JPS5935663B2 - 流体採集装置 - Google Patents
流体採集装置Info
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- JPS5935663B2 JPS5935663B2 JP51101186A JP10118676A JPS5935663B2 JP S5935663 B2 JPS5935663 B2 JP S5935663B2 JP 51101186 A JP51101186 A JP 51101186A JP 10118676 A JP10118676 A JP 10118676A JP S5935663 B2 JPS5935663 B2 JP S5935663B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/483—Physical analysis of biological material
- G01N33/487—Physical analysis of biological material of liquid biological material
- G01N33/49—Blood
- G01N33/491—Blood by separating the blood components
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/50—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
- B01L3/502—Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
- B01L3/5021—Test tubes specially adapted for centrifugation purposes
- B01L3/50215—Test tubes specially adapted for centrifugation purposes using a float to separate phases
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は流体採集装置に関し、更に詳しくは、流体(特
に、血液)の軽い相と重い相を分離するための装置に関
する。
に、血液)の軽い相と重い相を分離するための装置に関
する。
血液試料を検査する際、血液は一般に排気されたチユー
プ内に吸引され、このチユープが軽い相と重い相を分離
するための遠心分離機内に置かれて、個々の相が分離さ
れ検査されるようになされるのである。
プ内に吸引され、このチユープが軽い相と重い相を分離
するための遠心分離機内に置かれて、個々の相が分離さ
れ検査されるようになされるのである。
分離した相の間に隔壁すなわちシールを形成する如き多
くの異つた様式の相境界装置が、軽い相をセルのないト
ランスフアーチユープ内に静かに移すことができるよう
にする目的のために、又は二つの相が研究所までの輸送
途卜にて採集チユーブの中で混合しないようになして研
究所に於て、軽い相が取り出されて分析に供されるよう
にするために使用され提案されて来た。米国特許第38
52194号明細書及び米国特許第3780935号明
細書に開示された装置に於ては、シリコーン流体とシリ
カ粒末を含んでいる如きシリコーン材料のようなゲル状
材料が採集チユーブの中に置かれており、そのゲル状材
料は、軽い相の比重と重い相の比重の中間の比重を有し
ていて、ゲル状材料が二つの相の界面に流れ込んで相の
間に境界を形成するようになつている。これらの装置は
一般に比較的多量にゲル状材料を必要とし、またこれに
加えて値段の高いゲル状材料を必要とし、またゲル材料
の比較的大きな表面積が、遠心分離の前、中及び後を通
じて、血液成分と接触される。この比較的大きな接触面
積民ゲル状材料と分析されるべき軽い血液相との間に相
互作用を生じる危険性を増加させる傾向を示す。例えば
シリコーンゲル状材料を用いる採集チユープがよく使用
されているが、シリコーンゲル状材料は軽い相の中に油
を生じ、この油は血液分析装置、特に自動血液分析装置
に於て、流体の流れを詰まらせたり制限する傾向を有し
ている。またこの米国特許第3780935号明細書は
比較的複雑な構成を有する装置を記載しており、貫通孔
を有するゴムのようなスプール部材を含んでおり、かつ
チユープの内壁と密封的にさせるためのワイパーを有し
ている。このスプール部材は相の分離によりチユープの
閉端部の方向へ移動し、一方ゲル状材料はストツパ一の
方向へ移動して、スプール部材の孔を塞ぐのである。米
国特許第3909419号明細書に開示された装置に於
ては、一対の円筒部材が容器の中に配置されるとともに
、多数の小さなカプセルで包まれたゼラチンビードが円
筒の間に配置されている如き血漿分離器が使用されてい
る。
くの異つた様式の相境界装置が、軽い相をセルのないト
ランスフアーチユープ内に静かに移すことができるよう
にする目的のために、又は二つの相が研究所までの輸送
途卜にて採集チユーブの中で混合しないようになして研
究所に於て、軽い相が取り出されて分析に供されるよう
にするために使用され提案されて来た。米国特許第38
52194号明細書及び米国特許第3780935号明
細書に開示された装置に於ては、シリコーン流体とシリ
カ粒末を含んでいる如きシリコーン材料のようなゲル状
材料が採集チユーブの中に置かれており、そのゲル状材
料は、軽い相の比重と重い相の比重の中間の比重を有し
ていて、ゲル状材料が二つの相の界面に流れ込んで相の
間に境界を形成するようになつている。これらの装置は
一般に比較的多量にゲル状材料を必要とし、またこれに
加えて値段の高いゲル状材料を必要とし、またゲル材料
の比較的大きな表面積が、遠心分離の前、中及び後を通
じて、血液成分と接触される。この比較的大きな接触面
積民ゲル状材料と分析されるべき軽い血液相との間に相
互作用を生じる危険性を増加させる傾向を示す。例えば
シリコーンゲル状材料を用いる採集チユープがよく使用
されているが、シリコーンゲル状材料は軽い相の中に油
