JPS59347Y2 - 河川・水路等の起伏ゲ−ト - Google Patents

河川・水路等の起伏ゲ−ト

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JPS59347Y2
JPS59347Y2 JP1980091156U JP9115680U JPS59347Y2 JP S59347 Y2 JPS59347 Y2 JP S59347Y2 JP 1980091156 U JP1980091156 U JP 1980091156U JP 9115680 U JP9115680 U JP 9115680U JP S59347 Y2 JPS59347 Y2 JP S59347Y2
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JP
Japan
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gate
wing
gates
torque transmission
main
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980091156U
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English (en)
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JPS5718026U (ja
Inventor
哲郎 成美
明 西野
Original Assignee
株式会社 丸島水門製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 丸島水門製作所 filed Critical 株式会社 丸島水門製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、流水に直角な断面形状が逆台形である河川
・水路等に設置される起伏ゲートに関するものである。
一般に、比較的小さな河川や水路等はその断面形状が略
逆台形に構築されることが多くまた、起伏ゲートが多く
採用されている。
従来、この種ゲートとしては河川の両河床斜面に沿って
起倒操作可能に立設した斜面プレートと、河川流れ方向
に起倒操作可能に河床底に立設した中央プレートと、前
記斜面プレートおよび前記中央プレートの側端間に連結
され夫々の両連結部において回動可能に蝶着された連結
プレートとを有し、斜面プレートの面外端を駆動して起
倒するようにした台形起伏堰が提案されている。
ところが、この従来の起伏堰では、斜面プレートの面外
端から駆動するため、トルク伝達を確実にできるよう十
分な剛性をもたすべく、種々の配慮を必要とし、非常に
大きなトルクを与えうる駆動装置が不可欠であるなどの
問題がある。
この考案は、上記のような実情に鑑みてなされたもので
、以下に実施例構造を示す図面に基づいて詳細に説明す
る。
図面において、1は河川2に設置された起伏ゲートで、
下端縁がトルク伝達管3に固着された方形状の主ゲー)
IAと、傾斜した下端縁がトルク伝達管4に固着された
三角形のウィングゲート1B、ICとからなっている。
この主ゲー)IAのトルク伝達管3は、第6,8図に示
されているように、下流側下部の適当個所が切り欠かれ
、この切欠き部3Aに回動軸5が取付ブラケット6を介
して取付けられ、この回動軸5は軸受7を介して段差河
床2Aに回動自在に支承されている。
そして、ウイングゲー) I B、I Cのトルク伝達
管4は第7,8図に示されているように下流側下部の適
当個所が切り欠かれ、この切り欠き部4Aに回動軸8が
取付ブラケット9を介して取付けられ、この回動軸8は
軸受10を介して傾斜側塊11の段差部11Aに回動自
在に支承されている。
なお、各傾斜側塊段差部11Aは、上端が下端よりも上
流側または下流側に位置するように、すなわち主ゲー)
IAに対してウイングゲー) I B、I Cが傾斜し
て設置されるように設けてもよい。
また、前記軸受5,8に加えて、トルク伝達軸3,4の
中間部を下側から支承することができる。
第8図に示されているように、前記トルク伝達管3の両
端部に固着された端板3Bには自在軸継手12を構成す
る雌形継手部材13がそれぞれ前記回動軸5の中心軸線
上にその軸心が位置するように取付けられている。
この雌形継手部材13は、基部が軸部13Aとせられる
と共に先端部に円弧凹状の継手部13Bが形成されてお
り、この軸部13A軸心上に継手部13Bの円弧凹状中
心が位置せしめられている。
自在軸継手12の雌形継手部材14はウイングゲー)
I B、I Cのトルク伝達管4端部に固着された端板
4Bの外端面に前記回動軸8の中心軸線上にその軸心が
位置するように取付けられている。
