JPS5937830Y2 - 電子楽器のペダル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポータプル型電子ピアノ等電子楽器のペダル装
置に関する。

従来、ポータプル型電子ピアノ等のペダル装置は第１図
のようなものであって、ペダル１を操作する時該装置全
体が大きくて、重くなければ演奏操作によりペダル装置
が移動するという欠点があった。

本考案は上記欠点を取り除き、軽量コンパクトでありな
がら演奏操作によって移動しないペダル装置を提供する
目的でなされたものである。

以下本考案を図面によって詳細に説明する。

第２図は本考案の一実施例の斜視図（２−１）、部分断
面図（２−２）、側面図（２−３）である。

（２−１）のようにペダル装置の基台Ｂ前方にゴム等の
弾性体で成る板状のストッパー２をとりつけ、該ストッ
パー２にはゴム足８が入る穴７を設けてお・く。

さらに該ストッパー２は上記基台Ｂ前方裏面へ（２−２
）のように、取付は部を中心に回転できるようにビス３
、ナツト４、座金５で戊る軸部材を介して基台Ｂの底板
６に取付ける。

以上のような構造のものにおいて、ストッパー２を前述
のビス３、ナツト４、座金５による取付は部分を中心に
ペダル装置の基台Ｂ裏側へ回転収納し、ゴム足８をスト
ッパー２に設けた穴７に嵌入してストッパー２が不必要
に回転しないようにする。

このときの状態を（２−３）に示す。また、第３図はス
トッパー２にゴム足ヲ嵌入する穴７を設けない場合の実
施例であり、ストッパー２の長さを、ストッパーの回転
収納時にゴム足に当たらないようにしである。

以上の如くストッパー２をペダル装置の基台Ｂの裏面に
回転収納することにより、コンパクトになるため、運搬
時便利である。

以上の構造で戊る本考案のペダル装置は、第４図のよう
にストッパー２を第２図（２−３）の状態から回転延長
して該ストッパー２を足９のかかとで踏みながらペダル
１を操作すると、該ペダル装置は演奏操作によって移動
することはない。

以上のように本考案は簡単な構造で、運搬時にはコンパ
クトに、操作時には軽量でありながら演奏操作によって
移動することのない電子楽器のペダル装置を提供するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のペダル装置の斜視図、第２図は本考案の
一実施例で（２−１）は斜視図、（２−２）は部分断面
図、（２−３）は側面図、第３図は第２図の実施例の一
部が異なる実施例の側面図、第４図は本考案の使用状態
を説明する図である。 １・・・・・・ペダル、２・・・・・・ストッパー ３
・・・・・・ビス、４・・・・・・ナツト、 ５・・・・・・座金、 ６・・・・・・底板、 ７・・・・・・ ノ曳、 ８・・・・・・ゴム足、 ９・・・・・・足、 Ｂ・・・・・・基台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電子楽器のペダル装置であって、ペダル装置の基台前部
   に配設された軸部材を介して該基台裏側に取り付けられ
   、ペダル操作時には該軸部材を回転軸として該基台の前
   方、該ペダルを操作する足の錘位置まで延長され、ペダ
   ル非操作時には該軸部材を回転軸として該基台裏側に回
   転収納可能な平板状のストッパーを具備した電子楽器の
   ペダル装置。