JPH06225664A - 浮き魚礁システム - Google Patents

浮き魚礁システム

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JPH06225664A
JPH06225664A JP5018603A JP1860393A JPH06225664A JP H06225664 A JPH06225664 A JP H06225664A JP 5018603 A JP5018603 A JP 5018603A JP 1860393 A JP1860393 A JP 1860393A JP H06225664 A JPH06225664 A JP H06225664A
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JP
Japan
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sea
floating
fish reef
wire
floating fish
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JP5018603A
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Seiji Ishii
清司 石井
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Enii Kk
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Enii Kk
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】浮き魚礁の保守点検・整備のための管理を容易
にし、かつ海洋汚染の防止にも有効なシステムを得る。 【構成】浮き魚礁本体200は、海底の取付け部にワイ
ヤー221を介して海中に繋留されている。電源ケーブ
ル207は、浮上ブイ205を有し、遠隔制御機能付き
電源ケーブル制御装置204により巻解き巻取が可能で
ある。繋留制御装置220は、ワイヤー221の巻解き
及び巻取りが可能であり、浮き魚礁本体200を海中か
ら海面に浮上させたり、海面から海中に沈降させること
ができる。これらの制御装置204、220は、作業船
100により遠隔制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海中に設置される海
洋牧場として利用される浮き魚礁システムに関し、特に
浮き魚礁の保守管理を容易にするように工夫されたもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、海中に浮き魚礁を繋留しておき、
海洋牧場を実現することが行われている。浮き魚礁は、
海面下数十メートルの海中に設置され、海底の錘・錨等
にワイヤーで繋留されている。また、その位置を示すた
めに浮き魚礁から海面にワイヤーを介してブイを浮かべ
ている。ここで、浮き魚礁は、その保守点検・整備が行
われるが、海中での作業が不可能であるために、一旦、
海上に浮上させて行われる。浮き魚礁の保守点検・整備
を行うためには、まず、作業船を海上に運行させなが
ら、ブイを探し、浮き魚礁の位置を確認する。次に、繋
留しているワイヤーを切断し、浮き魚礁を浮上させる。
次に、浮き魚礁の保守点検・整備を行った後、再び繋留
ワイヤーにより海中に引き込み沈める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浮き魚礁の保守点検・
整備には、上記したような作業が必要であり、多大な時
間と労力、費用が必要である。また次のような問題があ
る。
【0004】浮き魚礁からワイヤーを介してブイを常時
浮上させているために、ワイヤーが船の航行の障害にな
る。ブイが流出したり、浮き魚礁が海流等で深い場所に
移動するとブイが見えなくなり、捜索に苦労し、また船
の航行の障害になる。保守点検で浮き魚礁を海面に浮上
させる際、ワイヤーを切断するためワイヤー及び錘・錨
等を海底に遺棄することになり、費用の無駄と環境汚染
となる。ワイヤー切断のためにダイバーを海中数十メー
トルまで潜水させるために、時間と費用がかかりすぎ
る。さらに保守点検の後、再度沈降し固定に際して、新
たにワイヤー及び錘・錨を必要とし、時間及び費用がか
かる。
【0005】この発明は、上記の事情に対処すべくなさ
れたもので、浮き魚礁の保守点検・整備のための管理を
容易にすることができる浮き魚礁管理システムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、海底の取付
け部にワイヤーを介して海中に繋留された浮き魚礁本体
と、前記浮き魚礁本体に取付けられており、浮上ブイを
電源ケーブルに取付け、前記電源ケーブルを巻解き巻取
が可能な遠隔制御機能付き電源ケーブル制御装置と、前
記浮き魚礁本体に取付けられており、前記ワイヤーの巻
解き及び巻取りが可能であり、前記浮き魚礁本体を海中
から海面に浮上させたり、海面から海中に沈降させるこ
とができる繋留制御装置と、前記繋留制御装置の動作を
遠隔制御する遠隔制御手段とを具備したことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】上記の手段により、まず電源ケーブル制御装置
を遠隔制御して、電源ケーブルを浮上させ、電源を前記
繋留制御装置に供給することにより、浮き魚礁本体を、
遠隔制御により、海中から浮上、また海面から沈降させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1はこの発明の一実施例である。100
は作業船であり、200は海中のある深さ(例えば数十
メートル)に沈降した状態の浮き魚礁本体を示してい
る。作業船100には、超音波方向探知受信機101が
設けられており、浮き魚礁本体200に設けられている
超音波発振器201からの超音波を受けて、浮き魚礁本
体200の存在位置を確認できるようになっている。超
音波発振器201は、浮き魚礁本体200に搭載されて
いるバッテリー202により動作している。超音波探知
システムによると、約2Km以内であれば暗夜や濃霧で
も気象条件や時間に関係なく確認することができる。し
たがって、浮き魚礁本体200の設定位置は、設定時に
一応海図に記入されており、作業船がその付近まで移動
される。
【0010】作業船100には、水中通信無線送信機1
02が搭載されている。水中通信無線送信機102から
指令信号を送ると、これは浮き魚礁本体200に搭載さ
れている水中通信無線受令機203により受信される。
この通信系統は、浮き魚礁本体200に搭載されている
電源ケーブル制御装置204や繋留制御装置220を制
