JPS5936116B2 - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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JPS5936116B2
JPS5936116B2 JP9434876A JP9434876A JPS5936116B2 JP S5936116 B2 JPS5936116 B2 JP S5936116B2 JP 9434876 A JP9434876 A JP 9434876A JP 9434876 A JP9434876 A JP 9434876A JP S5936116 B2 JPS5936116 B2 JP S5936116B2
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JP
Japan
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rotor
discharge port
compression
tooth surface
tooth
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JP9434876A
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達治 湯浅
稔 中西
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スクリューコンプレッサの如くロータを噛み
合わせて、ロータを回転そしめて圧縮性流体を移送する
流体機械、あるいは圧縮性流体によりロータを1駆動す
る流体機械などの流体機械に関するものである。
なお本明細書中における「リード長」は、1条歯条のも
のに対しては「ピッチ長」を指すものである。
従来より、索条を有するロータを噛み合わせてその回転
に伴い流体をロータの一端から吸入し他端に移動し吐出
するように構成した流体機械はスクリューコンプレッサ
などとして多く用いられており、そのロータの形状にも
各種の形状のものが知られている。
例えば第1図ないし第3図に示す従来のスクリューコン
ブI/ツサの例においては、ねじれ角を伴う索条を有す
るオスロータ1及びメスロータ2を噛み合わせて回転せ
しめ、吸込口3より気体を吸込み噛み合い部に気体を保
有し移送しかつ圧縮して吐出口4より排出するよう構成
されている。
溝に吸いこまれた気体は、その溝の後端部がロータの噛
み合いで閉じられると溝の先端部の噛み合い部との間で
ほぼ密閉されたらせん空間の中に閉じこめられる。
さらにロータが回転するとこのらせん空間の前後端の噛
み合い部は吐出口4の方に向かって移動するが、ロータ
軸の長さが或限度以上長いと相互の距離は1リードで一
定であり、体積は変らず従って中の気体は圧縮されずに
ただ移動するだけである。
さらにロータが回転しらせん空間の前端の噛み合い点が
ロータの吐出口4側の端に達するとらせん空間の前端は
ケーシング5の内側の壁面に閉塞される。
なおロータが回転するとらせん空間の後端の噛み合い点
は軸方向に前進するが前端の閉塞部は前進しないのでら
せん空間の長さが縮められ、中の気体は圧縮される。
さらにロータが回転し、らせん空間の一部が吐出口4に
通ずる空間に通ずるとロータによる圧縮は終りらせん空
間内の圧力は高圧室側の圧力となる。
圧力変化の状態を第4図に示せば、前記らせん空間の後
端が噛み合いにより閉塞され始める点をAとすると、ロ
ータ軸の長さが或限度以上長いとその後ロータが回転し
ても圧縮を行なわないので圧力は上昇せず、らせん空間
の前端がロータの吐出口4側の端に達した点Bに至って
はじめで圧縮が開始され、らせん空間の一部が吐出口4
に通ずる点Cまで圧縮が行なわれる。
点Cの直前にて圧力は定格圧力Pcに達するが吐出[閤
14と連通した瞬間に高圧室の圧力PDに達する。
(第4図はPD>Pcの例)。
この圧縮動作はメスロータ2のほぼ3/4回転の短い行
程の・うちに行なわれる。
従ってロータ軸が長くても最終段階でロータ軸の方向の
短い範囲で圧力は急激に上昇する。
オスロータ1とメスロータ2との噛み合い部、及びロー
タ外周とケーシング5の内周との間には1作上及び運転
上必要な隙間があり、隙間の両側に圧力差があれば漏洩
