JPS5932065Y2 - 磁気シ−ト録音再生装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気ヘッドを任意な位置から常に正常に渦巻運
動させることができるようにした磁気シート録音再生装
置に関する。

更に詳しくは、渦巻状案内路にガイド部材な係合して磁
気ヘッドに渦巻運動させるにさいし、このガイド部材に
設けられた遊合子に小突起を形成し、この小突起をガイ
ド部材の移動力向後力に設けることにより、再生を反復
すべく磁気ヘッドな任意な位置まで手動で戻してもガイ
ド部材と渦巻状案内路との係合を常に保障することがで
きる工５にした磁気シート録音再生装置に関する。

第４図は磁気シート録音再生装置の全体を示す。

本体１Ｃ上面板２には回転軸３な中心として回転するタ
ーンテーブル４が設けられ、このターンテーブル４には
最外周位置から中心力向に長孔５が形成されている。

磁気ヘッド６はこの長孔５内に臨み、ターンテーブル４
の回転とともに長孔５内を直線運動する。

このため磁気ヘッド６はこれ６の上部にセットされた磁
気シート７な渦巻走査して録音再生を行う。

８は磁気ヘッド６と一体に設けられた手操作移動装置で
ある。

第５図はこの手操作移動装置８の具体的な構造を示す。

第５図中、９はターンテーブル４を保持し、これ４と一
体に回転する回転円盤であり、１０は本体１の底部に固
設され、前記回転軸３を軸支する軸承部材、１１は回転
円盤９に巻装され、駆動源を介してこれ９を軸３を中心
として回転させるベルトである。

１２は本体１の底部１ａに固設された固定基板であり、
この固定基板１２上には上記回転軸３と同心的に案内板
１３が固設されている。

この案内板１３には凹凸状の渦巻状案内路１４が適当な
ピッチで形成されている。

回転円盤９の上部には案内ロッド１５が半径方向に一体
化されて延設され、この案内ロッド１５にはヘッド支持
基板１６の支持片１７が摺動自在に遊嵌されている。

支持基板１６の端部には磁気ヘッド６がスプリング１８
により弾性的に支持され、この支持基板１６の中央部、
即ち第５図中磁気ヘッド６の右側に手操作移動装置８が
組み付けられる。

手操作移動装置８は渦巻状案内路１４と遊合して渦巻動
作を行うガイド部材１９と、このカイト部材１９を渦巻
状案内路１４から脱離及び係合させる解除操作レバー２
０とからなる。

解除操作レバー２０は断面が略コ字状又はＬ字状に形成
され、その下端２１ａが軸２３に枢着された板体２１と
一体化されている。

従って操作レバー２０は軸２３な中心として回動自在で
ある。

この操作レバー２０はターンテーブル４の長孔５内に位
置し、上端２４を指等で押圧操作を行うことができ、こ
れによって軸２３を中心として第５図中時計力向へ回動
する。

又この上端２４は磁気シート７と接触しないようにター
ンテーブル４０表面エリも若干低く設定されている。

２５は保持杆であり、この保持杆２５は保持板２２に固
設された案内用スリーブ２６内に摺動自在に嵌合され、
下部には前記ガイド部材１９を備えろ。

スリーブ２６とガイド部材１９との間にスプリング２７
を縮装し、このスプリング２７によリガイド部材１９及
び保持杆２５に降下刃を付与する。

保持杆２５の上部には操作レバー２０と一体の前記板体
２１に係止されるリング２８を止着一体化する。

ガイド部材の下端に前記渦巻状案内路１４と遊合する遊
合子３１が一体に設けられ、この遊合子３１は渦巻状案
内路１４と確実に遊合するためにある程度の長さを有し
、且つこの渦巻状案内路１４０曲率と同じに湾曲してい
る。

ガイド部材１９の遊合子３１を渦巻状案内路１４に係合
させ、前記回転円盤９を回転させると、ガイド部材１９
は案内路１４に沿って渦巻運動し、これに伴って磁気−
＼ラド６はターンテーブル４とともに回転し、且つ案内
ロッド１５に沿って直線運動し、これらの金族で磁気シ
ート７を渦巻走査する。

