JPS593362B2 - トンネルナイニセツチサレル コンベヤ ノ スエツケコウホウ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トンネル内に設置されるローブバッキング式
カーランド型コンベアの据付工法に関するものである。

ローブバッキング式カーランド型コンベアは、床板上に
植設した支持柱間にパッキングロープを懸架緊張し、コ
ンベヤフレームを形成するものであるが、これ迄使用さ
れてきた床板上に設けられる支持柱は、コンベアの軸芯
に対する左右方向への調整量が極端に少なかつた所から
、コンベヤフレームのコンベヤ軸芯に対する調整が出来
ず、特に、トンネル内に該コンベヤを設置する場合等、
トンネル完成を待つて床板を据付け、その後でコンベヤ
軸芯を罫書き、支持柱の取付けを行ない、ハンギングロ
ープの懸架緊張を行つて、コンベヤフレームを形成する
手順を追わざるを得なかつた。

即ち、第１〜４図に示すよう、従来の据付工法にあつて
は、トンネル完成を待つて、床板イを据付けた後、コン
ベヤ軸芯を床板イ上に罫書き、このコンベヤ軸芯に合わ
せて、先ず端部の支持柱口の位置を決め、これをアンカ
ーボルトハにて床板イに固定し、この両端に位置する支
持柱口間にハンギングロープニを懸架緊張し、更に上記
支持柱口間に別の支持柱口′を位置決め設定し、この支
持柱口′の上部を止め金具ホ、クサビヘにてハンギング
ロープニヘ固定する手順でコンベヤフレームが据付け組
立てられており、非常に長期に亘る工事期間を必要とし
た。図中卜は、キャリヤローラ、チは、りタンローラ、
りは、ターンバックルである。そこで本発明は、ローブ
バッキング式カーランド型コンベヤの支持柱構造を、コ
ンベヤ軸芯確保に当たり、対応可能に改良するとともに
、トンネ・、ル掘進に伴い、設置されるトンネル内の床
板に予め、支持柱を装着、格納をなし、トンネル掘穿完
了后、短期間に組立てを完了し、全体工期の大巾短縮を
可能とするコンベヤの据付工法を提供せんとするもので
ある。

以下本発明の一実施例について述べる。

１はトンネル内に搬入据付される、いわゆる、プロツク
割りした床板であり、該床板１には、第５〜６図に示す
ように、アンカーボルト２によつて固定された支持台３
に支承軸４を橋架せしめ、この支承軸４に支持柱５の下
部が回動起伏自在に軸支せしめられている。

この支持柱５の巾は、支承軸４の長さより短かく形成し
、該支持柱５が支承軸４に対し、第６図に示すａの範囲
で摺動調整可能となるようにしてある。又、この支持柱
５の上端部には凹型の止め金具６が１体形成されている
。このように構成した床板１を、予め準備し、据付にと
りか＼るものである。次に、据付工法を説明すると、先
ずトンネルＡ掘進に合わせて、床板１を第８図のように
搬送据付し、床板１の据付が所定距離だけ終えた後、あ
るいは、トンネルＡの掘穿が完了し、床板１据付が終つ
た後、コンベヤ軸芯を床板１に罫書きする。

次に、端部に位置する支持柱５を第９図のように起立さ
せるとともに、床板１に罫書かれたコンベヤ軸芯に合う
ように、上記支持柱５を左右方向へ移動調節の後、固定
し、この支持柱５間にパンキングローブ７を懸架布設し
た後、これをターンバツクル８によつて緊張し、該パン
キングローブ８を上記支持柱５の凹型止め金具６に固定
する。次に、中間の床板１に格納してある他の支持柱５
を第１０図のように順次起立させるとともに、この各支
持柱５を左右方向に移動調整し、この支持柱５上端に１
体形成されている凹板の止め金具６を、緊張状態にある
上記パンキングローブ７に合わせ、クサビ９を用いてパ
ンキングローブ７を止め金具６に固定し、コンベヤフレ
ームの据付組立を完了するものである。
，尚、このコンベヤフレームに公知のキヤリヤローラ
及びりタンローラを付設することは当然である。本発明
は、上述のようにコンベヤフレームの据付を行うもので
あるが、これによつて、コンベヤフレームのコンベヤ軸
芯に対する左右調整が行なえるため、トンネル掘進に合
わせたコンベヤフレームの先行据付工事が可能となり、
トンネル内に設置されるコンベヤの据付工期を大巾に短
縮することが出来る秀れた特長を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、トンネル内に設置された従来のローブバンキ
ング式カーラント型コンベヤ部の一部切欠側面図、第２
図は同上一部切欠正面図、第３図は同上支持柱の側面図
、第４図は同上の正面図、第５図は本発明実施例に於け
る支持柱の側面図、第６図は同上の正面図、第７図は支
持柱を装着した床板プロツクの斜面図、第８〜１０図は
据付手順の説明図である。 Ａ・・・・・・トンネル、１・・・・・・床板、２・・
・・・・アンカーボルト、５・・・・・・支持柱、６・
・・・・・止め金具、７・・・・・・パンキングローブ
、８・・・・・・ターンバツクル、９・・・・・・クサ
ビ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ コンベア軸芯に対し、左右方向に移動調整可能で、
   上端部にハンギングロープ止め金具を有し、かつ、起伏
   可能な支持柱を装置した床板を、トンネル掘穿に合わせ
   て、トンネル内に順次搬入して連続的に据付け、トンネ
   ルの掘穿が所定距離終えた後、コンベア軸芯を上記床板
   上に罫書き、次に両端部床板の支持柱を起立させるとと
   もに、この両端支持柱を、コンベア軸芯の左右方向に移
   動調整可能な構造を利用して、上記床板上に罫書かれた
   コンベア芯に合わせ、固定した後、この両端支持柱間に
   ハンギングロープを懸架緊張し、次に各床板に装着され
   ている他の支持柱を順次起立させるとともに、該支持柱
   をコンベア軸芯の左右方向に移動調整可能な構造を利用
   して張設されているハンギングロープに適合する様、移
   動調整を行いながら、これら支持柱の止め金具をハンキ
   ングロープに固定させて、コンベアフレームの据付け組
   立てをなすことを特徴とするトンネル内に設置されるコ
   ンベアの据付工法。