を生ずる。
この漏洩量は隙間が一定であればその両側の圧力差の大
小即ち第4図のBC間の圧力勾配の大小によって決まり
、本例の如く圧力勾配が大きい場合は漏洩量も大きくな
り容積効率が悪く、また漏洩による発熱により機械効率
も悪いものであった。
漏洩がある場合の圧力は第4図工点鎖線のDEA線で示
される。
また、従来のものの別の例においては、ねじれ角を有す
る南東を備えUに噛み合う2個のロータにおいて、軸方
向に沿って南東のねじれ角が次第に変化しているものが
示されており、(例えば特公昭38−9389)ねじれ
角の小なる端から犬なる端の方に流体を輸送すると前述
のらせん空間に相当する空間の長さが縮まって、全行程
中圧縮作業が行なわれるものであるが、噛み合いの精度
を出すため複雑な断面形状を有する南東を軸方向に沿っ
てねじれ角を変化せしめながら加工することは工作上非
常に困難であり、膨大な費用と時間を要するかあるいは
精度が低く従って漏洩も多くまた発熱、騒音などを伴な
い効率の悪いものであった。
本発明は、南東の両側の歯面のリードを異ならしめ、か
つそれぞれの側の歯面のリードは軸に沿って一定ならし
めたことにより従来のものの上記の欠点を除き、噛み合
いの進行につれて前述のらせん状空間の幅を狭めて体積
を減じて流体を全行程を通じて小さい圧力勾配を以て圧
縮することができ、漏洩が少なく容積効率が大きく、ま
た発熱、振動などの支障もなく機械効率も犬であり、し
かも軸方向に沿ってリード長が一定であるため1作が容
易で精度を出すことが容易であり、漏洩も少なく製作費
も低減できる流体機械を提供することを目的とするもの
である。
本発明は、南東が回転軸に対してねじれ角を有し、該南
東の一方の側の歯面のリード長を他方の側の歯面のリー
ド長と異ならしめ、かつそれぞれの側の歯面のリード長
をロータの全長にわたって一定としたロータを複数個噛
み合わせ、かつ回転可能にケーシング中に支承し、該ロ
ータの溝とケーシング内面と噛み合い部とにより形成さ
れるらせん状閉空間に圧縮性流体を保有し、ロータの回
転に応じて該圧縮性流体保有空間の軸方向移動と該空間
の体積変化とが同時に行なわれることを特徴とするロー
タを用いた流体機械である。
本発明を実施例につき図面を用いて説明すれば、第5図
及び第6図は互に噛み合う主ロータ6及び従ロータ7を
示す。
先づ主ロークロにつき第5図にて説明すれば、表面にら
せん状の南東8が設けられ、歯条8間にらせん状の溝9
を形成している。
後述の従ロータ7と噛み合う場合のピッチ線は10であ
り、有効径はdである。
南東8の、軸を含む平面での断面はほぼ梯形をなし高さ
はHである。
南東8は頂面10と、その両側のL歯面11とS歯面1
2とにより形成され、溝9はL歯面11、S歯面12及
び溝底13とにより形成されている。
両歯面は干渉を防ぎかつ隙間を最小限に保つために曲線
状となる場合もあるが、本図では概略の形として梯形で
示しである。
L歯面とS歯面とではピッチ(第5図は1条ねじの例な
のでピッチで示されるが、2条以上の場合はリード)が
異なり、L歯面はPなる軸方向に沿って一定のピッチ長
、S歯面はαPなる軸方向に沿って一定のピッチ長を有
する。
ここに1〉αなる如くαを選んでいるのでP〉αPであ
る。
この様な南東を有するロータを製作するには、先づ頂面
10の外径を円柱状に加工した後、先づピッチPにてL
歯面及び溝底13の一部を加工して南東8の片側を形成
した後ピッチαPにてS歯面及び溝底13の残部を加工
して南東8を完成せしめる。
南東8の創成開始線を14とし、第5図における上半分
の歯条断面において、第1のL歯面111は創成開始線
14に一致し、第1のS歯面121は創成開始線14よ
りCなる距離に位置するように選ぶ。
これにより第1の南東81の軸平行歯厚はCとなり、第
1の溝91の軸平行溝幅はP−Cとなる。
P−C=にとする。このように基点を定めてL歯面11
及びS歯面12をそれぞれピッチ長P及びαPにて形成
せしめた結果、画集8及び溝9の形状は、創成開始線1
4から離れて末端15に向かうにつれて、画集8の歯厚
は薄くなり、溝9の溝幅は広くなる。
一方、この画集8の形状をねじれ角について見れば、第
5図の断面していない部分の画集8に示す如くし歯面1
1のねじれ角βLと、S歯面12のねじれ角βSとは異
っており、βL〈βSなる関係があり、かつ両ねじれ角