を生じ、この油は血液分析装置、特に自動血液分析装置
に於て、流体の流れを詰まらせたり制限する傾向を有し
ている。またこの米国特許第3780935号明細書は
比較的複雑な構成を有する装置を記載しており、貫通孔
を有するゴムのようなスプール部材を含んでおり、かつ
チユープの内壁と密封的にさせるためのワイパーを有し
ている。このスプール部材は相の分離によりチユープの
閉端部の方向へ移動し、一方ゲル状材料はストツパ一の
方向へ移動して、スプール部材の孔を塞ぐのである。米
国特許第3909419号明細書に開示された装置に於
ては、一対の円筒部材が容器の中に配置されるとともに
、多数の小さなカプセルで包まれたゼラチンビードが円
筒の間に配置されている如き血漿分離器が使用されてい
る。
二つの円筒及びゼラチンビードの比重は次の如くになつ
ている。すなわち相が分離した後、遠心分離機の速度を
さげることにより、両円筒が互いの方向に移動してカプ
セルに包まれたビードを破壊し、ギラチンが円筒と容器
の内壁との間で二つの相力商の位置にてシールを形成す
る如くなすように調整されているのである。この構成は
比較的高価である。何故なら&K この構成はカプセル
に包まれたビードの製造を必要とし、更に又異なる2種
の速度で遠心分離を行うことを必要とするからなのであ
る。本発明の目的番九血液のような流体の軽い相と重い
相とを分離して保持するための非常に有効で比較的簡単
で経済的な新規な相境界装置を備えた流体採集装置を提
供することにある。本発明によれば、軽い相と重い相と
に遠心分離され得る液体を受入れるための流体採集装置
であつて、閉じられている容器と、前記容器内に配置さ
れる、第1の部材及び該第1の部材に対して相対的に運
動可能な第2の部材を含む相境界装置とを備え、前記第
1の部材は前記第2の部材の表面から軸方向に離れた表
面を有し、前記第1及び第2の部材の合成比重は、前記
軽い相の比重と前記重い相の比重の中間にあつて、該第
1の部材は該第2の部材よりも大きな比重を有しており
、前記第1の部材は中空のものであつて一端部が実質的
に閉じられており、前記第2の部材は該第1の部材内で
可動であり、また、該第1の部材の前記表面と該第2の
部材の前記表面との間の該第1の部材内にはシーラント
材料が収容され、該シーラント材料は遠心分離の行われ
る前は前記部材のうちの少くとも一方と直接接触されて
おり、また該シーラント材料は前記軽い相の比重と前記
重い相の比重の中間の比重を有しており、前記第1の部
材は閉じられている一端部の近くに円周方向に隔置され
た複数個の開口を備え、前記シーラント材料は遠心分離
の際に遠心力によつて生ずる前記第1及び第2の部材の
相対的な運動に応動して前記円周方向に隔置された複数
個の開口を通つて該第1の部材の前記表面と該第2の部
材の前記表面の間からほぼ半径方向外方へ流動されるよ
うになつていて、前記容器の内壁と接触するとともに前
記第1及び第2の部材とともに前記重い相を前記軽い相
から分離する境界シールを形成するようになつているこ
とを特徴とする流体採集装置が、提供される。
ている。すなわち相が分離した後、遠心分離機の速度を
さげることにより、両円筒が互いの方向に移動してカプ
セルに包まれたビードを破壊し、ギラチンが円筒と容器
の内壁との間で二つの相力商の位置にてシールを形成す
る如くなすように調整されているのである。この構成は
比較的高価である。何故なら&K この構成はカプセル
に包まれたビードの製造を必要とし、更に又異なる2種
の速度で遠心分離を行うことを必要とするからなのであ
る。本発明の目的番九血液のような流体の軽い相と重い
相とを分離して保持するための非常に有効で比較的簡単
で経済的な新規な相境界装置を備えた流体採集装置を提
供することにある。本発明によれば、軽い相と重い相と
に遠心分離され得る液体を受入れるための流体採集装置
であつて、閉じられている容器と、前記容器内に配置さ
れる、第1の部材及び該第1の部材に対して相対的に運
動可能な第2の部材を含む相境界装置とを備え、前記第
1の部材は前記第2の部材の表面から軸方向に離れた表
面を有し、前記第1及び第2の部材の合成比重は、前記
軽い相の比重と前記重い相の比重の中間にあつて、該第
1の部材は該第2の部材よりも大きな比重を有しており
、前記第1の部材は中空のものであつて一端部が実質的
に閉じられており、前記第2の部材は該第1の部材内で
可動であり、また、該第1の部材の前記表面と該第2の
部材の前記表面との間の該第1の部材内にはシーラント
材料が収容され、該シーラント材料は遠心分離の行われ
る前は前記部材のうちの少くとも一方と直接接触されて
おり、また該シーラント材料は前記軽い相の比重と前記
重い相の比重の中間の比重を有しており、前記第1の部
材は閉じられている一端部の近くに円周方向に隔置され
た複数個の開口を備え、前記シーラント材料は遠心分離
の際に遠心力によつて生ずる前記第1及び第2の部材の
相対的な運動に応動して前記円周方向に隔置された複数
個の開口を通つて該第1の部材の前記表面と該第2の部
材の前記表面の間からほぼ半径方向外方へ流動されるよ
うになつていて、前記容器の内壁と接触するとともに前
記第1及び第2の部材とともに前記重い相を前記軽い相
から分離する境界シールを形成するようになつているこ
とを特徴とする流体採集装置が、提供される。
以下、図面に従つて本発明の実施例について説明する。
さて図面を、特に第1図を、参照すれば、容器すなわち
血液採集チユーブ12を含む流体採集装置10が示され
ており、採集チユーブ12は透明なガラスから作られて
いることが好ましく、又このチユーブと一体の部分14
によつて底部が閉じられている。
血液採集チユーブ12を含む流体採集装置10が示され
ており、採集チユーブ12は透明なガラスから作られて
いることが好ましく、又このチユーブと一体の部分14
によつて底部が閉じられている。
採集チユーブ12は、閉じ蓋即ちストツパ一16によつ
て閉塞されている上部開口端を有しており、ストツパ一
16はこの開口端内に延びていてチユープの側壁と密封
係合をなしている。ストツパ一16は針を突き刺すこと
が出来るとともに自己シールすることが出来、ブチルゴ
