JPS5938847B2 - ワ−ク加工装置 - Google Patents

ワ−ク加工装置

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JPS5938847B2
JPS5938847B2 JP8281081A JP8281081A JPS5938847B2 JP S5938847 B2 JPS5938847 B2 JP S5938847B2 JP 8281081 A JP8281081 A JP 8281081A JP 8281081 A JP8281081 A JP 8281081A JP S5938847 B2 JPS5938847 B2 JP S5938847B2
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JP
Japan
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die
cylinder
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control
tuning member
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秋行 渡部
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WATABE SEIKOSHO KK
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WATABE SEIKOSHO KK
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Publication of JPS5938847B2 publication Critical patent/JPS5938847B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/16Control arrangements for fluid-driven presses
    • B30B15/24Control arrangements for fluid-driven presses controlling the movement of a plurality of actuating members to maintain parallel movement of the platen or press beam

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、2本以上の液圧シリンダにより加工型を駆
動するワーク加工装置、例えば油圧式プレスブレーキに
おける加工型としての金型取付用スライドを駆動するた
めのワーク加工装置に関する。
この種のワーク加工装置においては、2本以上の液圧シ
リンダを用いて加工型を駆動するところから、液圧シリ
ンダの作動を同調させる必要がある。
このような同調機構として、ラツク・ピニオン方式、或
はリンクカ式等の機械的同調機構が知られている。とこ
ろが、前記の機械的同調機構においては、加工型に偏荷
重が作用した場合に、左右の液圧シリンダの反力を、ピ
ニオン軸またはリンク軸のねじり強度で保持させるよう
になされており、その剛性保持のためには軸径を著るし
く大きくする必要がある。
すなわち両シリンダの負荷の差が少しでも大きくなると
軸の折損等の事故が発生するため、前記軸径を著るしく
大きく設定しなければならない。しかし実際的には軸径
の増大に限度があつて、偏荷重発生時に加工型の平行度
を保持することが著るしく困難である。一方、シリンダ
の作動量を規制するメカニカルストツパ方式が知られて
いるが、該方式はシリンダのピストンに一体的に設けた
ねじ軸に、ナツトを螺合してストツパとするものである
ために、大荷重に充分耐えるだけの剛性を付与しようと
すれば、構造的にねじ軸、ナツト等の部品の大きさが大
きくなり、メンテナンス等が困難になる。
またシリンダの作動がストツパで規制されるから、例え
ば板金曲げ加工等において、板金の曲げ角度を確認しな
がら加工型の移動量微調整を行うことはきわめて難かし
