JPH0329038Y2 - - Google Patents

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JPH0329038Y2
JPH0329038Y2 JP1984142495U JP14249584U JPH0329038Y2 JP H0329038 Y2 JPH0329038 Y2 JP H0329038Y2 JP 1984142495 U JP1984142495 U JP 1984142495U JP 14249584 U JP14249584 U JP 14249584U JP H0329038 Y2 JPH0329038 Y2 JP H0329038Y2
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actuator
slide
press
ball screw
lever
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は油圧プレスにおけるスライド位置制
御装置に関する。
(従来の技術) この種、スライド位置制御装置としては実公昭
55−38590号公報「金型合せ機における上金型下
降限位置設定装置」があるが、この装置は第6図
に示すように「プレス本体サイドフレーム101
の中間部側方に支持台105を横架し、この支持
台105に、中立位置を境としてプレスシリンダ
102のピストンヘツド側とピストンロツト10
2a側へ各送油すべく油圧回路で結ばれたメカニ
カルサーボ弁107を取付け、更に前記支持台1
05には該支持台105を縦貫し中間をスプリン
グ135で支持された外筒108と、該外筒10
8の底部から挿入され中間部に外筒108の内底
とベアリング126を介して当接する鍔191を
もつた調整ねじ軸109及び前記外筒108の上
端からこれと同芯状に挿入されその内ねじ127
を前記調整ねじ軸109と螺合させた昇降筒11
0とからなる下限位置調整体Aを設け、支持台1
05の下方には、可逆電動機115及び出力軸1
36を前記調整ねじ軸109とスプライン付カツ
プリング142を介して連結した減速機116を
設けると共に、前記減速機116には切換手段を
介して調整ねじ軸109を回動するための手動駆
動機構Cを連設し、前記外筒108の上部側に
は、前記メカニカルサーボ弁107のスプール軸
107aを押圧する作動子112を備えたアーム
111を設け、かつ前記プレスシリンダ102の
ピストンロツド102aに連結したプレススライ
ドフレーム103側部には、前記昇降筒110に
対する押圧子156を備えたアーム155を突設
したこと。」の構成とした装置である。
(解決しようとする問題点) したがつて、上記従来装置のものではプレスス
ライドフレーム103の側部に昇降筒110に対
する押圧子156を備えたアーム155を突設し
たものであるから、例えばこの金型合せ機をプレ
スに供する場合にはその都度設定装置Aをアーム
155と干渉しない位置としなければならず、ま
た、スライド位置調整中、異常が発生してメカニ
カルサーボ弁107が制御不能となりプレススラ
イドフレーム103が降下した場合、下限位置調
整体Aを破損する等の欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記従来欠点に鑑みなされたもの
で、任意の制御位置まで高精度サーボモータによ
りメカニカルサーボ弁を移動停止することにより
プレススライドの位置を高精度で制御することが
でき、また、手動により位置制御を行う時には手
動操作に切換えることにより回転ハンドルにより
メカニカルサーボ弁を任意の位置に移動させるこ
とにより制御し得るとともに、スライド位置制御
を行わずに通常のプレススライドの上下動操作を
行う場合には作動子を作動する作動子押えレバー
を作動子と無関係位置、すなわちメカニカルサー
ボ弁とは無関係位置に退避することによりメカニ
カルサーボ弁を移動することなく通常の上下動操
作を可能とし、しかも、操作中に異常が発生して
プレススライドが降下した場合には上記作動子押
えレバーが押し上げられると同時に同レバーに取
付けたカムによりリミツトスイツチが作動して異
常を検出してプレススライドを停止あるいは上昇
させて安全を確保することのできる油圧プレスの
スライド位置制御装置を提供することを目的と
し、その要旨はプレス本体のサイドフレームにサ
ーボモータと連繋したボールねじを縦設し、該ボ
