JPS5932448B2 - シクロブテン誘導体の製法 - Google Patents

シクロブテン誘導体の製法

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JPS5932448B2
JPS5932448B2 JP57082574A JP8257482A JPS5932448B2 JP S5932448 B2 JPS5932448 B2 JP S5932448B2 JP 57082574 A JP57082574 A JP 57082574A JP 8257482 A JP8257482 A JP 8257482A JP S5932448 B2 JPS5932448 B2 JP S5932448B2
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hydrocarbon group
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フランク・バ−ルトマン
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシクロブテン誘導体の製造方法に関する。
本発明者等は次の一般式 を有するアルキリデンシクロブタン誘導体および次の一
般式および ン環の一部を形成することもでき、または一般式、、お
よびにおけるR5およびR6、またはR7およびR8は
それらが結合している炭素原子と共にシクロ−ブタン環
を形成することもできる)が、一般式を有する(環状)
アルケンと 一般式 を有するアレンまたは一般式 を有する1−アルギン (ここで一般式一中のR1−R9は一般式1一において
示したものと同じ意味を示す)とを液相中で、元素の周
期律表のA属の元素、チタン、錫、アンチモン、タンタ
ル、レニウム、鉄または亜鉛から誘導される溶解したル
イス酸の存在下で、接触させることにより製造し得るこ
とを見出した。
シクロブテン誘導体はビレスリンの前駆体として好適な
シクロプロパンカルボン酸の好適な前駆体である。置換
シクロプロパンカルボン酸エステルが特に殺虫剤として
好適である。というのはそれらは高殺虫活性度と低い咄
乳動物に対する毒性を兼ね備えているからである。従つ
て本発明は次の一般式 〔式中R9は炭化水素基を表わし、そして(a)R5お
よびR8は第1級または第2級アルキル基を、R6およ
びR7は水素原子、第1級または第2級炭化水素基を表
わし:または(b)R5およびR6はそれぞれ個々に水
素原子を表わし、R7は少なくとも2個の炭素原子を有
する第1級または第2級炭化水素を、そしてR8は第1
級または第2級炭化水素基を表わし、またはR8は水素
原子を表わし、そしてR6およびR7は一緒になつて4
、5、7個、または7個より多くの炭素原子を含有する
環状脂肪族環または2a・3・6・6a−テトラヒドロ
シクロヘキセン環の1部を形成することもできる〕を有
するシクロブテン誘導体の製造方法において、一般式を
有する(環状)アルケンと 一般式 を有する1−アルギン (ここで一般式および中のR5、R6、R7、R8およ
びR9は一般式Vおよびにおいて示したものと同じ意味
を示す)とを液相中で、アルミニウムまたはカリウムの
トリハライドまたは有機アルミニウムハロゲン化物であ
る、溶解したルイス酸の存在下で接触させることからな
る前記方法に関する。
一般式Vおよびを有するシクロブテン誘導体はそれぞれ
50または約50%の選択性で生成され得るが、2つの
誘導体のうちの1つを選択的に例えば化合物およびの選
択にもよるが、90〜100%の選択率でもつて生成さ
せることもできる。
R5=R7そしてR6=R8のとき一般式Vまたはを有
する1つより多くな(・シクロブテン誘導体が生成され
得る。前述した炭化水素基はアルキル、シクロアルキル
、またはアリール基であり得る;これらの基の置換体は
除外される。
これらの3つの基の炭素数はR7が前述した通りである
以外臨界的ではない。アルキル基は直鎖または分枝のも
のでもよくそして例えば20個までの炭素原子を含有す