ムのような適当な弾性体から作られている。採集チユー
ブ12内は適当な負圧即ち真空状態となつていて、この
真空状態はストツパ一16により保持される。採集チユ
ープ12の中には移動可能な相境界装置即ち分離装置1
8が配置されている。血液試料は、両端に斜の付いたカ
ニユーレ(Needlecannula)即ち斜ホルダ
ー及び両端に針の付いたカニユーレを有する通常のチユ
ーブガイド装置(図示せず)を使うことにより、吸入さ
れるのである。
て閉塞されている上部開口端を有しており、ストツパ一
16はこの開口端内に延びていてチユープの側壁と密封
係合をなしている。ストツパ一16は針を突き刺すこと
が出来るとともに自己シールすることが出来、ブチルゴ
ムのような適当な弾性体から作られている。採集チユー
ブ12内は適当な負圧即ち真空状態となつていて、この
真空状態はストツパ一16により保持される。採集チユ
ープ12の中には移動可能な相境界装置即ち分離装置1
8が配置されている。血液試料は、両端に斜の付いたカ
ニユーレ(Needlecannula)即ち斜ホルダ
ー及び両端に針の付いたカニユーレを有する通常のチユ
ーブガイド装置(図示せず)を使うことにより、吸入さ
れるのである。
例えば、ニードルカニユーレのとがつた一方の先端を患
者の静脈に挿入した後、ニードルカニユーレの他方のと
がつた端がストツパ一16を突き刺し、採集チユーブ1
2の内部と連通して血液が採集チユーブ12内に流れ込
むまでホルダー内を流体採集装置10が移動される。充
填された採集チユーブ12はホルダーから取外され、遠
心分離機の回転軸から半径方向外側に底部端14を向け
て遠心分離機の中に配置される。相境界装置18は遠心
分離の間チユーブ12内を自動的に動くようになつてい
て、例えば第2及び3図に示す如く相境界装置18は、
血液が軽い相20の血清又は血漿部分と重い細胞相22
とに完全に分離されたとき、最終的な位置(第3図)に
て採集チユーブ12を横断する境界すなわち隔壁を形成
するようになつており、これは詳しく後述される。相境
界装置18は第1の部材を構成する上部の大体円筒形の
部材24と、第2の部材を構成する低部のピストン部材
26と、ゲル状シーラント材料28とを包含している。
者の静脈に挿入した後、ニードルカニユーレの他方のと
がつた端がストツパ一16を突き刺し、採集チユーブ1
2の内部と連通して血液が採集チユーブ12内に流れ込
むまでホルダー内を流体採集装置10が移動される。充
填された採集チユーブ12はホルダーから取外され、遠
心分離機の回転軸から半径方向外側に底部端14を向け
て遠心分離機の中に配置される。相境界装置18は遠心
分離の間チユーブ12内を自動的に動くようになつてい
て、例えば第2及び3図に示す如く相境界装置18は、
血液が軽い相20の血清又は血漿部分と重い細胞相22
とに完全に分離されたとき、最終的な位置(第3図)に
て採集チユーブ12を横断する境界すなわち隔壁を形成
するようになつており、これは詳しく後述される。相境
界装置18は第1の部材を構成する上部の大体円筒形の
部材24と、第2の部材を構成する低部のピストン部材
26と、ゲル状シーラント材料28とを包含している。
第1の部材24は円筒部分30と、−体的ドーム部分3
6により閉じられた上部端とを含み、円筒部分30は第
1図に示す如く第2の部材26によつて開口低部端が閉
鎖される室即ち孔32を形成する如き内壁を有していて
、又、ドーム部分36は相境界装置18の垂直軸線上に
最高点を有している。ドーム部分36は細胞が相境界装
置18の上端に捕捉されるのを防いでいる。シーラント
材料28は第2の部材26の上表面とドーム部分36の
内面との間で孔32の中に配置されている。第1の部材
24は多数の−体とされた安定化伸長部を含み、この伸
長部は38で指示する如き半径方向外方に延びているピ
ンとして示されている。4本のピン38が第1の部材2
4の上端付近に円周方向に90゜づつ隔てられて配置さ
れており、更に別の組の4本のピン38が第1の部材2
4の低部端の付近に同様に90゜ずつ隔てられて配置さ
れている。
6により閉じられた上部端とを含み、円筒部分30は第
1図に示す如く第2の部材26によつて開口低部端が閉
鎖される室即ち孔32を形成する如き内壁を有していて
、又、ドーム部分36は相境界装置18の垂直軸線上に
最高点を有している。ドーム部分36は細胞が相境界装
置18の上端に捕捉されるのを防いでいる。シーラント
材料28は第2の部材26の上表面とドーム部分36の
内面との間で孔32の中に配置されている。第1の部材
24は多数の−体とされた安定化伸長部を含み、この伸
長部は38で指示する如き半径方向外方に延びているピ
ンとして示されている。4本のピン38が第1の部材2
4の上端付近に円周方向に90゜づつ隔てられて配置さ
れており、更に別の組の4本のピン38が第1の部材2
4の低部端の付近に同様に90゜ずつ隔てられて配置さ
れている。
ピン38は所望の方向に、例えば垂直軸線に沿つて実質
的に中心に相境界装置18を保持する、円筒部分30は
また多数の円周方向に一定の間隔で形成された開口すな
わち穴40を備えている。これらの穴40は第1の部材
24の側壁を貫通して半径方向に延びており、シーラン
ト材料28がこの穴4’0を通つて半径方向に流れて第
1の部材24のまわりにシーラント材料が均一に配分さ
れるように配置されており、これは後述される通りであ
る。第1の部材24及び第2の部材26はこれら部材の
合成比重が分離された血液の軽い相20の比重と分離さ
れた重い細胞の相22の比重の中間となるように造られ
ている。またシーラント材料28は後で詳述する如く、
二つの相の比重の中間で、二つの部材の合成比重にほゞ
等しい比重を有する材料から造られている。相境界装置
18の比重、すなわち二つの部材24及び26とシーラ
ント材料28との合成比重が分離した軽い相20と重い
相22との中間の比重であるが故に、相境界装置18は
遠心分離間に移動して、相が完全に分離されたとき、二
つの相の界面のところにくるようになる。相境界装置1
8の比重は全体としての血液の比重よりも若干小さく相
境界装置18が血液カラム(Calumn)の頂部すな