ともロータの全長にわたって一定となっている。
次に上記の主ロータ6に噛み合う従ロータ7について説
明する。
従ロータ7はその一例を第6図に示す如く、らせん状の
2条の画集16及び17が2条ねじの如く配備され、歯
条16,17間にらせん状の溝18及び19を形成して
いる。
主ロータ6と噛み合う場合のピッチ線は20であり、有
効径は2dで主ロークロの有効径の2倍である。
画集16,17の、軸を含む平面での断面はほぼ梯形を
なし、高さは主ロータ6と同様Hである。
画集16.17はそれぞれ頂面2L22とその両側のL
歯面23,24とS歯面25.26とにより形成され、
溝18.19はそれぞれL歯面23.24、S歯面25
,26及び溝底27,28とにより形成されている。
これらの歯面ば干渉を防ぎかつ隙間を最小限に保つため
に曲線状となる場合もあるが、本図では概略の形として
梯形で示しである。
L歯面とS歯面とではリードが異なり、L歯面は2Pな
る軸方向に沿って一定のリード長、S歯面は2αPなる
軸方向に沿って一定のリード長を有する。
ここにP及びαは、主ロータ6におけるものと同一の値
であり、従って2P〉2αPである。
画集16,17の創成において、創成開始線を29とす
る。
第6図の下側の南東断面について見れば、創成開始線2
9の左側に二点鎖線で示された仮想歯条161は各画集
の寸法の説明の便宜上記したのもで、仮想の第1のL歯
面231は創成開始線29に一致し、仮想の第1のS歯
面251は創成開始線29より左方に−P(1−α)の
距離の位置に設定する。
このに−P(1−α)の値は、画集17の第1のS歯面
261の位置を創成開始線29からC(−P−k)なる
距離に設定せしめるように決められたものである。
本図においCは仮想の第1の画集161のL歯面231
の一部が便宜上実線で示されているが、ロータ端面は通
常ある程度面取りを行うのでこの程度の小突起は現われ
ない場合もある。
(これは右端の末端30においても同様)。
画集17の第1のS歯面261は前述の如く創成開始線
29がらCなる距離に、第1のL歯面241はさらにk
なる距離に設定される。
このように基点を定めて画集16,17のL歯面及びS
歯面をそれぞれリード長2P及び2αPにて形成せしめ
た結果、画集16,17及び溝18.19の形状は、創
成開始線29がら離れて末端30に向かうにつれて、画
集16,17の歯厚は厚くなり、溝18.19の溝幅は
狭くなり、かつ画集16と17との軸平行断面は軸に関
して対称の形状となる。
一方ねじれ角について見れば、第6図の断面していない
部分の画集17に示す如くL歯面24のねじれ角βLと
、S歯面12のねじれ角βSとは異なっており、βL〈
βSなる関係がありかつ両ねじれ角ともロータ全長にわ
たって一定となっている。
なおβいβSの値は主ロータ6のものと同一である。
以上の如く形成された主ロータ6と従ロータ7の画集の
形状は、例えば第5図の上半分に示された断面と、第6
図の下半分に示された断面を合わせた場合に画集と溝と
が互に噛み合い殆んど密着するように構成されている。
ただし実用的には両ロータの輪郭線の間には、干渉の逃
げ、工作誤差、組立誤差、熱膨張又は変形の逃げ、など
のために僅かな隙間が設けられている。
上記の如く形成された主ロータ6及び従ロータ7を組合
せてコンプレッサとして用いた実施例につき第7図によ
り説明する。
主ロータ6と従ロータ7とはそれぞれ第5図及び第6図
に示したものと同じもので、同図と同様の姿勢にて組み
合わされ、軸31.32.33゜34によりケーシング
35に回転可能に支承保持されている。
軸31及び軸33にはそれぞれピッチ径d及び2dなる
歯車36及び37が調時歯車として備えられている。
軸31はモータなどの原動機により駆動される駆動装置
に接続されている。
38は吸込口、39は主ロータ吐出口、40は従ロータ
吐出口である。
運転に当たっては、軸31を矢印41の方向に回転せし
めれば、調時歯車36.37により従口−ク7は主ロー
クロの1/2の速度で回転し噛み合いが行なわれる。
両ロータの肉条と溝とは力]に噛み合い、両ロークの回
転軸を含む平面内あるいはその附近で連続線として接触
しく実際は前述の如く隙間があるので接触しないが、説
明の簡略化のため先づ接触するものとして説明する)、
溝の空間を閉塞する。
