JPS5932189Y2 - 交流発電装置 - Google Patents

交流発電装置

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JPS5932189Y2
JPS5932189Y2 JP3488183U JP3488183U JPS5932189Y2 JP S5932189 Y2 JPS5932189 Y2 JP S5932189Y2 JP 3488183 U JP3488183 U JP 3488183U JP 3488183 U JP3488183 U JP 3488183U JP S5932189 Y2 JPS5932189 Y2 JP S5932189Y2
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嘉彦 都築
信史 保浦
豊 鈴木
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株式会社デンソー
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は走行用としてガソリンエンジン或いはディーゼ
ルエンジンを有する車両の前記エンジンを交流発電機駆
動用に兼用するもの等、エンジンの回転駆動力を用いて
周波数精度の高い交流電圧を得るための交流発電装置に
関するものである。
従来この種のエンジン駆動式の交流発電装置では、エン
ジン出力軸と交流発電機の回転子駆動軸とを直結酸は一
定比のギヤ等にて連結するメカニカルカップリング方式
が用いられ、かつエンジンにその回転数を一定に調整す
るガバナを配した方式が用いられていた。
しかしながら、この様なエンジンと交流発電機とをメカ
ニカルカップリングし、ガバナにて間接的に交流発電機
の回転数を調整し、この回転数に比例した周波数の交流
電圧を得るものでは、前記エンジンに供給される燃料が
回転エネルギーに変換されるまでの時間遅れとか、各燃
焼サイクルごとに発生する回転トルクの変動等の原因に
より、前記ガバナを高性能化しても回転数変動率を0.
5%までの精度に制御するのが限界であった。
しかるに1例えば電源同期型のビデオテープレコーダ等
においては、交流電圧の周波数の変動を設定値の0.3
3%以下(60Hz電源に対しては0.2H2以下)に
押えることが要求され、これらの電子機器を例えば車載
しても従来のエンジン駆動式の交流発電装置では周波数
精度が不足してしまう。
そこで、エンジンにその回転速度を設定速度に粗調整す
るガバナを設け、前記エンジンと交流発電機との間に電
磁継手を挿入連結し、この電磁継手の出力回転速度を所
定値に精密調整する制御回路を設け、さらに前記交流発
電機より発生する交流電圧の大きさを調整する電圧調整
器を設けた交流発電装置にて実験したところ次のことが
判明した。
すなわち、この交流発電装置を始動する場合まずエンジ
ンガバナの電源を投入して作動させ、エンジンを設定回
転速度で運転し、次に電磁継手の励磁制御回路の電源を
投入して、交流発電機を精密な所定値の回転速度で運転
させ、しかる後に発電電圧調整器に電源を投入して作動
させる操作を行い、交流電源を使用可能状態とする。
また、交流発電装置を停止させる場合、前述とは逆に発
電電圧調整器の電源を遮断して発電を停止させ、次に電
磁継手の励磁制御回路の電源を遮断して。
交流発電機を停止させ、しかる後にエンジンガバナの電
源を遮断する操作にて交流発電装置を停止させなげれば
ならない。
したがって、始動時エンジンガバナの電源投入前に、電
磁継手の励磁制御回路の電源を誤って投入したり、又発
電電圧調整器の電源を投入したりすると電磁継手の励磁
コイル及び交流発電機の界磁コイルに過大電流が流れ各
コイルを焼損する恐れがある。
一方停止時にも同しように、発電電圧調整器、励磁制御
回路、エンジンガバナのそれぞれの電源遮断タイミング
として、最初にエンジンガバナの電源を誤って遮断した
とすると電磁継手の励磁コイルあるいは交流発電機の界
磁コイルを焼損する恐れがある。
本考案は上述の諸問題に鑑みたもので、回転速度を設定
速度に粗調整するためのガバナを有するエンジンよりの
回転駆動力を、制御回路を有する電磁継手にて所定値に
精密調整した出力回転速度に変換して交流発電機に伝達
し、さらにスタートシーケンス回路にて前記エンジンと
前記電磁継手と前記交流発電機とをそれぞれ前段の作動
状態を監視して順次自動始動させることによって、周波
数精度の高い交流電圧を得ることができ、かつ始動操作
を極めて簡略化することができる交流発電装置を提供す
ることを目的とするものである。
以下図面に従って本考案を詳しく説明する。
第1図は本考案の構成を示すブロック図で、1は車両走
行用エンジン、2はエンジンガバナ、3は走行用トラン
スミッション及びPTO装置等を含む増速機、4は電磁
継手、5は交流発電機、6は励磁制御回路、7は発電電
圧調整器、8はスタートシーケンス回路及び異常停止回
路を含む保護回路である。
エンジン1は回転駆動力を発生する動力源であり、車両
走行用のガソリンエンジン或はディーゼルエンジンにて
発電機駆動に兼用している。