わち遠心分離機の回転軸に対して半径方向内端から出発
する傾向を示すようになつている。第1の部材24は第
2の部材26の比重よりも大きな比重を有するように作
られている。相境界装置18は、採集チユーブ12中に
置かれるときには、第1の部材24の比重に対して比重
の小さい第2の部材26が採集チユープ12の底の方に
位置するようにされる(第1図参照)。第2の部材26
のこの位置は、遠心分離の時においては、遠心分離機の
回転軸に対してシーラント材料28の半径方向外側の位
置を占めることになる。このような構成及び配置によつ
て、相境界装置18の半径方向外側の流体密度は遠心分
離の間に増加して、第1の部材24及び第2の部材26
は互いに相対的な運動を行う。
的に中心に相境界装置18を保持する、円筒部分30は
また多数の円周方向に一定の間隔で形成された開口すな
わち穴40を備えている。これらの穴40は第1の部材
24の側壁を貫通して半径方向に延びており、シーラン
ト材料28がこの穴4’0を通つて半径方向に流れて第
1の部材24のまわりにシーラント材料が均一に配分さ
れるように配置されており、これは後述される通りであ
る。第1の部材24及び第2の部材26はこれら部材の
合成比重が分離された血液の軽い相20の比重と分離さ
れた重い細胞の相22の比重の中間となるように造られ
ている。またシーラント材料28は後で詳述する如く、
二つの相の比重の中間で、二つの部材の合成比重にほゞ
等しい比重を有する材料から造られている。相境界装置
18の比重、すなわち二つの部材24及び26とシーラ
ント材料28との合成比重が分離した軽い相20と重い
相22との中間の比重であるが故に、相境界装置18は
遠心分離間に移動して、相が完全に分離されたとき、二
つの相の界面のところにくるようになる。相境界装置1
8の比重は全体としての血液の比重よりも若干小さく相
境界装置18が血液カラム(Calumn)の頂部すな
わち遠心分離機の回転軸に対して半径方向内端から出発
する傾向を示すようになつている。第1の部材24は第
2の部材26の比重よりも大きな比重を有するように作
られている。相境界装置18は、採集チユーブ12中に
置かれるときには、第1の部材24の比重に対して比重
の小さい第2の部材26が採集チユープ12の底の方に
位置するようにされる(第1図参照)。第2の部材26
のこの位置は、遠心分離の時においては、遠心分離機の
回転軸に対してシーラント材料28の半径方向外側の位
置を占めることになる。このような構成及び配置によつ
て、相境界装置18の半径方向外側の流体密度は遠心分
離の間に増加して、第1の部材24及び第2の部材26
は互いに相対的な運動を行う。
何故ならばこれら二つの部材は異なつた比重を有してい
るからであり、第2の部材26は孔32の中で第1の部
材24のドーム部分36の方に移動するのである。この
第1の部材24及び第2の部材26の相対運動によつて
、ドーム部分36の内面と、第2の部材26の間隔を置
いてこの内面に対向する上表面とが互いの方向に向つて
移動して両者間の空間をせばめる如くなり、これにより
シーラント材料28が穴40から外側に押し出されて第
3図に示す如く分離した相20と22との界面に於いて
採集チユーブ12の内部側壁と接触するようになるので
ある。第1の部材24及び第2の部材26とシーラント
材料28とは、共に、分離した相を互いにシールするよ
うな永久的な境界すなわち隔壁を形成する。シーラント
材料28が軽い相20の比重と重い相22の比重の中間
の比重を有していることにより、シーラント材料28は
二つの相の間にそれ自身の高さを保持するようになり、
第1の部材24と採集チユーブ12との間で第1の部材
24のまわり全域にわたるシールを形成するのである。
シーラント材料としては種々の材料を用いることができ
るが、シーラント材料28は実質的疎水性で血液相に対
して不活性でなければならず、またもちろん図示せる如
く第2の部材26が第1の部材24の中で上方に動く時
の圧力条件で流動しうるものでなければならない。
るからであり、第2の部材26は孔32の中で第1の部
材24のドーム部分36の方に移動するのである。この
第1の部材24及び第2の部材26の相対運動によつて
、ドーム部分36の内面と、第2の部材26の間隔を置
いてこの内面に対向する上表面とが互いの方向に向つて
移動して両者間の空間をせばめる如くなり、これにより
シーラント材料28が穴40から外側に押し出されて第
3図に示す如く分離した相20と22との界面に於いて
採集チユーブ12の内部側壁と接触するようになるので
ある。第1の部材24及び第2の部材26とシーラント
材料28とは、共に、分離した相を互いにシールするよ
うな永久的な境界すなわち隔壁を形成する。シーラント
材料28が軽い相20の比重と重い相22の比重の中間
の比重を有していることにより、シーラント材料28は
二つの相の間にそれ自身の高さを保持するようになり、
第1の部材24と採集チユーブ12との間で第1の部材
24のまわり全域にわたるシールを形成するのである。
シーラント材料としては種々の材料を用いることができ
るが、シーラント材料28は実質的疎水性で血液相に対
して不活性でなければならず、またもちろん図示せる如
く第2の部材26が第1の部材24の中で上方に動く時
の圧力条件で流動しうるものでなければならない。
シーラント材料28の粘度又は濃度、穴40の大きさ及
び第1の部材24及び第2の部材26の比重の間の差は
、シーラント材料28が押し出されて採集チユーブ12
の内壁と密封接触をなす前に、血液の完全な相分離が行
われるように、すなわち全細胞成分が相境界装置18を
通過するように選択されるのである。しかしながら、シ
ーラント材料28は、静止している時、すなわち遠心分
離後及びチユーブを傾たりチユーブを郵送する間のよう
な後続の操作の時、実質的非流動性でなければならない
。シーラント材料は前述の米国特許に記載された種類の
ものになすことができる。例えば、米国特許第3852
194号明細書に示されている種類のシリコン流体と疎
水性のシリカ粉末のような粉末化した無機充填剤とを含
んでいるゲル状材料が用いられることが出来る。シーラ