い。さらに、左右のシリンダを同調させるためのサーボ
機構を用いたものが知られているが、従来のサーボ方式
のものは、加工型の上下動における下死点のみをメカニ
カルサーボバルブで制御しており、途中の同調は機械的
に行つているため、偏荷重が作用したときには、ラツク
・ピニオン式、或はリンク式の場合と同様に、各部品の
剛性不足という問題が発生する。
また前記下死点を任意に設定することができない。この
発明は以上のような複数の液圧シリンダにより駆動され
るワーク加工装置において、各液圧シリンダの同調をき
わめて高精度に行わせ、かつ剛性保持に何らの問題点も
生じない装置を提供することを目的とするものである。
この発明の他の目的は、偏荷重の発生によるも、加工型
の平行度を精度よく維持させ、またその作動における下
死点の調整を容易ならしめることにある。
以下図示する実施例についてこの発明を詳述する。
1は加工型であつて、例えば板金曲げ加工用金型として
使用され、或は金型取付用部材として図示しない本体フ
レームに上下摺動可能に支持され、左右のメインシリン
ダ2a,2bにより油圧駆動される。
3a,3bは、メインシリンダ2a,2bにそれぞれ対
応して設けたメカニカルサーボである。
4は、加工型1上に植設した軸6により枢支した左右各
2個のガイドローラ5により上下方向にのみ移動可能と
されるスライダであつて、その左右のアーム部4a,4
bに、それぞれ圧縮ばね7a,7bにより上方付勢され
ナツト8a,8bでスライダ4に対する位置を調整され
る制御棒9a,9bを支持し、制御棒9a,9bの下端
に調整ねじ10a,10bを設けてある。
11a,11bは制御棒9a,9bをそれぞれ本体フレ
ームに上下移動可能に支承する軸受である。
加工型1とスライダ4との間には、ピストンロツド先端
をピン12をもつてスライダ4に連結し、シリンダ基部
をピン14をもつて加工型1に枢着したコントロールシ
リンダ13を配設し、該シリンダ13に、フレキシブル
ホース15,16を介して油圧を供給すべくなす。
加工型1上に、軸受17をもつて水平に支持した調整操
作軸18を設け、その軸端のハンドル19をもつて該軸
18を回動すべくすると共に、加工型1の左右にそれぞ
れ固設しためねじ20a,20bに螺合し、先端を制御
棒9a,9bに螺合した調整ねじ10a,10bに対峙
する竪向きの調整軸21a,21bを加工型1の上下刃
向に移動可能に設ける。
加工型1の左右に固設したウオームケース25に回転自
在に支持したウオームホイル23a,23bをそれぞれ
調整軸21a,21bで貫挿して、ウオームホイル23
a,23bに固設のキー22を調整軸21a,21bの
キー溝に摺動可能に係合させ、ウオームホイル23a,
23bを調整操作軸18上に固設のウオーム24a,2
4bに噛合させる。ハンドル19の回動により、ウオー
ム24a,24bウオームホイル23a,23bおよび
キー22を介して調整軸21a,21bを回動させ、該
軸21a,21bを上下に移動させる構成とする。圧縮
ばね7a,7bで上方付勢した制御棒9a,9bは、そ
の上端を、メカニカルサーボバルブ3a,3bのスタイ
ラスヘツド28a,28bに係接させてある。
また圧縮ばね7a,7bの強さは、スタイラスヘツド2
8a,28bを下方付勢するばね29a,29bよりも
強く設定してある。スライダ4の背面中央部に、制御ピ
ン26を突設し、本体フレームに固設のストツパ27に
よりスライダ4の上下移動量を規制する。第4図は、加
工型1を1駆動するための油圧回路を示す図であつて、
油タンク30の油を、モーターMで駆動される可変容量
ポンプ31により、メカニカルサーボバルブ3a,3b
を介してメインシリンダ2a,2bに供給し、そして該
シリンダ2a,2bからの排出油を、メカニカルサーボ
バルブ3a,3b、フイルタ32を介して油タンク30
に戻流する。
可変容量ポンプ31が吐出する圧力油は、さらに、ソレ
ノイド33a,33bで操作される制御弁34を介して
コントロールシリンダ13に供給し、その排出油を、制
御弁34とフイルタ32とを介して油タンク30に戻流
する。制御弁34とコントロールシリンダ13とをフレ
キシブルホース15を介して接続する回路には、可変絞
り35と、ソレノイド36および戻しばね37により操
作されるソレノイド弁38とを並列に設け、同じくフレ