る。使用されるアルキル基の例としてはメチル、エチル
、プロピル、i−プロピル、ブチル、第2級一ブチルお
よびR9に対して、第3級一ブチル基:炭化水素一置換
アルキル基の例としてはベンジル、フエネチルおよびト
リチル基がある。アリール基の例としてはフエニルおよ
びナフチル基、および炭化水素一置換アリール基の例と
してはトリルおよびキシリル基である。一般式I−を有
する化合物は、一般式を有する化合物としてテトラヒド
ロカルビルエテン、特にテトラアルキルエテンを使用し
たとき、非常に高収率一般に90%以上の収率で得られ
る。優れた収率は2・3−ジメチル−2−ブテンおよび
2・3・4−トリメチル−2−ベンゼンを使用して得ら
れる。一般式を有するアルケンの他の例は2−ブテン、
2−ベンゼン、2−ヘキセン、3−ヘキセン、2−ヘプ
テン、3=ヘプテン、2−メチル−2−ブテン、3−メ
チル− 2 −ベンゼン、3−メチル−3−ヘキセンお
よび2・4−ジメチル−3=へキセンである。イソブテ
ンは、本発明の方法の条件下においては重合するので除
外される。出発原料アルケンとしてはシス=およびトラ
ンス−アルケンを使用し得る。
このアルケンは分子あたり2つ以上の二重結合を有して
もよ(・がこれらの二重結合は非一共役系であるべきで
ある。好ましくは一般式を有する1−アルギンにおいて
R9はアルキル基を示す。1−アルギンの特別な例はプ
ロピン、1−ブチン、1−ペンチッ、1−ヘキシン、1
−ヘプチン、1−ドデシル、2−メチル−1−ペンチッ
、フエニルエチンおよび3−フエニル一1−プロピンで
ある。
本発明にしたがつて使用されるシクロアルケンは一般式
を有する1−アルギンと反応してC4環の第1番目およ
び第2番目の位置の炭素原子間に二重結合を有するシク
ロブタシクロ=脂肪族化合物を生成する。
このシクロアルケンは分子中に2個以上の二重結合を有
してもよいが、これらの二重結合は非一共役系であるべ
きである。適当なシクロアルケンの例はシクロブテン、
シクロベンゼン、1・4−シクロヘキサジエン、1・4
−シクロヘプタジエン、1・5−シクロオクタジエンお
よび1・5・9−シクロドデカトリエンである。一般式
を有する2種以上の(シクロ)アルケン、および一般式
を有する2種以上の1−アルギンを出発物質として使用
してもよい。生成するシクロブテン誘導体は通常同じ方
法で出発物質の1−アルギンと反応してポリ環状炭化水
素を生成し得るから、一般式V〜を有する化合物の合成
においては比較的低いアルキンリアルケンのモル比、例
えば1.5以下を適用することが推奨される。
このモル比が0.1ないし1.5である時に、非常に良
好な結果が通常得られる。前記モル比はもちろん、もし
これらのポリ環状炭化水素(これらは新規化合物である
)を合成することを望むならば、比較的高い、つまり例
えば1.5より高い比を選択することもできる。これら
の多環式炭化水素の中の2環式炭化水素は次の一般式お
よび(ここで一般式中のR5およびR8は第1級または
第2級のアルキル基、R6およびR7は水素原子、第1
級または第2級炭化水素基、R9は炭化水素基を表わし
、そしてR5およびR6はR7が少なくとも2個の炭素
原子を有する第1級または第2級炭化水素基をおよびR
8が第1級または第2級炭化水素基を示すとき、それぞ
れ個々に水素原子を表わし得る)を有する。
ルイス酸−1つ以上のエレクトロン対を受容して配位共
有結合を形成する化合物−の例としては塩化アルミニウ
ム、臭化アルミニウム、3塩化ガリウム、3臭化ガリウ
ム、またはモノアルキルアルミニウムジハライド例えば
エチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウム
ジブロマイド、プロピルアルミニウムジクロライド、イ
ソブチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウ
ムジアイオダイドリアリールアルミニウムジハライド例
えばフエニルアルミニウムジクロライド、フエニルアル
ミニウムジプロマイド、フエニルアルミニウムジアイオ
