JPS5937366Y2 - 自動車用中空スタビライザ−取付け部 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用中空スタビライザーｌこ係るもので、
詳しくは車体のローＩし剛性を補うものとしで、第１図
のように、車体側に回転自在に取着される中空筒状の基
部１と、基部１の両側延長部に湾曲部２を介゛しで伸張
する腕部３を一体に連設し。

さらｌこ腕ｇｒＢ３先端１こ車輪懸架装置に連結係止す
る取付は部４を具備する前記中空スタビライザーにおい
て、取付は部４周面ｌこ残存する小間隙への浸水防止を
図る取付は部構造に関する。

前記スタビライザーにおいで、近時車輌軽量化の趨勢に
基づいて、筒状材料による中空スタビライザーが多用さ
れるが、走行時に泥雨水等が前記間隙または中空部へ流
入して材料の発錆、腐食を発生し早期折損を誘発する問
題がある。

列えば、第１図は中空スタビライザーにおける原型的取
付は部構造を示すもので、取付は部４は円筒状中空材料
の腕部３端部を鍛圧しで円形偏平状に形威し、その中央
に車体取着用の通孔５を穿設する。

従って、第２図のようｌこ通孔内周面に前記中空材料の
圧縮時に派生した。

前記材料の接面１こ帯状の小間隙６を不可避に残存し腕
部３の中空部へ連通する。

一方第３図のように取付は部４外周にも、前記同様ｌこ
材料接面の小間隙６を残存し、いづれも毛細管現象等に
よって誘引水または侵水を生じ、腐食等に至る欠陥があ
る。

本考案は前記腐食等を防止する中空スタビライザーの取
付は部構造を提供するもので、実施例図面に基づいて説
明すると、第４〜６図１こおいで。

第１図示の前記構商と同一の取付は部４において。

取付は部４と腕部３の接合点近傍を含む取付は部４の全
外周面に密着状に覆包する樹脂薄層７を付与形成した構
造を特徴とする。

従って第４図示点線の取付は部４の素形（樹脂薄層付与
前の形状）１１樹脂薄層７によって外形を変更し、その
全周面が被膜保護され、第５，６図のように鍛圧によっ
て発生した外周面の間隙６．および通孔５の穿設によっ
て生じた間隙６ｇｔ倒れも樹脂薄層１によって覆包され
て外気を遮断し、前記の誘引水または侵水は完全に阻止
される。

尚本考案における樹脂薄層は浸漬法等の公知技術によっ
て施し、樹脂厚さは可能な限り薄層が好ましく、また樹
脂成分は当該スタビライザーの使用条件に応じて任意に
選択適用する。

一方前記処理の際、取付は部の鍛圧余熱を活用して樹脂
焼付操作を施すと、当該樹脂の密着性の向上と併せて省
エネＩレギーを図る効果がある。

以上のように１本考案１１自動車用中空スタビライザー
における従来欠陥を簡略な構成に基づいて解消し、中空
スタビライザーの普及を促進して車輌軽量化に寄与する
もめである。

尚本考案は前記実施例の取付は部形伏に限定されず、中
空材料の腕部端ｌこ加工を施し、取付は部を形成する中
空スタビライザーにおいて、前記間隙等を生ずる取付は
部を広く対称とするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図：自動車用スタビライザ゛−の従来構成を示す正
面図、第２図：第１図のＡＡ’断面図、第３図：第１図
のＢ視測面図、第４図二本考案の一実施例を示す平面図
、第５図：第４図のＣＣｓ面図。 第６図：第４図のＤ視測面図、である。 符号の説明、１・・・・・・基部、２・・・・・・湾曲
部、３・・・・・・腕部、４・・・・・・取付は部、５
・・・・・・通孔、６・・・・・・間隙、１・・・・・
・樹脂薄層、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中空材料端部を鍛圧しで取付は部を形成する自動車用中
   空スタビライザーｌこおいて、前記取付は部外周面を密
   着覆包する樹脂薄層を施した構造を特徴とする自動車用
   中空スタビライザー取付は部。