JPS5937108B2 - 全身温熱加温装置 - Google Patents
全身温熱加温装置Info
- Publication number
- JPS5937108B2 JPS5937108B2 JP17759882A JP17759882A JPS5937108B2 JP S5937108 B2 JPS5937108 B2 JP S5937108B2 JP 17759882 A JP17759882 A JP 17759882A JP 17759882 A JP17759882 A JP 17759882A JP S5937108 B2 JPS5937108 B2 JP S5937108B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- patient
- heating
- whole
- whole body
- heating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrotherapy Devices (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明者は既に高周波加温による局所温熱加温装置を製作
、研究し、動物実、験や臨床使用を行つた結果、全身温
熱治療を行う装置を工夫するに至つたので、ここに発明
出願を行うに至つた。
、研究し、動物実、験や臨床使用を行つた結果、全身温
熱治療を行う装置を工夫するに至つたので、ここに発明
出願を行うに至つた。
本発明は全身温熱加温装置に関する。
従来の全身加温方式では、体外循環血液加温が最近ある
程度行われるようになつた。
程度行われるようになつた。
これは動静脈より脱送血し、体外にとりだした血液を4
8℃ぐらいに加温して人体に戻すことにより全身を加温
する。この方式は有効な全身加温を行える反面心臓への
負担、体外循環自体の有する危険因子、例えば、手抜ミ
スにより空気を人体に送りこんでしまうケース、あるい
は脱送血部位からの感染などがあり、簡単に行える治療
法といいがたい。一方、全身加温は、熱気浴、パラフィ
ン浴、あるいはホットパッドなどによつて行うことがで
きるが、有効な加温を行うためには、単なる入浴装置で
は不十分であり、必要な温度を得ることはできない。す
なわち全身加温を行うには次のような機能を組合せるこ
とが必要である。まず、人間の発汗による冷却作用を完
全に抑圧することが必要である。
8℃ぐらいに加温して人体に戻すことにより全身を加温
する。この方式は有効な全身加温を行える反面心臓への
負担、体外循環自体の有する危険因子、例えば、手抜ミ
スにより空気を人体に送りこんでしまうケース、あるい
は脱送血部位からの感染などがあり、簡単に行える治療
法といいがたい。一方、全身加温は、熱気浴、パラフィ
ン浴、あるいはホットパッドなどによつて行うことがで
きるが、有効な加温を行うためには、単なる入浴装置で
は不十分であり、必要な温度を得ることはできない。す
なわち全身加温を行うには次のような機能を組合せるこ
とが必要である。まず、人間の発汗による冷却作用を完
全に抑圧することが必要である。
しかも、全身温熱治療では精密な全身麻酔下に行うこと
が必須である。従つて患者の全身を完全に収容する密封
体をもつて患者を密封し、呼吸と麻酔は鼻又は口を経由
して行う。このようにしても患者の体温は十分の上昇は
みない。
が必須である。従つて患者の全身を完全に収容する密封
体をもつて患者を密封し、呼吸と麻酔は鼻又は口を経由
して行う。このようにしても患者の体温は十分の上昇は
みない。
これは肺を介して熱放散が行われるからであり、麻酔ガ
ス及び呼吸空気を加温するばかりでなく、肺での水分蒸
発による熱の放散を押さえるために相対温度を100%
以上にする必要がある。このようにして、患者を適当な
方法で加熱すれば、十分な高い体温を得ることが出来る
。加温方法は、パラフィン浴、水浴、熱気浴、ホットパ
ッドばかりでなく、高出力の高周波加温システムでも全
身温熱状態をつくりだすことができる。また血液循環加
温でも、このような装置をつかえば体外循項させる血流
量を小さくすることができるので操作も容易になり、危
険も少くなる。さらにはパイロジエンなど発熱性物質の
投与でも、従来の本装置を使わないケースに比し、より
高い体温を得ることができる。
ス及び呼吸空気を加温するばかりでなく、肺での水分蒸
発による熱の放散を押さえるために相対温度を100%
以上にする必要がある。このようにして、患者を適当な
方法で加熱すれば、十分な高い体温を得ることが出来る
。加温方法は、パラフィン浴、水浴、熱気浴、ホットパ
ッドばかりでなく、高出力の高周波加温システムでも全
身温熱状態をつくりだすことができる。また血液循環加
温でも、このような装置をつかえば体外循項させる血流
量を小さくすることができるので操作も容易になり、危
険も少くなる。さらにはパイロジエンなど発熱性物質の
投与でも、従来の本装置を使わないケースに比し、より
高い体温を得ることができる。
しかしながら全身加温は体温が42.5゜Cを越え、4
3℃になると一時間以内に実験動物が死亡するので、緊
急のケースには早急に患者を冷却するための機構を必要
とする。
3℃になると一時間以内に実験動物が死亡するので、緊
急のケースには早急に患者を冷却するための機構を必要
とする。
さらに患者の血圧、体温などをモニターするだけでなく
、全身加温時に起こる繁脈などを薬物コントロールする
ためにモニターラインと血管アク・ セスは密封体の外
部に引き出すことが必要である。
、全身加温時に起こる繁脈などを薬物コントロールする
ためにモニターラインと血管アク・ セスは密封体の外
部に引き出すことが必要である。
以下、実施例に従つて本発明の具体例を詳細する。患者
8は密封体4の中に寝かせてある。
8は密封体4の中に寝かせてある。
密封体は熱の放赦を防ぐべく直径80儂長さ250cw
Lのステンレス缶の内側に厚さ5(V7lの発泡ポリウ
レタンを巻いたものであり、密封体4の一端は迅速開閉
できる扉となつている。1は麻酔ガスコントロール2及
び呼吸ガス供給装置9より、混合供給されるガスを加熱
加湿する超音波ネブライザーである。
Lのステンレス缶の内側に厚さ5(V7lの発泡ポリウ