ダイド、トリルアルミニウムジクロライド、トリルアル
ミニウムジブロマイド、トリルアルミニウムジアイオダ
イドが挙げられる。
アルキルハロアルミニウム化合物例えばジアルキルアル
ミニウムモノハライドおよび特にモノアルキルアルミニ
ウムジハライドが好ましい。アルキルハロアルミニウム
化合物のグループの中ではアルキルクロルアルミニウム
化合物特にエチルアルミニウムジクロライドが好ましい
。1個以上のアルミニウム−炭素結合を有するアルミニ
ウム化合物の混合物もまた使用し得、例えばジアルキル
アルミニウムハライドおよびアルキルアルミニウムジハ
ライドの混合物例えばエチルアルミニウムセスキクロラ
イドおよびブロマイドの混合物が挙げられる。
反応は溶媒の存在下または非存在下で行なわれる。
後者の場合ルイス酸は反応させる不飽和の出発物質中に
溶解される。しかしながら好ましくはルイス酸または存
在する不飽和化合物と容易に反応しない溶媒を使用する
。好適な溶媒の例としては脂肪族、環状脂肪族および芳
香族炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、石油エーテル
、デカン、シクロヘキサン、シクロ−オクタン、デカリ
ン、ベンゼン、トルエン、テトラリンおよびそれらの混
合物が挙げられる。
溶媒として、反応に関与する(シクロ)アルケンまたは
アルギンの過剰を使用することも可能である。好適な溶
媒の他の例としては2硫化炭素、1・2ジクロルエテン
、1・2−ジクロルエタン、メチレンクロライド、ニト
ロベンゼン、ニトロアルカン(ニトロメタン、ニトロエ
タン、1−ニトロプロパン)、シクロベンゼン、o−、
m−およびp−ジクロルベンゼン、四塩化エタン、液体
二酸化イオウ、ジメチルスルホキシド、テトラメチレン
スルホン、スルフリルクロライドフルオライド、クロロ
ホルム、エチルクロライドおよびジメチルサルフアイド
があり;これらの溶媒の2種以上の混合物も使用でき、
例えば炭化水素と塩素化炭化水素の混合物などが使用さ
れる。本発明による方法において使用されるルイス酸の
量、温度および圧力は臨界的でない。
ルイス酸の最適量は選択された個々の触媒、反応成分の
型、それらの純度、温度、希望する反応時間、溶媒(も
し使用すれば)の型および量などに依存する。一般にル
イス酸の量はルイス酸がアルケン10〜100000モ
ルあたり1モル存在するような量が好ましい。−100
℃〜+100℃の範囲の温度およびそれ以上の温度も使
用されるが、本発明の方法の特色の1つはそれが周囲温
度またはその近辺で行ない得ることであり、したがつて
O℃〜100℃特にO℃〜60℃の範囲の温度が好まし
い。100barabs(バール、絶対圧)までの圧力
が使用され得るが、反応は0.1〜20barabs特
に約1barabsの圧力下または1barabsより
高い圧力下としては関係する反応温度における不飽和物
質の飽和蒸気圧下で行なうのが都合がよい。
反応時間は広範囲例えば1分〜24時間にわたつて変化
させ得る。本発明のもう1つの特色は反応が普通15分
以内に完結することである。本方法は分子状の酸素の存
在下または非存在下またはガスの存在下例えば酸素が混
合しているまたは混合していない、窒素、希ガスまたは
メタンの存在下で行ない得る。反応が完結したまたは希
望する程度の変換が達成された後、反応混合物の成分を
単離する前に、ルイス酸を不活性化処理することが好ま
しい。
ルイス酸のこの不活性化処理は活性水素原子を有する比
較的大量の化合物例えば、水、メタノール、エタノール
、イソプロパノール、および酢酸を加え、続いてもし必
要ならば液体中から生成した沈澱を分離することによつ
て行ない得る。本発明にしたがう方法によつて得られた
生成物は適当な方法で反応混合物から分離される。
この分離方法の例を次に示す。もし生成物が沸点前また
は沸点において分解しないものであれば、それらは分留
によつて反応混合物から分離し得る。混合物を冷却しそ
して凝縮したまたは結晶化した生成物を採取することに
よつてまたはガスクロマトグラフイ一の技術によつて反
