JPS5936435Y2 - 超緩衝性強化片段ボ−ルシ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、超緩衝性強化片段ボールシートに関し、そ
の目的とするところは、資材を巧みに組込み活用したこ
とにより重量物、大型物等に対する緩衝保護を兼ねた直
接梱包包装に好適な片段ボールシートを低廉に提供し、
併せて梱包包装の簡素合理化を図れるようにしたことに
ある。

即ち、紙を貼合着した波状紙に押し潰し部を設けて、緩
衝性、折曲げ自在性、柔軟性、強度性等の特性を保有せ
しめたものに、更に著しく優れた同様特性を保有せる、
空気封入部を無数に有するシートを接合一体としたこと
により、とりわけ緩衝性が圧倒的な片段ボールシートで
ある。

本考案は、片面に任意の紙１を貼着し、波状面に押し潰
し処理を施して押し潰し部２を設けた波状紙３の他の片
面に、空気封入部４を無数に有するシート５を接合着し
て一体の片段ボールシート６に形成して成ることを特徴
とする超緩衝性強化片段ボールシートに係るものである
。

上記のとおり、本考案の超緩衝性片段ボールシート６は
、片面に紙１を貼着し、波状面に押し潰し部２を設けた
波状紙３（株式会社タナカヤ登録商標名「フレダン」と
称する「片段ボール」として斯業界で周知。

）の他面に、空気封入部４を無数に有するシート５を接
合一体としたものであるから、緩衝性、折曲げ自在性、
柔軟性、強度性等の梱包包装、緩衝のための保護特性が
圧倒的であることが大きな特色である。

即ち、前掲片段ボール（フレダン）は、それだけで、上
記特性を保有した優良開発品として内包装、外包装（梱
包含む）、緩衝等の各用途に多大に実用され、貢献して
いるものであるが、本考案は、これに、更に一層前記各
特性に釦いて優れているシート５を組込み、一体とした
ものであるから、家具類、ピアノ類等の大小重量物、大
型物の緩衝用、梱包包装とくに梱包外装用に真に好適で
ある。

しかして、本考案は、上記のような大重量物、大型物に
対しその形体に合わしたものにも簡易に作れるので、直
接の梱包外装に使用でき、超緩衝性能により、商品保護
は確実であり、外面は紙１であるから、適宜印刷等によ
る表示もできるだけでなく、梱包後の記録等表示も自在
にできる便益がある。

又、折曲げ自在であることにより、陶、磁製、金属製、
ガラス製等の置き物類、食器等、時計類、その他あらゆ
る物品の内包装、梱包外装、緩衝を目的とした梱包包装
用にも便利であって、この場合も、緩衝保護は圧倒的で
ある。

そして、この考案品により梱包、包装すれば、緩衝保護
と外装を同時にできるので、梱包、包装の作業を単一合
理化できる便益がある。

上記のとおシ、本考案品は、超緩衝性能により、強力緩
衝材、強力梱包包装材として、あらゆる物品を対象とし
た方途に実用的で、有益なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一例であって、第１図は平面図、第２図
は他の面の平面図、第３図は第２図での一部を剥がして
示せる拡大説明図、第４図はＡ−Ａ拡大断面図である。 １・・・紙、２・・・押し潰し部、３・・・波状紙、４
・・・空気封入部、５・・・シート。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 片面に任意の紙を貼着し、波状面に押し潰し処理を施し
   て押し潰し部を設けた波状紙の他の片面に、空気封入部
   を無数に有するシートを接合着して一体の片段ボールシ
   ートに形成して成る超緩衝性強化片段ボールシート。