JPS593311B2 - 自動定位置係留ブイ - Google Patents
自動定位置係留ブイInfo
- Publication number
- JPS593311B2 JPS593311B2 JP3306479A JP3306479A JPS593311B2 JP S593311 B2 JPS593311 B2 JP S593311B2 JP 3306479 A JP3306479 A JP 3306479A JP 3306479 A JP3306479 A JP 3306479A JP S593311 B2 JPS593311 B2 JP S593311B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buoy
- mooring
- mooring rope
- anchor
- buoy body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は係留ブイの定位置手段の改良に関する。
従来の係留ブイは係留索の一端に浮力法(ブイ)を、ま
た他の一端にアンカーを設けたもので、満潮流の大なる
海域において使用する場合、係留索掛る抵抗力により、
係留索を下流に流し、水面にあるブイを下向きに引張る
。
た他の一端にアンカーを設けたもので、満潮流の大なる
海域において使用する場合、係留索掛る抵抗力により、
係留索を下流に流し、水面にあるブイを下向きに引張る
。
この下向きの力は満潮流が大なる場合、大きなものとな
り、この力に抗してブイを水面に浮かしてお(にはブイ
に大浮力を要し、必然的にブイは大型化し、係留索は高
張力化の必要がある。
り、この力に抗してブイを水面に浮かしてお(にはブイ
に大浮力を要し、必然的にブイは大型化し、係留索は高
張力化の必要がある。
満潮流があり、かつ敷設深度が大なる場合以上の順向は
顕著となり、かへる従来の係留ブイでは実用化に適さな
くなるという不具合がある。
顕著となり、かへる従来の係留ブイでは実用化に適さな
くなるという不具合がある。
本発明はか又る不具合を解消した係留ブイを提案しよう
とするものでその構成とするところは、電波又は音波の
送受信設備と、受信信号によって自己の位置を検知し、
基準位置と自己の位置との差異を比較演算し、その結果
に基いて作動する推進手段とを備えたブイ本体と、同ブ
イ本体を係留する係留索とアンカーとよりなり、ブイ本
体の所定量以上の変位又は係留索の張力によって係留索
を自動的に巻取り可能に、かつ、特定の電波又は音波に
よって係留索を切離し可能な係留手段と、上記係留索下
端近傍に設けられた上記ブイ本体の送受信設備に応答可
能な電波又は音波を発信又は反射するピンガ−とを備え
てなることを特徴とする自動定位置係留ブイ、であって
、本発明は上記の通り構成するのでブイが潮流等によっ
て所定量以上、基準位置から変位すると、ピンガ−から
発信する信号によってその変位を検知した推進手段が働
き、基準位置にブイを戻すと共に、潮流や風波等の外力
が限度を超えて大きくなり、ブイの変位が異常に大きく
なったり、係留索にかへる張力が所定値以上に高くなっ
たりするとアンカーに設けた巻取り手段が働いて係留索
を巻取ってブイを水没させ、ブイが異常挙動を示したり
、係留索が切断したりするのを防止するという作用を果
たし、従来の不具合をすべて解消するという利点を有す
るものである。
とするものでその構成とするところは、電波又は音波の
送受信設備と、受信信号によって自己の位置を検知し、
基準位置と自己の位置との差異を比較演算し、その結果
に基いて作動する推進手段とを備えたブイ本体と、同ブ
イ本体を係留する係留索とアンカーとよりなり、ブイ本
体の所定量以上の変位又は係留索の張力によって係留索
を自動的に巻取り可能に、かつ、特定の電波又は音波に
よって係留索を切離し可能な係留手段と、上記係留索下
端近傍に設けられた上記ブイ本体の送受信設備に応答可
能な電波又は音波を発信又は反射するピンガ−とを備え
てなることを特徴とする自動定位置係留ブイ、であって
、本発明は上記の通り構成するのでブイが潮流等によっ
て所定量以上、基準位置から変位すると、ピンガ−から
発信する信号によってその変位を検知した推進手段が働
き、基準位置にブイを戻すと共に、潮流や風波等の外力
が限度を超えて大きくなり、ブイの変位が異常に大きく
なったり、係留索にかへる張力が所定値以上に高くなっ
たりするとアンカーに設けた巻取り手段が働いて係留索
を巻取ってブイを水没させ、ブイが異常挙動を示したり
、係留索が切断したりするのを防止するという作用を果
たし、従来の不具合をすべて解消するという利点を有す
るものである。
なお、水没させたブイは回収船によって回収が可能で特
定の信号によって係留索はアンカーから切離できるよう
になっている。
定の信号によって係留索はアンカーから切離できるよう
になっている。
次に本発明の一実施例について図面により説明する。
第1図ないし第4図において、実施例の係留ブイは、大
きくはブイ外殻1、係留索11およびアンカー12から
構成されており、ブイ外殻1には耐圧殻12、耐圧殻■
3、およびバラストタンク4が納められており、また信
号用のハイドロ7オン5、係留索11用のウィンチ6、
係留ブイの推進制御用スラスタ−7、係留ブイの回転用
スラスタ−8、機器等の排ガス用の通気口9および空中
通信用のアンテナ10が取りつげられている。
きくはブイ外殻1、係留索11およびアンカー12から
構成されており、ブイ外殻1には耐圧殻12、耐圧殻■
3、およびバラストタンク4が納められており、また信
号用のハイドロ7オン5、係留索11用のウィンチ6、
係留ブイの推進制御用スラスタ−7、係留ブイの回転用
スラスタ−8、機器等の排ガス用の通気口9および空中
通信用のアンテナ10が取りつげられている。