磁気ヘッド６な任意な位置まで復帰させろ場合には、操
作レバー２０の上端２４を指等で下方に押圧し、この操
作レバ−２０全体な軸２３を中心として回動させろ。

これによって保持杆２５はレバー２０に係止しているリ
ング２８で上方に持ち上げられ、これの下端に固設され
たガイド部材１９の遊合子３１は渦巻状案内路１４から
脱離する。

この脱離状態でレバー２０を水平力向に押して支持基板
１６を案内ロッド１５に対して摺動させ、任意の渦巻状
案内路１４の真上まで径力向へ移動させて操作レバー２
０を押えていた指を放す。

上動していた保持杆２５はスプリング２７０弾発力によ
り下動し、遊合子３１はこれ３１の直下の渦巻状案内路
１４に係合し、この位置から改めて磁気ヘッド６の渦巻
走査を行わせることができ、磁気シート７の任意の録音
部分を再生することができる。

ところでこのような磁気ヘッドの手操作移動装置によれ
ば、保持杆２５は回動可能にスリーブ２６に保持されて
いるため、この遊合子３１な渦巻状案内路１４から脱離
した後、任意の渦巻状案内路１４に遊合させるべくガイ
ド部材１９を水平移動させたさい、ガイド部材１９と案
内路１４との摩擦にエリ第６図に示す如くガイド部材１
９は保持杆２５とともにスリーブ２６を中心として回動
することがあり、この結果、遊合子３１は渦巻状案内路
１４に係合されないことが往々にして発生していた。

このような場合には、ターンテーブル４を回転させても
磁気ヘッド６は同一回転軌跡上を単に回転するのみで渦
巻運動を行わず、録音再生を成すことができない。

本考案者は以上の如き従来における問題点に鑑み、これ
を有効に解決すべく本考案を成したものである。

本考案の目的とする処は、本体内部に設けられた案内板
に渦巻状案内路を形成し、磁気ヘッドと連結されたガイ
ド部材の遊合子なこの渦巻状案内路に係脱自在に係合し
、ガイド部材のこの案内路に沿った移動により磁気ヘッ
ドな渦巻運動させろようにした磁気シート録音再生装置
において、前記遊合子にガイド部材の移動力向後力に位
置させて小突起を形成するようにした磁気シート録音再
生装置を提供する。

従って本考案の目的とする処は、磁気−＼ラドを任意な
位置から渦巻運動させるべく渦巻状案内路上を径力向へ
移動させ、この結果摩擦等によりガイド部材の姿勢が案
内路に対して傾斜した場合、このままの状態で磁気ヘッ
ドを回転運動させれば、前記小突起が渦巻状案内路と係
合することとなり、ガイド部材の移動力向後力に設けら
れたこの小突起によりガイド部材は回動してこれの姿勢
は正しい位置まで自ずと戻り、ガイド部材を渦巻状案内
路に確実に係合させることができるようにした磁気シー
ト録音再生装置を提供する。

以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。

第１図は本考案に係るガイド部材の側面図、第２図及び
第３図はこれの作用を説明するための説明図で、第２図
は正面図、第３図は斜視図を夫々示している。

尚、ガイド部材を渦巻状案内路から脱離させ、或はこれ
に係合させる機構は前記と同様であるため、これを省略
する。

図面中３２はガイド部材、３３はこれ３２を渦巻運動さ
せる案内板であり、この案内板３３は磁気シート録音再
生装置の本体内部に既述の如く組み付けられている。

案内板３３の上面には突部３４が渦巻状に連続して形成
され、この突部３４・間に凹状の案内路３５が一本の渦
巻路として形成されている。

ガイド部材３２は従来例と同様に上下動自在な保持杆３
４の下部に固設され、図示しなかったがスプリングによ
って常時下刃に弾圧されている。

ガイド部材３２は摺接部３６と、これの下面中央から突
設した遊合子３７及びこの遊合子３７の下面から突出し
た小突起３８との一体戒形よりなり、摺接部３６及び遊
合子３７はある程度の長さな有し、且つ渦巻状案内路３
４と同様に湾曲している。

