JPS593624B2 - 窓材 - Google Patents

窓材

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Publication number
JPS593624B2
JPS593624B2 JP54107074A JP10707479A JPS593624B2 JP S593624 B2 JPS593624 B2 JP S593624B2 JP 54107074 A JP54107074 A JP 54107074A JP 10707479 A JP10707479 A JP 10707479A JP S593624 B2 JPS593624 B2 JP S593624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
wavy
partition wall
plates
window material
Prior art date
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Expired
Application number
JP54107074A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5631981A (en
Inventor
誠一郎 大庭
敏 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
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Publication of JPS5631981A publication Critical patent/JPS5631981A/ja
Publication of JPS593624B2 publication Critical patent/JPS593624B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は窓材に適したプラスチック製多層板で、特に中
間板として波状板を使用することにより多層板に不透視
性を付与した窓材に関する。
昨今、エネルギー節約の必要性がさけばれ住宅、病院、
学校、その他個人、公共用の建築に際して種々の断熱材
の使用が推奨されている。
それら断熱材の一つとして二層のプラスチック製平面板
間に空気層を有する多層板が公知である。
しかしながら、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ア
クリル樹脂、ポリアミド等の透明性プラスチックを用い
た場合、透視性が良好なので、透明ガラスの代替品とは
なり得てもスリガラスの代替品としては不適であった。
本発明は透明性プラスチックを用いるにもがかわらずそ
の構造を特定することにより、適度の光学的散乱効果と
共に明るさを確保する適度の透光性を付与し、いわゆる
スリガラスの代替品となり得る断熱性窓材を提供するも
のである。
すなわち、本発明は波状板の両側に夫々空気層を存在さ
せて、平面板を並列させ、内子面板と波状板間は内平面
板間の0.25〜1.0倍の間隔距離を有する隔壁を介
して連結され、且つ、隔壁は波状板の波状の山部又は谷
部の位置に設けられていることを特徴とするプラスチッ
ク製窓材である。
本発明の最大の特徴は内平面板間に波状板を存在させる
ことである。
例えば第1図に図示したように、平面板1,1′間に隔
壁3を介して波状板2を中間位置として配置する。
このような波状板を配置することにより透過光は隔壁に
よる反射・屈折とあいまって散乱され、目的とするスリ
ガラスの効果が生ずる。
従って、波状板はその断面がいわゆる波状的に山部と谷
部が存し、光が散乱する効果が生ずるものであればよく
、波の形状は特に限定されない。
例えば、山部や谷部が曲線的であってもよく、折線的で
あってもよい。
更に山部と谷部の間が波状の線で結ばれ或は山部と谷部
の間の深さが一定でないような一種の複合的波状の断面
を有するような波状板であってもよい。
しかし、本発明の波状板として最も好ましく使用できる
ものは、一定の周期を有し、山部、谷部が第1図に示す
ように曲線である単純な波状乃至第2図に示すような鋸
歯状のものである。
更に、本発明の目的とするスリガラス効果を有効に生じ
させるためには、波状板の波状の山部から谷部を見込む
俯角が1度以上更に好ましくは3度以上最も好ましくは
5度以上である。
波状板2はその上下で空気層4,4′を存在させて平面
板1,1′と隔壁3,3′を介して連結する。
隔壁3は空気層の形成と共に隔壁による反射・屈折によ
り波状板の散乱効果を助長し、併せてリブ効果の機能も
有する。
隔壁3の態様は、製作上の作業性向上のために隔壁同士
が並列されることが一工程の押出成形を可能とするため
に好ましい。
一般には図示するように複数の長い板状体構造物を隔壁
材として用い、平面板に対してこれら隔壁が直角に且つ
隔壁同士が平行になるようイ2構造とするのが好ましい
しかし、隔壁は必ずしも平面板状に限らず、例えば隔壁
の長手方向に対する垂直断面がS字状などであってもよ
く、また隔壁が平面板に対して直角でなくある程度の傾
斜をもって設けられても差支えない。
隔壁の設置箇所は波状板の山部又は谷部の位置に設ける
のが、一体に押出成形する際多層板自体の歪が生じにく
く又強度の点からも好ましい。
その場合、一方の平面板とは波状板の山部だけで連結さ
れ、他方の平面板とは波状板の谷部だけで連連結するよ
うに隔壁を設けるのが最適である。
特に第2図及び第3図のように一方の平面板とは波状板
の全ての山部で連結し、他方の平面板とは波状板の全て
の谷部で連結するように隔壁を設ける態様は波状板2が
二つの平面板1,1′と隔壁3で交互に連結されるので
、強度的に好ましいばかりですく、スリガラス効果の上
からも規則的な不透視性にも一層効果を生じ、変化ある
散乱と共に全体に均一なスリガラス効果を得ることがで
きるので最も好適である。
一層つの平面板の隣り合う隔壁間の距離は短い方が窓材
として使用した時の不透視性を助長するが、極端に短か
くすると材料費が増し又断熱効果の観点から隔壁を流れ
る伝熱効果も増し好ましくない。
これらの点を考慮すれば、隔壁の間隔距離、すなわち一
つの平面板の隣り合う隔壁間の距離が平面板間距離の0
25〜1.0焙程度となるようにするのが好適である。
従って、波状板の山と山或いは谷と谷の距離も平面板間
距離の025〜1.0倍程度となせば、波状板の全ての
山部と一方の平面板、波状板の全ての谷部と他方の平面
板を隔壁で最も好ましく連結することができる。
隔壁で波状板と連結されて多層板を形成する平面板は必
ずしも平らなものである必要はなく、全体として平面で
あればよく、例えば装飾上等の理由から波状平面板など
を用いてもよい。
