JPS593801B2 - 非対称形配光の投光用照明器具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテニスコート、運動場およびパーキングエリア
等の照明に適する投光用照明器具の改良に関し、特に上
下方向において非対称形配光な得ることのできる構造に
関する。

従来一般にテニスコート、運動場およびパーキングエリ
ア等には、第１図に示すように回転放物面反射鏡１の中
心軸に沿って光源２を設けた構造のものが使用されてい
る。

ところで上記した第１図の投光用照明器具においては光
源２の周囲が同一形状の回転放物面で覆われているので
配光をζ下方の照射範囲のみでなく、同図に示す上方の
斜線部分３まで投射している。

しかるにテニスコート、運動場およびパーキングエリア
等においては第１図に斜線３で示した上方部分は使用上
照明率には寄与しない範囲である。

第２図は第１図における投光用照明器具の前面開口部の
直径を５０ｃＩＩＬとし、ＩＫＷの高圧放電灯を装着し
且つ投光用照明器具の取付高さ１０ｍ、取付角度６５度
としたときの照度分布であるが、同照度分布によっても
わかるように配光は比較的長細く且つ被照射面が狭（、
さらに被照射面の照度分布が以下に記載する本発明に比
較し不均一となる特徴が有り、テニスコート、運動場お
よびパーキングエリア等一般的には角形の被照射面の照
明には適さない欠点がある。

本発明ヲ址記の点に鑑み発明したものであって、上下方
向において非対称の配光な得るように構成すると共に被
照射面の配光が全体的に角形に近（且つ所望箇所の照度
を上げることができ、また被照射面の照度分布が均一化
され、さらに被照射面積を拡大することのできる照明率
の高い投光用照明器具を提供することを目的とする。

以下本発明を第３図乃至第８図について説明する。

第３図および第４図において、１１は底部に光源挿通孔
１２を有する椀状の反射鏡であって、反射鏡の軸方向に
沿って光源１３を装着しである。

また反射鏡１１は光源挿通孔１２を中心に単位曲率反射
面をもって構成した反射板例えばＡ、Ｂ。

Ｃ，Ｄと上部反射板Ｅとにより一体的に連接し℃構成し
である。

次に反射鏡１１を構成する各反射板の実施例について説
明する。

第４図において、Ｄは光源挿通孔１２を中心に上半部に
位置する単位曲率反射板、Ａは光源挿通孔１２の下半部
に位置する単位曲率反射板、Ｅは単位曲率反射板りの上
部に位置する上部反射板であって、例えば第４図に示す
ように、全体的に多少上部に対し突状に曲率して構成し
である。

また上部反射板Ｅの他の実施例として＆Ｌ第６図に示す
ように、第４図に示す形状のものに角形錐形の頂点が反
射板Ｅの外側または内側の何れか一方または双方に突出
して構成してもよい。

また上部反射板Ｅの他の実施例としては、第７図に示す
ように、第４図に示す形状のものに光源の光軸方向に沿
って多数の凹溝１４を形成し又もよい。

Ｂ、Ｃは単位曲率反射板りの外周部で単位曲率反射板Ａ
と上部反射板Ｅの間に位置する適数の単位曲率反射板で
あつ℃、ｌ乃至４程度の単位曲率反射板を連接し℃構成
する。

また反射鏡１１は左右対称に構成し、さらに第３図に示
すように反射鏡１１の光源挿通孔１２の上部に位置する
上部反射板Ｅを光源挿通孔１２の下半部に位置する単位
曲率反射板Ａより傾斜角度を緩やかに構成する。

例えば第３図に示すように光源挿通孔１２の上部に位置
する上部反射板Ｅと単位曲率反射板Ａとの光軸を中心と
する縦断面の開き角度θを２対３程度に構成する。

次に単位曲率反射板Ａ乃至りと上部反射板Ｅの照射方向
について説明する。

単位曲率反射板りは被照射面において、第５図に示すよ
うに軸方向におい℃中央部より前方で横方向において中
央部ｄ付近を照射方向として構成し【ある。

単位曲率反射板Ａは軸方向においｃｄより前方で横方向
において中央部より内外側ｄ付近を照射方向として構成
しである。

上部反射板Ｅは被照射面において、第５図に示す照明器
具１１の真下付近を照射方向として構成しである。

単位曲率反射板Ｂ、Ｃは被照射面において第５図に示す
ように光源・１３から斜め外方に向けて適数箇所を照射
方向として構成しである。

例えば第４図に示す反射鏡においては単位曲率反射板Ａ
と上部反射板Ｅの間を２つの単位曲率反射板Ｂ、Ｃで構
成したので、照射方向は第５図に示すようにｂ ｓ ｃ
の２カ所となる。

なお、上記した反射鏡１１の上部反射板を除く複数の単
位曲率反射板Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄと、上部反射板Ｅの傾斜角
度を変えることにより第５図に示す照射方向の位置ａ
ｓ ｂ ｓ ｃ ｓ ｄ 、 ｅを変えることができる
。