ールねじのボールねじナツトには支持台を附設し
てプレススライドと相対移動可能に設け、該支持
台にはガイド筒を介して作動子を前記ボールねじ
と平行に、かつ上下動可能にばねを介して弾着
し、また、前記支持台にはブラケツトを介してプ
レスシリンダのピストンシリンダ側とピストンロ
ツド側へ各送油連繋する油圧回路に配設されたメ
カニカルサーボ弁を取付けるとともに、このメカ
ニカルサーボ弁のスプール軸と前記作動子の下端
部との間には相互に対向する調整ねじを有するバ
ルブ作動レバーを枢着して前記スプール軸を押圧
可能に設け、前記ボールねじの上端には切換手段
を介して手動位置調整機構とボールねじとを回転
可能に連繋したスライド位置制御装置において、
前記プレススライドの上面側には作動シリンダに
連繋したレバーとこのレバーと同軸に作動子押え
レバーを連繋して前記作動子の軸線上に傾動可能
に設けるとともに、前記作動子押えレバーの基部
には前記プレスシリンダの方向切換弁に連繋して
前記プレススライドを停止あるいは上昇作動させ
るリミツトスイツチと対設するカムを附設した作
動子押え機構を設ける構成とした油圧プレスのス
ライド位置制御装置に存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中1は油圧プレスであつて、プレス
本体2の上部フレーム3にはプレスシリンダ4が
取付けられ、そのピストンロツド5の先端にはプ
レススライド6が取付けられるとともに、同下面
には上金型8を取付ける上型テーブル7が取付け
られ、また、プレス本体2の下部フレーム9の上
面には下金型11を取付ける下型テーブル10設
けられ、この上型テーブル7は下方側方へシリン
ダ(図示せず)を介して反転可能に設けられ、ま
た、下型テーブル10はシリンダ(図示せず)を
介して側方へ移動可能に設けられて金型8,11
の取替えおよび型合せを容易に行い得るように形
成されている。このように形成された油圧プレス
1のプレス本体2の一側にはスライド位置制御装
置(以下単に装置という)12が設けられ、この
装置12はデジタル表示操作盤(図示せず)に連
繋されている。
13は装置12のフレームであつて、同フレー
ム13の上下の支持枠14,15間には左右平行
のガイドバー16が縦設されるとともに、同ガイ
ドバー16間の中心部には支持枠14,15に取
付けられた軸受部17,18を介してボールねじ
19が回転可能に縦設されている。このボールね
じ19はボールねじ軸20とボールねじナツト2
1とからなり、このボールねじナツト21の左右
にはガイドバー16に外嵌して摺動可能な摺動筒
22が一体に形成されている。また、ボールねじ
軸20の下端部はカツプリング23を介して操作
盤により位置検出操作されるサーボモータ24に
連結され、サーボモータ24の正逆転によりボー
ルねじナツト21は摺動筒22と一体に上下方向
へ移動可能に設けられている。また、この左右の
摺動筒22間には支持台25が設けられ、同支持
台25には作動子26が取付けられている。
26は上記した作動子であつて、支持台25に
設けられたガイド筒27に挿通されるとともに、
その上下の端部側にはねじ28が螺設されて調整
ナツト29が螺合され、また、作動子26の上下
端部には調整ねじ30が螺着されている。このよ
うに設けられた作動子26の上下の調整ナツト2
9とガイド筒27との間にはばね31が弾着され
て、作動子26はボールねじ軸20と平行に上下
方向へ移動可能に弾着支持されるとともに、ボー
ルねじナツト21の上下動によりプレススライド
6の側面の移動軌跡面に近接した位置に沿つて上
下に移動可能に設けられている。また、この支持
台25にはメカニカルサーボ弁33を取付けるブ
ラケツト32が一体に設けられ、このメカニカル
サーボ弁33はそのスプール軸34を下向きに
し、かつその軸線は作動子26の軸線と所定の間
隔を隔てて平行に設けられ、この作動子26の下
端部とスプール軸34の下端部との間にはそれぞ
れの下端部に対向する調整ねじ36を有するバル
ブ作動レバー35がブラケツト32に設けた支持
部37に枢着されている。また、メカニカルサー
ボ弁33は第4図の油圧回路に示すように油圧ホ
ース38を介してプレスシリンダ4のピストンヘ
ツド側とピストンロツド5側へそれぞれ送油可能
に接続されている。
39は作動子押え機構であつて、プレススライ
ド6の上面側に設けられ、40は作動シリンダで
圧縮エアー源Aに連繋され、その基端部は支持部
41aに枢着され、同ピストンロツド42の先端
は支持部41bに枢着した軸43に取付けたレバ