従ってロータ軸方向に中央部附近ではロータ溝底とそれ
に連なるL歯面、S歯面及びケーシング35の内周面と
により形成される空間は、前端と後端とを噛合部で閉塞
され1リード長(1条歯状の主ロータ6に対しては1ピ
ツチ長)のらせん状閉空間を形成し、噛合いが進行する
につれて前後端の噛合い部が吐出口39 、40に向か
って進行するので該らせん状閉空間も進行する。
この際該らせん状閉空間は長さと高さは−・定であるが
幅は溝幅の変化により変る。
従って主ロータ6の溝によるらせん状閉空間は進行に従
って次第に膨張し、一方従ロータ7の溝によるらせん状
閉空間は次第に圧縮される。
ロータの吸込口38側の端部附近では該らせん状の空間
は左端が開放されているので圧縮・膨張は行なわれず、
左端の閉塞が始まった時に圧縮・膨張が始まり、右端が
吐出口39,40に連通するまで続き、主ロータ6によ
り膨張された気体は吐出口39から、従ロータ7により
圧縮された気体は吐出口40から排出される。
次に第7図の実施例における圧縮量を算出する。
同図においては吐出口39と40とは分けられているが
、計算は先づ吐出口が分けられていない場合、即ち主ロ
ークロによる膨張気体と従ロータ7による圧縮気体が混
合されて排出される場合につき検討する。
(寸法及び符号については第5図、第6図も併せ参照の
こと) 主ロークロの肉条8及び溝9について、第5図の上半分
の状態にて創成開始線14側から番号n(n=1.2.
3・・・)をとると、溝幅An及び肉条幅Bnは次の如
く示される。
An−に+(n−1) (1−α)P ・・・・・・・
・・・・・・・・ (1)Bn=P −An −P1(n−1)(α−1,)+1.) −に−・・−
−−−(2)両端が噛み合いにより閉塞されたらせん状
閉空間の容積は近似的に 主ロータらせん状閉空間容積Vm ■ Vm−πdHX−(An+An+1) ・−−・・
(3)従ロータらせん状閉空間容積Vs ■ vs−2πdH×−(B!〕±Bn+2) −−−(4
)総空間容積Vn Vn−Vm+Vs An+An −πdH(−セ十Bn+Bn+2)・・・(5)となる
さらに主ロークロが一回転した時を考えると上述の容積
はn −) n + 1に置き換えて、総空間容積Vn
+1は ■□+1=xdH(−:+・+A、n」−・一計B n
+1 + B n 十a ) ・・・・・・・・
・・・・・・・ (6)両者の空間容積の差を△■とす
れば △V −Vn −Vn +1 An−4−An −πdH((−一±+B n+B 1142 )一(A
n+、+A°” +Bn +1+Bn、−3))00.
(7)式(7)に(1)、(2)を代入して △■−πdHP(1−α)〉0 ・・・・・・・・・・
・・・・・ (8)但しαく1 即ち、式(8)によっても明らかなように本実施例にお
いては吸込口38より吸込まれた圧縮性流体をロータの
回転につれ閉じ込めて移送し、その間に総合的に圧縮す
ることができる。
本実施例における圧力変化の状況を第8図に示す。
Aはらせん状閉空間の吸込口38側の端部が閉じて閉空
間となり圧縮が始まった時点、Cはらせん状閉空間の吐
出口側端が吐出口に連通ずる直前の状態で圧力が定格圧
力PCに達した時点、Dはらせん状閉空間が吐出口に連
通した直後の状態で圧力が高圧室の圧力PDに達した時
点を示す。
ロータの噛み合い部、歯条外周とケーシング内周との間
には前述の如く間隙があるので圧縮性流体はこの隙間を
通して漏洩する。
この漏洩の影響を入れた圧力状態を二点鎖線DEAにて
示す。
従来の例の圧力線図第4図と比較すれば明らかなように
、本実施例においては肉条の両側の歯面のリード長(又
はピッチ長)を異ならしめたことにより溝幅が漸次変化
し、らせん状閉空間の両端が閉塞されている間は移送と
共に全行程を通じて圧縮が行なわれるので、圧縮行程区
間が長く、従つて圧力勾配が小となり、漏洩を著しく減
じることができ、それにより容積効率が犬となり、また
漏洩に起因する発熱、振動などの支障もなく、機械効率
も大であるなどの利点を有する。
また、ロータ末端15.30とこれに対向するケーシン
グ35の内壁とは必らずしも密閉することを要さず、こ
の場合仕上程度及び寸法精度は高級であることを必要と
せず、1作、組立及び保守作業を簡単かつ短時間で行な
うことを得しめ価格も低順となる。
またロータ末端15.30とこれに対向するケーシング