御する系統である。水中通信無線受令機203により浮
上ブイ205を浮上させるための電源ケーブル浮上指令
信号が受信されると、電源ケーブル制御装置204は、
浮上ブイ205のロックを解除し、電源コネクタ206
を有する電源ケーブル207を解き、これにより電源ケ
ーブル207を海面に浮上させる。
【0011】電源ケーブル207が海面に浮上すると、
作業船100は電源ケーブル207を拾い上げ、作業船
の電源設備に電源コネクタ206を接続し、準備が完了
する。作業船100では、準備完了の後、水中通信無線
送信機102から、浮き魚礁本体200の魚礁浮上指令
信号を送る。すると、浮き魚礁本体200に搭載されて
いる繋留制御装置220に対する大電力の供給が開始さ
れる。また、繋留制御装置220は、ワイヤーロックを
解除しモータを回転制御し、浮き魚礁本体200を繋留
している繋留ワイヤー221を巻解く方向に動作する。
また、バッテリー202に対する充電もこの電源で行わ
れる。
【0012】繋留ワイヤー221は、海底に垂下された
錘・錨300に他端が取付けられており浮き魚礁本体2
00を繋留している。よって、繋留ワイヤー221が巻
解かれると、浮き魚礁本体200はその浮力により海面
に浮上することになる。
【0013】海面に浮上した浮き魚礁本体200は、そ
の保守点検・整備、バッテリーチェック等の管理が行わ
れる。作業が終わると、繋留制御装置220に作業船1
00から電力が供給され、水中通信無線送信機102か
ら魚礁沈降指令信号が送られる。すると今度は、繋留ワ
イヤー221が巻き取られる。これにより浮き魚礁本体
200は、海面下数十メートルまで沈降させられる。所
望の深さまで沈降させたところで、モータが停止し、電
力供給が停止される。またワイヤーロックが作動する。
このロック作動信号は、超音波発信機201により送信
される。作業船100ではロック作動信号を受信し、浮
き魚礁本体200が定位置に固定されたことを確認でき
る。魚礁の沈降深度は、例えば繋留ワイヤー221の巻
き取り量により知ることができ、予め巻き取り時間を指
定することにより設定できる。
【0014】作業船100では、浮き魚礁本体200の
固定が確認されると、作業船100の電源設備に接続さ
れていた電源コネクタ206が取り離され、防水処理が
施され、浮上ブイ205とともに海面に降ろされる。次
に、水中通信無線送信機102より水中通信無線受令機
203に浮上ブイ沈降指令信号が送られる。すると、電
源ケーブル制御装置204が制御され、モータが回転さ
れ電源ケーブル207の巻き取りが行われ、浮上ブイ2
05とともに、浮き魚礁本体200側へ沈降させられ、
所定位置でモータが停止される。そして浮上ブイ205
がロックされ作業が終了する。浮上ブイ205のロック
完了信号は、超音波発信機201より送信され、作業船
側で確認される。このときの、電力は、バッテリー20
2により賄われることになる。
【0015】上記したシステムによると、浮き魚礁本体
200は、位置表示用の超音波発信機を有し、常時浮き
魚礁の固有番号等のデータを発振するようにしている。
よって、時間や気象条件に関係なく作業船で位置確認を
容易に行うことができる。また従来のように、常時海面
に浮いているような位置表示用ブイが不要であり、船の
航行の障害になることがない。浮上受令用の水中通信無
線受令機を有しており、作業船の指令でワイヤー繋留モ
ータを作動させ魚礁を浮上させるようにしているので、
従来の如く、ワイヤー切断のダイバーを必要とせず、時
間と費用を大幅に節約できる。さらに保守点検後の再沈
降固定も作業船から送信される水中通信指令でワイヤー
繋留モータを作動させて行うため、新たなワイヤー及び
錘・錨等を必要とせず、費用の節約と環境汚染の防止に
有効となる。浮き魚礁の電源は、最初に電源ケーブルを
浮上させてこの電源ケーブルを通して作業船から供給さ
れるために、超音波発信機や水中通信受信機等のみを作
動させる小型のバッテリーで良く経済的である。
【0016】次に上述した浮き魚礁において、ワイヤー
221取り付け部の防水方法について説明する。図2に
示すように、繋留ワイヤー221の露出部が、浮き魚礁
本体200の底板231の下面に設けられたドーム部2
0aに設けられている。浮き魚礁本体200を沈めた場
合、ドーム部20aには、空気が溜まる。この空気の溜
まる空間にワイヤー211を巻き取ったり、解いたりす
るモータ22aが設置されている。これによって、モー
タ22aやシャフト22bと海水との遮断が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、浮き魚
礁の保守点検・整備のための管理を容易にし、かつ海洋
汚染の防止にも有効となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】図1の一部を拡大して示す図。
【符号の説明】
100…作業船、101…超音波方向探知受信機、10
2…水中通信無線送信機、200…浮き魚礁本体、20
1…超音波発信機、202…バッテリー、203…水中
通信無線受令機、204…電源ケーブル制御装置、20
5…浮上ブイ、206…電源コネクター、207…電源
ケーブル、220…繋留制御装置、221…繋留ワイヤ
ー、300…錘・錨。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海底の取付け部にワイヤーを介して海中に
    繋留された浮き魚礁本体と、 前記浮き魚礁本体に取付けられており、浮上ブイを電源
    ケーブルに取付け、前記電源ケーブルを巻解き巻取が可
    能な遠隔制御機能付き電源ケーブル制御装置と、 前記浮き魚礁本体に取付けられており、前記ワイヤーの
    巻解き及び巻取りが可能であり、前記浮き魚礁本体を海
    中から海面に浮上させたり、海面から海中に沈降させる
    ことができる繋留制御装置と、 前記繋留制御装置の動作を遠隔制御する遠隔制御手段と
    を具備したことを特徴とする浮き魚礁システム。
JP5018603A 1993-02-05 1993-02-05 浮き魚礁システム Expired - Lifetime JPH0771432B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001314135A (ja) * 2000-05-09 2001-11-13 Asahi Kasei Corp 漂流検知可能な中層浮魚礁
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JP2021138249A (ja) * 2020-03-04 2021-09-16 株式会社Ihi 水中係留装置及び水中観測装置

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