの表面を加熱し、板ガラスの表面
の水蒸気等により曇りを防止していた。
このような自動車の後部窓ガラスはガラスの透15明性
を確保する目的からすれば抵抗線条の抵抗値を低くして
その発熱量を大にすることが好ましいが、自動車の電源
の容量に制限があつて該抵抗線条の抵抗値を低くしてそ
の発熱量を大にすることができず、従つて、該抵抗線条
の抵抗値を最適の20範囲に選ぶ必要がある。
また、このような自動車の後部窓ガラスは特に透視を必
要とする窓ガラスの領域(以下透視領域という)が該領
域外よりも強く加熱されるように領域毎に抵抗線条の抵
抗値を変えて自動車の電源25の容量の許容範囲内で透
視領域内の曇りを短時間に、且つ完全に防止できるもの
が提案されているが、この改良された自動車の後部窓ガ
ラスもまた自動車の電源容量等により窓ガラス全体の発
熱量を所定の範囲内におさめる必要があり、該抵抗線3
0条の抵抗値を最適範囲に選ぶ必要がある。
導電ペーストは導電性金属、例えば、銀、銅、パラジウ
ム等の微細な粒子と低融点ガラスとの混合粉末をメチル
アルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール、アミル35 アルコールもしくは高
級アルコール、又はアセテート、プロピオネートのよう
なエステル類等の有機溶媒または粘結剤と混合もしくは
混練してペースト状にしたもので、スクリーン印刷法で
印刷した段階では導電性は殆んどなく、昇温して、有機
溶媒又は粘結剤を蒸返させ導電性金属粒子を含む低融点
ガラスの粉末を焼結して始めて導電性がでるものである
。従つて、前記した自動車の後部窓ガラス等の電気加熱
可能な板ガラスはその製造過程において導電ペーストを
印刷した線条を焼付けた後でないとその抵抗値を測定で
きず、その上導電ペーストを焼付けた後はその抵抗値の
補正ができないために、その製造工程で抵抗値の規格範
囲外の不良品を出し、製造歩留が低くなる欠点があつた
。この製造歩留の低下防止策として高低2種類の抵抗値
を有する導電ペーストの混合導電ペーストを用いて電気
加熱可能な板ガラスを試作して抵抗線条の抵抗値が規格
範囲に入る該導電ペーストの混合比を決定・確認してか
ら生産することが行なわれているが、試作段階で導電ペ
ーストを焼付ける工程が入るためそれだけ工数を要し、
種々の不都合を生じていた。
本発明者等はこれらの欠点を除去するために鋭意研究し
た結果、導電ペーストを焼付けた抵抗線条の抵抗値が後
述するように該導電ペーストを印刷した細い線条の単位
面積当りの導電金属粒子量に依存し、該金属粒子量を把
握して単位長さ当りの抵抗値をきわめて良好な精度で掌
握しうることを発見した。
本発明は本発明者等らの前記発見に基づいてなされたも
のであつて、本発明は板ガラス等の絶縁基板の表面に導
電ペーストを細い線条に印刷し、該細い線条を高温に加
熱して焼付けた抵抗線条を有する絶縁基板の製造方法に
おいて、該細い線条を該絶縁基板表面に焼付ける前に該
細い線条の単位面積当りに含まれる金属粒子量を測定す
ることによつて、焼付けた後の抵抗線条の抵抗値を判定
することを特徴とする抵抗線条を有する絶縁基板の製造
法である。
本発明において、抵抗線条は、板ガラス(絶縁基板)の
表面に複数条設けられ、該多数の抵抗線条に電流を供給
するため、それらの両端に接続された幅の広い一対のブ
スバ一が板ガラスの縁に沿つて設けられる場合がある。
これらの抵抗線条及び該一対のブスバ一は板ガラスの表
面に導電性金属粒子を含む導電ペーストをスクリーン印
刷法により印刷した後、該板ガラスを通常650℃及至
750℃に数分間加熱処理して焼付けられ、これと同時
に必要に応じて該板ガラスを彎曲し、次いで徐冷し、又