エンジンガバナ2はエンジン1の回転速度NEを設定速
度にて粗調整するもので、例えば第2図のブロック図に
示す如き電気式定速ガバナを用いることも可能である。
即ち、エンジン1の出力軸に停動するタコジェネレータ
ー等より戒る速度電圧発生器21にて、エンジン回転速
度N0に比例した速度電圧VEを発生し、エンジン設定
回転速度に対応して定められたエンジン回転速度設定器
22のエンジン回転速度設定電圧VFと比較器23にて
比較し、速度電圧■Eと設定電圧vFとの誤差電圧△V
(−VF−Vs)を検出し、この誤差電圧△Vを増巾し
て電気−機械変換するアクチュエーター24に印加し、
エンジン1のアクセル操作レバーの操作量αを調整し、
エンジン設定回転速度を目標としてエンジン回転速度の
自動制御を行っている。
第3図は電気−機械変換するアクチュエーター24の一
例を示すもので、電磁コイル241より永久磁石式可動
鉄心242に作用する電磁力と。
リターンスプリング243との力のつり合いからエンジ
ンアクセル操作量αをきめている。
このエンジンガバナによりエンジン回転速度は+5%程
度に粗調整される。
増速機3はエンジン10回転駆動力を走行用トランスミ
ッションに併設されたPTO装置より取り出し、適当な
ギヤ比のギヤにて増速するもので、車両走行用エンジン
1の最大出力が発電機駆動出力より十分大きい場合が多
いため、エンジン効率の高い運転条件を得ると共に、エ
ンジン騒音をおさえるべく、エンジン回転速度の設定速
度を発電機設定回転速度の数分の1とするためのエンジ
ン回転速度の増速をしている。
なお、前記PTO装置は、Power Take
off装置の略称であり、一般に車両の走行用トランス
ミッションのカウンターギヤーにギヤ結合して回紙駆動
力を取り出し、エンジン駆動力を走行以外の用途に利用
するために用いるものである。
電磁継手4は、励磁電流を変化することにより入力軸よ
り出力軸への伝達トルクが調節可能なものであり、入力
軸と出力軸との滑りが励磁電流にて調節可能となってい
る。
この−例を第4図に示す。
第4図の断面図において、入力軸41に直結した誘導子
42と出力軸43に直結した回転ドラム44がわずかな
エアギャップを隔てて回転自在に対向している。
そして励磁コイル46に励磁電流を流すと、フレーム4
5を含めてループAの如き閉磁路が形成されるため、入
力軸410回転に伴って回転ドラム44に回転磁界が発
生し、電磁誘導による渦電流が流れ、入力1軸41より
出力軸43ヘトルクが伝達される。
この出力軸43の伝達トルクTの大きさは、励磁電流■
及び入力軸4゛1と出力軸43との渭りSに応じて第5
図の特性図の如く変わる。
この電磁継手40入力軸41は増速機3を経てエンジン
1の出力軸に連結され、又出力軸43は交流発電機5の
回転子軸に連結されているので、励磁電流■を制御する
ことにより、交流発電機5の回転速度が調節される。
励磁制御回路6は交流発電機5の回転速度を検出して所
定回転速度に対応する所定値と比較し、その比較出力に
応じて電磁継手4の励磁電流を制御し、所定回転速度を
目標値として交流発電機5の回転速度の誤差修正を行う
ものである。
ここで、交流発電機5としては、同期機を用いているの
で、出力の交流電源の周波数は発電機回転子の回転速度
で決まり、従って周波数変動率は発電機回転子の回転速
度変動率に対応する。
この励磁制御回路の一例としては、デジタル式回転周期
計測型のものがあり、そのフロック図を第6図に示す。
61は回転検出器で、交流発電機50回転子が一定回転
角度だけ回転するたびに回転検出パルスTCを発生する
もので、前記回転検出パルスTcは発電機回転子の回転
速度に反比例した周期を有している。
63はクロックパルス発生器で、その出力に発生するク
ロックパルスPcカハルスfli62に加わっている。
このパルス変調器62は前記回転検出パルスTcのくり
返し時間だけ、前記クロックパルスにてパルス変調し、
この変調したパルス数を比較計数回路64に送り込む。
すなわち発電機回転子の回転速度に反比例したパルス数
となる。
次に回転速度設定器65は発電機所定回転速度時に前記
パルス変調器62にてパルス変調されたパルス数と等し
い値がセットされており、比較計数回路64にて、前記
変調パルス数と前記回転速度設定器65の設定パルス数
とを、前記回転検出パルスの周期単位で計数し、その比
例計数出力を増巾器66で増巾した後、電磁継手4の励
磁電流を断続制御するものである。
尚電磁継手40入力軸側回転数は発電機負荷が最大時に
おいても常に電磁継手4の滑り分だけ高い回転数が得ら
れるようにエンジンガバナ2をセットする必要があるこ
とは勿論である。
発電電圧調整器7としては交流発電機5の交流出力電圧
Vgを検出し、整流回路、P波回路等を経て直流変換し
、設定電圧と比較して誤差検出を行い、交流発電機5の
界磁電流を制御し、交流発電機5の出力電圧を調整する
回路構成にて適用可能であり、公知の回路例が多いので
省略する。
8はスタートシーケンス回路及び異常停止回路を含む保
護回路であり、その回路構成を第7図に示す。
100は車載バッテリーであり、ガソリンエンジンの車
両では12(V)、ディーゼルエンジンの車両では24
