JPS5939379Y2 - 照明器具付机 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は照明器具付机に関するものである。

この種机としては、杭本体の机面上後部に書棚を立設し
、この書棚の棚板下面前縁部に螢光灯照明器具を取着し
たも、）が種々知られている。

ところが螢光灯のみによる照明では可視光線としての波
長域が狭いため机上の物体の色に変調をきたしたり長時
間机に向かうと眼が疲れ易いという欠点がある。

そのため、近時白熱球によるスポットライトを螢光灯と
併用するようにしたものが開発されている。

ところが従来のものはかよるスポットライトを書棚の棚
板下面の螢光灯後方部に取着している。

そのためスポットライトの取付高さが制限され比較的低
い位置から机面を照さなければならないこととなり、ま
た書棚の奥まった位置から斜め前方に向けてライト光を
照射しなければならないことにもなる。

したがって、机に向う人にとってライト光が眩しく感じ
られるという問題がある。

本考案はこのような事情に着目してなされたもので、ス
ポットライトを螢光灯照明器具のスェードに取付けられ
るようにすることによって前述した問題を解消すること
ができる照明器具付机を提供しようとするものである。

以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。

杭本体１の机面２上の後部に書棚３を立設している。

杭本体１は左、右の支持脚４，４上に机面２を有する天
板５を水平に装着し適宜個所に引き出し６・・得を設け
たものである。

書棚３は左、右の側板１，７間に背板８および棚板９を
架設してなる。

そして、この書棚３の棚板９の下面前縁部に照明器具１
０を配設している。

照明器具１０は偏平酸形のスェード１１内に直管形螢光
灯１２を収容したもので、前記書棚３の棚板９の下面部
に、手前側に引出し可能に配設されている。

なお前記スェード１１の前縁部は書棚３の前端面よりも
前方へ突出させてあり、この前縁部の両側端部には合成
樹脂製のキャップｌｌａ、ｌｌａを嵌着している。

そして、一方のキャップ１１ａの端面にコンセント１３
を設けるとともに、前面に舌片状のスポットライト取付
部１４を一体に突設している。

１５はこの取付部１４に取着したスポットライトである
。

スポット２イト１５は有底円筒体状のスェード１６ａ内
に白熱電球１６ｂを収容してなるライト本体１６をＵ字
形のブラケフト１７を介してクリップ１８に立体的に首
振自在に取着したものである。

クリップ１８は対をなす挾持部材１８ａ。１８ａを交差
させてその交差部をピン軸１８ｂを介して回動自在に連
結し、それら両挾持部材１８ａ。

１８ａをスプリング１８ｃによって挟持方向に偏倚した
もので、該クリップ１８の挾持部材１８ａ。

１８ａで前記取付部１４を挾持することによって前記ス
ポットライト１５が照明器具１０に着脱自在に取付けら
れるようになっている。

１９は前記スポットライト１５の電源コードであり、こ
の電源コード１９の先端プラグ２０は前記照明器具１０
のスェード１１に設けたコンセント１３に接続されてい
る。

以上のように本考案の机は書棚３に設けた照明器具１０
のスェード１１の側端部にコンセント１２を設けるとと
もに該照明器具１０にスポットライト取付部１４を設け
たものである。

しかしてこのような構成のものであれば、前述のように
照明器具１０にスポットライト１５を取付けることがで
き、しかも取付けたスポットライト１５の電源をスェー
ド１１に設けたコンセント１３から容易に採ることがで
きるものである。

そして、スポットライト１５を照明器具１０に取付けた
場合には、照明器具１０を避けて棚板下面の奥部にスポ
ットライトを取付けた場合に比べて高い位置から、しか
も比較的真上からスポットライト光を机面上に照射する
ことが可能となる。

したがって、スポット２イト光が眩しいという従来の欠
点を有効に解消することができるものである。

また照明器具にスポットライトを一体的に設けず、照明
器具１０に設けた取付部１４に、一対の挾持部材１８ａ
。

１８ａをスプリング１８ｃによって挾持方向に偏倚させ
てなるクリップ１８を介して、スポットラド１５を取付
けるようにしているので、該スポット２イト１５を使用
しない場合には取外しておくことができるものであり、
しかも取外したスポットライト１５は机板外の個所で適
宜使用することができるという利点があり、さらにこの
ようなスポットライト１５の取付け、取外しを、クリン
プ１Ｂの両挾持部材１８ａ 、 １８ａをスプリング１
８ｃに抗して互に離間させるといったワンタンチ操作に
より、極めて簡単に行うことができる。