は急冷強化することが多い。また、本発明において、透
視領域が該透視領域外よりも強く加熱されるように該透
視領域内にある抵抗線条の単位長さ当りの抵抗値が該透
視領域外のそれよりも大になるようにするために導電ペ
ーストを板ガラス上にスクリーン印刷法により印刷する
に当り、該導電ペーストの単位長さ当りの塗出量を該透
視領域と該透視領域外とで異ならしめるような印刷用ス
クリーンを用いることによつて成し遂げることができる
更にまた、本発明において、導電ペーストの細い線条の
単位面積当りに含まれる金属粒子量を測定するのにX線
を照射し、その際発生する2次X線の強度値を測定する
ことによつて行うことができる。
本発明は導電ペーストを印刷した細い線条を絶縁基板表
面に焼付ける前に該細い線条の単位面積当りに含まれる
金属粒子量を測定することによつて、該細い線条を焼付
けた後の抵抗線条の抵抗値を判定するものであるから、
規格外の抵抗値になる細い線条が印刷されたものを焼付
工程に送ることを防止できるばかりでなく、規格外の抵
抗値となる細い線条を絶縁基板から除去すれば該板ガラ
スの再使用も可能となる。
また、本発明は導電ペーストを印刷した細い線条を絶縁
基板表面に焼付ける前に、該細い線条を焼付けた後の抵
抗線条の抵抗値を判定するものであるから、正常な抵抗
線条の抵抗値が規格内のものであるか、否かの判断結果
の把握が早くできる上に、正常化への対応が早期にでき
るので大量の不良品を製造することを回避できる。
更にまた、本発明は導電ペーストを印刷した細い線条の
単位面積当りに含まれる金属粒子を測定することによつ
て、該細い線条を焼付けた後の抵抗線条の抵抗値を判定
するものであるから、同一種類の導電ペーストを用いて
導電ペーストを繰り返して印刷する場合には本発明によ
り測定される抵抗線条の単位長さ当りの抵抗値のバラツ
キはたとえ該抵抗線条の抵抗値が透視領域内とその外で
異なつていても、透視領域内とその外とで同一のバラツ
キの傾向を示すので、透視領域内又はその外の該抵抗線
条の単位長さ当りの抵抗値の変化によつて該抵抗線条の
全抵抗値を判定することができる。
更にまた、本発明は導電ペーストの細い線条の単位面積
当りに含まれる金属粒子量を測定するのにX線分析装置
を用いることにより短時間に容易に実施可能となる。
以下、図面を引用して本発明の実施例について説明する
第1図に示される如く、所定の形状に切断された自動車
の後部窓ガラス1の表面に中央4001!の透視領域A
1透視領域Aを挟む左右150VILの中透視領域B1
及び該領域A,.B外の両端領域Cに対応する織布スク
リーンの単位面積当りの開口容積比が夫々0.50:0
.90:1.00である織布スクリーン版を用いて、巾
が透視領域A及び中透視領域Bにおいて0.60m11
両端領域Cにおいて0.901L11tとなる間隙が3
011の複数本の細い線条と、細い線条の両端を繋ぐ一
対の太い線条とを3種類の、銀粉を含有する導電ペース
トを焼付けてブスバ一3,3間の抵抗値Rが2.79Ω
、1.82Ω、及び1.18Ωの抵抗線条2を有する3
種類の電気加熱可能な自動車の後部窓ガラスを得た。
これらのブスバ一3,3間の抵抗値Rに対応する夫々の
透視領域Aの単位長さ当りの抵抗値rΩ/Dmと透視領
域Aの単位面積当りの銀の2次X線強度値Xを表に示し
た。表の抵抗値rと抵抗値Rとの関係、及び2次X線強
度値Xと抵抗値rとの関係を第2図及び第3図に示した
第2図及び第3図の基本線図から抵抗値Rと、抵抗値r
1及び2次X線強度値Xとの関係を求めるとR=1.2
58r+0.022・・・・・・・・・・・・・・・・
・・ (1)が得られる。
次にブスバ一3,3間の抵抗値Rが1.63Ω乃至1.