(V)直流電圧が主に使用されている。
80はメインスイッチであり、交流発電装置の電流を投
入、あるいは遮断するものである。
メインスイッチ80を投入すると保護回路8に電源が入
る。
98は安定化電流回路で保護回路8内の回路素子に電源
供給するものであり、その回路構成は公知のものが多々
あるため、その説明はここでは省略する。
タイマー81は2個のインバータと抵抗及びコンデンサ
より戒る発振器810とカウンタ811にて構成される
このカウンタ811には米国のRCA社製の14ビツト
のバイナリカウンタCD4020Aを用い、その出力Q
13から5秒信号、Q14から100秒信を得ている。
各々の出力Q13yQ14の信号は5秒後及び10秒後
に0”からl”信号に変わるものである。
ここでいう″l”信号及び′0”信号というのは各々安
定化電源回路98の電源電圧VCC及びバッテリ100
の接地電位に略等しい電圧信号を示している。
以下同じ意味にて用いるものである。従って、100秒
信及び5秒信号を得るために発振器810の発振周波数
は約819.2Hzとなっている。
又、カウンタ811のRESET端子に1”信号が印加
されると、全ての出力は“O”にリセットされ1発振器
810からの信号はIN端子に印加され、メインスイッ
チ80の投入と同時に作動を開始し、出力端子Q、13
はNANDゲート86の一方の入力端子に接続され又出
力端子Q 14はNANDゲート85の一方の入力端子
に接続される。
セット回路82及び83は同じ構成、同じ機能を有して
いるもので、セット回路82について説明する。
このセット回路82は2個のNANDゲート821及び
822にてR−Sフリップフロップが形成され、抵抗8
23及びコンデンサ824よりなる初期設定回路を備え
ている。
NANDゲ−)822の一方の入力端子はNANDゲー
ト85の出力端子に接続され、その出力端子はNAND
ゲート8γの一方の入力端子に接続され。
NANDゲート821の一方の入力端子に接続されてい
る抵抗823、及びコンデンサ824は電源投入時に、
セット回路82の出力端子が確実に”0”信号を発生す
るために設けており、NANDゲート85の入力Q14
に”0”信号が印加され、出力に”l”信号が出る時間
よりも長い定数になる様に抵抗823とコンデンサ82
4の値が選んである。
すなわち、電源が投入されタイマー81が作動を開始し
、出力Q14は”O”となりNANDゲート85の出力
がl”となるまで、NANDゲート821の出力が”l
”を抵抗823.コンデンサ824にて決まる時定数で
保持し、NANDゲート822の出力端子が”0”とな
り、NANDゲート821の他方の入力が常に“0”と
なっており、その出力は“l”を保持しつづける。
次に、NANDゲート85の出力が”O”となると、N
ANDゲート822の出力は″1”となり、NANDゲ
ート821の二つの入力が1”となり出力が“0”とな
る。
従って、次[NANDゲート85の出力は”l”になっ
てもセット回路82の出力は”l”信号を保持しつづけ
る。
そして、セット回路82の出力を“O”にするのは電源
を再投入すれば良い。
次に、他方のセット回路83において、その入力端子は
NANDゲート86の出力端子に接続され、その出力端
子はNANDゲート88の一方の入力端子に接続されて
いる。
従って、電源投入時にはタイマー81の出力Q13は′
0”となるためNANDゲート86の出力は”1”とな
り、セット回路83の出力は”0”である。
次に、NANDゲート86の出力が“O”となるとセッ
ト回路83の出力は1”となり、その信号を保持しつづ
ける。
よって、2個のセット回路82及び83は、タイマー8
1の出力Q1stQt4より5秒及び10秒間隔で“0
”。
”1”をくり返す周期性をもつ信号を発生するため、N
ANDゲート85.及び86の他方の入力信号が各々”
1”である時その出力もタイマー出力に同期して“l”
、”0”をくり返すため、始動時のみ、その”1”、O
”信号を使用し、その後はそのくり返しを止めるために
設けられているものである。
次に、リセット回路84はタイマー810カウンタ81
1をリセットするもので、NANDゲート841.イン
バータ842と抵抗及びコンデンサにて構成され、電源
投入時に一方の入力端子に接続されている抵抗、コンデ
ンサの遅れ回路により′1”信号を出してカウンタ81
1をリセットし、又インバータ842の入力が”0”か
らl”になった時出力がl”から0”になり、微分コン
デンサにより負のパルスが発生し、その負パルスにてN
ANDゲー)841の出力に′l”が出て、カウンタ8
11をリセットする。
定常時はNANDゲート841の二つの入力は共にVC
Cより抵抗を通して”1”が印加されているため、その
出力は0”となっている。
次に。エンジン回転速度判別器89は演算増巾器を用い
た比較器891及び892.NANDゲート893及び
894.セット回路896及びインバータ895により
構成されている。
まず、エンジンガバナ2の速度電圧発生器21からの速
度電圧VF。
が2つの比較器の各々の反転入力端子(図中には(へ)
で示しである。
)に印加されている。比較器891は上限比較器であり
