JPS5936186B2 - 木材乾燥装置 - Google Patents

木材乾燥装置

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Publication number
JPS5936186B2
JPS5936186B2 JP2559979A JP2559979A JPS5936186B2 JP S5936186 B2 JPS5936186 B2 JP S5936186B2 JP 2559979 A JP2559979 A JP 2559979A JP 2559979 A JP2559979 A JP 2559979A JP S5936186 B2 JPS5936186 B2 JP S5936186B2
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JP
Japan
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wood
drying
drying chamber
heating
dried
Prior art date
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Expired
Application number
JP2559979A
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English (en)
Other versions
JPS55118569A (en
Inventor
征男 竹村
重晴 木村
悦雄 小林
俊輔 大西
惇 依田
伍郎 大工原
直明 春日
芳茂 植木
慎吾 小林
亨久 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Kurieeto Kogyo Kk
NAGANOKEN
Original Assignee
Chubu Kurieeto Kogyo Kk
NAGANOKEN
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Publication date
Application filed by Chubu Kurieeto Kogyo Kk, NAGANOKEN filed Critical Chubu Kurieeto Kogyo Kk
Priority to JP2559979A priority Critical patent/JPS5936186B2/ja
Publication of JPS55118569A publication Critical patent/JPS55118569A/ja
Publication of JPS5936186B2 publication Critical patent/JPS5936186B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は木材乾燥装置に関するものである。
木材を乾燥させるために従来より種々の方法が提案され
ている。
しかし、いずれの方法によっても木材を所要の含水率ま
で乾燥させるのに要する時間が長く、しかも乾燥ムラの
発生を防止するのが困難である。
木材の乾燥にあたっては、古くから桟積み法がとられて
いる。
すなわち、熱風が供給される乾燥室内に木材を積重ね、
木材の相互間に20〜40m廟の木製角棒よりなる桟木
を介挿し、被乾燥木材のほぼ全面に対する通気が損なわ
れないようにしている。
桟木を使用する場合には被乾燥木材を効果的に加熱して
含有水分の蒸発を促進することができるが、桟木自体は
熱伝達性が低い。
したがって木材を十分に乾燥させるためには熱風の供給
量を増加しなければならず、しかも乾燥した木材に反証
が生じるのを防止するためには加熱を経験的に定められ
るスケジュールに従って行なわなけれはならない。
しかも、その場合でも乾燥ムラを防止することは困難で
あった。
本発明は木材を効率よく、しかもムラを伴なわずに乾燥
させるため、木材を桟積み法により乾燥させ、その桟と
して従来より用いられている木製角材に代えて金属波形
板により構成するのが好適な加熱板を用い、この加熱板
により木材に熱エネルギを供給し、かつ木材相互間に空
気を流通させようとするものである。
以下、本発明を実施例について説明する。
第1図および第2図は本発明による木材乾燥装置の一実
施例を示す概略図である。
この乾燥装置に密閉構造の乾燥室1を設け、乾燥室の全
壁面に加熱流体管2を密接に配管する。
流体管2には低温熱源3よりの加熱流体を流し、加熱流
体のもの熱エネルギを乾燥室内壁から輻射させる。
乾燥室の全壁面は断熱材4によって被覆し、乾燥室内を
外界に対して熱的に絶縁する。
なお乾燥室内は真空ポンプ5により排気可能とする。
本実施例においては木材を減圧下で輻射加熱することに
より乾燥させる。
その輻射効果を高めるために、乾燥室の内壁は金属、特
にアルミニウム、銅、鋼、ステンレス鋼等により構成し
、その金属の表層を黒色化する。
また乾燥室の内壁をセラミック、またはセラミックおよ
び金属の複合体により構成し、遠赤外線による輻射加熱
を行なうこともできる。
上述した加熱流体としては温水、蒸気または加熱空気等
を用いることができる。
また、流体管2に代えて電気ヒーターを用いることもで
きる。
乾燥室1内に被乾燥物体としての製材ずみの木材6(角
材、板材または半割丸太等)を積重ねる。
これら木材6の相互間に、本発明においてに乾燥室内壁
と同一構造とすることのできる波形状加熱板7を配置し
て、従来の桟積み法に類似する手法で乾燥を促進させる
第3図A−Dはいずれも上記加熱板7の実施例を示すも
のである。
これらの加熱板7は木材6と対向する位置に輻射加熱面
を形成し、かつ図示j。
ない導管を介して加熱流体管2にそれぞれ接続しておく
なお加熱板7を電極として構成し、被乾燥物体を高周波
加熱することも考えられる。
上述の構成の乾燥装置において、乾燥室内を真空ポンプ
