JPS5938329Y2 - ラベル発行機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラベル発行機に関する。

本考案の説明に先立ち、ラベル発行機の概略を第１図に
基づいて説明する。

１は外装ケース２の底面上にビスＴ止めされたベース板
、３は該ベース板１上に立設固着された垂直壁、４は該
垂直壁３に固着された印字器、５は該印字器４の後方に
配設された剥離台紙６ａの巻取りボビンであって減速機
付き駆動モータにより矢印イ方向へ回転させられる。

１１はラベル６ｂ付き剥離台紙６ａかうなる巻紙６の支
持装置、１２はガイド板、１３は該ガイド板１２の上方
に配設された円弧板、１４は上記ガイド板１２を円弧板
１３に圧接させるばね、１５は剥離板、１６は昇降バー
１１に取付けられた印版、１８はプリンタドラム、１９
は外装ケース２に形成されたラベル取出し口、２０はガ
イドローラである。

上記構成において、剥離台紙６ａ上の所定のラベル６ｂ
にプリンタドラム１８によって単価、値段、風袋重量な
どの印字がなされると、モータによりボビン５が矢印イ
方向へ回転させられ、これによって該ボビン５に剥離台
紙６ａが所定量巻取られて上記の印字されたラベル６ｂ
は剥離板１５上にもたらされ、このラベル６ｂに印版１
６が押し付けられて品名が印字される。

次にボビン５が矢印イ方向へ回転させられて剥離台紙６
ａがこのボビン５に巻取られ、上記の印字されたラベル
６ｂが剥離板１５により台紙６ａかもほぼ剥離されて取
出し口１９にもたらされる。

次に作業員が上記のほぼ剥離されたラベル６ｂをつかん
で剥離台紙６ａから完全に剥離し、所定の商品等に貼着
する。

そしてラベル６ｂが剥離された剥離台紙６ａは巻取りボ
ビン５に巻き取られていくものである。

ところで作業員が剥離板上の印字されたラベル６ｂを剥
離台紙６ａかも剥離するのをわすれて、次のラベル６ｂ
を発行することがある。

すると上記の剥離をわすれたラベル６ｂは剥離台紙６ａ
に付着した状態で下方へ送られ、印字器４とベース板１
との間を通ってボビン５に巻き取られることになるが、
この剥離をわすれたラベル６ｂは剥離板１５によりほぼ
剥離されていることから、印字器４とベース板１との間
を通過するときに、その剥離された側の端縁がたれ下が
ってベース板１に接当することがある。

ラベル６ｂの裏面には接着剤が付着していることから、
上記のごとくラベル６ｂの端縁がベース板１に接当する
と、このラベル６ｂはベース板１に付着してしまうこと
になる。

この状態において新しい巻紙６をこのラベル発行機にセ
ットすべく剥離台紙６ａの先端を印字器４とベース板１
との間に挿入した場合、この剥離台紙６ａの先端は上記
のベース板１上に付着しているラベル６ｂに当たって、
その挿入を阻止され、ボビン５に巻き付けることができ
ないことになる。

そこで本考案はかかる問題点を解消したラベル発行機を
提供するものである。

以下、本考案の一実施例を第２図および第３図に基づい
て説明する。

すなわち印字器４下方のベース板１上に長方形のラベル
付着板２１を載置しである。

２１ａは該付着板２１のつまみ部であって、ベース板１
固定用のビス７に係合しており、これによって位置ずれ
しないように配置しである。

なおつまみ部２１ａは必ずしも上記ビス７に係合させる
必要はなく、たとえばラベル取出し口１９の下端縁に係
合させてもよい。

上記構成において、第２図実線で示すごとく剥離板１５
上を通過した剥離台紙６ａ上にラベル６ｂが付着してい
る場合において、このラベル６ｂが印字器４とベース板
１との間を通過するときに、その端縁がたれ下がっても
、同図仮想線で示すごとく付着板２１に付着し、ベース
板１に付着することはない。

したがって新しい巻紙６をこのラベル発行機にセットす
る場合には、上記付着板２１をラベル取出し口１９から
抜き取って、印字器４トヘース板１との間に引っ掛って
いるラベル６ｂを取り除き、剥離台紙６ａの先端を印字
器４とベース板１との間に挿入すればよい。

以上述べたごと（本考案のラベル発行機によれば、剥離
板とボビンとの間の適当箇所に、剥離台紙のラベル付着
側の面に沿ってラベル付着板を取り外し自在に配設しで
あるから、剥離板上を通過した剥離台紙上にラベルが付
着していても、このラベルは上記付着板に付着し、剥離
台紙通過経路に付着することはない。

したがって上記付着板を取り外すことにより、上記ラベ
ルを取り除くことができ、新しい巻紙をセットするとき
に、剥離台紙の先端が剥離台紙通過経路に付着するラベ
ルに引っ掛ってしまってボビンに巻き付けることができ
ないという事態を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はラベル発行機の一例を示す概略縦断面図、第２
図および第３図は本考案の一実施例を示し、第２図は要
部の拡大縦断面図、第３図は同要部の斜視図である。 １・・・・・・ベース板、４・・・・・・印字器、５・
・・・・・巻取りボビン、６・・・・・・巻紙、６ａ・
・・・・・剥離台紙、６ｂ・・・・・・ラベル、Ｔ・・
・・・・ビス、１５・・・・・・剥離板、１９・・・・
・・ラベル取出し口、２１・・・・・・ラベル付着板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 巻紙からラベル付き剥離台紙を引き出し、その剥離台紙
   上の所定のラベルに単価、品名等を印字した後、その印
   字したラベルを剥離板により剥離台紙からほぼ剥離し、
   次にそのラベルを剥離台紙から完全に剥離して所定の商
   品等に貼着し、またラベルが剥離された剥離台紙を巻取
   りボビンに巻き取るように構成したラベル発行機におい
   て、上記剥離板とボビンとの間の適当箇所に、剥離台紙
   のラベル付着側の面に沿ってラベル付着板を取り外し自
   在に配設したことを特徴とするラベル発行機。