ー44に連結され、また、軸43にはリミツトス
イツチ48と対設したカム46を有する作動子押
えレバー45が取付けられている。また、作動シ
リンダ40のピストンヘツド側の配管47には所
定の圧力に設定したリリーフ弁47aが配設され
ている。このように形成された作動子押え機構3
9はその作動シリンダ40を作動すると作動子押
えレバー45はプレススライド6の側方で作動子
26の軸心延長線上に傾動されて、プレススライ
ド6の位置制御過程で作動子26を押圧可能に設
けられ、また、この作動子押えレバー45はスラ
イド位置制御過程でプレススライド6が異常降下
あるいは作動子26が異常上昇した時、作動子2
6は作動子押えレバー45を押上げると作動シリ
ンダ40の作動流体が空気であることから圧縮率
が大きいのでピストンヘツド側は圧縮されて昇圧
し、リリーフ弁47aの設定圧力に達すると空気
はリリーフ弁47aを介して外部に放出されてさ
らに押し上げられ、同作動子押えレバー45に取
付けたカム46によりリミツトスイツチ48を
ON作動して作動シリンダ40を後退させると同
時にスライド6を停止、または、上昇するように
圧縮空気回路および油圧回路に連繋されている。
このように構成された装置12のボールねじ19
の上端部側には電磁ブレーキ49が取付けられて
サーボモータ24の起動時にはボールねじ軸20
を解放し、停止時にはロツクするように設けられ
るとともに、同ボールねじ19は電磁クラツチ5
0を介して手動位置調整機構51と継断可能に設
けられている。
51は上記した手動位置調整機構であつて、上
部支持枠の上部にはクラツチ収納箱52とウオー
ムホイル軸受箱53とが設けられ、両箱52,5
3間にはボールねじ19の軸線と同一軸線上に伝
達軸54が回転可能に支承されて伝達軸54の下
端部とボールねじ19の上端部との間には電磁ク
ラツチ50が取付けられている。また、この伝達
軸54の軸受箱53内においては同軸54にウオ
ームホイール55がキー着されるとともに、同軸
受箱53にはウオームホイール55と噛合うウオ
ーム56をキー着した軸57が回転可能に支承さ
れている。また、フレーム13の側部の上下には
ギヤーボツクス58,59が設けられ、この両ボ
ツクス間には駆動軸60が回転可能に支承される
とともに、同軸60の上下端部には傘歯車61,
62がキー着され、上部側の傘歯車61は軸57
の端部に取付けた傘歯車63と噛合い連繋され、
また、傘歯車62はギヤーボツクス59に回転可
能に支承され、かつ回転ハンドル65を取付けた
軸64にキー着した傘歯車66と噛合い連繋され
ている。このように構成された手動位置調整機構
51は操作盤の手動用ボタンをON作動すると電
磁ブレーキ49はボールねじ19を解放すると同
時に電磁クラツチ50がON作動してボールねじ
19と伝達軸54とは連繋されて、回転ハンドル
65を回転することで傘歯車66,62、駆動軸
60、傘歯車61,63およびウオーム56、ウ
オームホイール55を介して回転力はボールねじ
19に伝達されて作動子26の位置設定が行わ
れ、プレススライド6の位置制御が可能となる。
なお、本例装置はスライド6を停止制御するメ
カニカルサーボ弁33の上下動用にサーボモータ
24と電気制御装置(図示せず)を使用している
が、その制御装置に手動パルス発生器を設け、こ
れによりパルスを制御装置に与えることにより、
このパルス数に相当する量だけサーボモータ24
を回転させ同様に位置制御が可能となるものであ
る。但し、この手動パルス発生器を設けて操作す
ることはサーボモータ24およびその電気制御装
置を使用している時にのみ可能である。
第4図は油圧回路であつて、67はプレス1の
スライド6を通常に方向切換弁68を介して昇降
動する油圧ポンプ、69,70,76はリリーフ
バルブ、71は自重落下制御用カウンタバルブ、
72は自重落下制御用パイロツトチエツクバル
ブ、73はカウンタバルブ、74は装置12の油
圧ポンプ、75はポンプ無負荷切換弁である。
なお、図中77は支持台25の背面側に取付け
られた支持台移動検出カム、78は支持台移動の
上限検出用リミツトスイツチ、79は同じく下限
検出用リミツトスイツチ、80は支持台25に所
定の高さで上設された被検出体でスライドに近接
され、かつ同スライド6に取付けた近接スイツチ
81と対設するように設けられている。また、こ
の近接スイツチ81はメカニカルサーボ弁33の
制御位置を検出するもので、スライド6の側部に
被検出体80と対設状に設けられ、方向切換弁6