5により排気して内圧を約200〜500mmHgに保
持し、また流体管2に加熱流体を流すことにより乾燥室
内の輻射温度を一20℃〜+60℃保持する。
上述した輻射温度および圧力の範囲内で木材を乾燥した
結果、加熱板7を加熱体として用いない場合でも、スケ
ジューリングを無視した木材の熱風乾燥による場合と比
較して、木材に対する熱伝達速度を約12%高め、乾燥
所要時間も約11%短縮できることを確認した。
さらに、加熱板7に温水を流して加熱板7からも木材に
対する熱放射を行なわせる場合には乾燥に要する時間を
更に約10%(合計約20%)短縮できることを確認し
た。
なお供試木材はソ連産のタモおよびカラマツであった。
既知の熱風乾燥により乾燥させた木材は、スケジューリ
ングを行なわなかったために反証が確認されたが、本発
明により輻射乾燥させた木材については反証、転装等が
見出せなかった。
木材を乾燥させるにあたっては、木材の相互間における
通気性を確保して蒸発気体の拡散を行なわせる必要があ
る。
さらに輻射効率を高めるために加熱体の表面積を犬とす
るのが望ましいことがある。
このような考えにもとづいて本実施例においては乾燥室
の内壁および加熱板の両表面から輻射放熱を行なわせ、
加熱板7を波形状とすることにより木材から水分を蒸発
させ、かつ蒸発気体を拡散させる。
上記実施例の乾燥室内における圧力および輻射温度はそ
れぞれ一定値に維持することも、また木材乾燥の進行に
応じて上記範囲内で5均整することもできる。
木材乾燥の進行、したがって含水率変化は木材の中心温
度で代表させることができる。
そのため、木材の中心温度の検出値にもとづいて加熱流
体の流量および温度、ならびに乾燥室内圧を自動制御す
る構成とするのが望ましい。
なお所要に応じて乾燥室内に乾燥した減圧空気を供給す
るこさも考えられる。
前述したところから明らかなように本発明によれは比較
的低温の熱源を用いて乾燥を行なうことができる。
そのために熱源として太陽熱、地熱または排熱を有効利
用することかでき、省エネルギ化をすすめることが可能
となる。
その場合に熱源に蓄熱装置を付設し、乾燥室に対するエ
ネルギ供給量を常にほぼ一定に保つ構成としても良い。
このように本発明において比較的低温で乾燥を行なうた
め、特に木材の場合には転装、反証、落込み等を効果的
に防止することが可能となり、しかも従来技術における
ような経験的なスケジューリングに必ずしも従わないと
も良く、したがって乾燥時間を蓄しく短縮することがで
きる。
そのような意味において本発明は、単に乾燥能力を高め
るだけでなく、省エネルギ化に寄与するところ大である
という格別の効果を提供する。
なお本発明は、減圧乾燥室を必須の要件とするものでは
なく、熱風を外部から供給する形式の非減圧乾燥室に適
用する場合でも従来と比較して乾燥効率を向上させ得る
ものである。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明による乾燥装置の概略を示
す斜視図および断面図、第3図A−ないしDは加熱板の
構成を示す部分的な断面図である。 1・・・・・・乾燥室、2・・・・・・加熱流体管、3
・・・・・・低温熱源、4・・・・・・断熱材、5・・
・・・・真空ポンプ、6・・・・・・木材、7・・・・
・・桟としての波形加熱板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乾燥室内に乾燥すべき木材を積重ねて収め、これら
    木材の相互間に桟を介挿し、これら桟 各各を、加熱体
    が設けられ、表裏面が輻射放熱面として形成され、桟と
    、その上下の木材との間に空気の流通を許容する空隙が
    限定される形状を有する加熱板により構成し、輻射放熱
    面から木材に対して連続的に熱輻射を行なわせることを
    特徴とする木材乾燥装置。
JP2559979A 1979-03-07 1979-03-07 木材乾燥装置 Expired JPS5936186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2559979A JPS5936186B2 (ja) 1979-03-07 1979-03-07 木材乾燥装置

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JP2559979A JPS5936186B2 (ja) 1979-03-07 1979-03-07 木材乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55118569A JPS55118569A (en) 1980-09-11
JPS5936186B2 true JPS5936186B2 (ja) 1984-09-01

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ID=12170364

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JP2559979A Expired JPS5936186B2 (ja) 1979-03-07 1979-03-07 木材乾燥装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5988690U (ja) * 1982-12-04 1984-06-15 ヒルデブランド株式会社 木材の真空乾燥装置
JP2019002652A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社島川製作所 真空加熱炉

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JPS55118569A (en) 1980-09-11

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