この雌形継手部材14は、それぞれ基部が軸部14Aと
せられると共に先端部に略円板状の継手部14Bが形成
されており、この軸部14A軸心上に継手部14Bの円
板中心が位置せしめられている。
自在軸継手12は、第9図に示されているように河床2
Aと傾斜側塊11の各段差部11 A、11 Aに設置
された2ツ割の彎曲軸受筒体15により、その各軸部1
3A、14Aが鍔付ブシュ16,17を介して支承せら
れており、ブシュ16,17と端板3B、4Bとの間に
は滑り座金18.19が嵌装されている。
なお、前記彎曲軸受筒体15は、前述のように2ツ割で
その下側部材15Aが河床および傾斜側塊段差部2A、
IIAに固定され、上側部材15Bのフランジ部が下側
部材15Aのフランジ部にボルト・ナツト20により着
脱自在に装着されており、前記フランジ部はゲート起伏
時の回動に支障をきたさない位置に設けられている。
前記主ゲー)IAおよびウイングゲー)IB、ICの対
向端部間にはその上流側に位置して弾性部材からなる遮
水シートたとえば連結ゴム板21がボルト22により水
密的に取付けられこの連結ゴム板21の下端部は前記彎
曲軸受筒体15の外周面に水圧により圧接せしめられて
おり、両ゲート1A、I B、IC間の漏水が防止され
るようになっている。
また、主ゲート1Aの両側端縁上部およびウイングゲー
)IB、ICの対向側端縁上部は第3〜5図に示されて
いるようにウイングゲ−)IB、ICの上端が下流側に
位置するように連結リンク23により連結されている。
この連結リンク23は、その両端が主ゲー)IAおよび
ウィングゲート1B、ICの上端部側面に固着されたブ
ラケット24゜25に、十字ブロック26.27および
ピン28.29.30 。
31を介して連結されており、自在継手が構成されてい
る。
したがって、両ゲーt−I A、I B、I Cはその
起伏動作時においてもこせることなく、円滑に起伏せし
められる。
なお、このリンク23は中間にターンバックル等を介在
せしめることによって、伸縮可能となし、連結調整を行
ないうるようにすることができる。
前記連結ゴム板21は、ゲート1が倒伏したさいにおい
て不当な張力が作用しないように余裕をもって張設され
ており、主ゲー)IAに対してウイングゲー) I B
、I Cの相対的な接近・離間動があっても全く問題な
く、止水機能を損なうことはない。
前記段差河床2Aの垂直壁面2Bおよび傾斜側塊11の
段差部垂直壁面11 Bには、取付アングル32を介し
て水蜜ゴム33が装着され、両トルク伝達管3,4およ
び彎曲軸受筒体15の上流側面に接触せしめられ、水圧
によってゲート起伏作動時においても完全な底部止水が
できるようになされている。
34はゲート起伏駆動用の油圧シリンダ装置で、第10
図に示されているように、河床2Aのゲート1より下流
側に位置して、その端部が河床2Aに設置された軸受台
35に水平ピン36を介して揺動可能に支承せられてい
る。
この油圧シリンダ装置34のピストン・ロッド37は、
先端金物38および゛水平ピン39を介して、主ゲー)
IAの1〜ルク伝達管3に下端が固着されたレバー40
の上端に連結されている。
この考案にかかる起伏ゲートの起伏操作は油圧シリンダ
装置34を作動させて、主ゲー)IAを起伏させること
によって、主ゲー)IAのトルク伝達管3から自在軸継
手12を介してウイングゲー) I B、I Cの両ト
ルク伝達管4に動力が伝達される。
したがって、ウイングデー)−1B、I Cは主ゲー1
−IAと同期して同じ速度で起伏せしめられ、そのうえ
、主ゲート1Aとウィングゲート1B、I Cはリンク
23によって連結されているので、ゲート1上端の接近
・離間も支障なく円滑かつ確実に起伏動作せしめられる
なお、この考案の実施例では、傾斜側塊11が両側にあ
る河川・水路等について述べたが傾斜側塊が一側のみの
場合は、一方のウィングゲートを省略し、主ゲー)IA
の垂直側端縁に水蜜ゴムを装着して、側塊垂直壁との間
の止水を行なえばよい。
この考案は、上述のように、方形の主ゲー)IAが起伏
駆動せしめられると共に、これによってトルク伝達管3
、自在軸継手12およびトルク伝達管4を介してウイン
グデー)IB、ICが起伏せしめられるので、トルク伝
達にロスがなく同期して円滑な起伏動作を行なわしめる
ことができ、側塊上に起伏駆動装置を設けないので側塊
上の通行に支承をきたすおそれはなり、トルク伝達が確
実であるから油圧シリンダ装置を小形にすることができ
ると共に、ウィングゲートI B、I Cの剛性を必要
以上に大ならしめることなく非常に経済的な起伏ゲート
を得ることができるなど、多くの効果を奏する。
なお、主ゲー)IAおよびウイングデー1〜IB。
1Cの下端隣接部は第3図に2点鎖線101で示されて
いるように、起状回動時に彎曲軸受筒体15に接触しな
い程度にこれから離して相互に接近させてもよい。