キシブルホース16を介して接続する回路に、可変絞り
39と、シリンダ13からの逆流を阻止する逆止弁40
とを並列に設ける。図において41,42は差動回路用
の逆止弁とリリーフ弁、43は圧力計である。この発明
は以上のような構成であつて、各ソレノイド33a,3
3b,36がオフの状態では、制御弁34、ソレノイド
弁38は図示の中立位置(以下プロツク位置とする。
)にあり、また加工型1の停止状態でスライダ4との相
対位置関係に変化がなく、かつスライダ4の制限ピン2
6が、本体フレームに固設のストツパ27で制限される
中間位置にある状態で、各メカニカルサーボバルブ3a
,3bが中立位置(図示の状態、以下プロツク位置とす
る。)にあるものとする。この状態でポンプ31を起動
しても、メカニカルサーボバルブ3a,3bがプロツタ
位置にあつて、メインシリンダ2a,2bへの油路を遮
断しており、制御弁34、ソレノイド弁38もプロツク
位置にあつてコントロールシリンダ13への油路を遮断
している。
従つて各シリンダ2a,2b,13に圧力油は供給され
ず、可変容量ポンプ31内の図示しない安全回路を介し
て該ポンプ31の吐出圧力油はタンク30に戻流する。
加工型1の高速下降 ソレノイド33a,36をオンとすると、制御弁34が
右行位置(以下並行シンボル位置とする。
)に移動し、ソレノイド弁38が左行して回路を開く。
このためポンプ31の吐出圧力油が、可変絞り39ど逆
止弁40を介してコントロールシリンダ13の下部ポー
トaより該シリンダ13に供給されてそのピストンを押
し上げ、上部ポートbから吐出された油が、可変絞り3
5及びソレノイド弁38を経て抵抗なく油タンクに戻流
する。コントロールシリンダ13の下部ポートaに圧力
油が供給されることにより、加工型1に上下方向にのみ
移動を許容されるスライダ4を押し上げ、該スライダ4
の左右アーム部に支持する制御棒9a,9bがメカニカ
ルサーボバルブ3a,3bのスタイラスヘツド28a,
28bを上方に突き上げ、スライダ4は制限ピン26が
ストツパ27の上辺に接することによりそれ以上の上動
を阻止される。スタイラスヘツド28a,28bの上方
への突き上げで、メカニカルサーボバルブ3a,3bが
上方位置(以下クロスシンボル位置とする。)へ移動し
、各メインシリンダ2a,2bの上部ポートaに圧力油
を供給し、下部ポートbからの排出油が逆止弁41を通
ることにより差動回路を構成する。これによつて加工型
1を下降させる。ストツパ27により停止しているスラ
イダ4と、左右のメインシリンダ2a,2bにより下降
させられる加工型1との相対位置が変化するが、コント
ロールシリンダ13への圧力油の供給は、ソレノイド弁
38及び可変絞り35によつて行われる。
加工型1の低速下降例えば加工型1により板金曲げ加工
を行う場合、加工型1がそれにより曲けられる板材に接
触する瞬間、またはその直前にソレノイド36をオフと
する。
これによりソレノイド弁38がプロツク位置に移動して
その回路を閉じるため、コントロールシリンダ13から
の排出油の流量が、可変絞り35により制限される。か
くしてコントロールシリンダ13から油タンク30への
排出油の戻流量が規制され、コントロールシリンダ13
のピストンの作動速度が制限される。一方、メカニカル
サーポバルブ3a,3bは依然としてクロスシンボル位
置にあり、メインシリンダ2a,2bの上部ポートaへ
の圧力油の供給を続けているが、もし加工型1の下降速
度が、コントロールシリンダ13の下部ポートaへの圧
力油の供給量によるピストンの相対移動速度より速くな
ると、結果的にスライダ4をそのストツパ上辺で規制さ
れる停止位置から下方に移動させることになり、このた
めに制御棒9a,9bによるスタイラスヘツド28a,
28bへの上方押し上げ力がなくなり、その催かな変位
でメカニカルサーボバルブ3a,3bがクロスシンボル
位置からプロツク位置に変位してメインシリンダ2a,
2bへの供給油路を遮断することになる。従つて加工型
1の下降が停止し、その停止によりコントロールシリン
ダ13が再びスライダ4を押し上げ、スタイラスヘツド
28a,28bを押し上げて、メカニカルサーボバルブ
3a,3bをクロスシンボル位置に復帰させる。すなわ
ち加工型1の下降速度は、可変絞り35の絞り量による