35の内壁とを摺り合せ、従来例の如くらせん状閉空間
の吐出側端をロータ末端で閉塞せしめることもできる。
この場合第8図のAC線は二段階の勾配の折線となる。
さらに本実施例においては索条の両側の歯面のリード(
又はピッチ)はそれぞれロータ全長にわたって等しい。
即ちそれぞれのねじれ角βL、βSはロータ全長にわた
って等しいので工作が極めて容易であり、高精度の索条
の成形を行なうことができ、工作誤差に対する隙間を小
として漏洩量を小とすることができ、価格が安くしかも
容積効率、機械効率の向上をはかることができる。
主ロークロの代りに従ロータ7を1駆動してもよい。
上記の例は吐出口が1個の場合を示したが、本実施例に
おいては、第7図に示す如く主ロークロの吐出口39と
従ロータ7の吐出口とを分けることができる。
従来の例においては圧縮行程はらせん状閉空間の前端が
ロータ端末に現われた時点から始まるので圧縮比を上げ
るためには吐出口に連通ずるまでロータは最大限の角度
を回転せしめる必要があり、例えば第2図の如き状態で
両ロークの噛み合い部の上方に両目−ク共通の吐出口4
を設けることになる。
この状態でも圧縮行程の開始から終了までロータの回転
はせいぜい3/4回転程度である。
−古本実施例においては、らせん状閉空間の前端がロー
タ端末に現われる以前から圧縮が行なわれているので、
溝幅の変化の程度とロータの長さを適当に選ぶことによ
って吐出口の位置を任意に選び、しかも所要の圧縮比を
得ることができる。
従って第7図に示すように吐出口を39と40とに分け
ることができる。
吐出口が分けられれば、両者から出る気体を混すること
なく、吐出口39から出る膨張気体は適当なダンパなど
を経て例えば大気と連通せしめ、吐出口40から出る圧
縮気体のみを高圧室に導くことができる。
この場合前記第(8)式における空間容積の差△■は△
V−2πdHP(1−α) ・・・・・・・・・ (
9)となり吐出口を分けない場合に比べ2倍の圧縮量を
得ることができる。
吐出口を分けた場合には従ロータ7は主ロークロと同じ
く1条歯条のものでもよく、十ロークロと勝手ちがいの
形状のものを用いればよい。
この時△■ △■−πdHP(1−α) ・・・・・・・・・・・
・ (1,0)となる。
また、1個の主ロータに複数個の従ロータを噛み合わせ
てコンプレッサを構成することもできる。
例えば主ロータカ月個で1条歯条で、これに噛み合う従
ロータがm個あり、各々の従ロータの条数がnl +
n2 r・・・nmであり、かつ主ロータ、従ロータの
吐出気体が混する場合には△■は △■−(、Σ旧−1)πdi−T、P(1−α)・・・
・・・(11)1=1 で示される。
上記の例は両ロータ共、外歯噛み合いの場合を示したが
、従ロータを1個の内歯ヘリカル歯車状に形成して主ロ
ータと組合せ、両ロークの間に、内側噛み合い歯車ポン
プの如き三日月形の隔て板を挿入してコンプレッサを構
成することもできる。
以上の例はコンプレッサとして使用した実施例について
説明したが、主ロータを駆動装置から切離し、吐出口か
ら逆に高圧気体を吹き込めばロータは駆動され逆回転し
、ロータの噛み合い部間に保たれている気体は膨張して
吸込口38より吐出され、膨張機として作用する。
主ロークロの軸31を発電機などに接続すればタービン
として作用する。
」1記の如き流体機械に用いるロータは単体では圧縮作
用、膨張作用の何れにも関係ないが、他のロータと噛み
合わせて回転せしめたとき、その回転方向により圧縮作
用を行なうロータと膨張作用を行なうロータとに分かれ
、前者を圧縮作用ロータ、後者を膨張作用ロータと称す
れば、第7図において軸31を矢印41の方向に回転せ
しめた場合主ロークロは膨張作用ロータとして作動し従
ロータ7は圧縮作用ロータとして作動することになる。
この場合主ロークロが1条歯条を有するのに対し従ロー
タが2倍の直径で2条歯条を有するので膨張作用ロータ
による膨張量よりも圧縮作用ロータによる圧縮量の方が
大きいので、たとえ吐出口を1個にしても差引き圧縮量
の方が犬になるので全体としてコンプレッサの作用をな
すものである。
第7図に示す如く膨張作用ロータの吐出口39と圧縮作
用ロータの吐出口40とを分け、吐出口40のみを高圧
室に接続すれば式(9)の如く大きな圧縮量を得ること
ができる。
また複数個の圧縮作用ロータを用い単数あるいは複数個