また、スポットライト１５を取外した場合には、スェー
ド１１に設けたコンセント１３を机上で用いる電気鉛筆
削り機等のために自由に使用することができるという便
利さもある。

さらに、スポットライト取付部１４をコンセント１３の
近傍値に位置せしめて設けたから、スポット２イト１５
をコンセント１３に近接した状態で取付けておくことが
でき、電源コード１９を必要以上に長くしておく必要が
ない。

つまり、電源コード１９はクリンプ１８に対するスポッ
トライト１５０角度を変更しうるに十分な余裕をもたせ
るだけの長さで足りる。

したがって、このように電源コード１９が短かくて足り
ることと、コンセント１３がスェード１１の側端部に設
けられていることから、スポット２イト１５を必要とす
る場合にも、電源コード１９の存在が目障りとならない
利点がある。

また、照明器具１０を棚板９の下面部から手前側に引出
し可能に設けたから、照明器具１０による机面２上の照
射範囲を使用状態に応じて最適に設定することができ、
しかもスポットライト１５を必要とする場合にも、スポ
ットライト１５のクリップ１８に対する角度を、両者ｉ
ｏ、ｉｓの照射範囲が重複するように、つまり両者１０
．１５による照明効果が冒頭に述べた螢光灯のみによる
照明の不都合を解消すべく相乗発揮されるように調節し
ておけば、その後は、かかる有効な照明状態を維持させ
ながら、照明器具１０のみの移動によって照明範囲を容
易に変更させることができ、両者１０．１５の位置を格
別に変更させる煩わしさがない。

さらに、このように照明器具１０に追随してスポットラ
イト１５を移動させるにも拘わらず、照明器具１０とス
ポットライト１５とが同時に移動されること、及びスポ
ットライト１５用のコンセント１３が照明器具１０に設
けられていることから、電源コード１９の長さを照明器
具１０の移動範囲を考慮して定めてお（必要がなく、上
記した如く、電源コード１９の存在が目障りになること
もない。

しかも、照射範囲の変更に伴って電源コード１９に必要
とされる変形、移動も極（少なくて足りる。

さらに、従来からも実公昭４９−４５６０４号に開示さ
れる如く、スポット２イトを伸縮自在なアームを介して
収納自在に設けておくことも提案されているが、かかる
構成の場合、スポットライトを必要としない場合スポッ
トライト用コンセントを電気鉛筆削り機等のために利用
できるといった利点もなく、シかもアームの伸縮操作に
よって、長期使用のうちには、アーム自在が損傷したり
、アーム内の電源が損傷、断線したりし易くミ耐久性上
問題がある。

この点、本考案によれば、上記した如く電線コード１９
の変形、移動が殆ど生じないこと等からして、このよう
な耐久性上の問題は生じることがない。

マタ、コンセントはスェードの左側端部に限らず、右側
端部あるいは両側端部に設けてもよく、またその配設面
はスェードの端面に限らず上面、前面あるいは下面のい
ずれであってもよい。

また、スポットライトの取付部の形状あるいは配設位置
も前記のものに限らないのは勿論であり、本考案の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は平同図、第３図は第２図におけるＡ部を示す斜視図
である。 １・・・・−・杭本体、２・・・・・・机面、３・・・
・・・書棚、９・・・・・・棚板、１０・・・・・・照
明器具、１１・・・・・・スェード、１２・・・・・・
螢光灯、１３・・・・・・コンセント、１４・・・・・
・スポットライト取付部、１８・・・・・・クリップ、
１８ａ・・・・・・挾持部材、１８ｃ・・・・・・スプ
リング、２０・・・・・・プラグ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 杭本体１の机面２上に書棚３を設け、この書棚３の棚板
   ９下面部に、スェード１１内に螢光灯１２を配してなる
   照明器具１０を配設した照明器具付机において、前記照
   明器具１０を前記棚板９下面部から手前側に引出し可能
   に設け、この照明器具１０に、そのスェード１１０側端
   部に配してコンセント１３を設けるとともに該コンセン
   ト１３の近傍位に位置せしめてスポットライト取付部１
   ４を設け、前記コンセント１３に接続自在なプラグ２０
   を備えたスポットライト１５に、一対の挟持部材１８ａ
   をスプリング１８ｃによって挟持方向に偏倚させてなる
   クリンプ１８を相対角度変更可能に取着して、このスポ
   ットライト１５を、クリップ１８を介して前記スポット
   ライト取付部１４に着脱自在に取付けるようにしたこと
   を特徴とする照明器具付机。