コントロールシリンダ13の作動速度に追従することに
なり、曲げ加工等における低速下降が行われる。加工型
1が下降して行くと、ある位置でそのめねじ20a,2
0bに螺合する調整軸21a,21bが、制御棒9a,
9bの調整ねじ10a,10bに当接して、該棒9a,
9bをばね7a,7bに抗して下降させる。
このためにスタイラスヘツド28a,28bを制御棒9
a,9bの上端に接触するメカニカルサーボバルブ3a
,3bがクロスシンボル位置からプロツク位置に切り換
り、メインシリンダ2a,2bへの油路を遮断して加工
型1を停止させる。これにより加工型1の下降停止位置
(下死点)を、ハンドル19により位置調節される調整
軸21a,21bにより任意に調整することができる。
調整ねじ10a,10bは機械の組立て時等において、
加工誤差、組立誤差等を調整するために設けたものであ
る。またこの低速下降時においては、要するに制御棒9
a,9bによりメカニカルサーボバルブ3a,3bがク
ロスシンボル位置を保ち、そしてコントロールシリンダ
13の作動にメインシリンダ2a,2bが追従するよう
可変絞り35の絞り量を定めておけはよいわけであるか
ら、スライダ4の制限ピン26は必ずしもストツパ27
に接する必要はなく、また両者が接触したとしても、極
く軽い接触圧が作用するだけで、ストツパ、制限ピン共
に強度的な配慮は不必要である。加工型1が下死点に達
すると、それを検出する適宜のスイツチング装置により
、ソレノイド33aをオフとし、制御弁34をプロツク
位置に復帰させる。加工型1の高速上昇 ソレノイド33bおよびソレノイド36をオンとする。
これにより制御弁34が左行位置(以下クロスシンボル
位置とする。)に移動し、ソレノイド弁38が回路を開
く。従つてポンプ31からの圧力油が、コントロールシ
リンダ13の上部ポートbに供給され、下部ポートaか
らの排出油が、可変絞り39を経て油タンク30に戻流
する。これによりスライダ4が、加工型1に対して相対
的に下方に移動し、その制限ピン26がストツパ27の
下辺に接触する。スライダ4の下方への相対移動で、制
御棒9a,9bも共に下動し、スタイラスヘツド28a
,28bへの押し上げ力を解消するから、メカニカルサ
ーボバルブ2a,2bが下刃位置(以下並行シンボル位
置とする。)に移行し、圧力油を、メインシリンダ2a
,2bの下部ポートbに供給し、上部ポートaからの排
出油を油タンク30に戻流する。すなわち加工型1の高
速上昇が行われる。可変絞り39はこのときの上昇速度
を規制する。加工型1が一定位置に上昇したことを図示
しない検出機構で検出し、ソレノイド33b,36をオ
フすることにより、制御弁34がプロツク位置に復帰し
、ソレノイド弁38が回路を閉じる。従つて加工型1が
スライダ4を僅かに押し上げた時点で、メカニカルサー
ボバルブ3a,3bが並行シンボル位置からプロツク位
置に切り換わり、加工型の上昇が停止する。加工型1の
下死点の調整加工型1を下降させておき、ソレノイド3
3aをオン、36をオフとする。
この状態で可変容量ポンプ31を駆動すると、前記低速
下降時と全く同様に、制御弁34が並行シンボル位置に
設定され、ソレノイド弁38が管路を閉じているので、
可変絞り35により制御される流量をもつて、コントロ
ールシリンダ13の下部ボートaに圧力油が供給され、
その結果、加工型1が、その制限ピン26をストツパ2
7の上辺に接触させると同時に、メカニカルサーボバル
ブ3a,3bのスタイラスヘツド28a,28bを押し
上げて、該バルブ3a,3bをクロスシンボル位置にシ
フトする。そしてスライダ4の下降により、その調整軸
21a,21bが制御棒9a,9bの調整ねじ10a,
10bに当接して、既述のようにメカニカルサーボバル
ブ3a,3bが切換わり、プロツク位置にシフトされて
加工型1の下降が停止する。この状態でハンドル19を
操作して調整操作軸18を回転させると、ウオーム24
a,24b、ウオームホイル23a,23bを介して調
整軸21a,21bが回動し、加工型1のめねじ20a
,20bによりB上方又は下方に移動する。
いま調整軸21a,21bを上方に移動させると、該軸
21a,21bとそれが当接していた調整ボルト10a
,10bとの間にスキマが生じようとする。
ところが該ボルト10a,10bはばね7a,7bで上
