JPS5932908Y2 - 熱量計 - Google Patents
熱量計Info
- Publication number
- JPS5932908Y2 JPS5932908Y2 JP5781578U JP5781578U JPS5932908Y2 JP S5932908 Y2 JPS5932908 Y2 JP S5932908Y2 JP 5781578 U JP5781578 U JP 5781578U JP 5781578 U JP5781578 U JP 5781578U JP S5932908 Y2 JPS5932908 Y2 JP S5932908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- calorimeter
- container
- pipe
- insulated container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は断熱型比熱測定装置などに用いられる熱量計に
関する。
関する。
第1図は、従来の熱量計の断面図を示す。
1は試料、2は試料容器又はホルダ、3は断熱容器で、
試料容器2及び断熱容器3の対向面にはそれぞれ熱放射
損失を減少させるために金板を張りつけた。
試料容器2及び断熱容器3の対向面にはそれぞれ熱放射
損失を減少させるために金板を張りつけた。
4は内部ヒータで、図示しない定電力制御回路に接続す
る。
る。
5は外部ヒータ、6は試料1とその外側の断熱容器との
温度差を検出する断熱制御用熱電対で、これを断熱制御
回路(図示せず)に接続し、前記温度差が零になるよう
にすなわち試料1と断熱容器3が等温になるように外部
ヒータ5の電流を調節する。
温度差を検出する断熱制御用熱電対で、これを断熱制御
回路(図示せず)に接続し、前記温度差が零になるよう
にすなわち試料1と断熱容器3が等温になるように外部
ヒータ5の電流を調節する。
7はスペーサ、8は遮熱板、9はベルジャである。
この熱量計を用いて断熱法により比熱を測定する場合に
は、前述のような断熱状態の下で内部ヒータ4により試
料1の温度を△θ℃上昇させ、そのときの時間△tを求
め、熱容量式の計算をディジクルコンピュータで計算し
、△θ°Cおきに温度−比熱データを求める。
は、前述のような断熱状態の下で内部ヒータ4により試
料1の温度を△θ℃上昇させ、そのときの時間△tを求
め、熱容量式の計算をディジクルコンピュータで計算し
、△θ°Cおきに温度−比熱データを求める。
このとき熱量計の内部空間を静止状態の不活性ガスで充
満させておくと、試料が例えば石炭の場合該試料から放
出されるタール等により前記の全表面及び熱電対はよご
されかつ腐蝕されるので精度が下り、また故障の原因と
なった。
満させておくと、試料が例えば石炭の場合該試料から放
出されるタール等により前記の全表面及び熱電対はよご
されかつ腐蝕されるので精度が下り、また故障の原因と
なった。
そこで、前記ガスを外部からパイプ11により断熱容器
3内に送り込みその中央部に設けたパイプ11から流出
させるか又は断熱容器3の隙間から流出させて試料1周
辺のガスを流動させ全表面や熱電対にタールなどが付か
ないようにすることが考えられた。
3内に送り込みその中央部に設けたパイプ11から流出
させるか又は断熱容器3の隙間から流出させて試料1周
辺のガスを流動させ全表面や熱電対にタールなどが付か
ないようにすることが考えられた。
しかしながら、タールなどの有害物質を除去するために
は容器3内の不活性ガスの流速は、ある程度早くなけれ
ばならずそのためどうしても試料1と断熱容器3との間
に温度差ができ測定誤差を生じた。
は容器3内の不活性ガスの流速は、ある程度早くなけれ
ばならずそのためどうしても試料1と断熱容器3との間
に温度差ができ測定誤差を生じた。
本考案は従来の欠点を除去することを目的とするもので
、断熱容器内に支持された試料を加熱するヒータと断熱
容器及び試料が管端になるように断熱容器を加熱制御す
るヒータとを有する熱量計において、試料の近傍にフー
ドを設け、これに接続されたパイプを介してポンプでガ
スを吸引し断熱容器外部よりガスを流入せしめるように
構成して成ることを特徴とする。
、断熱容器内に支持された試料を加熱するヒータと断熱
容器及び試料が管端になるように断熱容器を加熱制御す
るヒータとを有する熱量計において、試料の近傍にフー
ドを設け、これに接続されたパイプを介してポンプでガ
スを吸引し断熱容器外部よりガスを流入せしめるように
構成して成ることを特徴とする。
以下本考案の一実施例を第2図について説明する。
第1図と同一の符号は同一のものを示し、10は試料1
の近傍に設けたフード、11はパイプ、12はポンプで
ある。
の近傍に設けたフード、11はパイプ、12はポンプで
ある。
この熱量計の使用方法は従来のものと同じであり、測定
中ポンプ12を作動させ試料近傍に設けたフード10よ
りパイプ11を通じて不活性ガスを引くと試料1から放