耐圧殻■2内には図示しない燃料、バッテリー、制御演
算回路、方位計等の検出器が納められており、耐圧殻■
3内にはエンジン、発電機等が納められている。
算回路、方位計等の検出器が納められており、耐圧殻■
3内にはエンジン、発電機等が納められている。
アンカー12には正浮力のピンガ−13を長さ数米の索
により連結しており、アンカー12の海底02への着底
時の姿勢に関係なく常にピンガ−13から超音波ビーコ
ンを破線の矢印Aで示すように上方へ発信するようにな
っている。
により連結しており、アンカー12の海底02への着底
時の姿勢に関係なく常にピンガ−13から超音波ビーコ
ンを破線の矢印Aで示すように上方へ発信するようにな
っている。
係留ブイは、この超音波ビーコンを4個のハイドロ7オ
ン5で受は自身の位置を検知する。
ン5で受は自身の位置を検知する。
ないしはアンテナ10による電波座標系から自身の位置
を検知する。
を検知する。
基準位置からの偏差量を検知すると、推進、制御用スラ
スタ−7及び回転用スラスタ−8によって係留ブイを基
準方向に回頭しつつ移動せしめ位置の偏差を修正する。
スタ−7及び回転用スラスタ−8によって係留ブイを基
準方向に回頭しつつ移動せしめ位置の偏差を修正する。
この基準位置は、アンカー12及びピンガ−13の直上
海面口1で、半径何米以内とあらかじめ制御演算回路に
設定されており、制御演算回路は偏差量を検知すると所
要な回頭および移動量を演算し、推進制御用スラスタ−
7、及び回転用スラスタ−8に必要な力を指示する。
海面口1で、半径何米以内とあらかじめ制御演算回路に
設定されており、制御演算回路は偏差量を検知すると所
要な回頭および移動量を演算し、推進制御用スラスタ−
7、及び回転用スラスタ−8に必要な力を指示する。
その他、常時ブイの流されを記録、演算、処理し、海潮
流、風等外乱の傾向を知り、予測制御の機能をもたせる
ことも可能である。
流、風等外乱の傾向を知り、予測制御の機能をもたせる
ことも可能である。
係留ブイの使用時間は動力源等によって制限を受け、こ
の時間内に係留ブイを回収するないしは動力源素等を補
給する必要があるが台風等でこの手段が取れない場合、
ないしは機器の故障によりブイの位置修正機能が働かな
い場合は係留索11に高張力が掛り、最悪の場合係留索
が切断しブイは漂流することになる。
の時間内に係留ブイを回収するないしは動力源素等を補
給する必要があるが台風等でこの手段が取れない場合、
ないしは機器の故障によりブイの位置修正機能が働かな
い場合は係留索11に高張力が掛り、最悪の場合係留索
が切断しブイは漂流することになる。
このような状態になった場合、係留ブイの紛失を防止す
るため、基準以上の偏差が生じ、また偏差修正指令を出
しているにもかかわらず、この量が減少しない場合、係
留ブイはアンカリングし得る機能を有する。
るため、基準以上の偏差が生じ、また偏差修正指令を出
しているにもかかわらず、この量が減少しない場合、係
留ブイはアンカリングし得る機能を有する。
アンカリングの方法はバラストタンク4内に海水を取り
入れ、ブイ本体を不正浮力としウィンチ6により係留索
11を巻き込む。
入れ、ブイ本体を不正浮力としウィンチ6により係留索
11を巻き込む。
アンカー12はあらかじめ大魚浮力としておくことによ
り、ブイは海面01から海中へ沈降し始める。
り、ブイは海面01から海中へ沈降し始める。
ブイの沈降時、海潮流が設定された値以下になることに
よりウィンチ6は自動停止し、バラストタンク4内の海
水を全て排出しブイは大浮力となって、アンカリング状
態となる。
よりウィンチ6は自動停止し、バラストタンク4内の海
水を全て排出しブイは大浮力となって、アンカリング状
態となる。
なお、この時、通気口9から浸水するのを防でためバラ
ストタンク4に海水を取り入れる前に通気口を密閉して
おく。
ストタンク4に海水を取り入れる前に通気口を密閉して
おく。
第3図にアンカリング状態図を示す。
アンカリング後のブイの回収法は、ピンガ−13からの
音響ビーコンを第4図に破線の矢印Bで示すように回収
船03の送受波器でキャッチし、ピンガ−13の真上付
近へ回収船03を誘導し、特定のパターンをもつ音響信
号でアンカ切離機構14を作動させ、ブイを浮上せしめ
回収船03に回収する。
音響ビーコンを第4図に破線の矢印Bで示すように回収
船03の送受波器でキャッチし、ピンガ−13の真上付
近へ回収船03を誘導し、特定のパターンをもつ音響信
号でアンカ切離機構14を作動させ、ブイを浮上せしめ
回収船03に回収する。
第4図にブイのリリース状態図を示す。
本発明は実施例について具体的に上に説明したように、
(イ)敷設海域の海潮流や深度に左右されることなく、
常に定位置に自動的に保持される。
常に定位置に自動的に保持される。
(ロ)係留索を用いているので、高価なブイを紛失する
おそれが少ない。
おそれが少ない。
C)一定条件を越えた場合、自動的に海中にアンカリン
グできるのでブイの流失がな(、ブイの大型化、係留索
の高張力化の必要がない。
グできるのでブイの流失がな(、ブイの大型化、係留索
の高張力化の必要がない。
に)アンカにピンガ−を連結しており、トランスポンダ
等を予じめ投設する必要がない。
等を予じめ投設する必要がない。
しかも、1個のピンガ−で、定位置保持ができる。
といった、従来例にない利点を有するものである。
上記実施例では信号に音波を用いたが、水中電波の透過
能が保証される情況下では電波を使用してもよい。
能が保証される情況下では電波を使用してもよい。
第1図は本発明の一実施例の側面図(但し、海底は俯撤
して示し、実施例の一部は破断して示す)、第2図は第
1図の■−■矢線に沿って見た下面図、第3図は第1図
に示す実施例のブイがアンカーリング(水中に没する)
したところを示す説明図、第4図は実施例のブイが第3