、エンジン回転数の上限値■Euはポテンショメータに
よりセットされ、非反転入力端子(図中では(イ)で示
しである。
)に印加されている。
そして、速度電圧VEが上限値VEuより低い場合は比
較器891の出力電位は61”であるが、上限値VEu
を越すと0”となる。
又非反転入力端子から出力端子に順方向に接続しである
ダイオードD1は上限値VEuより低い場合は逆バイア
スされていて、非反転入力は出力の影響を受げないが、
上限値VEuを越すと出力が”0”となり、ダイオード
D1は順方向にバイアスされるため非反転入力電位は略
零電位に等しくなり、エンジンが停止するまで、その状
態を保持する。
すなわちホールド機能を持った比較となるわけである。
その比較器891出力はNANDゲート893の一方の
入力端子に印加されている。
比較器892は下限比較器であり、速度電圧Vgがエン
ジン回転数の下限値VEDより低い場合は、その出力は
”1”であるが、下限値VEDを越すと、その出力は“
O”となる。
この下限比較器892の出力端子はセット回路896の
入力端子と、インバータ895を通してNANDゲート
893の他方の入力端子及びNANDゲート85の他方
の入力端子に接続されている。
セット回路896は前述のセット回路82と回路構成及
び作動は全く同じであり、電源投入時にその出力を”0
”にセットし、下限比較器892の出力が”0”になる
とセット回路896の出力は1”となり、そのまま1”
状態を保持する。
その出力端子はNANDゲート894の他方の入力端子
に接続されており、NANDゲート894の一方の入力
端子はNANDゲート893の出力端子に接続されてい
る。
よって、エンジン回転速度判別器89の出力すなわちN
ANDゲート894の出力は表示部90及びリレー駆動
回路95に各々印加されている。
次に、エンジン回転速度判別器89の作動について述べ
る。
メインスイッチ80を投入すると、上限比較器891及
び下限比較器892の各々の出力は”1”である。
又、セット回路896の出力も電源リセットがかかり、
″0”となっているため、NANDゲート894の出力
は′l”となり、リレー駆動回路95を作動させ、リレ
ーR1をオンさせて、エンジンガバナ2に電源を入れ、
アクチュエータ24を作動させて、エンジン回転速度を
設定速度NFを目標に上昇させる。
そして、エンジン回転速度電圧■Eが上昇して下限値V
EDを越すと、下限比較器891の出力が反転して0”
となり、セット回路896がセットされその出力がl”
となる。
それと同時に、インバータ895の出力はl”となるた
め、NANDゲート893の二つの入力は共に″l”。
l”となるため、出力は″O”となり、NANDゲート
894の出力は“1”で始動時と変らない。
エンジン回転速度電圧VEが上限値V Euを越すと(
すなわちエンジンが過回転した場合)上限比較器891
の出力が′0”となるため、NANDゲート893の出
力は“1”となり、従ってNANDゲート894の入力
は′″1”、′l”となり、その出力が0”となる。
又速度型FEVEが下限比較器892の下限値vED以
下になった場合、(すなわちエンジン回転が下がりすぎ
た場合)、下限比較器892の出力が”l”となるため
、インバータ895の出力が”O”となり。
NANDゲート841の出力が“1”、従ってNAND
ゲート894の入力が共に”1”、′″l”となり、そ
の出力は“0”となる。
リレー駆動回路95はダーリントントランジスタにて構
成され、1”入力が印加されると、ダーリントントラン
ジスタがオンし、リレーR1のコイルに通電して、この
リレーR1の接点をオンさせ、′0”入力が印加される
と、前述とは反対の動作をし、リレーR1の接点をオフ
して電源を遮断する。
また1表示回路90は異常時にランプ表示を行うもので
、インバータ901.)ランジスタ902.ランプ90
3、ダイオード904にて構成され、その作動は入力に
0”信号が印加されるとインバータ901の出力が′l
′となりトランジスタ902がオンし、ランプ903に
通電されて点灯し異常表示する。
又、ダイオード904はランプ903がオフした場合に
発生する逆起電圧を吸収するためのものでトランジスタ
902の保護用として用いている。
次に、表示回路90に”l″が印加されている場合、イ
ンバータ901の出力は′0″となり、トランジスタ9
02がオフし、ランプ903は点灯しない。
表示回路92及び94は表示回路90とその回路構成、
及び作動は全く同じである。
次に、交流発電機回転速度判別器91は、単安定マルチ
バイブレータ911及び912とNANDゲート913
より成る下限比較器909と単安定マルチバイブレータ
914及び915とNANDゲート916より成る上限
比較器910をセット回路911、ホールド回路918
.インバータ921及び922、NANDゲート919
及び920より構成されている。
下限比較器909と上限比較器910は回路構成及び作
動が全く同じであり、ただ設定値のみが異なるので一方
について説明する。
又各々の入力信号は電磁継手励磁制御回路6の回転パル
ス検出器41からの回転検出パルスTcである。