出したタールなどの有害物質は不活性ガスのパイプ内へ
の流入に伴ってフード10よりパイプ11に吸いこまれ
て外部に放出される。
中ポンプ12を作動させ試料近傍に設けたフード10よ
りパイプ11を通じて不活性ガスを引くと試料1から放
出したタールなどの有害物質は不活性ガスのパイプ内へ
の流入に伴ってフード10よりパイプ11に吸いこまれ
て外部に放出される。
不活性ガスは外部へ流出した分だけ断熱容器3の外壁の
隙間から内部に流入するが、パイプ11の面積に対して
断熱容器3周壁の面積は非常に大きいので、たとえパイ
プ内に吸い込まれる不活性ガスの流速が早くても断熱容
器3の周壁から流入する不活性ガスの流速は非常に遅く
、それ政断熱容器3と試料1間に温度差を生じ測定精度
を落すようなことがない。
隙間から内部に流入するが、パイプ11の面積に対して
断熱容器3周壁の面積は非常に大きいので、たとえパイ
プ内に吸い込まれる不活性ガスの流速が早くても断熱容
器3の周壁から流入する不活性ガスの流速は非常に遅く
、それ政断熱容器3と試料1間に温度差を生じ測定精度
を落すようなことがない。
このように本考案によれば測定の精度を落すことなく、
試料から放出する有害物質を除去することができ、故障
の発生も少ないという結果がえられる。
試料から放出する有害物質を除去することができ、故障
の発生も少ないという結果がえられる。
第1図は従来の熱量計、第2図は本考案の一実施例のそ
れぞれ断面図である。 1・・・・・・試料、2・・・・・・試料容器又はホル
ダ、3・・・・・・断熱容器、4・・・・・・内部ヒー
タ、5・・・・・・外部ヒータ、6・・・・・・熱電対
、8・・・・・・遮熱板、9・・・・・・ベルジャ、1
0・・・・・・フード、11・・・・・・パイプ、12
・・・・・・ポンプ。
れぞれ断面図である。 1・・・・・・試料、2・・・・・・試料容器又はホル
ダ、3・・・・・・断熱容器、4・・・・・・内部ヒー
タ、5・・・・・・外部ヒータ、6・・・・・・熱電対
、8・・・・・・遮熱板、9・・・・・・ベルジャ、1
0・・・・・・フード、11・・・・・・パイプ、12
・・・・・・ポンプ。
Claims (1)
- 断熱容器内に支持された試料を加熱するヒータと断熱容
器及び試料が等温になるように断熱容器を加熱制御する
ヒータとを有する熱量計において、試料の近傍にフード
を設け、これに接続されたパイプを介してポンプでガス
を吸引し断熱容器外部よりガスを流入せしめるように構
成して成ることを特徴とする熱量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5781578U JPS5932908Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 熱量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5781578U JPS5932908Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 熱量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54160189U JPS54160189U (ja) | 1979-11-08 |
JPS5932908Y2 true JPS5932908Y2 (ja) | 1984-09-14 |
Family
ID=28956056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5781578U Expired JPS5932908Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 熱量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932908Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748066B2 (ja) * | 1984-10-30 | 1995-05-24 | 住友大阪セメント株式会社 | 自己発熱を伴う試料の断熱温度上昇試験装置 |
JPH0641927B2 (ja) * | 1985-07-11 | 1994-06-01 | 住友セメント株式会社 | 自己発熱を伴う試料の断熱温度上昇試験装置 |
JPH0650292B2 (ja) * | 1985-11-16 | 1994-06-29 | 住友セメント株式会社 | 自己発熱を伴う試料の断熱温度上昇試験装置 |
-
1978
- 1978-04-28 JP JP5781578U patent/JPS5932908Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54160189U (ja) | 1979-11-08 |
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