応混合物中の化合物を分離することも可能である。式の
(シクロ)アルケンと式のアレンとの反応による式1〜
のアルキリデンシクロブタン誘導体の製造も同様にして
実施し得る。
一般式1−を有する4つのアルキリデンシクロブタン誘
導体は同じまたは異なつた選択度でもつて形成される。
化合物およびの選択は一般式1からを有するそれぞれの
アルキリデンシクロブタン誘導体に対する選択性に影響
をあたえる。生成された化合物の選択性は出発化合物の
変換によつて生成されるすべての化合物中で該化合物が
占めるモルパーセントとして定義される。R5R7およ
びR6−R8のとき2個より多くない異なつたアルキリ
デンシクロブタン誘導体が形成される。これらの二つの
誘導体は50または約50%の選択性で生成されるが2
つの誘導体の1つは選択的に生成される、例えば化合物
およびの選択によつて決定されるが、90〜100%の
選択性でもつて生成されることは可能である。さらにR
1−R3およびR2=R4であるときには1つのアルキ
リデンシクロブタン誘導体が生成されるのみである。R
5−R6−H′(′R7が少なくとも2個の炭素原子を
有する第1級または第2級炭化水素基を示し、そしてR
8が第1級または第2級炭化水素基を示すときには、2
つより少なくない異なつたアルキリデンシクロブタン誘
導体が生成され得る。出発物質の一般式の(シクロ)ア
ルケンについては、アルギンとの反応によるシクロブテ
ンの製造に関して既に述べた通りである。
もう1つの出発物質である一般式を有するアレンにおい
て、好ましくはR1、R2、R3およびR4はそれぞれ
個々に水素原子またはアルキル基を示す。
アレン類の特別な例としてはアレン、1メチルアレン、
1・1−ジメチルアレン、1・1−ジエチルアレン、1
・1−ジ一n−ノニルアレン、1−n−ドデシルアレン
および1−フエニルアレンである。一般式1〜を有する
化合物はともに、アレンおよびメチルアレンが使用され
た場合に高収率で得られる。シクロアルケンを使用した
場合にはアレンとの反応によりアルキリデンシクロブタ
シクロ脂肪族化合物が生成する。
式のアルケンと式のアレンとの反応により生成するアル
キリデンシクロブタン誘導体は通常、同じようにして出
発物質のアレンと反応してアルキリデンスピロ炭化水素
およびポリスピロ炭化水素を生成するので、式1〜の化
合物の製造においては比較的低いアレンリアルケンのモ
ル比、例えば1.5以下を用いることが推奨される。
しかし上記スピロ炭化水素の製造を望むならより高いモ
ル比を選んでもよい。使用されるルイス酸触媒および他
の反応条件並びに生成物の単離法は、アルケンとアルギ
ンの反応によるシクロブテンの製造に関して既に述べた
通りである。
さらに実施例でもつて本発明を例示する。
生成 1した化合物の構造式はそれらの核磁気共鳴吸収
スベクトルの測定により決定した。実施例 1 表Aにリストしたアルケンおよび1−アルギンを出発物
質として使用したいくつかの実験を以下に示すようにし
て行なつた。
大気圧下でガス状のアルギンを22℃において飽和状態
になるまでクロルベンゼン中に導入した。それからアル
ギンと等モル量のアルケンをクロルベンゼン中に加えそ
して続いてn−ヘキサン中のエチルアルミニウムジクロ
ライドの4モル溶液を、アルケンリエチルアルミニウム
ジクロライドのモル比が50となるような量を攪拌しな
がら加えた。反応(5ないし10分)の終りに、少量の
水を反応混合物に加えてエチルアルミニウムクロライド
を分解し、液体を分解により生成した沈澱物よりデカン
テーシヨンにより分離し、分離した液体を無水硫酸マグ
ネシウム上で乾燥しそしてシクロプテン誘導体を分留に
より乾燥した液体から単離した。表Aに生成したシクロ
ブテンおよびその収率を示す。
プロピンを使用した実験においてはプロピンのアレンへ
の異性化およびアレンと2・3−ジメチル−2−ブテン
との反応によつて生成した1.5%の2・2・3・3−
テトラメチルメチレンシクロブタンが得られる。
前述した2つのシクロブテンの大気圧下での沸点℃を以
下に示す。