8の電磁ソレノイドSoL1bをON作動してスラ
イド6を降下した際、被検出体80と対設してこ
れを検出すると方向切換弁68の電磁ソレノイド
SoL1bをOFF作動するとともに、ポンプ無負荷
切換弁75の電磁ソレノイドSoL2bをON作動
するように構成されている。また、82はメカニ
カルサーボ弁33の原点位置検出のリミツトスイ
ツチである。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例装置12はプレス本体2のサイドフ
レームにサーボモータ24と連繋したボールねじ
19を縦設し、該ボールねじ19のボールねじナ
ツト21には支持台25を附設してプレススライ
ド6と相対移動可能に設け、該支持台25にはガ
イド筒27を介して作動子26をボールねじ19
と平行に、かつ上下動可能にばね31を介して弾
着し、また、支持台25にはブラケツト32を介
してプレスシリンダ4のピストンシリンダ側とピ
ストンロツド5側へ各送油連繋する油圧回路に配
設されたメカニカルサーボ弁33を取付けるとと
もに、このメカニカルサーボ弁33のスプール軸
34と作動子26の下端部との間には相互に対向
する調整ねじ36を有するバルブ作動レバー35
を枢着してスプール軸34を押圧可能に設け、ま
た、ボールねじ19の上端側には電磁クラツチ5
0を介して手動位置調整機構51とボールねじ1
9とを回転可能に連繋し、しかも、プレススライ
ド6の上面側には作動シリンダ40に連繋したレ
バー44とこのレバー44と同軸に作動子押えレ
バー45を連繋して作動子26の軸線上に傾動可
能に設け、さらに、作動子押えレバー45の基部
には方向切換弁68に連繋してプレススライド6
を停止あるいは上昇作動させるリミツトスイツチ
48と対設するカム46を附設する構成としたも
のである。したがつて、いま、スライド6がプレ
ス本体2の上限位置にあるとき、上金型8を所定
の下限位置の制御位置に停止するには、まずスラ
イド6の所定の停止する位置を操作盤のデジタル
スイツチにより表示設定して起動スイツチをON
作動するとサーボモータ24が回転されるととも
に、これと連繋したボールねじ19を介して支持
台25を設定位置まで高精度に移動され、同支持
台25に取付けた作動子26も同じ距離だけ移動
される。しかる後、作動子押え機構39の作動シ
リンダ40を作動して作動子押えレバー45を傾
動した後、操作盤のスライド降下スイツチをON
作動すると方向切換弁68の電磁ソレノイドSoL
1bが作動されてプレスシリンダ4のピストンロ
ツド5が降下し、これと連繋したプレススライド
6も降下される。このスライド6の降下過程で同
スライド6に取付けた近接スイツチ81が支持台
25に設けた被検出体80を検知すると、方向切
換弁68の電磁ソレノイドSoL1bをOFF作動す
るとともに、ポンプ無負荷切換弁75の電磁ソレ
ノイドSoL2bがON作動されてスライド6の降
下制御はメカニカルサーボ弁33による降下制御
に切換えられる。したがつて、油圧ポンプ74よ
りの吐出油はメカニカルサーボ弁33のP→Aポ
ートを流れてプレスシリンダ4のシリンダヘツド
側へ流入されてスライド6はさらに降下される。
このスライド6の降下に伴い作動子押えレバー4
5は作動子26に当接してばね31に抗してこれ
を押し下げる。この作動子26の押し下げ動作に
よりバルブ作動レバー35を介してメカニカルサ
ーボ弁33のスプール軸34を押し上げることと
なる。このスプール軸34の押し上げでスプール
軸34が中立位置となると各ポートA,B,P,
Tはブロツクされてスライド6は停止される。し
たがつて、スプール軸34の中立位置を境として
同軸34の変位によりスライド6は昇降動される
もので、もし、スライド6が設定位置より降下し
過ぎて中立位置を過ぎると圧油はピストンロツド
5側へ送られてスライド6は上昇されるととも
に、作動子26はばね31の復元力により押し上
げられ、これに伴いスプール軸34は押圧されて
中立位置に至るとスライド6は停止される。ま
た、この過程でスライド6が上昇し過ぎてスプー
ル軸が中立位置を過ぎると圧油の流れ方向が切換
えられてピストンヘツド側へ送られてスライド6
は降下され、この動作がスプール軸34の中立位
置を中心として微小に繰返されて平衡した状態で
スライド6は設定停止位置に高精度に保持され
る。このように本例装置12によれば制御位置ま
でサーボモータ24とボールねじ19とにより作
動子26を高精度に移動することができるととも
に、さらに同位置においてメカニカルサーボ弁3