次に上記した本発明の具体的実施例について説明する。

上記複数の単位曲率面反射板Ａ、Ｂ、ＣＤおよび上部反
射板Ｅを連接して反射鏡１１を構成し、同反射鏡１１の
前面開口部の縦方向の中心部の長さを５０（ｍとし、内
部にＩＫＷの高圧放電灯を装着し、投光用照明器具の取
付高さ１０ｍ１取付角度６５度とし点灯したところ第８
図に示すような配光が得られｔら また第２図に示した従来の投光用照明器具の照度分布と
第８図に示した本発明の投光用照明器具の照度分布を比
較すると第１表に示すとおりである。

上記した照度分布および第１表かられかる工５に本発叫
は従来のものに較べ所望箇所の照度を上げることができ
ると共に被照射面積が拡大され、また被照射面の照度分
布が均一となり且つ配光が角形に近づいたものとなる。

さらに第３図、第４図、第６図および第１図に示すよう
に反射鏡１１の上部を、上方に投射される光線を下方の
被照射面に反射し得るように構成したので、照明率に寄
与しない上方の光束を必要箇所である被照射面に投射す
ることができ、全体的に照明率の高い投光用照明器具を
得ることができる。

本発明は上記したように、椀状の反射鏡の軸方向に沿っ
て設けた光源挿通孔を通して光源を装着し、斜め下方に
向って照射する投光用照明器具において、反射鏡を、光
源挿通孔の上半部に位置する単位曲率反射板りと、光源
挿通孔の下半部に位置する単位曲率反射板Ａと、単位曲
率反射板りの上部に位置する上部反射板Ｅと、単位曲率
反射板りの外周部で単位曲率反射板Ａと上部反射板Ｅの
間に位置する適数の単位曲率反射板Ｂ、Ｃとを一体的に
連接し℃左右対称に構成し、反射鏡の光源挿通孔の上部
に位置する上部反射板Ｅを光源挿通孔の下半部に位置す
る単位曲率反射板Ａより傾斜角度を緩やかに構成し、第
５図に示すように各単位曲率反射板と上部反射板の照射
方向を別々になるように構成したので、光源からの投射
光が複影の照射方向を有し被照射面において所望の範囲
を全体的に均一でかつ効果的に照射することができる。

また反射鏡を上述のように構成したので第１表に示すよ
うに被照射面積を拡大することができると共に照度分布
が角形で均一となる。

さらに光源の上部に位置する上部反射板Ｅを光源挿通孔
の下半部に位置する単位曲率反射板Ａより傾斜角度を緩
やかに構成し、上述のように構成した単位曲率反射板Ａ
乃至りと一体的に構成したので、上方に投射される光線
は下方に反射し、被照射面における照度をあげ照明率を
高めることができテニスコート、運動場およびパーキン
グエリア等にて使用する投光用照明器具として利用価値
が太きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の投光用照明器具の実施例図、第２図は第
１図の照度分布図、第３図は本発明に係る投光用照明器
具の側面図、第４図は本発明の反射鏡の正面図、第５図
は第３図に示す投光用照明器具の照射点を示す。 第６図および第７図は本発明に係る上部反射板の平面図
、第８図は第３図に示す投光用照明器具の照度分布図で
ある。 第３図乃至第８図において、１１・・・反射鏡、Ａ。 Ｂ、Ｃ，Ｄ・・・単位反射板、Ｅ・・・上部反射板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 椀状の反射鏡１１の軸方向に沿って設けた光源挿通
   孔１２を通して光源１３を装着し、斜め下方に向って照
   射する投光用照明器具において、光源挿通孔１２の上半
   部に位置する単位曲率反射板りと、光源挿通孔１２の下
   半部に位置する単位曲率反射板Ａと、単位曲率反射板り
   の上部に位置する上部反射板Ｅと、単位曲率反射板りの
   外周部で単位曲率反射板Ａと上部反射板Ｅの間に位置す
   る適数の単位曲率反射板Ｂ、Ｃとを一体的に連接して反
   射鏡１１を左右対称に構成し、さらに同反射鏡１１の光
   源挿通孔１２の上部に位置する上部反射板Ｅを光源挿通
   孔１２の下半部に位置する単位曲率反射板Ａより傾斜角
   度を緩やかに構成しまた単位曲率反射板りは被照射面の
   軸方向において中央部より前方で横方向において中央部
   ｄ付近を照射方向とし、単位曲率反射板Ａは軸方向にお
   いてｄより前方で横方向において中央部より内外側ｄ付
   近を照射方向とし、上部反射板Ｅは照明器具の真下付近
   を照射方向とし、適数の単位曲率反射板Ｂ、Ｃは光源１
   ３から斜め外方に向けて適数箇所を照射方向とするよう
   に構成したことを特徴とする非対称形配光の投光用照明
   器具。 ２ 第１項記載の光源の上部に位置する単位曲率反射板
   Ｅと単位曲率反射板Ａとの光軸を中心とする縦断面の上
   下の開き角度を２対３に構成したことを特徴とする非対
   称形配光の投光用照明器具。