単安定マルチバイブレータ911.912,914及び
915は米国のモトローラ社製MC14528を用いて
いるが、単安定マルチバイブレータの機能を有している
ものであれば、全て使用可能であることはいうまでもな
い。
まず、下限比較器909について説明する。まず、単安
定マルチバイブレータ911の入力端子Bに前記回転検
出パルスTCが印加され、他方の入力端子AはO”信号
が与えられ、CD端子には”1”信号が与えられている
又、パルス中T、は抵抗、コンデンサにて決定され、出
力はQ端子より得られ、単安定マルチバイブレータ、9
12のA端子に印加されると共に、NANDゲ−)91
3の一方の入力端子に印加される。
単安定マルチバイブレータ912の入力端子BとCD端
子には”1”信号が与えられ、出力はQ端子より得られ
、NANDゲート913の他方の入力端子に印加されて
いる。
単安定マルチバイブレータ912のパルス中T2も同様
に抵抗とコンデンサにて決定される。
所定値としての下限パルス中はT、となり、T2はT1
より少し大きな値に選んでおり、これは入カバルスTC
のパルス中がT。
より小さくなると、NANDゲート913の出力が1”
から0”に切換わり、その時のチックリングを防止する
ために、前述の様に選定しである。
その作動を第8図のタイミングチャートについて述べる
まず、第8図a図示の回転検出パルスTcの周期が第8
図す図示の下限パルス中T1より長い場合、すなわち交
流発電機5の回転速度が、所定回転速度より低い場合は
、NANDゲート913の2つの入力信号は同時に”1
”、″1”になることがなく、その出力信号は”1”と
なっている。
しかし、逆にTc<T、 となると単安定マルチバイ
ブレータ911はトリガ周期が下限パルス中T1より短
いため、その出力Qは′1”となり、単安定マルチバイ
ブレータ912をトリガしなくなるため、単安定マルチ
バイブレータ912の出力Qは“1”となる。
従って、NANDゲート913の出力は′O”となる。
すなわち、所定値の前後で“1”、“0”の判別信号が
得られ、この判別信号がセット回路917の入力に印加
されると共に、インバータ921を通ってNANDゲー
ト920の一方の入力に印加される。
又、インバータ921の出力はNANDゲート86の他
の入力端子に接続されると共にリセット回路84の入力
端子に接続されている。
上限比較器910は交流発電機5の過回転検出用で、そ
の構成、作動は下限比較器909とほぼ同じである。
上限比較器909の出力はホールド回路918に印加さ
れ、ホールド回路918の出力はインバータ922を通
してNANDゲート920の他方の入力端子に印加され
ている。
セット回路917は回路構成、及びその作動はセット回
路82に同じであり、その機能はセット回路896と同
じであるため、説明は略す。
ホールド回路918は回路構成及びその作動はセット回
路82と同じであり、その機能は交流発電機5が過回転
した場合上限比較器の出力が′0”となり、ホールド回
路の出力が′l”となる。
そして、交流発電機5に停止信号が出て、回転が下がり
、上限比較器910の上限値以下になると、上限比較器
910の出力が1”となり。
正常信号となるが、一旦過回転が生じると、ホールド回
路918にてホールドし、確実に交流発電機5を停止さ
せる。
そして、電源を再投入しないかぎり復帰しないようにし
である。
次に、NANDゲート919の入力はセット回路917
の出力とNANDゲート920の出力が2つの入力に各
々印加され、その出力は表示回路92及びNANDゲー
ト87の他方の入力端子に印加されている。
上記構成において、交流発電機回転速度判別器91の作
動について述べる。
まず、電源が投入されると下限比較器909及び上限比
較器910の出力は各々″″1”状態となっていると共
に、セット回路917及びホールド回路918は各々電
源投入時にリセットされ、その出力は0”状態となる。
従って、NANDゲート919の一方の入力が0”であ
るため、その出力は1”となり。
正常信号となる。
次に、交流発電機50回転速度が上昇し、下限比較器9
09の下限値を越すと、その出力は”O”となり、セッ
ト回路917をセットし、その出力は1”となる。
それと同時にインバータ921の出力は“1”となり、
又ホールド回路918は電源リセット状態で”0”であ
り、インバータ922にて反転されて1”となり、NA
NDゲート920の2つの入力は各々″1”、′1”と
なり、その出力は′O”となって、NANDゲート91
9の出力は変らずに正常信号の”1”の状態となってい
る。
次に、交流発電機5の回転速度が上限比較器910の上
限値を越えた場合、その出力が”0”となり、ホールド
回路918がセットされ、その出力が1”となり、イン
バータ922にて判定されて、0”となり、NANDゲ
ート920の出力はl”となり、NANDゲート919
の2つの入力が′1”。
”1”となり、その出力が0”となって異常信号を発生
し、表示回路92のランプを点灯すると共に、その信号
はNANDゲート87に印加され。
その出力を”1”とし、リレー駆動回路96を介してリ
レーR2を遮断させる。
次に、交流発電機5の回転速度の回転が下がり、下限比