方付勢されている制御棒9a,9bに螺着したものであ
るから、調整軸21a,21bが上昇すると、それに追
従して制御棒9a,9bも上昇し、メカニカルサーボバ
ルブ3a,3bをプロツク位置からクロスシンボル位置
に切換え、メインシリンダ2a,2bの上部ポートaに
圧力油を供給して加工型1を下降させる。調整操作軸1
8の回動を停止すれば、前記と同様に調整軸21a,2
1bが当接する制御棒9a,9bに該棒を下動させる力
が働き、その催かな変位でメカニカルサーボバルブ3a
,3bをクロスシンボル位置からプロツク位置に切換え
て、加工型1の下動を停止させるので調整軸21a,2
1bの上動量に対応して加工型1が下動する。調整操作
軸18を前記とは逆方向に回転させると、調整軸21a
,21bが下方に移動し、制御棒9a,9bをばね7a
,7bに抗して下動させる。
このためメカニカルサーボバルブ3a,3bがプロツク
位置から並行シンボル位置に切換わり、メインシリンダ
2a,2bの下部ポートbに圧力油を供給して、加工型
1を上昇させる。そして調整操作軸18の回動を停止す
れば、調整軸21a,21bによる制御棒9a,9bへ
の押下刃がなくなるから、該棒9a,9bが上昇し、メ
カニカルサーボバルブ3a,3bを並行シンボル位置か
らプロツク位置に切換えて加工型1の上昇を停止させる
。すなわち調整軸21a,21bの下動量に対応して加
工型1が上昇する。以上のように、調整操作軸18を回
転させることによつて、加工型1をその停止位置から上
方又は下方に任意の量だけ移動させることができ、その
下死点の調節を任意に実施し得る。
従つて例えば板金曲げ加工等において、板厚に対応して
、或は折曲げ角度に対応して加工型の下死点を調整する
ことができる。加工型1に偏荷重が作用したとき いま仮に加工型1の下面右側に該型1を押し上げる方向
の偏荷重(反力)が作用したとする。
すなわち、加工型1が既述した低速下降(又は高速下降
)状態で下降しており、その途次において前記偏荷重が
作用すると、右側のメインシリンダ2aの上部ポートa
への供給圧力が、左側のメインシリンダ2bの上部ボー
トaへの供給圧力よりも高くなる。このために加工型1
は抵抗の低い側、すなわち左側が右側に先行して下降す
るような傾きを発生する。加工型1の傾きは、それにガ
イドローラ5を介して案内されるスライダ4をも左下り
に傾動させ、その催かな傾きによつて制御棒9bも催か
に下動し、スタイラスヘツド28bを介して左側のメカ
ニカルサーボバルブ3bをクロスシンボル位置からプロ
ツク位置に切換える。このため左側のメインシリンダ2
bへの圧力油の供給が停止し、右側のメインシリンダ2
aへの圧力油の供給は続けられているから、前記偏荷重
の発生によるも加工型1の傾きが補正されて元に復し、
それと同時にスライド4の傾きも解消するから、左側の
制御棒9bにより左側のメカニカルサーボバルブ3bを
プロツク位置からクロスシンボル位置に切換え、メイン
シリンダ2bの上部ポートaへの圧力油の供給を再開す
る。また左側に偏荷重が作用し、右側が先行すると前記
とは逆の作動が発生するが、作用的には同じである。
このように加工型1に偏荷重が作用して、その反対側の
メインシリンダが先行しようとすると、スライド4に傾
きが生じ、その催かな傾きで先行する側のメインシリン
ダへの圧力油の供給を停止し、常に両シリンダを等速で
作動させるように補正する。
この発明は以上のように、加工型を複数のシリンダによ
り駆動する場合において、総てのシリンダを、加工型1
に上下方向にのみ移動可能に直接的に支持させた同調部
材としてのスライダにより同調させるものであつて、加
工型に働く荷重或は偏荷重をすべて加工型を駆動するメ
インシリンダにより支承させ、同調部材に何らの過負荷
を発生させることがない。
以上の実施例は、加工型1の下死点調整用の調整操作軸
18を、加工型1上に設けたものであるが、これは第5
図、第6図に示すように前記操作軸18を本体フレーム
A上の軸受17に設けて加工型1の上下移動によるもハ
ンドル19が上下に移動することのない構成とすること
ができる。
なお第1図〜第4図と同一の部材には同一の符号を、ま
た対応する部材には7を符して示してある。図において
、加工型1に左右各2個のガイドローラ5で案内される
