JPS5934043Y2 - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JPS5934043Y2
JPS5934043Y2 JP12707178U JP12707178U JPS5934043Y2 JP S5934043 Y2 JPS5934043 Y2 JP S5934043Y2 JP 12707178 U JP12707178 U JP 12707178U JP 12707178 U JP12707178 U JP 12707178U JP S5934043 Y2 JPS5934043 Y2 JP S5934043Y2
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JP
Japan
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JP12707178U
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JPS5544507U (ja
Inventor
昌史 飯田
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は低圧回路の過負荷短絡事故時にしゃ断して回路
を保護する裏面形端子構造を有する回路しゃ断器の改良
に関するものである。
従来の低圧回路しゃ断器でしゃ断容量の大きなものとし
て、短絡電流を限流しゃ断する方式のものがある。
しかし、大きな限流効果を出そうとするとしゃ断時のア
ークを強力に駆動排気し、アーク電圧を高くする必要が
あるため、排気ガスの影響で電源側端子が相間短絡した
り、高いアーク電圧のためモールドケース内部の絶縁の
弱い部分で絶縁破壊を起こすという欠点があった。
第1図及至第3図は従来の回路しゃ断器の一例の側断面
図で、1はモールドケース、2はモールドケース1の上
半部に配置された過負荷しゃ断部、3は下半部に配置さ
れた限流しゃ断部、4は過負荷しゃ断部の接点5を開閉
するハンドル、6は一端に接点5を有する電源側端子、
7はハンドル4に連動して開閉する可動アーム、8は過
電流検出部、9は一端に接点10を有する可動アーム、
11は一端に接点10を有する固定側導体、12は負荷
側端子、13は可動アーム9を常時閉路位置に保つため
のバネ、14、15はそれぞれ過負荷しゃ断部2、限流
しゃ断部3の消弧装置である。
以下本装置の作用を説明すると、定格電流の6倍以下程
度の過負荷電流は通常の回路しゃ断器と同様の原理で過
負荷しゃ断部2の接点5のみで電流をしゃ断し、限流し
ゃ断部3は動作しない。
短絡電流のような大きな電流が流れた場合は第1図に示
すように先ず限流しゃ断部3の平行導体をなす可動アー
ム9と固定導体11に互に逆方向の電流が流れることに
よって生ずる強力な電磁反発力により可動アーム9がバ
ネ13に抗して時間遅れなしに高速で動作し限流しゃ断
部3の接点10が開離し短絡電流を限流しはじめる。
引き続き第2図に示すように、この限流した電流を過電
流検出部8が検知し図示しない過電流用外し装置を作動
させて過負荷しゃ断部2の接点5も開離する。
短絡電流が限流され減衰すると第3図に示すように、可
動アーム9と固定導体11の間の電磁反発力が消滅する
ので可動アーム9はバネ13の作用により限流しゃ断部
3の接点10が閉路し、過負荷しゃ断部2の接点5は開
路したま・となりしゃ断を完了する。
このしゃ断過程において、強力な限流作用が得られるよ
うに電源側端子6より流入した電流が負荷側端子12へ
流出するまでの間に電流が1回転するような導体配置に
してアークの磁気駆動力を強めている。
第4図はこの際の電流ループの説明図である。
この場合は電流ループの電磁力のアーク駆。動に加えて
電源側端子6に流れる電流の方向とアーク16の電流方
向が同一であることによって生ずる電磁吸引力のため、
アーク16は噴出し矢印方向17に吸引されるのでアー
ク16の駆動力は一段と強力になる。
このように電流を1回転させる構造のものにおいてはア
ーク16の駆動は強力であるが上記に述べたようにアー
ク16の噴出が大きすぎて電源側端子部で相間短絡した
り、高いアーク電圧にてモールドケース内部の相間の絶
縁の弱い部分で相間絶縁破壊したりする欠点があり、こ
のためしゃ断容量を大きくできにくい欠点があった。
本考案の目的は従来の欠点を除去し、しゃ断容量の大き
い回路しゃ断器を提供することにある。
本考案の回路しゃ断器の一実施例を第5図により説明す
ると、第5図は回路しゃ断器の限流しゃ断時を示す側断
面図で、21はモールドケースで、上半部に過負荷しゃ
断部22を、下半部に限流しゃ断部23を配置し、過負
荷しゃ断部22は過負荷しゃ断部22の接点24を開閉
するハンドル25と、過電流が流れたときこれを検知す
る過電流検出部26と、この過電流検出部26が動作し
て作動する図示しない過電流引外し装置によって過負荷
しゃ断部22の接点24を開離する一端に接点24と他
端に過電流検出部26を接続する回動可能な可動アーム
27と、過電流検出部26の一端に接続され他端は限流
しゃ断部をもってモールドケースの外にいたる負荷側端
子28とから構成されている。
又限流しゃ断部ηは一端に電源側端子29を他端に限流
しゃ断部23の固定接点30が設けられた固定導体31
と、この固定接点30と対向して設けた可動接点32を
一端にもち他端が前記過負荷しゃ断部22の接点24に
接続される導体からなり接点30.32の閉路時には前
記固定導体31と平行導体となる回動可能な可動アーム
33と、この可動アーム33を常時閉路位置に保つため
のネ34とからなっている。
そして前記接点30.32が開離してこの接点間にアー
ク電流が流れたとき、この電流方向とはパ平行となるよ
うに前記負荷側端子28がこの開離した接点30.32
の夕H則でかつ前記固定導体31と直角となるよう設け
られている。
又35.36はそれぞれ過負荷しゃ断部22及び限流し
ゃ断部23の消弧装置である。
電流は電源側端子29より流入し固定導体31.接点3
0.32、可動アーム33、接点24、可動アーム27
、過電流検出部26を経て負荷側端子28に至る。
第1図の従来の構成と異なるところは限流しゃ断部23
の配置が逆になり限流しゃ断部23で発生したアークは
負荷側に噴出すること、限流しゃ断部23が過負荷しゃ
断部22の電源側(電気的に)に接続されている点であ
り、その他の構造動作原理は第1図及至第3図で説明し
たのと同様である。
