JPS5932842Y2 - 玩具花火点火用ろうそく保持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は玩具花火に点火させるための火種を常に火付け
がし易い状態に保持し続けさせるろうそく保持具に関す
るものである。

一般に、玩具花火に火付けする火種を保持するには例え
ば線香や火縄が使われるが、これらは玩具花火への火付
きが若干悪くて手間が掛かり、また折損し易くて幼児等
には取扱かい難いものであった。

また、ろうそくの裸火が使われることがあるが、この場
合は僅かな風であっても炎が煽られて揺れるため火が付
は難かったり、炎が消え易いといったような欠点があっ
た。

またこれを解消するため、例えば実開昭５４−２１６８
４号公報に示されるように、受は皿上にろうそくを立て
、これに風防を被せ、該風防の上部に開設した孔から風
防内へ花火の先端を差し込み着火させるようにしたもの
があるが、これで゛は、ろうそくをセットするのに時間
が掛かり、また使用中にろうそくに花火が触れて倒して
しまう欠点がある。

また、ろうそくの長さに見合った高さの風防を用意しな
ければならず、大きなもとのなってしまう欠点もあった
。

本考案はかかる従来欠点を解消した玩具花火点火用ろう
そく保持具を提供するためのものである。

以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。

第１図において１は板紙等により角筒状に形成された背
の低い筒体であり、該筒体１の一側壁の中央にはその高
さ方向の中心よりも稍下方に位置させてろうそくＡを挿
通して保持させるための円孔２を貫通させである。

第２図はこのようにして形成されたろうそく保持具の使
用状態を示したものであり、円孔２に挿通させたろうそ
くＡは先端に露出する灯芯Ｂが筒体１内側の略中心に位
置するように挿込んで該ろうそくＡの中央部を該円孔２
に支持させて全体を水平に保たせ、灯芯Ｂに点灯すれば
炎Ｃは垂直に立ち上り、しかも炎Ｃの全体が筒体１内に
あって風除けされ、煽られて揺らいだり、消えたりする
ようなこともなく安定した形態にて燃え続けさせること
ができるから、玩具花火の火薬部分を炎Ｃの上方から近
付けてやれば幼児等にも極く容易に火付けすることがで
きる。

そして、長時間使用するときは時折つろうそくＡを筒体
１内へ押込んでやり、炎Ｃが常に筒体１内の略中央で燃
え続けるようにしてやればよい。

また、第３図は筒体１を円筒体に形成した実施例を示し
たものであり、この実施例のものも前記角筒状の筒体よ
り成るものと全く同様に使用することができる。

以上に述べたように本考案の玩具花火点火用ろうそく保
持具は、火種の風除けができて花火の火付けがし易い。

しかも、ろうそくは筒体に横から差込むだけで簡単にセ
ットでき、また、筒体に保持されているので花火が触れ
て不用意に倒れるような心配もなくすこぶる使い勝手の
ようものである。

さらに、筒体の高さはろうそくの長さに関係しないので
それ程嵩高にしなくともよいので材料コストを節約でき
る等の利点も有し、極めて実用的である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例に係わるもので第１図は斜視図、第
２図は使用状態を示す断面図、第３図は他の実施例を示
す斜視図である。 １・・・・・・筒体、２・・・・・・円孔、Ａ・・・・
・・ろうそく、Ｂ・・・・・・灯芯。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少なくとも上面が開口した筒体の一側の適当な高さ位置
   に小さな円孔を開設し、該円孔にろうそくを進退動自在
   に挿通して保持させ、該ろうそく先端の灯芯を前記筒体
   内に臨ませるように構成したことを特徴とする玩具花火
   点火用ろうそく保持具。