またゲート起伏駆動装置は第10図に限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はデー
1〜起立状態における正面図、第2図はゲート倒伏時に
おける平面図、第3図は第1図のA部拡大詳細正面図、
第4図は第3図の平面図、第5図は第2図のB部拡大詳
細平面図、第6図は第1図のC−C断面図、第7図は第
1図のD−D断面図、第8図は第5図のE−C断面図、
第9図は第8図のF−C断面図、第10図はゲート起伏
駆動装置の一例を示す第2図のG−G縦断側面図である
。 1・・・・・・起伏ゲート、1A・・・・・・主ゲー1
−11 B、I C・・・・・・ウイングデー1〜.2
・・・・・・河JIL2 A・・・・・・河床、3゜4
・・・・・・I・ルク伝達管、5,8・・・・・・回動
軸、7,10・・・・・・軸受、11・・・・・・傾斜
側塊、IIA・・・・・・段差部、12・・・・・・自
在回転軸継手、15・・・・・・彎曲軸受筒体、21・
・・・・・連結ゴム板(遮水シー))、22・・・ボル
ト、23・・・・・・連結リンク、24.25・・・・
・・ブラケット、26.27・・・・・・十字ブロック
、29〜31・・・・・・ピン、34・・・・・・油圧
シリンダ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側または両側に傾斜側塊11を備えた断面形状が略逆
    台形の河川2等に設置される起伏ゲート1において、ゲ
    ート扉体が略方向の主ゲー)IAと一側または両側の三
    角形のウィングゲート1B、ICとからなり、各扉体は
    トルク伝達管3,4を介して河床2Aおよび傾斜側塊1
    1に軸支された各回動軸5,8に装着され、各トルク伝
    達管3,4は自在回転軸子12により連結せられ、自在
    回転軸継手12は河床2A等に設置された彎曲軸受筒体
    15により支承せられ、主ゲー)IAの側端およびこれ
    に対向するウイングゲー) I B、I Cの側端とは
    ゴムなどの弾性部材からなる遮水シート21を介して連
    結されると共に主ゲート1Aの側端上部とウイングゲー
    ) I B、I Cの側端上部とは連結リンク23およ
    び十字ブロック26.27を介して連接せられ、主ゲー
    ト1Aを河床2Aに設置されたシリンダー装置34によ
    り起伏させることによってウィングゲートIB、ICを
    も起伏せしめるように横取したことを特徴とする河川・
    水路等の起伏ゲート。
JP1980091156U 1980-06-28 1980-06-28 河川・水路等の起伏ゲ−ト Expired JPS59347Y2 (ja)

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JP1980091156U JPS59347Y2 (ja) 1980-06-28 1980-06-28 河川・水路等の起伏ゲ−ト

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JP1980091156U JPS59347Y2 (ja) 1980-06-28 1980-06-28 河川・水路等の起伏ゲ−ト

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JPS5718026U JPS5718026U (ja) 1982-01-29
JPS59347Y2 true JPS59347Y2 (ja) 1984-01-07

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ID=29453147

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980091156U Expired JPS59347Y2 (ja) 1980-06-28 1980-06-28 河川・水路等の起伏ゲ−ト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514345A (en) * 1974-07-01 1976-01-14 Kuraray Co Makiitono nizukurihoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514345A (en) * 1974-07-01 1976-01-14 Kuraray Co Makiitono nizukurihoho

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JPS5718026U (ja) 1982-01-29

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