3により高精度に位置制御することができて型合
せを行うことができる。
次に上記設定停止位置より上下に微小量位置調
整する場合には手動位置調整機構51により行わ
れる。この手動位置調整機構51による場合には
操作盤の手動スイツチを作動すると電磁ブレーキ
49は解放されると同時に電磁クラツチ50が
ON作動されてボールねじ19と伝導軸54とが
連結され、回転ハンドル65を回転することで作
動子26を上下に微小量移動することができる。
すなわち、スライド6の停止状態からハンドル6
5を回転して支持台25を上昇させると作動子2
6は作動子押えレバー45により押し下げられ、
これによりスプール軸34はバルブ作動レバー3
5により押し上げられて中立状態よりP→B,A
→Tとなつてポンプ74からの圧油はプレスシリ
ンダ4のピストンロツド5側へ送られる。この結
果、スライド6は上昇し同時に作動子26もばね
31の復元力により上動されるとともに、スプー
ル軸34は押し下げられて同軸34が中立状態で
平衡すると圧油はブロツクされてスライド6はそ
の位置で停止される。また、ハンドル65を逆方
向に回転して支持台25を降下させると作動子2
6はばね31の復元力により上動されてスプール
軸34とバルブ作動レバー35とは離間状とな
り、中立状態よりスプール軸34は押し下げられ
てP→A,B→Tとなり、ポンプ74からの圧油
はプレスシリンダ4のピストンヘツド側へ送られ
る。この結果、スライド6は降下されるととも
に、作動子26は作動子押えレバー45により押
し下げられ、これによりスプール軸34はバルブ
作動レバー35により押し上げられて中立状態に
平衡すると圧油はブロツクされてスライド6はそ
の位置で停止される。このように手動位置調整機
構51によればスライド6の停止位置よりハンド
ル65を回転して支持台25を微小量昇降するこ
とによりスライド6はその移動量と同じ量だけ上
下動して停止されるものであるから高精度にスラ
イド6の停止位置を設定することができ、またハ
ンドル操作は支持台25とスライド6との移動方
向が同一であるから容易に操作することができ
る。
とくに、本例装置12においてはプレススライ
ド6の上面側には作動シリンダ40に連繋したレ
バー44とこのレバー44と同軸に作動子押えレ
バー45を連繋して作動子26の軸線上に傾動可
能に設け、さらに、作動子押えレバー45の基部
には方向切換弁68に連繋してプレススライド6
を停止あるいは上昇作動するリミツトスイツチ4
8と対設するカム46を附設する構成、すなわ
ち、作動子押え機構39を設けたものであるか
ら、何らかの状態でスライド位置制御中にスライ
ド6が異常降下、あるいは作動子26が異常上昇
した時には作動子26は作動子押えレバー45を
押し上げ、このレバー45の基部に設けたカム4
6によりリミツトスイツチ48をON作動して作
動シリンダ40を後退させると同時にスライド6
を停止、または、上昇するように圧縮空気回路お
よび油圧回路に連繋したものであるから異常事態
に対処することができて安全を確保することがで
きる。また、スライド位置制御を行わずに通常の
スライド6の上下操作を行う場合には作動子押え
機構39の作動シリンダ40を作動して作動子押
えレバー45をスライド6の上面側に直立させる
ことで装置12との関係を断つことができるの
で、支持台25を移動することなくスライド6を
上下動操作することが可能となるので効率的であ
る等多くの特長がある。
なお、上記作動子押え機構39において作動シ
リンダ40のシリンダヘツド側の配管47にリリ
ーフ弁47aを配設して例示したが、例えば第5
図に示すように軸43に作動子押えレバー45の
カム46を枢着してレバー44と作動子押えレバ
ー45との間に所定のばね圧を有するばね83を
介装する構成としてもよい。
(考案の効果) さて、本考案はプレス本体のサイドフレームに
サーボモータと連繋したボールねじを縦設し、該
ボールねじのボールねじナツトには支持台を附設
してプレススライドと相対移動可能に設け、該支
持台にはガイド筒を介して作動子を前記ボールね
じと平行に、かつ上下動可能にばねを介して弾着
し、また、前記支持台にはブラケツトを介してプ
レスシリンダのピストンシリンダ側とピストンロ
ツド側へ各送油連繋する油圧回路に配設されたメ
カニカルサーボ弁を取付けるとともに、このメカ
ニカルサーボ弁のスプール軸と前記作動子の下端
部との間には相互に対向する調整ねじを有するバ
ルブ作動レバーを枢着して前記スプール軸を押圧