較器909の下限値以下になった場合下限比較器909
の出力信号が1”となり、インバータ921にて反転さ
れて”0”となり、NANDゲート920の出力が1”
となり、NANDゲート919の2つの入力信号が各々
″l”、”1”となって、その出力はO”となり異常信
号を発生する。
又リレー駆動回路96はインバータとダーリントントラ
ンジスタにて構成され、入力に0”信号が加わるとイン
バータにて反転してダーリントントランジスタをオンさ
せ、リレーR2を作動させて接点をオンさせ、電源が供
給可能状態となる。
又入力に′1”信号が印加されると前述とは逆に、リレ
ーR2をオフさせる。
次に、交流出力電圧判別器93は回路構成及びその作動
はエンジン回転速度判別器89と全く同じものを用いて
いる。
入力信号としては1発電電圧調整器7からの交流出力電
圧をVgを直流電圧に変換された信号Vgeが印加され
ており、上限比較器931にて発電機5の出力の過電圧
を検出し、又下限比較器932にて交流出力電圧の低電
圧を検出している。
そして。インバータ936.NANDゲート935及び
937、セット回路934にて構成され、NANDゲー
ト937の出力すなわち交流出力電圧判別器93の出力
は表示回路94とNANDゲート88の他方の入力端子
に印加され、正常時には、“1”信号を発生し、NAN
Dゲート8Bを通り、リレー駆動回路97を作動させリ
レーR3を作動させる。
リレー駆動回路97はリレー駆動回路96と全く同じも
のでO”信号が加わるとリレーR3をオンさせ、1”信
号が加わるとオフさせる。
又、エンジン回転速度判別器89.交流発電機回転速度
判別器91及び交流出力電圧判別器93に設けられてい
る各々のセント回路896,917及び934は始動時
に各入力信号が各下限比較器の下限値以下の時、異常時
信号を出すため、それをキャンセルして、各制御装置を
作動させ、各々の下限値を越えてから異常を検出するも
ので、装置の始動時のみ作動するものである。
又比較器として用いている演算増巾器は位相補償素子及
び電源は正規に接続しであるものとして省略しである。
また論理記号にて示したディジタル集積回路の電源も同
様に、正規に接続しであるものとして省略しである。
又vBは電源VB端子に接続され、又Vccは安定化電
源出力のVCC端子に接続されている。
そして、タイマー81.セット回路82.83、リセッ
ト回路84、NANDゲート85,86゜87.8B、
エンジン回転速度判別器89における下限比較器892
.交流発電機回転速度判別器91の下限比較器909、
リレー駆動回路95゜96.97、およびリレーR1、
R2、R3にてスタートシーケンス回路を構成し、また
エンジン回転速度判別器89.交流発電機回転速度判別
器91、および交流出力電圧判別器93にて異常停止回
路を構成している。
次に、全体の作動について述べる。
まず、交流発電装置を始動する場合、メインスイッチ8
0を投入するとスタートシーケンス回路及び異常時自動
停止回路よりなる保護回路8に電源が供給される。
それと同時にリセット回路84より電源リセット信号が
発生し、タイマー81のカウンタ811をリセットし、
タイマー81が作動開始する。
又エンジン回転速度判別器89の出力は”l”信号であ
るため、リレー駆動回路95を作動させ、リレーR1を
オンさせ、エンジンガバナ2に電源を供給し、アクチュ
エータ24を作動させてエンジン回転速度を設定回転速
度にて運転する。
このとき、エンジン回転速度が上昇し、エンジン回転速
度判別器89の下限比較器892の下限値以上になると
、その出力は“0”となり、インバータ895の出力は
11”となり、NANDゲート85の他方の入力端子に
印加される。
さらに、タイマー81の出力Q14は約10秒後に”■
”信号となりNANDゲート85の2つの入力は”l”
”l”となり、その出力がO”となってセット回路82
をセットし、その出力を“1”とする。
又交流発電機回転速度判別器91の出力は電源投入侍″
1”信号を出してい いるためNANDゲート87の
2つの入力信号は“1”、“1”となり、その出力は0
”となる。
したがって、リレー駆動回路96が作動し、リレーR2
をオンさせて電磁継手励磁制御回路6に電源が供給され
て1作動を開始し、交流発電機5の回転速度を所定回転
速度まで上昇させる。
そして、交流発電機回転速度判別器91の下限比較器9
09の下限値以上に、交流発電機5の回転速度が上昇す
ると、下限比較器909の出力が”0”となりインバー
タ920にて反転されて”l”信号となり、リセット回
路84に印加され、リセット回路84からリセット信号
″l”が発生し、タイマー810カウンタ811をリセ
ットする。
そして、5秒後にQ13から“1”信号を発生する。
一方インバータ921の”l”信号はNANDゲー)8
6にも印加され、その2つの入力は°゛l”、l”とな
り、その出力は”0”となってセット回路83をセット
し、その出力を”l”とする。
又、交流出力電圧判別器93は電源投入時、その出力は
”1”となっているため、NANDゲート88の2つの
入力信号は1”、l”となり、その出力はO”となる。