78Ωの電気加熱回路をもつ第1図に示す如き電気加熱
可能な自動車後部窓ガラスを製造するに当り前記した織
布スクリーン版を用いて所定の導電ペーストを複数本の
細い線条と一対の太い線条とに印刷してコンベヤにて送
りながらX線分析装置を用いて透視域A内の該細い線条
の単位面積当り一定量のX線を均一に照射し、照射され
た部分から発生する2次X線を検出してその強度値を求
め抵抗値Rが1.63Ω乃至1.78Ωのとき(1)式
及び(2)式から算出される2次X線強度値Xが589
CPS乃至564CPSの範囲に入るもののみ1000
枚を焼付け工程の約700℃の炉に送り、約2.5分間
加熱処理して焼付けと同時に所定の形状に曲げた。
得られた電気加熱可能な自動車後部窓ガラスの99.2
70は抵抗値Rが設定値の1.63Ω乃至1.78Ω内
に入つていた。
試しに2次X線強度値Xが589CPS乃至564CP
Sの範囲外の細い線条を焼付けたところ電気加熱可能な
自動車後部窓ガラスのブスバ一3,3間の抵抗値Rが設
定値1.63Ω乃至1.78Ω外であつた。
以上詳述したように、本発明は印刷された板ガラス上の
単位面積当りの導電金属粒子量を把握して印刷線条の単
位長さ当りの抵抗値を管理しつつ電気加熱可能な板ガラ
スを製造する方法であり、該導電金属粒子量の把握にあ
たつて、X線分析装置を用いるため、印刷された導電ペ
ーストの細い線条を板ガラスに焼付する以前に抵抗管理
が可能となり、良品、不良品の判別がそれ丈早くなされ
、対応が早く、又、測定に当つては非接触で実施される
ので、板ガラスの損傷がなく、例え不合格品と判明して
も、導電ペーストを除去してガラス表面を清浄化してや
れば、該板ガラスを再印刷に回すことが出来資源の節約
にもなり、これら効果は顕著である。
以上は本発明の一実施例を示したものであつて、本発明
はこの実施例に限定されることなく特許請求の範囲内に
おいて実施できることは述べるまでも7Tい。
例えば実施例においては導電ペーストを印刷した細い線
条の単位面積当りに含まれる金属粒子量を測定するのに
X線分析装置を用いたが、本発明はこれに限定されるこ
となく原子吸光分析装置によつても可能であるし、また
実施例においては窓ガラスに導電ペーストを印刷したも
の全数について抵抗線条の抵抗値を判定したが、本発明
は導電ペーストを印刷したものを抜き取り的に検査判定
する電気加熱可能な板ガラスの製造方法をも含むもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第1図は電
気加熱可能な自動車後部窓ガラス、第2図は透視領域内
の抵抗線条の単位長さ当りの抵抗値とブスバ一間の抵抗
値との関係を求めるグラフ、第3図は抵抗線条の銀のX
線強度値と透視領域内抵抗線条の単位長さ当りの抵抗値
の関係を求めるグラフである。 A:透視領域、B:中透視領域、C:両端領域、1:自
動車後部窓ガラス、2:抵抗線条、3:ブスバ一。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板ガラス等の絶縁基板の表面に導電ペーストを細い
    線条に印刷し、該細い線条を高温に加熱して焼付けた抵
    抗線条を有する絶縁基板の製造方法において、該細い線
    条を該絶縁基板表面に焼付ける前に該細い線条の少なく
    とも一部にX線を照射し、その際発生する2次X線の強
    度値を測定して該細い線条の単位面積当りに含まれる金
    属粒子量を凶定することによつて、焼付けた後の該抵抗
    線条の抵抗値を判定することを特徴とする抵抗線条を有
    する絶縁基板の製造法。
JP52043044A 1977-04-13 1977-04-13 抵抗線条を有する絶縁基板の製造法 Expired JPS593948B2 (ja)

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JPS53127518A JPS53127518A (en) 1978-11-07
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