スライダ4′に、軸11a′,11b′をもつて水平方
向に延びる制御棒9a′,9b′を枢着し、その先端を
メカニカルサーボバルブ3a,3bの各スタイラス)ツ
ド28a,28bに対峙させ、基部を軸45でスライダ
4′に枢着した支持棒46a,46bにより制御棒9a
′,9b′をほマ水平に支持させる。支持棒46a,4
6bと制御棒9a′,9b′との間には、メカニカルサ
ーボバルブ3a,3bに働くばね29a,29bより強
力なばね7a,7bを介在させて制御棒9a′,9b′
を上方付勢し、そしてナツト8a,8bにより制御棒9
a′,9b′の位置決めをしている。一方、本体フレー
ムAに固設の軸受17に調整操作軸18を支持しハンド
ル19で回転し得るようにする。該操作軸18上の1対
のウオーム24a,24bに噛合するウオームホイル2
3a,23bを、本体フレームAに固設のウオームケー
ス25′に回転自在に支持させ、ウオームホイル23a
,23bを貫挿し、該ホイルに固設のキー22に係合し
て、ウオームホイル23a,23bと同体的に回転しか
つ上下に移動可能とした調整軸21a′,21b′を設
けて、その下端を、制御棒9a′,9b′に螺設した調
整ねじ10a,10bの上端に対峙させる。調整軸21
a′,21b′はそれぞれ、ウオームケース25′にキ
ー22′を介して係合支持され、上下方向にのみ移動可
能とされた袋状のめねじ20a′,20b′に螺合し、
かつばね47により上刃付勢されてその鍔部をウオーム
ホイル23a,23bの下面に当接して位置決めされて
いる。
加工型1の両側に腕48a,48bを設け、その下面を
めねじ20a′,20b′の上端面に対向させる。
以上において、加工型1の高速下降、低速下降および上
昇作動の制御は、調整軸21a′,21b′とそれに対
向する調整ねじ10a,10b、該ねじを螺合する制御
棒9a′,9b′およびスタイラスヘツド28a,28
bの各位置関係の変化によつて、前記第1図〜第4図の
実施例と同様に行われ、加工型1の下死点の調整は、さ
らに調整軸21a′,21b′の回動によるめねじ20
a′,20b′と、加工型1の左右の腕48a,48b
の位置関係の変化が加昧されて行われるものであり、偏
荷重の発生に対しては、スライダ4′の傾きに起因する
制御棒9a′,9b′とスタイラスヘツド28a,28
bとの位置関係の変化により補正作業が行われる。
この発明は、既述のように、同調部材には何ら過大な負
荷が生ずることがないばかりでなく、加工型1の動きに
対応して複数のメカニカルサーボバルブを直接的に制御
するものであるから、加工型の下死点を最初に設定した
位置においてきわめて高精度に制御することができ、か
つその位置の設定を著るしく容易に実施することができ
る。また加工型に偏荷重が生じたときには、偏荷重が発
生している側のメインシリンダの作動に他のメインシリ
ンダの作動を倣わせるために、加工型の平行移動を高精
度に維持させることができ、前記下死点の設定が容易で
あることは、例えば板金曲げ加工等において、異なつた
曲け角度、或いは異なつた板厚に容易に対応させて加工
型の下動停止位置を設定することができ、その作業性が
著るしく向上する。さらにこの発明によれば、加工型の
左又は右の端部に、誤つて厚い板等をかませた場合、加
工型が若干傾くのみで停止し、負荷のない側のメインシ
リンダにそれ以上圧力油を供給しないために、機械に無
理な曲げモーメントが働くことがなく、安全な運転を行
うことができ、下死点の設定を、メインシリンダに関連
させながら行うから、機械的な摩耗、故障等を殆んど生
じない。
機械の剛性、操作性、耐久性を著るしく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例要部の正面図、第2図は第1図の一線に
おける縦断側面図、第3図は第1図の−線における縦断
側面図、第4図は油圧回路図、第5図は他の実施例要部
の正面図、第6図は第5図の−線における縦断側面図で
ある。 1・・・・・・加工型、2a,2b・・・・・・メイン
シリンダ、3a,3b・・・・・・メカニカルサーボバ
ルブ、4,4′・・・・・・スライダ、5・・・・・・
ガイドローラ、9a,9b,9a′,9bt・・・・・
制御棒、10a,10b,10a/,10b′・・・・
・・調整ねじ、13・・・・・・コントロールシリンダ