ント材料として用いられ別の材料は、1975年12月
19日に米国に出願された米国出願第642514号明
細書及び本願と同日出願されかつ本出願の譲受人に譲渡
された「血液相分離装置」と題する出願の明細書に記載
されている。
び第1の部材24及び第2の部材26の比重の間の差は
、シーラント材料28が押し出されて採集チユーブ12
の内壁と密封接触をなす前に、血液の完全な相分離が行
われるように、すなわち全細胞成分が相境界装置18を
通過するように選択されるのである。しかしながら、シ
ーラント材料28は、静止している時、すなわち遠心分
離後及びチユーブを傾たりチユーブを郵送する間のよう
な後続の操作の時、実質的非流動性でなければならない
。シーラント材料は前述の米国特許に記載された種類の
ものになすことができる。例えば、米国特許第3852
194号明細書に示されている種類のシリコン流体と疎
水性のシリカ粉末のような粉末化した無機充填剤とを含
んでいるゲル状材料が用いられることが出来る。シーラ
ント材料として用いられ別の材料は、1975年12月
19日に米国に出願された米国出願第642514号明
細書及び本願と同日出願されかつ本出願の譲受人に譲渡
された「血液相分離装置」と題する出願の明細書に記載
されている。
この材料は、希望する濃度と、血液の軽い相の比重と重
い相の比重との間の比重とを有するシーラント材料を形
成する比率の液状ポリブテン、疎水性のシリカ粉末及び
親水性のシリカ粉末のような炭水化物ポリマーを含んで
いる。他の材料例えば上述せる出願の明細書に示される
如く親水性及び疎水性のシリカのような適当な充填剤と
混合された液状ブチルゴム及び液状ポリブタジエンのよ
うな炭化水素ポリマーが、相境界装置18のシーラント
材料として使用することが出来る。前述せる出願の明細
書に示されている有用なシーラント材料の1つの特別の
例は、重さで100部の液状ポリブテン〔カリフオルニ
ア州のサンフランシスコ市のシユプロン(CheurO
n)ケミカル・カンパニー製のポリブラングレード24
〕と重さで20部の親水性シリカ粉末〔ペンシルバニア
州のピツツバーグ市のアイ・ライ・ライ(ITT)の子
会社であるピ一 ・ジ一 ・エス(PGS)社のMin
−V−SillO〕及び重さで9部の疎水性のシリカ粉
末〔ニユーヨーク州ニユーヨーク市のデグサ(Degu
ssa)インコーポレーテツドの染料部門( Pigm
entsDiuisiOn)のエアロジル( 0er0
si1)R − 972〕を含んでいる。
い相の比重との間の比重とを有するシーラント材料を形
成する比率の液状ポリブテン、疎水性のシリカ粉末及び
親水性のシリカ粉末のような炭水化物ポリマーを含んで
いる。他の材料例えば上述せる出願の明細書に示される
如く親水性及び疎水性のシリカのような適当な充填剤と
混合された液状ブチルゴム及び液状ポリブタジエンのよ
うな炭化水素ポリマーが、相境界装置18のシーラント
材料として使用することが出来る。前述せる出願の明細
書に示されている有用なシーラント材料の1つの特別の
例は、重さで100部の液状ポリブテン〔カリフオルニ
ア州のサンフランシスコ市のシユプロン(CheurO
n)ケミカル・カンパニー製のポリブラングレード24
〕と重さで20部の親水性シリカ粉末〔ペンシルバニア
州のピツツバーグ市のアイ・ライ・ライ(ITT)の子
会社であるピ一 ・ジ一 ・エス(PGS)社のMin
−V−SillO〕及び重さで9部の疎水性のシリカ粉
末〔ニユーヨーク州ニユーヨーク市のデグサ(Degu
ssa)インコーポレーテツドの染料部門( Pigm
entsDiuisiOn)のエアロジル( 0er0
si1)R − 972〕を含んでいる。
このシーラント材料は軽い相20中にて油をつくりださ
ない。全体としての血液の比重が一般に約1.05であ
り、軽い相の比重が約1.03であり、そして重い相の
比重が約1.08であるので、相境界装置18の合成比
重は約1.05又は、これより若干小さくなすことがで
きる。
ない。全体としての血液の比重が一般に約1.05であ
り、軽い相の比重が約1.03であり、そして重い相の
比重が約1.08であるので、相境界装置18の合成比
重は約1.05又は、これより若干小さくなすことがで
きる。
第1の部材24と第2の部材26の合成比重は約1.0
5である。シーラント材料28の比重もまた約1.05
である。第1の部材24及び第2の部材26を構成する
のに用いられている材料は分離した血液相に対して不活
性でなければならない。これらの材料の種々の種類のも
のがこれらの部材を構成するのに有用であり、その各々
は一種類又は、それ以上のプラスチツク材料から構成ま
たは成形されることができる。第1の部材24はポリメ
チルメタアクリレート又は、スチレンアクリロニトリル
のような比較的固いプラスチツクから形成されることが
できる。第2の部材26は適当なる弾性材すなわちゴム
材料から形成されることができる。ある場合には、前述
せる特定の例で示した液状ポリブテンを基材としたシー
ラント材料が比重1.08のスチレンアクリロニトリル
で成る第1の部材24中に収容された。
5である。シーラント材料28の比重もまた約1.05
である。第1の部材24及び第2の部材26を構成する
のに用いられている材料は分離した血液相に対して不活
性でなければならない。これらの材料の種々の種類のも
のがこれらの部材を構成するのに有用であり、その各々
は一種類又は、それ以上のプラスチツク材料から構成ま
たは成形されることができる。第1の部材24はポリメ
チルメタアクリレート又は、スチレンアクリロニトリル
のような比較的固いプラスチツクから形成されることが
できる。第2の部材26は適当なる弾性材すなわちゴム
材料から形成されることができる。ある場合には、前述
せる特定の例で示した液状ポリブテンを基材としたシー
ラント材料が比重1.08のスチレンアクリロニトリル
で成る第1の部材24中に収容された。
第1の部材24は約16の穴40を有しており、各穴4
0は約0.64mm( 0.025in)の直径を有し
ている。第2の部材26は約比重0.94の弾性材から
造られた。この相境界装置18は相の間に良好なシール