本発明に使用されるプラスチック製多層板に関して、そ
れを構成するプラスチック製平面板、波状板及び隔壁の
厚みは任意であり、特に限定されないが、通常0.2〜
2.0闘程度で製作され多層板としての厚みは4〜40
mm程度のものが一般に良好に用いられる。
このような形状のプラスチック製多層板は押出機により
原料樹脂を浴融混練し、多層板断面構造に相応する開口
部を有する異型ダイより押出し、冷却しながらサイジン
グすることによリ一工程で製造することができる。
プラスチック製多層板の材質としては特に制限はないが
、耐候性が良好で可視光線を透過する点で、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
アクリル系樹脂等のポリビニル重合体及びそれらの共重
合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート等
が好適である。
採光の面からは透明のプラスチックが好ましいが、これ
らのプラスチックに耐候剤、難燃材、熱線吸収剤、熱線
反射剤或いは不透視性を強化したり装飾性のため無機フ
ィラーや顔料を添加してもよい。
また得られた多層板の表面に適当な処理を施したり、フ
ィルムを張る等の処理を施すことも任意に採用できる。
例えばプラスチック製多層板の一表面にアルミ蒸着とか
銀粉入り塗料の塗着等の処理を施すことにより、ミラー
ガラスの性質を付与することができる。
以上説明したように、本発明は中間板として波状板を使
用して透視性を防止し、空気層を存在させることにより
断熱性を付与したプラスチック製窓材を提供するもので
ある。
本発明はこのような諸効果と共に異型押出しにより一工
程で製作できるという作業上の利点をも合せ有しており
、板ガラスの代替品として広範囲の用途に使用できる。
以下実施例を記すが、本発明は実施例に限定されるもの
ではない。
実施例 1 肉厚04m7ft、三層板の厚さ12mm、夫々の平面
板における隔壁の間隔6朋、中間板の俯角は3度の第2
図に示した構造のポリカーボネート三層シートを異型押
出で作成した。
分光光度計(日立分光光度計101型)で直進透光率の
最大値を測定したところ75φであった。
同時に肉視て透視性を検討した。
結果は第1表に記したとおりであった。
実施例 2 夫々平面板における隔壁の間隔距離を117n7ILに
した以外は実施例1と同一条件で、第2図に示した構造
のポリカーボネート三層シートを異型押出で作成した。
肉視て透視性を検討した。結果は第1表に記したとおり
であった。
比較例 1〜2 大々平面板における隔壁の間隔距離を’3−4mrn。
18mmとした以外は実施例1と同様にしてポリカーボ
ネート三層シートをそれぞれ得た。
肉視て透視性を検討した。
結果は第1表に記したとおりであった。
なお、これらの三層シートは曲げ強度が弱く座屈し易か
った。
比較例 3 実施例1と同等のサイズで中間層が完全な平面板である
比較サンプルを作成し、同様の測定と検討を行った。
この三層シートの最大透光率は83飴であった。
肉視による透視性の結果は第1表のとおりであった。
但し、透視性の◎、■、△、X印は下記のことを意味す
る。
×;本願の窓材の後方Lmにかけであるカレンダーの2
cm平方大の文字が窓材手前2mから明瞭に読みとれた
△;上記と同様な条件で、2crrL平方大の文字は読
みとり難かったが、3.5CIrL平方大の文字は読み
とれた。
○;上記と同様な条件で、3.5crIL平方大の文字
も読みとり難く人物の輪郭が漠然とわ かる程度で、はぼスリガラスの効果を有 していた。
◎;完全なスリガラス効果が認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の窓材の側面図、第2図は窓材の斜視図
、第3図は第2図の窓材の部分側面図である。 1.1′は平面図、2は波状板、3,3′は隔壁、4は
空気層を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 波状板の両側に夫々空気層を存在させて、平面板を
    並列させ、内子面板と波状板間は内平面板間の0.25
    〜1,0倍の間隔距離を有する隔壁を介して連結され、
    且つ、隔壁は波状板の波状の山部又は谷部の位置に設け
    られていることを特徴とするプラスチック製窓材。 2 波状板の波状の山部に設けられた隔壁で、一方の平
    面板が、また谷部に設けられた隔壁で、他方の平面板が
    、夫々波状板と連結されている第1項記載の窓材。 3 波状板と一方の平面板間との隔壁を波状板の全ての
    山部で設け、波状板と他方の平面板間との隔壁を波状板
    の全ての谷部で設ける第2項記載の窓材。 4 隔壁の長手方向に対する波状板の垂直断面が鋸歯法
    である第1〜3項記載の窓材。 5 波状板の波状の山部から谷部を見込む俯角が1度以
    上である第1〜4項記載の窓材。
JP54107074A 1979-08-24 1979-08-24 窓材 Expired JPS593624B2 (ja)

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JP54107074A JPS593624B2 (ja) 1979-08-24 1979-08-24 窓材

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JP54107074A JPS593624B2 (ja) 1979-08-24 1979-08-24 窓材

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JPS5631981A JPS5631981A (en) 1981-03-31
JPS593624B2 true JPS593624B2 (ja) 1984-01-25

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JP54107074A Expired JPS593624B2 (ja) 1979-08-24 1979-08-24 窓材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101992U (ja) * 1981-12-29 1983-07-11 ワイケイケイ株式会社 建具
JPS58123185U (ja) * 1982-02-15 1983-08-22 新日本コア株式会社 複合透明パネル

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JPS5631981A (en) 1981-03-31

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