遊合子３７はその幅な渦巻状案内路３５の幅より若干狭
く形成し、且つ高さをこの案内路３５の高さより若干低
くし、即ち、突起３８の高さ分だけ低くする。

これにより渦巻状案内路３５に遊合子３７が遊合したさ
い、摺接部３６の下面摺接面３６ａ、３６ａが案内板３
３の突起３４・・・と摺接状態になるようにする。

小突起３８はその幅を遊合子３７０幅と略同じとし、第
１図に示す如く左右力向の長さを短かく、且つ高さを薄
く形成する。

又この小突起３８はガイド部材３２の進行方向イに対し
て最後部に設けられる。

次に作用について述べる。

磁気ヘッドを移動させ、磁気シートの任意の録音部分を
再生すべく遊合子３７を渦巻状案内路３５から脱離させ
、任意の渦巻状案内路３５に係合させる。

この場合の操作は上記従来例と全く同様に行えばよい。

このさい支持杆３４には既述した如く回動が許されてい
るため、これの回動に工り遊合子３７が渦巻状案内路３
５に係合されず、突部３４に対して斜傾した状態になる
場合がある。

これを第２図で示し、この状態を斜視図的に示したもの
が第３図である。

この状態のまま駆動手段な作動させると、ガイド部材３
２は案内板３３に対してイカ向に移動し、且つガイド部
材３２は突部３４ａ上を小突起３８が摺接しつつ同一回
転軌跡上を回転運動する。

この場合突部３４ａは渦巻状案内路３５を形成すべく渦
巻状に連続して形成されているため、小突起３８はこの
渦巻状突部３４ａ上を摺動しつつ次第にこの突部３４ａ
から外れ、外側の渦巻状案内路３５ａに落ち込むことと
なる。

そしてこの小突起３８が渦巻状案内路３５ａに係合する
と、ガイド部材３２は回動自在であり、且つ小突起３８
はカイト部材３２の移動力向後力に設けられているため
、このガイド部材３２は案内路３５ａに係合しｆｖ小突
起３８からの反力によって自ずと渦巻状案内路３５の延
設力量へ回動し、下部の遊合子３７と案内路３５ａとが
一致してこれら３５ａ、３７が係合する。

又小突起３８が突部３４ａ上を摺動する場合、これに摩
擦力が発生しても小突起３８はガイド部材３２の移動力
向後力に設けられているため、これ３８は常に前記保持
杆３４の後側に位置し、ガイド部材の移動に伴って小突
起３８は案内路３５の任意な部分に係合し、これによっ
てガイド部材３２は回動する。

従って案内路３５に対して傾斜状態にあったガイド部材
３２の姿勢が変換され、ガイド部材３２は案内路３５に
正常に係合する。

以上にエリ磁気ヘッドを任意な位置から渦巻運動させ、
録音再生な行うことができる。

以上で明らかな如く本考案によれば、遊合子に小突起を
設けるだけで確実に遊合子を渦巻状案内路に遊合させる
ことができ、従来の磁気−＼ラドの手操作移動装置に小
突起を設けるだけの簡単な構造で構成することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るカイト部材の側面図、第２図は作
用を説明するための正面図、第３図は作用を具体的に示
した斜視図、第４図、第５図及び第６図は従来例を説明
するための図で、第４図は磁気シート録音再生装置の斜
視図、第５図は内部に組み込まれた手操作移動装置の縦
断面図、第６図はガイド部材が渦巻状案内路に正常に係
合していない状態を示す平面図である。 尚図面中、３２はガイド部材、３７は遊合子、３８は小
突起、３５は渦巻状案内路である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 渦巻状案内路を形成した案内板な本体内部に設け、この
   渦巻状案内路に係脱自在に係合される遊合子を備えるガ
   イド部材な磁気ヘッドに連結し、ガイド部材の案内路に
   沿った移動によりこの磁気ヘッドな渦巻運動させるよう
   にした磁気シート録音再生装置において、前記ガイド部
   材の移動力向後力に位置させて前記遊合子に小突起を形
   成したことを特徴とする磁気シート録音再生装置。