を与えた。相境界装置18は流体採集装置の製造の途中
で採集チユーブ中に都合よく挿入されており、使用にあ
たつて、採集チユーブ12の中に相境界装置18を挿入
するためにストツパ一16を取り外ずさなくてもすむ。
0は約0.64mm( 0.025in)の直径を有し
ている。第2の部材26は約比重0.94の弾性材から
造られた。この相境界装置18は相の間に良好なシール
を与えた。相境界装置18は流体採集装置の製造の途中
で採集チユーブ中に都合よく挿入されており、使用にあ
たつて、採集チユーブ12の中に相境界装置18を挿入
するためにストツパ一16を取り外ずさなくてもすむ。
相境界装置18の寸法が、血液の凝塊が遠心分離の間に
相境界装置18を通過できるような寸法になつている場
合には、この流体採集装置は血漿と血清の両方に用いら
れることができる。採集チユーブ12に対する相境界装
置18の相対的な大きさが血液の凝塊の通過を許さない
ようになつている場合には、相境界装置18は、血液が
採集チユーブ12に挿入され、血液の凝塊が形成された
後に採集チユーブ12中に挿入されるようにすることが
できる。このようにするために各端に取り外し可能なス
トツパ一を有する採集チユーブを用いることができるの
であつて、この場合、血液は、例えば、一方のストツパ
一を通して採集チユープ内に挿入されそして、この流体
採集装置は重い相が前記ストツパ一の方に移動するよう
に遠心分離が行なわれる。軽い相は採集チユーブの反対
側の端のストツパ一を取り外すことにより取り出すこと
ができる。相境界装置18の合成比重が全体としての血
液の平均比重より小さい(が分離した相の比重の中間の
比重にはなつている)場合には、相境界装置18は採集
チユーブ12が第2図の如く直立位置にある時全体とし
ての血液の上方に上昇し、血液の凝塊又はその大部分は
一般に相境界装置18の下方に形成されることになる。
相境界装置18を通過できるような寸法になつている場
合には、この流体採集装置は血漿と血清の両方に用いら
れることができる。採集チユーブ12に対する相境界装
置18の相対的な大きさが血液の凝塊の通過を許さない
ようになつている場合には、相境界装置18は、血液が
採集チユーブ12に挿入され、血液の凝塊が形成された
後に採集チユーブ12中に挿入されるようにすることが
できる。このようにするために各端に取り外し可能なス
トツパ一を有する採集チユーブを用いることができるの
であつて、この場合、血液は、例えば、一方のストツパ
一を通して採集チユープ内に挿入されそして、この流体
採集装置は重い相が前記ストツパ一の方に移動するよう
に遠心分離が行なわれる。軽い相は採集チユーブの反対
側の端のストツパ一を取り外すことにより取り出すこと
ができる。相境界装置18の合成比重が全体としての血
液の平均比重より小さい(が分離した相の比重の中間の
比重にはなつている)場合には、相境界装置18は採集
チユーブ12が第2図の如く直立位置にある時全体とし
ての血液の上方に上昇し、血液の凝塊又はその大部分は
一般に相境界装置18の下方に形成されることになる。
このような場合、もしも採集チユーブ12が全体として
の血液を受け入れた後で垂直に立てられ、特に採集チユ
ーブの底に血塊活性剤(ActiuatiugmOte
rial)が配置される場合には、血液の凝塊又はその
大部分は、一般に相境界装置18を通過する必要はない
。図示せる如く、第2の部材26は、第1の部材24の
壁と係合して、壁の中で密封滑動(Sealiugly
slide)する大きさに造られている。第2の部材2
6が第1の部材24の底を閉塞し、ドーム部分36が第
1の部材24の頂部を閉塞又は実質的に閉塞した状態で
、シーラント材料28は、相境界装置18がその最初の
位置(第1図)にある時、多数の小さな穴40の列を除
いて、実質的に全体的に封止されている。このようにシ
ーラント材料の比較的小さな表面積のみが外部流体にさ
らされるのである。遠心分離の最中やその後でさえも、
血液相と接触しているシーラント材料の表面積は比較的
小さい。何故ならば第1の部材24及び第2の部材26
が相境界装置18の一部分を構成している(即ち、シー
ラント材料だけで相境界装置を構成しているのではない
)からである。採集チユーブ12の中でのシーラント材
料28と血液との間の接触面積は比較的小さいから、使
用されているシーラント材料と血液の何れかの相との間
で好ましくない相互作用が起る機会は、もしあつたとし
ても、少ないのである。穴40の寸法、個数、配列、形
状及び位置は図示せる形態から変更することができる。
の血液を受け入れた後で垂直に立てられ、特に採集チユ
ーブの底に血塊活性剤(ActiuatiugmOte
rial)が配置される場合には、血液の凝塊又はその
大部分は、一般に相境界装置18を通過する必要はない
。図示せる如く、第2の部材26は、第1の部材24の
壁と係合して、壁の中で密封滑動(Sealiugly
slide)する大きさに造られている。第2の部材2
6が第1の部材24の底を閉塞し、ドーム部分36が第
1の部材24の頂部を閉塞又は実質的に閉塞した状態で
、シーラント材料28は、相境界装置18がその最初の
位置(第1図)にある時、多数の小さな穴40の列を除
いて、実質的に全体的に封止されている。このようにシ
ーラント材料の比較的小さな表面積のみが外部流体にさ
らされるのである。遠心分離の最中やその後でさえも、
血液相と接触しているシーラント材料の表面積は比較的
小さい。何故ならば第1の部材24及び第2の部材26
が相境界装置18の一部分を構成している(即ち、シー
ラント材料だけで相境界装置を構成しているのではない
)からである。採集チユーブ12の中でのシーラント材
料28と血液との間の接触面積は比較的小さいから、使
用されているシーラント材料と血液の何れかの相との間
で好ましくない相互作用が起る機会は、もしあつたとし
ても、少ないのである。穴40の寸法、個数、配列、形
状及び位置は図示せる形態から変更することができる。
例えば、いくらかの穴はドーム部分36に形成されるよ
うに溝を形成されることが出来る。また相境界装置18
の第1の部材の段計及び形状によつて、大体粘着性であ
