JPS5936898Y2 - 分割型零相変流器 - Google Patents

分割型零相変流器

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Publication number
JPS5936898Y2
JPS5936898Y2 JP5089483U JP5089483U JPS5936898Y2 JP S5936898 Y2 JPS5936898 Y2 JP S5936898Y2 JP 5089483 U JP5089483 U JP 5089483U JP 5089483 U JP5089483 U JP 5089483U JP S5936898 Y2 JPS5936898 Y2 JP S5936898Y2
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JP
Japan
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current transformer
split
phase current
shells
type zero
Prior art date
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Expired
Application number
JP5089483U
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English (en)
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JPS58173225U (ja
Inventor
修 永沢
俊太郎 長
勝雄 細川
毅 中野
Original Assignee
東北金属工業株式会社
松下電工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は分割型零相変流器に関するもので、特に水中に
没して使用するに適した構造の零相変流器に関する。
ここで、分割型零相変流器とは、分割した鉄心を突合わ
せて閉磁路が構成されているというだけでなく、巻線を
施している状態で、両鉄心を開いて、被検出線を両鉄心
の中に配置できるようにした変流器のことである。
このような分割型変流器は、両側へ開いて被検出線を鉄
心に貫通させることができるので、被検出線を切断する
ことなく、電流の検出が可能であるとの利点がある。
従来の分割零相変流器は、例えば第1図に示すように、
分割された2つの鉄心1,2のそれぞれにボビン3,4
を嵌めてその上にそれぞれ巻線5゜6を巻き、各ボビン
両端から露出した鉄心端面を互に突き合せて、両鉄心1
,2で1つの分割可能な閉磁路を構成するようになすと
ともに、各コイル5,6ノ両端部5a、 5b、 6a
、 6b(7)うち、対応する端部のうち1対、例えば
5aと63 (あるいは5bと6b)を接続して、閉磁
路を構成する鉄心1,2の全体に巻回された1つの検出
巻線を構成し、他方の対5bと6b (あるいは5aと
63)をリード線として引き出していた。
ところで、この構造によるときは、鉄心1および2の各
々に巻線5および6をそれぞれ巻装しておき、変流器の
設置の際に、両巻線の対応する端部を接続する必要があ
り、従って、この相互接続端部は絶縁されていない。
実際の製品としては、第2図に示すように、各鉄心と巻
線はそれぞれ外殻7,8へ収容されていたが、その場合
相互接続を容易にするため、各線の周囲を囲む外殻7,
8に端子部9,10を設け、この端子部9,10に予め
各巻線の端部を接続しておき、両鉄心を突き合せた後、
相互接続端部に対応する端子同士(例えば9−9)を接
続するようにしていた。
従って従来の構造の分割型零相変流器においては、これ
を、水中で使用する場合、検出巻線と水との間の絶縁抵
抗は零に等しくなってしまい、水中での使用は不可能で
あった。
本考案は、防水性で、かつ構造、組立とも簡単な分割零
相変流器を提供することを目的とする。
本考案の特徴は、分割型零相変流器において、分割され
たただ一つの鉄心に検出巻線を巻装して、両鉄心をそれ
ぞれの外殻中に収容し、これらの外殻を両鉄心が一つの
閉磁路を構成するように互に突き合せ開閉可能に密封結
合し、検出巻線の両端部をリード線として外殻外へ導出
することによって、従来のように、二つの巻線の端部同
士を接続するという必要をなくしたものである。
以下本考案を図に示す実施例を参照して詳細に説明する
第3図および第4図を参照して、2つに分割した鉄心1
1.12の一方、例えば12の両端部分に、端面が露出
しないようにボビン13.14を設け、両ボビンに連続
して巻線15.16を巻装し両端部15a、16aを絶
縁被覆したままリード線として外部に引き出したもので
、他方の鉄心11の両端部をボビン13.14中に挿入
して鉄心12と突合せることによって閉磁路が構成でき
るようにしたものである。