レタンを巻いたものであり、密封体4の一端は迅速開閉
できる扉となつている。1は麻酔ガスコントロール2及
び呼吸ガス供給装置9より、混合供給されるガスを加熱
加湿する超音波ネブライザーである。
呼吸ガスは体温が37℃付近では500C以上でもさし
つかえないが、40℃を越える温熱状態では44℃を越
えると危険であるので、このような温度制御機能を付加
してある。3は呼吸ガスを患者に導く供給路であり本実
施例では先端は患者気管支内に挿管する構造となつてい
る。
つかえないが、40℃を越える温熱状態では44℃を越
えると危険であるので、このような温度制御機能を付加
してある。3は呼吸ガスを患者に導く供給路であり本実
施例では先端は患者気管支内に挿管する構造となつてい
る。
5はモニター路で体温、心電図、血圧などの生体信号を
引出し監視する。
引出し監視する。
10は血管アクセスであり楽剤投与などに用いる。
3,5と10は密封体4に設けた開孔より外部に引き出
されるが、できるだけ断熱的かつ液密に引き出すのが肝
要である。
されるが、できるだけ断熱的かつ液密に引き出すのが肝
要である。
7は加温に用いるパラフィンの加温循環装置で、本実施
例では患者加温はパラフィン浴とした。
例では患者加温はパラフィン浴とした。
6は冷却水注入装置で緊急時に冷却水を患者にかけ、体
温をさげる。
温をさげる。
本発明はこの実施例に限定されるものではなく特許請求
の範囲に述べるとおりである。
の範囲に述べるとおりである。
本図面は本発明の一実施例である。
1 ・・・・・・超音波加温ネブライザー、2・・・・
・・麻酔ガスコントロール、3・・・・・・麻酔ガス空
気供給路、4・・・・・・密封体、5・・・・・・体温
心電図モニター路、6・・・・・・冷却水注入装置、T
・・・・・・加温パラフィン循環加温装置、8・・・・
・・患者、9・・・・・・呼吸ガス供給装置、10・・
・・・・血管アクセス。
・・麻酔ガスコントロール、3・・・・・・麻酔ガス空
気供給路、4・・・・・・密封体、5・・・・・・体温
心電図モニター路、6・・・・・・冷却水注入装置、T
・・・・・・加温パラフィン循環加温装置、8・・・・
・・患者、9・・・・・・呼吸ガス供給装置、10・・
・・・・血管アクセス。
Claims (1)
- 1 全身加温用温熱治療装置において、患者の全身を収
容し熱的に密封してなる密封体と、該密封体内の患者を
加温するための手段と、患者に呼吸及び麻酔ガスを供給
するための供給路と、該呼吸及び麻酔ガスを加温加湿す
る手段と、緊急時に患者を急速冷却する手段と、患者監
視信号をとり出すための手段と、患者血管アクセスとを
組合せてなることを特徴とする全身用温熱加温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17759882A JPS5937108B2 (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 全身温熱加温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17759882A JPS5937108B2 (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 全身温熱加温装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5967947A JPS5967947A (ja) | 1984-04-17 |
JPS5937108B2 true JPS5937108B2 (ja) | 1984-09-07 |
Family
ID=16033791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17759882A Expired JPS5937108B2 (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 全身温熱加温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937108B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003057098A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Noriyasu Sakamoto | Procede et dispositif de traitement thermique corporel total |
WO2004009003A1 (ja) * | 2002-07-22 | 2004-01-29 | Thermedix Co., Ltd. | 生体温熱治療装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3531991B1 (en) * | 2016-10-31 | 2024-06-19 | Elmedix NV | Whole-body hyperthermia system |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP17759882A patent/JPS5937108B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003057098A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Noriyasu Sakamoto | Procede et dispositif de traitement thermique corporel total |
WO2004009003A1 (ja) * | 2002-07-22 | 2004-01-29 | Thermedix Co., Ltd. | 生体温熱治療装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5967947A (ja) | 1984-04-17 |
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