の膨張作用ロータと組み合わせた場合、膨張作用ロータ
の吐出口を分けて圧縮作用ロータの吐出口のみ高圧室に
接続すれば圧縮量に式(11)の代りに△■−Σniπ
dHP(1−α) ・・・・・・・・・・ (12)−
1 となる。
本発明により、圧縮性流体の移送と同時に広い領域にわ
たって圧縮動作が行なわれ、圧縮行程の距離を長くとる
ことができ、圧力勾配を小とすることができるので漏洩
量は著しく小となり、容積効率が犬となり、また、漏洩
に起因する発熱、振動を防止して機械効率を高め、また
、歯面のリード(又はピッチ)がロータ全長にわたって
一定であり、即ち捩れ角が一定であることにより工作が
極めて容易となり、高精度のものが廉価に得られ、製作
誤差に対する隙間を減少せしめて漏洩量を減じ性能を上
げることができる流体機械を提供することができ、実用
上極めて犬なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスクリューコンプレッサの一例の縦断面
図で第3図のI〜■線相当の位置の断面によるもの、第
2図は第1図の■−■線横線面断面図3図は第1図のロ
ータの平面図、第4図は第1図ないし第3図に示すもの
と同種の従来のスクリュ コンプレッサにおける圧力線
図、第5図ないし第8図は本発明の実施例に関するもの
で第5図は主ロータの部分的断面の平面図、第6図は従
ロータの部分的断面の平面図、第7図はコンプレッサと
して構成されたものの部分的断面の平面図、第8図は第
7図に示されたコンプレッサ(但し吐出口は1個)にお
ける圧力線図である。 1・・・・・・オスロータ、2・・・・・・メスロータ
、3・・・・・・吸込口、4・・・・・・吐出口、5・
・・・・・ケーシング、6・・・・・・主ロータ、7・
・・・・・従ロータ、8,81 .82゜83・・・・
・・索条、9.91.92.93・・・・・・溝、10
・・・・・・頂面、11.111.112,113・・
・・・・L歯面、12,121.122,123・・・
・・・S歯面、13・・・・・・溝底、14・・・・・
・創成開始線、15・・・・・・末端、16.17・・
・・・・索条、18.19・・・・・・溝、20・・・
・・・ピッチ線、21.22・・・・・・頂面、23.
231゜232.24,241.242・・・・・・L
歯面、25゜251.252,26,26L262・・
・・・・S歯面、27.28・・・・・・溝底、29・
・・・・・創成開始点、30・・・・・・末端、31.
32.33.34・・・・・・軸、35・・・・・・ケ
ーシング、36.37・・・・・・歯車、39゜40・
・・・・・吐出口、41・・・・・・矢印。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 索条が回転軸に対してねじれ角を有し、該索条の一
    方の側の歯面のリード長を他方の側の歯面のリード長と
    異ならしめ、かつそれぞれの側の歯面のリード長をロー
    タの全長にわたって一定としたロータを複数個噛み合わ
    せ、かつ回転可能にケーシング沖に支承し、該ロータの
    溝とケーシング内面と噛み合い部とにより形成されるら
    せん状閉空間に圧縮性流体を保有し、ロータの回転に応
    じて該圧縮性流体保有空間の軸方向移動と該空間の体積
    変化とが同時に行なわれることを特徴とするロータを用
    いた流体機械。 2 流体機械が圧縮機であり、吐出口を膨張作用ロータ
    の吐出口と圧縮作用ロータの吐出口とに分けた特許請求
    の範囲第1項記載の機械。
JP9434876A 1976-08-07 1976-08-07 流体機械 Expired JPS5936116B2 (ja)

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JPS5936116B2 true JPS5936116B2 (ja) 1984-09-01

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JPS61223295A (ja) * 1985-03-27 1986-10-03 Hitachi Ltd オイルフリ−スクリユ−真空ポンプ
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