るシーラント材料28は、遠心分離の前に第1の部材2
4と第2の部材26の両方に直接接触するようになされ
、このシーラント材料28が第1の部材24と第2の部
材26とを粘着保持するようになすことが出来る。シー
ラント材料28は一般に均質の混合物であり、この混合
物は、第1の部材24と第2の部材26のほかに、相境
界装置18に用いられている他の唯一の材料である。米
国特許第3909419号明細書に記載されているカプ
セルとされたビードの場合、殻体すなわち各ビードのカ
バー物質は上部及び下部の部材に直接接触しているが、
殻体の中のシーラントすなわちゼラチンは、遠心分離の
前には、両部材と直接接触してはいない。前述せる構成
に於て、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更
をすることができるように、前述せる説明及び図示され
たすべての事項は例となすものであつて、限定するもの
でないことが意図されるのである。
うに溝を形成されることが出来る。また相境界装置18
の第1の部材の段計及び形状によつて、大体粘着性であ
るシーラント材料28は、遠心分離の前に第1の部材2
4と第2の部材26の両方に直接接触するようになされ
、このシーラント材料28が第1の部材24と第2の部
材26とを粘着保持するようになすことが出来る。シー
ラント材料28は一般に均質の混合物であり、この混合
物は、第1の部材24と第2の部材26のほかに、相境
界装置18に用いられている他の唯一の材料である。米
国特許第3909419号明細書に記載されているカプ
セルとされたビードの場合、殻体すなわち各ビードのカ
バー物質は上部及び下部の部材に直接接触しているが、
殻体の中のシーラントすなわちゼラチンは、遠心分離の
前には、両部材と直接接触してはいない。前述せる構成
に於て、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更
をすることができるように、前述せる説明及び図示され
たすべての事項は例となすものであつて、限定するもの
でないことが意図されるのである。
第1図は、本発明の好ましい具体例に基づいた相境界装
置を含む流体採集装置の立面横断面図。 第2図は、第1図の流体採集装置に於て、血液が採集チ
ユーブ内部に吸引された後で血液の遠心分離の間の状態
を示す立面横断面図。第3図は、第2図に示した採集チ
ユーブ中の血液が完全に相分離された後の状態を示す立
面横断面図。10・・・・・・流体採集装置、12・・
・・・・採集チユーブ(容器)、16・・・・・・スト
ツパ一、18・・・・・・相境界装置、24・・・・・
・第1の部材、26・・・・・・第2の部材、28・・
・・・・シーラント材料、38・・・・・・安定化ピン
、40・・・・・・穴。
置を含む流体採集装置の立面横断面図。 第2図は、第1図の流体採集装置に於て、血液が採集チ
ユーブ内部に吸引された後で血液の遠心分離の間の状態
を示す立面横断面図。第3図は、第2図に示した採集チ
ユーブ中の血液が完全に相分離された後の状態を示す立
面横断面図。10・・・・・・流体採集装置、12・・
・・・・採集チユーブ(容器)、16・・・・・・スト
ツパ一、18・・・・・・相境界装置、24・・・・・
・第1の部材、26・・・・・・第2の部材、28・・
・・・・シーラント材料、38・・・・・・安定化ピン
、40・・・・・・穴。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軽い相と重い相とに遠心分離され得る液体を受入れ
るための流体採集装置であつて、閉じられている容器と
、前記容器内に配置される、第1の部材及び該第1の部
材に対して相対的に運動可能な第2の部材を含む相境界
装置とを備え、前記第1の部材は前記第2の部材の表面
から軸方向に離れた表面を有し、前記第1及び第2の部
材の合成比重は、前記軽い相の比重と前記重い相の比重
の中間にあつて、該第1の部材は該第2の部材よりも大
きな比重を有しており、前記第1の部材は中空のもので
あつて一端部が実質的に閉じられており、前記第2の部
材は該第1の部材内で可動であり、また、該第1の部材
の前記表面と該第2の部材の前記表面との間の該第1の
部材内にはシーラント材料が収容され、該シーラント材
料は遠心分離の行われる前は前記部材のうちの少くとも
一方と直接接触されており、また該シーラント材料は前
記軽い相の比重と前記重い相の比重の中間の比重を有し
ており、前記第1の部材を閉じられている一端部の近く
に円周方向に隔置された複数個の開口を備え、前記シー
ラント材料は遠心分離の際に遠心力によつて生ずる前記
第1及び第2の部材の相対的な運動に応動して前記円周
方向に隔置された複数個の開口を通つて該第1の部材の
前記表面と該第2の部材の前記表面の間からほぼ半径方
向外方へ流動されるようになつていて、前記容器の内壁
と接触するとともに前記第1及び第2の部材とともに前
記重い相を前記軽い相から分離する境界シールを形成す
るようになつていることを特徴とする流体採集装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記第
1の部材は円筒形であり、前記第2の部材は円筒形の第
1の部材内で可動であり、前記シーラント材料は円筒形
の第1の部材の閉じられた一端部と該第2の部材との間
に配置されていることを特徴とする流体採集装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の装置において、前記第
2の部材が円筒形の第1の部材の中で密封的に滑動可能
であることを特徴とする流体採集装置。 4 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記第
1及び第2の部材の一方が、前記容器の中で実質的に予
め決められた方向に前記相境界装置を保持するために、
全体的に半径方向外方に延びている安定装置を含んでい
ることを特徴とする流体採集装置。 5 特許請求の範囲第2項記載の装置において、前記第
2の部材は円筒形の第1の部材中を滑動可能なピストン