可能に設け、前記ボールねじの上端には切換手段
を介して手動位置調整機構とボールねじとを回転
可能に連繋したスライド位置制御装置において、
前記プレススライドの上面側には作動シリンダに
連繋したレバーとこのレバーと同軸に作動子押え
レバーを連繋して前記作動子の軸線上に傾動可能
に設けるとともに、前記作動子押えレバーの基部
には前記プレスシリンダの方向切換弁に連繋して
前記プレススライドを停止あるいは上昇作動させ
るリミツトスイツチと対設するカムを附設した作
動子押え機構を設ける構成としたものである。し
たがつて、制御位置までサーボモータとボールね
じとにより作動子を高精度に移動することができ
るとともに、さらに同位置においてメカニカルサ
ーボ弁により高精度に位置制御することができて
型合せを行うことができる。とくに、本装置にお
いては、作動子押え機構を設けたものであるか
ら、何らかの状態でスライド位置制御中にプレス
スライドが異常降下、あるいは作動子が異常上昇
した時には、作動子は作動子押えレバーを押し上
げ、このレバーの基部に設けたカムによりリミツ
トスイツチをON作動して作動シリンダを後退さ
せると同時にプレススライドを停止、または、上
昇するように圧縮空気回路および油圧回路に連繋
したものであるから、異常事態に対処することが
できて安全を確保することができる。また、スラ
イド位置制御を行わずに通常のプレススライドの
上下動操作を行う場合には、作動子押え機構の作
動シリンダを作動して作動し押えレバーをプレス
スライドの上面側に起立させることで位置制御装
置との関係を断つことができるので、支持台を移
動することなくプレススライドを上下動操作する
ことが可能となるので効率的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は油圧
プレスにスライド位置制御装置を附設した略体正
面図、第2図はスライドとスライド位置制御装置
との関係を示す拡大正面図、第3図はスライド位
置制御装置の側面図、第4図は油圧回路図、第5
図は作動子押え機構の別態様で作動子押えレバー
とばねとの関係を示す斜視図、第6図は従来の上
金型下降限位置設定装置の正面図である。 1……油圧プレス、2……プレス本体、6……
プレススライド、12……スライド位置制御装
置、19……ボールねじ、21……ボールねじナ
ツト、24……サーボモータ、25……支持台、
26……作動子、27……ガイド筒、31……ば
ね、32……ブラケツト、33……メカニカルサ
ーボ弁、34……スプール軸、35……バルブ作
動レバー、39……作動子押え機構、40……作
動シリンダ、44……レバー、45……作動子押
えレバー、46……カム、48……リミツトスイ
ツチ、50……電磁クラツチ、51……手動位置
調整機構、68……方向切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス本体のサイドフレームにサーボモータと
    連繋したボールねじを縦設し、該ボールねじのボ
    ールねじナツトには支持台を附設してプレススラ
    イドと相対移動可能に設け、該支持台にはガイド
    筒を介して作動子を前記ボールねじと平行に、か
    つ上下動可能にばねを介して弾着し、また、前記
    支持台にはブラケツトを介してプレスシリンダの
    ピストンシリンダ側とピストンロツド側へ各送油
    連繋する油圧回路に配設されたメカニカルサーボ
    弁を取付けるとともに、このメカニカルサーボ弁
    のスプール軸と前記作動子の下端部との間には相
    互に対向する調整ねじを有するバルブ作動レバー
    を枢着して前記スプール軸を押圧可能に設け、前
    記ボールねじの上端には切換手段を介して手動位
    置調整機構とボールねじとを回転可能に連繋した
    スライド位置調整装置において、前記プレススラ
    イドの上面側には作動シリンダに連繋したレバー
    とこのレバーと同軸に作動子押えレバーを連繋し
    て前記作動子の軸線上に傾動可能に設けるととも
    に、前記作動子押えレバーの基部には前記プレス
    シリンダの方向切換弁に連繋して前記プレススラ
    イドを停止あるいは上昇作動させるリミツトスイ
    ツチと対設するカムを附設した作動子押え機構を
    設ける構成とした油圧プレスのスライド位置制御
    装置。
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