以下本考案の作用を説明すると、今週負荷電流が回路し
ゃ断器に流れると限流しゃ断部23は動作せず、過負荷
しゃ断部22の過電流検出部26がこれを検知し所定時
間後に図示しない過電流引外し装置を作動させて過負荷
しゃ断部22の接点24を開離し過負荷電流をしゃ断す
る。
短絡電流のような大きな電流が流れた場合は第5図に示
すように限流しゃ断部23の平行導体をなす固定導体3
1と可動アーム33に互に逆方向の電流が流れることに
よって生ずる強力な電磁反発力により可動アーム33が
バネ34に抗して時間遅れなしに高速で動作し限流しゃ
断部23の接点30.32を開離しアークとなって短絡
電流を限流する。
この限流された電流が過負荷しゃ断部坐の接点24、可
動アーム27、過電流検出部26を経て負荷側端子28
に流れることによって、この負荷側端子28を流れる電
流の方向と限流しゃ断部23の接点30.32間のアー
ク電流の方向とが同一でかつ平行であるため、これによ
って生ずる電磁吸引力による強力な磁気駆動で、限流し
ゃ断部23のアークは負荷側端子28の方向に強力に噴
出されるので限流効果が高まる。
限流された電流が過負荷しゃ断部22に流れると、所定
時間後にこの限流した電流によって過電流検出部26が
動作し、図示しない過電流引外し装置を作動させて接点
24を開離し電流をしゃ断する。
以上説明したようにこの実施例によれば、負荷側端子2
8に流れる電流の方向と限流しゃ断部23のアーク電流
の方向とが同一であるために生ずる電磁吸引力による強
力な磁気駆動で、噴出する限流しゃ断部23のアークは
負荷側端子28の方向に噴出するため、電源側端子29
で相間短絡することがなく、また過負荷しゃ断@四6は
電気的に限流しゃ断部23の負荷側に接続されているた
め、限流しゃ断部23で発生する高いアーク電圧が過負
荷しゃ断部22に印加されて相間絶縁の弱いところで絶
縁が破壊されるということもなくなる。
以上本考案によれば、電流を1回転することにより、平
行導体を流れる電流方向によって生ずる電磁反発力およ
び電磁吸引力を利用して強力なアーク駆動で大きな限流
作用を得る機能を維持し、かつその副作用で生ずるアー
クの噴出や高いアーク電圧による絶縁破壊を除去するこ
とができるので従来と同じ機構及び寸法で大きなしゃ断
容量の回路しゃ断器を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路しゃ断器の限流しゃ断部接点開路状
態を示す側断面図、第2図は第1図の限流しゃ断部及び
過負荷しゃ断部接点開路の状態を示す側断面図、第3図
は第2図の限流しゃ断部接点閉路状態を示す側断面図、
第4図は従来の回路しゃ断器の電流ループとアーク駆動
図、第5図は本考案の回路しゃ断器の限流しゃ断部接点
の開路状態を示す側断面図である。 21・・・・・・モールドケース、22・・・・・・過
負荷しゃ断部、23・・・・・・限流しゃ断部、24.
30.32・・・・・・接点、6・・・・・・電源側端
子、26・・・・・・過電流検出部、27.33・・・
・・・可動アーム、28・・・・・・負荷側端子、29
・・・・・・電源側端子、31・・・・・・固定導体、
34・・・・・・バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 負荷側端子を有し過電流が流れた場合にこれを検知し接
    点を開離して電流をしゃ断する過負荷しゃ断部と、電源
    側端子が一端に限流しゃ断部固定接点が他端に設けられ
    た限流しゃ断部固定導体と前記過負荷しゃ断部と電気的
    に接続され且つ前記限流しゃ断部固定接点と対応して限
    流しゃ断部可動接点が設けられ且つこの限流しゃ断部可
    動接点と前記限流しゃ断部固定接点とが閉路状態では前
    記限流しゃ断部固定導体に対して逆方向に通電路が形成
    される如く前記限流しゃ断部固定導体と共に平行導体を
    形成する回動可能な限流しゃ断部可動接触子とからなる
    回路しゃ断器において、前記負荷側端子を前記平行導体
    部分に大電流が流れた場合に電磁反発力によって開路さ
    れた前記限流しゃ断部接点間に流れるアーク電流の方向
    と同方向に通電路が形成される如く設け、且つ開路した
    前記限流しゃ断部接点の夕1−441にあって且つ前記
    限流しゃ断部固定導体と直角になるよう配設したことを
    特徴とする回路しゃ断器。
JP12707178U 1978-09-18 1978-09-18 回路しや断器 Expired JPS5934043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12707178U JPS5934043Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 回路しや断器

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JP12707178U JPS5934043Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 回路しや断器

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Publication Number Publication Date
JPS5544507U JPS5544507U (ja) 1980-03-24
JPS5934043Y2 true JPS5934043Y2 (ja) 1984-09-21

Family

ID=29089502

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JP12707178U Expired JPS5934043Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 回路しや断器

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JPH0110840Y2 (ja) * 1981-04-10 1989-03-29

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JPS5544507U (ja) 1980-03-24

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