、18・・・・・・調整操作軸、19・・・・・・ハン
ドル、20,20a′,20bt・・・・・めねじ、2
1a,21b,21a′,21bt・・・・・調整軸、
23a,23b・・・・・・ウオームホイル、24a,
24b・・・・・・ウオーム、26・・・・・・制限ピ
ン、27・・・・・・ストツパ、28a,28b・・・
・・・スタイラスヘツド、30・・・・・・油タンク、
31・・・・・・可変容量ポンプ、33a,33b,3
6・・・・・・ソレノイド、34・・・・・・制御弁、
35,39・・・・・・可変絞り、38・・・・・・ソ
レノイド弁、46a,46b・・・・・・支持棒、48
・・・・・・腕。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2個の液圧シリンダと、可変容量ポンプ
    からの液圧シリンダへの液圧供給路を個別に切換える液
    圧シリンダと同数のメカニカルサーボバルブとを備えて
    、前記液圧シリンダにより加工型を駆動するワーク加工
    装置において、加工型に案内されて加工型と同方向に摺
    動する同調部材と、シリンダ基部が加工型に枢着され該
    シリンダと嵌合するピストンロッドが同調部材に連結さ
    れて可変容量ポンプからの液圧により加工型と同調部材
    との間に相対的変位を起こさせるコントロールシリンダ
    と、該シリンダと可変容量ポンプとを連結する液圧供給
    路の途中にあつてコントロールシリンダに供給される圧
    液量を制御する制御手段とを設け、同調部材の変位によ
    りそれに設けられた制御棒を介してメカニカルサーボバ
    ルブの切換え作動を行わせ、前記すべての液圧シリンダ
    を加工型と同調部材の相対的な変位を行わせるコントロ
    ールシリンダの動きと同方向に追従させることを特徴と
    するワーク加工装置。 2 同調部材が、加工型に設けられた少なくとも左右各
    2個のガイドローラに案内されるスライダと、該スライ
    ダに圧縮ばねを介して支持され、メカニカルサーボバル
    ブのスタイラスヘッドに接する制御棒と、スライダの移
    動量を規制する部材とからなる特許請求の範囲第1項記
    載のワーク加工装置。 3 少なくとも2個の液圧シリンダと、可変容量ポンプ
    からの液圧シリンダへの液圧供給路を個別に切換える液
    圧シリンダと同数のメカニカルサーボバルブとを備えて
    、前記液圧シリンダにより加工型を駆動するワーク加工
    装置において、加工型に案内されて加工型と同方向に摺
    動する同調部材と、シリンダ基部が加工型に枢着され該
    シリンダと嵌合するピストンロッドが同調部材に連結さ
    れて可変容量ポンプからの液圧により加工型と同調部材
    との間に相対的変位を起こさせるコントロールシリンダ
    と、該シリンダと可変容量ポンプとを連結する液圧供給
    路の途中にあつてコントロールシリンダに供給される圧
    液量を制御する制御手段と、加工型とそれに相対する制
    御棒との間で加工型に対して上下方向に調整可能に設け
    られ、加工型の下降時に同調部材にばねを介して保持さ
    れた前記制御棒に取付けの調整ねじと当接して加工型の
    下死点を調整する調整手段とを備え、同調部材の変位に
    よりそれに設けられた制御棒を介してメカニカルサーボ
    バルブの切換え作動を行わせ、前記すべての液圧シリン
    ダを加工型と同調部材の相対的な変位を行わせるコント
    ロールシリンダの動きと同方向に追従させることを特徴
    とするワーク加工装置。 4 同調部材が、加工型に設けられた少なくとも左右各
    2個のガイドローラに案内されるスライダと、該スライ
    ダに圧縮ばねを介して支持され、メカニカルサーボバル
    ブのスタイラスヘッドに接する制御棒と、スライダの移
    動量を規制する部材とからなる特許請求の範囲第3項記
    載のワーク加工装置。
JP8281081A 1981-05-30 1981-05-30 ワ−ク加工装置 Expired JPS5938847B2 (ja)

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