JPS5937082Y2 - ベツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベット体１の両側に木ばね愛用の下受桟２を
対設し、上下に対向する細長い２枚のばね板３間に複数
のばね体４を挟着して、上側のばね板３を上方へ次曲せ
しめると共に上下のばね板３の両端部同士を両ばね板３
の両端部に形成せる長手方向に長い長孔８に通したボル
トナツト９゜１０で結合することにより木ばね５を形成
し、各下受桟２に木ばね５の両側をそれぞれ取着して成
るベットに係るものである。

本考案の目的とするところは木ばねをばね板とばね体で
形成して本ばねの生産性を向上できるようにし、しかも
木ばねの形状のばらつきをなくすことができるようにし
たベットを提供するにある。

従来、ベット用の木ばねを形成するには、ばね板を円型
プレスで接着プレスして製造しているが、プレスに時間
がかかり、しかも弧状をした木ばねの形状にばらつきが
あった。

本考案は上述した欠点を解消するものであり、以下実施
例により詳述する。

ばね板３は略長方形伏をしていて長手方向の両側には長
手方向に長い略力形伏の長孔８が対設されており、長孔
８は上下２段になっていて下段部の上縁部は全周にわた
って上段部の下端から長孔８の中心側に突出している。

長孔８の下段部を対向させるように２枚のばね板３を位
置させ、２枚のばね板３の長手方向の略対向する位置に
圧縮コインばねのような複数のばね体４の上下端をタッ
カ−のような止具にてそれぞれ固着し、上方のばね板３
８両側の長孔８から挿入したボルト９と下方のばね板３
ｂの長孔８に挿入したナツト１０でばね板３ａ、３ｂを
固定して木はね５が形成されている。

ばね体４は木はね５の中央から両側にわたって側部はと
高さが低くなるように形成されていてばね板３ａは両側
が下方に位置するような弧状をしており、ボルト９の頭
部とナツト１０は長孔８の下段部の突出面にそれぞれ圧
接していてばね板３ａ、３ｂの外面から突出しないよう
になっている。

ベット体１は断面路り伏をしていて床部１１の前側端部
から立壁部１２が上方に突出しており、床部１１は上面
が開口した断面略方形伏をしていて床部１１下面の前部
と後端には脚部１３が床部１１両側間の略全長にわたっ
て立壁部１２と平行に垂設されている。

床部１１内の両側には床部１１の前後力向の略全長にわ
たって木ばね受用の下受桟２と上受桟６がそれぞれ間隙
を介して水平に突設されており、受桟２，６間にはそれ
ぞれ受桟２の略全長にわたって複数の横ずれ防止桟１４
が受桟２と略直角方向に固着されていて床部１１両側の
横ずれ防止桟は対向しており、隣接する横ずれ防止桟１
４．１４と両側の受桟２，６で木ばね５取付は用の枠体
１５が形成されている。

しかしてベットを形成するには、両側が下方に位置する
弧状のばね板３ａを上にした木ばね５を枠体１５に挿入
し、ばね板３ａ、３ｂの両端を受桟２，６間に挿入する
と共にばね板３ｂを下受桟２に取着し、各枠体１５にそ
れぞれ木ばね５を取着した後、略方形状をしたマツトレ
スのような弾性敬具７を床部１１に嵌挿し、弾性敬具７
の両側を上受桟６に取付けると共に弾性敬具７の長手方
向の中央部を弧状をしたばね板３ａの中央先端部に弾接
する。

上記の実施例にあってはばね板３両側の長孔８を長手方
向に長い略方形状に形成したので、人がベットに寝てば
ね板３ａに荷重がかかり、ばね板３ａが撓んでもそのず
れを吸収できる。

本考案は上述したように対向する２枚のばね板間に複数
のばね板を挟着したので、２枚のばね板間にばね体を取
付けるだけで簡単に木ばねを形成することができ、従来
のようにばね板をプレスする必要がないから本ばねの生
産性が向上する。

また２枚のばね板間に挟着するばね体の長さを中央から
両側になるにしたがって短くなるように変えることによ
り簡単に一方のばね体を弧状にすることができ、ばね体
の長さで弧状面を調整できるから木ばねの弧状面のばら
つきをなくすることができる。

また本考案にあっては、上側のばね板を上方へ実開せし
めると共に上下のばね板の両端部同士を両ばね板の両端
部に形成せる長手方向に長い長孔に通したボルトナツト
で結合することにより木ばねを形成するようにしたので
、上下のばね板をボルトナツトで直接結合することがで
きてばね板の結合構造を簡単なものにすることができる
と共に、ボルトナツトと長孔との間における摺動によっ
て上側のばね板を弾性変形させることができ、ボルトナ
ツトで上下のばね板を直接結合するようにしたにもかか
わらず上側のばね板の弾性変形を何ら損うことなく良好
なりッション性を得ることができるものである。

尚、木ばねの上面にマツトレスのような弾は教具を敷設
するとベットに木ばねと弾性敬具で二重に弾性を持たせ
ることができて寝心地がよいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の全体図、第２図は同上の縦
断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ方向の断面図、第４図
は同上の木ばねの斜視図、第５図ａ、ｂは同上の木ばね
の測部の部分断面図及び平面図、第６図ａ、ｂは従来例
の分解斜視図及び同上の木ばねの斜視図、第７図は同上
の縦断面図であり、１はベッド体、２は下受桟、３はば
ね板、４はばね体、５は木ばね、６は上受桟、７は弾性
敬具、８は長孔、９はボルト、１０はナツト、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベット体の両側に木ばね受用の下受桟を対設し、上下に
   対向する細長い２枚のばね板間に複数のばね体を挟着し
   て、上側のばね板を上方へ次曲せしめると共に上下のば
   ね板の両端部同士を両ばね板の両端部に形成せる長手方
   向に長い長孔に通したボルトナツトで結合することによ
   り木ばねを形成し、各下受桟に木ばねの両側をそれぞれ
   取着して戊るベット。