そして、リレー駆動回路97を作動させて。リレーR3
をオンさせ、発電電圧調整器7に電源が供給され、交流
発電が開始され、発電電圧調整器Tの設定電圧にて交流
出力電圧が得られる。
次に、交流発電装置を停止する場合は、メインスイッチ
80を遮断すると、スタートシーケンス回路及び異常時
自動停止回路の電源供給が止まり。
リレーR,,R2及びR3が全てオフするため。
エンジンガバナ2、電磁継手励磁制御回路6、及び発電
電圧調整器7の電源供給が全て遮断され、交流発電装置
は自動的に停止する。
次に、エンジン回転速度が設定回転速度を逸脱して、エ
ンジン回転速度判別器89の下限値以下或は上限値以上
になった場合、その出力は”0”となり、表示回路90
が作動して表示ランプを点灯すると共に、リレー駆動回
路95を作動させ、リレーR1をオフさせ、エンジンガ
バナ2の作動を停止する。
それと同時に、電磁継手4の励磁制御回路6及び発電電
圧調整器7の電源供給が停止され、交流発電機50回転
が停止し、発電も停止する。
従って、交流発電機回転速度判別器91の下限比較器9
09が作動し、判別器91の出力を+T O”とし、表
示回路92を作動させて、表示ランプを点灯させ、又N
ANDゲート87の一方の入力が0”となるため、その
出力が”1”となり、リレー駆動回路96を作動させ、
リレーR2をオフさせる。
又、それと同時に交流出力電圧判別器93の下限比較器
932も作動し、判別器93の出力が0”となり表示回
路94を作動させて、表示ランプを点灯させ、又NAN
Dゲート88の一方の入力が“0”となるため、その出
力は1″となり、リレー駆動回路97が作動してリレー
R3をオフさせる。
従って、交流発電装置は異常時に自動停止する。
次に、交流発電機50回転速度が設定回転速度から逸脱
し、交流発電機回転速度判別器91の下限値以下或は上
限値以上になった場合、判別器91の出力は”0”とな
り、表示回路92を作動させて表示ランプを点灯させる
と共に、NANDゲート87の一方の入力が0″となる
ためその出力が′1”となり、リレー駆動回路96を作
動させて、リレーR2をオフさせる。
すると、励磁制御回路6の電源供給は停止され、交流発
電機50回転も停止する。
それと同時に、電圧調整器7の電源供給も停止されるた
め1発電も停止する。
そうすると、交流出力電圧判別器93の下限比較器93
2が作動し、判別器93の出力を“O”にし、表示回路
94を作動させて、ランプを点灯すると共に、NAND
ゲート88の一方の入力が0”となるためその出力が“
1”となり、リレー駆動回路97を作動させて、リレー
R3をオフする。
次に、発電機出力が設定電圧より逸脱して、交流出力電
圧判別器93の下限値以下及び上限値以上になると、判
別器93の出力が′0”となり1表示回路94を作動さ
せてランプを点灯し、それと同時にNANDゲート88
の一方の入力がO”となるため、その出力は“l”とな
り、リレー駆動回路97を作動させ、リレーR3をオフ
させて、発電電圧調整器7の電源供給を遮断し、発電を
停止させる。
従って、上述の実施例によれば、メインスイッチ80を
投入するとスタートシーケンス回路及び異常時自動停止
回路よりなる保護回路8に電源が供給されて作動を開始
すると共に、エンジンガバナ2にも電源が入り、作動を
開始する。
それと同時にスタートシーケンス回路内のタイマー81
が作動を開始し、エンジン回転速度がエンジン回転下限
設定値以上になり、かつ電源投入から第1の設定時間経
過すると後段の励磁制御回路6に電源を供給し、これに
より交流発電機5が回転し、そして交流発電機回転速度
が、下限設定回転速度以上になり、かつ電源投入から第
2の設定時間経過すると後段の発電電圧調整器7に電源
を供給する。
これにより、交流発電機5は発電を開始し、発電電圧調
整器7の設定電圧の交流電圧が自動的に得られるため、
始動が非常に簡単であり、かつ確実に行われ、又、誤操
作による事故を防ぐことができ、さらに停止時にはメイ
ンスイッチを遮断するのみにて交流発電装置を自動停止
させることができる。
さらに、エンジン回転速度判別器89、交流発電機回転
速度判別器91及び交流出力電圧判別器93を設け、エ
ンジン回転速度がエンジン下限値以下及びエンジン上限
値以上になった場合。
エンジンガバナ2の電源を遮断すると共に、励磁制御回
路6及び発電電圧調整器7の電源も遮断して、交流発電
装置の運転を自動停止させ、又交流発電機5の回転速度
が発電機下限値以下及び発電機上限値以上になった場合
、励磁制御回路6の電源を遮断すると共に1発電電圧調
整器7の電源も遮断し、交流発電機5の運転を停止させ
ると共に。
発電も停止させ、又交流出力電圧が電圧下限値以下及び
電圧上限値以上になった場合発電電圧調整器7の電源を
遮断し1発電を停止させるため、エンジン過回転及び発
電機過回転による破壊を防ぐと共に、エンジン回転及び
発電機回転が低回転又は停止した場合、電磁継手4の励
磁コイル及び交流発電機5の界磁コイルの焼損を防ぐこ
とができ。
又交流出力電圧が過電圧、及び低電圧になった場合の負
荷となる機器の破損を防ぐことができる。
なお1本考案は上述の実施例に限定されることなく種々
の実施態様にて構成できるものである。