1−エチル− 3 ・ 4 −ジメチルシ。
一 ・・− 93− 95クロフアン 次に反応混合物中に確認されたシクロブタシクロブテン
誘導体を示す。
実施例 (参考例) 表Bにリストしたアレンおよびアルケンを出発物質とし
て使用したいくつかの実験を実施例Iに述べたようにし
て行なつた。
表Bに反応時間、生成したメチレンシクロブタンおよび
その収率を示す。前述した4つのメチレンシクロブタン
の大気圧下での沸点℃を以下に示す:前述した分留によ
つて得られた残渣は次のアルキリデンスピロ炭化水素を
含有していた:実施例 (参考例) ルイス酸としてエチルアルミニウムジクロライドの代り
に塩化第2鉄、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、
2塩化エチルアルミニウム、塩化第2錫、5塩化アンチ
モン、3塩化ホウ素、3臭化ホウ素、および3塩化ガリ
ウムをそれぞれ別々に試験した以外実施例Iに述べた方
法と同様な方法で2・3−ジメチル− 2 −ブテンお
よびアレンを反応させた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V)▲数式、化学
    式、表等があります▼(VI)〔式中R^9は炭化水素基
    を表わし、そして(a)R^5およびR^8は第1級ま
    たは第2級アルキル基を、R^6およびR^7は水素原
    子、第1級または第2級炭化水素基を表わし、または(
    b)R^5およびR^6はそれぞれ個々に水素原子を表
    わし、R^7は少なくとも2個の炭素原子を有する第1
    級または第2級炭化水素基を表わし、そしてR^8は第
    1級または第2級炭化水素基を表わし、またはR^8は
    水素原子を表わし、そしてR^6およびR^7は一緒に
    なつて4、5、7個、または7個より多くの炭素原子を
    有する環状脂肪族環または2a、3、6、6a−テトラ
    ヒドロ−シクロヘキセン環の一部を形成することもでき
    る〕を有するシクロブテン誘導体の製造方法において、
    次の一般式R^5R^6C=CR^7R^8(VII) を有する(シクロ)アルケンと 次の一般式 HC≡CR^9(IX) を有する1−アルキン (式VIIおよびIX中のR^5、R^6、R^7、R^8
    およびR^9は、式VおよびVI中におけるものと同じ意
    味を有する)とを液相中で、アルミニウムまたはカリウ
    ムのトリハライドまたは有機アルミニウムハロゲン化物
    である、溶解したルイス酸の存在下で接触させることを
    特徴とする製造方法。
JP57082574A 1973-05-10 1982-05-18 シクロブテン誘導体の製法 Expired JPS5932448B2 (ja)

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GB2236273A GB1465692A (en) 1973-05-10 1973-05-10 Preparation of derivatives of cyclobutane and/or cyclobutene

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Publication Number Publication Date
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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (2) JPS593448B2 (ja)
CH (1) CH605488A5 (ja)
DE (1) DE2422349A1 (ja)
FR (1) FR2230609B1 (ja)
GB (1) GB1465692A (ja)
NL (1) NL7406159A (ja)

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