この突き合せた状態が第4図に斜視図で示される。
なお、図示の実施例においては、巻線は、閉磁路の対称
位置におかれ、かつ、両鉄心に互に接近する方向に突出
した突片11 a、 11 b、 12 a、 12b
が設けられ、これらは両鉄心を突き合せたとき、小さい
ギャップを介して対向するようになっており、これによ
って、実際の使用において、鉄心の孔部を貫通して配置
された2本の導線の各各に流れる電流による自発磁気を
短絡させることができ、これによって検出巻線に発生す
る不平衡電圧を少なくすることができる。
第5図は、第3,4図のものに外殻を施したものの外観
斜視図で、外殻17中へ、鉄心11を、外殻18中へ、
鉄心12とコイル15.16を例えば樹脂等で固めて、
収容固定し、両者を図示のように互に密封結合し、リー
ド線15 a、 16 aを一緒に外殻18外へ導出し
ている。
使用に際しては、止め金19を外し、外殻17を持ち上
げて、閉磁路を開くことによって、被検出導線(図示せ
ず)を外殻17.18間の中央孔に配置することができ
る。
このように本考案によれば、分割型零相変流器において
、リング状外殻を構成する2つの半外殻が開放可能に密
封結合されているとともに、その一方に分割鉄心の一方
のみが、他方の半外殻中には他方の分割鉄心と巻線とが
樹脂で収容固定されており、該巻線の両端が該他方の外
殻外へリード線として引き出された構造であるから、従
来のように外殻外でリード線同志を接続する必要がなく
、従って、リード線は絶縁被覆線として導出されるので
、水中での使用が可能であり、しかも半外殻が密封結合
され、それぞれの内部が樹脂で固定されているから外殻
中への漏水も確実に防止されるので、防水型として有用
な分割型零相変流器を得ることができる。
この構造によるときは、外殻と検出巻線との間の絶縁抵
抗を5MΩ以上という高い値に保つことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の分割型零相変流器の構成を示す図、第
2図は第1図の変流器を外殻に入れたものの外観斜視図
である。 第3図は、本考案の一実施例の構成を示す図で、鉄心を
分割した状態での正面図、第4図は鉄心を突合せた状態
を示す斜視図、第5図は、外殻へ収容した場合の外観斜
視図である。 11、12・・・・・・鉄心、13.14・・・・・・
ボビン、15.16・・・・・・巻線、15 a、 1
6 a・・・・・・リード線、17.18・・・・・・
外殻。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻線を有する閉磁路鉄心を二つに分割したそれぞれの分
    割鉄心を、リング状の外殻を同様に二つに分割した形状
    の2つの半外殻中にそれぞれ収容し、両分側鉄心が一つ
    の閉磁気回路を構成するように突合わせた状態に上記半
    外殻を分割可能に突合わせ保持した分割型零相変流器に
    おいて、上記2つの半外殻は開放可能に密封結合されて
    いるとともに、その一方には分割鉄心の一方のみを、他
    方の半外殻中には他方の分割鉄心と巻線を樹脂で収容固
    定するとともに、該巻線の両端部を該他方の半外殻外へ
    絶縁被覆線のままリード線として引出したことを特徴と
    する防水型の分割型零相変流器。
JP5089483U 1983-04-07 1983-04-07 分割型零相変流器 Expired JPS5936898Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5089483U JPS5936898Y2 (ja) 1983-04-07 1983-04-07 分割型零相変流器

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JP5089483U JPS5936898Y2 (ja) 1983-04-07 1983-04-07 分割型零相変流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58173225U JPS58173225U (ja) 1983-11-19
JPS5936898Y2 true JPS5936898Y2 (ja) 1984-10-12

Family

ID=30061672

Family Applications (1)

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JP5089483U Expired JPS5936898Y2 (ja) 1983-04-07 1983-04-07 分割型零相変流器

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JPS58173225U (ja) 1983-11-19

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