例えば、リレーR1、R2、R3を電源へ直列接続した
ものに限らず並列接続してガバナ2と励磁制御回路6と
電圧調整器7とを互いに独立させてモ良<、この際には
異常停止回路としてエンジン回転速度が所定範囲よりず
れたときに前記3つの回路2,6,7を電源から切離す
ように3個のリレーR1、R2、R3を全て遮断させ、
また交流発電機回転速度が所定範囲よりずれたときに前
記励磁制御回路6と前記電圧調整器7を電源から切離す
ように2個のリレーR2、R3を遮断させ。
交流出力電圧が所定範囲よりずれたときに前記電圧調整
器7を電源から切離すようにリレーR3を遮断させれば
よい。
また、保護回路8内のスタートシーケンス回路のタイマ
ー81を省略することもでき、その際にはセット回路8
2.83. リセット回路84を省き、エンジン回転
速度判別器89より発生する下限値を越えたことを示す
信号をNANDゲート87に直接印加し、交流発電器回
転連判別器91より発生する下流値を越えたことを示す
信号をNANDゲート88に直接印加すればよい。
以上述べたように本願の考案においては1回転駆動力を
発生するとともに、その回転速度を設定速度に粗調整す
るためのガバナを有するエンジンと、このエンジンの回
転駆動力を受けて出力側へ変換伝達するとともに、その
出力回転速度を所定値に精密調整するための制御回路を
有する電磁継手と、この電磁継手の出力側に連結してそ
の回転速度に比例した周波数の交流電圧を発生する交流
発電機と、起動操作に連動して前記エンジンの定速運転
を開始するとともに、前記電磁継手と前記交流発電機を
それぞれ前段の作動状態を監視して順次自動始動させる
スタートシーケンス回路とを具備し、運転中に前記電磁
継手の入力回転速度及び出力回転速度が所定範囲よりず
れるとその作動を停止させる異常停止回路と、前記交流
発電機の出力電圧が所定範囲よりずれるとその作動を停
止させる異常停止手段とを設けているから、前記交流発
電機の回転速度を高精度に調整でき、この交流発電機よ
り高精度の周波数安定性を有する交流電圧を得ることが
でき、さらにその始動時に前記スタートシーケンス回路
の起動操作のみの極めて簡単な操作を行って、安全かつ
確実に始動運転することができ、さらに前記電磁継手の
前段の前記ガバナを有するエンジンの異常に伴う前記電
磁継手および前記交流発電機の破壊をも未然に防止する
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる交流発電装置の一実施例の構成を
示すブロック図、第2図は第1図中のエンジンガバナの
構成を示すブロック図、第3図は第2図中のエンジンガ
バナのアクチュエータの模式図、第4図は第1図中の電
磁継手の一実施例を示す断面図、第5図は第4図に示す
電磁継手の伝達トルク特性図、第6図は第1図中の制御
回路を示すブロック図、第7図は第1図中の保護回路の
一実施例を示す構成図、第8図は第1図中の交流発電機
回転速度判別器の下限比較器の作動説明に供するタイム
チャートである。 1・・・エンジン、2・・・エンジンガバナ、3・・・
増速機、4・・・電磁継手、5・・・交流発電機、6・
・・励磁制御回路、7・・・電圧調整器、8・・・スタ
ートシーケンス回路と異常停止回路を含む保護回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転駆動力を発生するとともに、その回転速度を設定速
    度に粗調整するためのガバナを有する車両用エンジンに
    おいて、このエンジンの回転駆動力を受けて出力側へ変
    換伝達するとともに、その出力回転速度を所定値に精密
    調節するための制御回路を有する電磁継手と、この電磁
    継手の出力側に連結してその回転速度に比例した周波数
    の交流電圧を発生する交流発電機と、起動操作に連動し
    て前記エンジンの定速運転を開始するとともに。 前記電磁継手と前記交流発電機をそれぞれ前段の作動状
    態を監視して順次自動開始させるスタートシーケンス回
    路と、前記電磁継手の入力回転速度及び出力回転速度が
    所定範囲よりずれるとその作動を停止させる異常停止回
    路と、前記交流発電機の出力電圧が所定範囲よりずれる
    とその作動を停止させる異常停止手段とを具備し、スタ
    ートシーケンスとしてエンジン回転数が設定回転以内に
    なったら電磁継手を作動させ、かの電磁継手の出力軸回
    転数が設定回転数以内になったら発電を開始すると共に
    、各制御装置の電源がそれぞれリレーを介して直列に接
    続されていることを特徴とする車両用エンジン利用の交
    流発電装置。
JP3488183U 1983-03-09 1983-03-09 交流発電装置 Expired JPS5932189Y2 (ja)

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JPS58159870U JPS58159870U (ja) 1983-10-25
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