図に示す状態から回回収される状態を示す説明図である
。 1・・・ブイ外殻、2・・・耐圧殻■、3・・・耐圧殻
■、4・・・バラストタンク、5・・・ハイドロフオン
、6・・・ウィンチ、7・・・推進用スラスタ−18・
・・回転用スラスタ−111・・・係留索、12・・・
アンカー、13・・・ピンガ−114・・・アンカ切離
機構。
して示し、実施例の一部は破断して示す)、第2図は第
1図の■−■矢線に沿って見た下面図、第3図は第1図
に示す実施例のブイがアンカーリング(水中に没する)
したところを示す説明図、第4図は実施例のブイが第3
図に示す状態から回回収される状態を示す説明図である
。 1・・・ブイ外殻、2・・・耐圧殻■、3・・・耐圧殻
■、4・・・バラストタンク、5・・・ハイドロフオン
、6・・・ウィンチ、7・・・推進用スラスタ−18・
・・回転用スラスタ−111・・・係留索、12・・・
アンカー、13・・・ピンガ−114・・・アンカ切離
機構。
Claims (1)
- 1 電波又は音波の送受信設備と、受信信号によって自
己の位置を検、出し、基準位置と自己の位置との差異を
比較演算し、その結果に基いて作動する推進手段とを備
えたブイ本体と同ブイ本体を係留する係留索とアンカー
とよりなり、ブイ本体の所定量以上の変位又は係留索の
張力によって係留索を自動的に巻取り可能に、かつ、特
定の電波又は音波によって係留索を切離し可能な係留手
段と、上記係留索下端近傍に設けられた上記ブイ本体の
送受信設備に応答可能な電波又は音波を発信又は反射す
るピンガ−とを備えてなることを特徴とする自動定位置
係留ブイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306479A JPS593311B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 自動定位置係留ブイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306479A JPS593311B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 自動定位置係留ブイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55127281A JPS55127281A (en) | 1980-10-01 |
JPS593311B2 true JPS593311B2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=12376297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306479A Expired JPS593311B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 自動定位置係留ブイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593311B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3670281A1 (en) | 2018-12-18 | 2020-06-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Control apparatus of hybrid leaning vehicle |
EP3670226A1 (en) | 2018-12-18 | 2020-06-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Control apparatus of hybrid leaning vehicle |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1381878B1 (en) | 2001-03-22 | 2007-05-09 | Nautronix (Holdings) PLC | Positioning system |
KR100781867B1 (ko) | 2006-07-28 | 2007-12-05 | 대우조선해양 주식회사 | Lng 재기화 선박에 설치되는 부이 위치 검출장치 및검출방법 |
CN107585263B (zh) * | 2017-07-21 | 2019-04-02 | 青岛航讯科技有限公司 | 一种可定位的自沉浮深海系留探测平台 |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP3306479A patent/JPS593311B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3670281A1 (en) | 2018-12-18 | 2020-06-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Control apparatus of hybrid leaning vehicle |
EP3670226A1 (en) | 2018-12-18 | 2020-06-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Control apparatus of hybrid leaning vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55127281A (en) | 1980-10-01 |
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