であることを特徴とする流体採集装置。 6 特許請求の範囲第5項記載の装置において、前記第
1の部材が予じめ決められた方向に前記相境界装置を保
持するために、半径方向外方に延びる、円周方向に隔置
されたピン部材の第1の組と第2の組を含み、第1の組
のピン部材と第2の組のピン部材とは軸方向に隔置され
ていることを特徴とする流体採集装置。 7 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記シ
ーラント材料は、遠心分離の間の前記第1及び第2の部
材の相対的な運動に応動して流動可能であるが、遠心分
離の後は実質的に非流動性であることを特徴とする流体
採集装置。 8 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記容
器の内部が負圧になつていて、針で突き刺すことの可能
なストッパーが前記容器内の負圧を保持するようになつ
ていることを特徴とする流体採集装置。 9 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記相
境界装置の全体の比重が、血液の平均比重より小さくな
つており、採集した液体が血液であり且つ前記容器が直
立位置にある時、前記相境界装置が血液の上方に上昇す
るようになつていることを特徴とする流体採集装置。 10 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記
シーラント材料が全体的に均一な混合材料で成り、この
混合材料は、前記第1及び第2の部材の他の前記相境界
装置に用いられている唯一の材料であることを特徴とす
る流体採集装置。 11 特許請求の範囲第10項記載の装置において、前
記混合材料は粘着性のものであつて、前記第1及び第2
の部材の両方に直接接触していることを特徴とする流体
採集装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US000000649881 | 1976-01-16 | ||
US05/649,881 US4055501A (en) | 1976-01-16 | 1976-01-16 | Fluid collection device with phase partitioning means |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5288864A JPS5288864A (en) | 1977-07-25 |
JPS5935663B2 true JPS5935663B2 (ja) | 1984-08-30 |
Family
ID=24606608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51101186A Expired JPS5935663B2 (ja) | 1976-01-16 | 1976-08-26 | 流体採集装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4055501A (ja) |
JP (1) | JPS5935663B2 (ja) |
AU (1) | AU499776B2 (ja) |
BE (1) | BE845177A (ja) |
BR (1) | BR7606696A (ja) |
CA (1) | CA1060862A (ja) |
DE (1) | DE2639389A1 (ja) |
FR (1) | FR2338084A1 (ja) |
GB (1) | GB1552326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010527912A (ja) * | 2007-04-12 | 2010-08-19 | バイオメット・バイオロジックス・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | ブイ式懸濁液分画システム |
Families Citing this family (89)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4315892A (en) * | 1980-07-18 | 1982-02-16 | Sherwood Medical Industries, Inc. | Fluid collection device having phase partitioning means |
SE425993B (sv) * | 1980-12-23 | 1982-11-29 | Tesi Ab | Forfarande och anordning for att tidsmarkera sedimentationsprocesser |
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SE448323B (sv) * | 1985-08-27 | 1987-02-09 | Ersson Nils Olof | Forfarande och anordnig att separera serum eller plasma fran blod |
GB8621383D0 (en) * | 1986-09-04 | 1986-10-15 | Tecumed Wales Ltd | Centrifuges |
JPH0540447Y2 (ja) * | 1987-09-14 | 1993-10-14 | ||
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US4818386A (en) * | 1987-10-08 | 1989-04-04 | Becton, Dickinson And Company | Device for separating the components of a liquid sample having higher and lower specific gravities |
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