JPS5931797B2 - Ｆｍ信号の録音レベル設定装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はＦＭ放送等のＦＭ信号の録音レベル設定装置に
関し、録音機の飽和レベルを検出して最適録音レベルを
容易に且つ正確に設定し得るようにしたものである。

従来、録音機にＦＭ放送を録音する場合、感にたよつて
録音レベルを設定していたため、最適録 。

音レベルを正確に設定することが困難であつた。本発明
はこのような問題点を除去するＦＭ信号の録音レベル設
定装置を提供するものである。以下、本発明の一実施例
について図面とともに説明する。第１図において、１は
ＦＭ信号を復調 、する復調器、２はＦＭ信号の１００
％変調時の信号レベルと同一の信号レベルで発振する基
準発振器、３は復調器１の出力と基準発振器２の出力と
を切換えるスイッチ、４はスイッチ３によつて取出され
た信号のレベルを可変するボリューム、５は録音機、６
およびＴは録音機５の録音入力端子及び再生出力端子、
８は録音機５の再生出力のレベルを可変するボリューム
、９はボリューム４、８の出力を比較し、そのレベル差
に応じた出力を発生する比較器、１０は比較器９の出力
によつて駆動されるメータである。上記構成において、
録音レベルを設定する場合には、スイッチ３を基準発振
器２側に切換える。

そしてスイッチ３を介して得られた信号のレベルをボリ
ューム４によつて可変し、得られた出力を比較器９に印
加する。一方、これと同時にボリューム４の出力を録音
入力端子６を介して録音機５へ録音し、さらに再生し、
再生出力端子７を介して得られた再生出力のレベルをボ
リューム８によつて可変し、得られた出力を比較器９へ
印加する。そして比較器９ではボリューム４の出力とボ
リューム８の出力とが比較され、この比較器９の出力に
よつてメータ１０が駆動される。ここで、第２図Ａに示
すように、中入力（録音機５の入出力特性の直線領域）
においてメータ１０の振れが零となるようにボリューム
４、８を設定する。このようにした後、ボリューム４を
操作して録音入力レベルを徐々に上げてゆき、第２図Ｂ
に示すように録音機５の入出力特性の飽和領域（非直線
領域）に入ると、録音機５の録音入力レベルと再生出力
レベルの比例関数がくずれる。このため、比較器９には
録音入力と再生出力のレベル差、すなわちボリューム４
、８の出力レベルの差に応じた出力が得られ、この出力
によつてメータ１０は第２図Ｂに示すように録音入力と
再生出力のレベル差に応じて振れる。したがつて、予め
メータ１０に何目盛まで録音可能かを表示しておけば、
その目盛まで振らせることにより録音機５の飽和点を検
出することができ、最適録音レベルを設定することがで
きる。このようにして最適録音レベルを設定した後、ス
イツチ３を復調器１側に接続すれば、ＦＭ信号の復調出
力が最適録音レベルで録音される。

以上のように、本発明によればＦＭ信号の録音時に録音
機による飽和領域のばらつきや録音テープによる飽和領
域の差などには関係なく、録音機を容易にかつ正確に最
適録音レベルに設定できるという優れた効果が得られる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるＦＭ信号の録音レベ
ル設定装置を示すプロック図、第２図はその動作説明図
である。 １・・・・・・復調器、２・・・・・・基準発振器、３
・・・・・・スイツチ、４・・・・・・ポリユーム、５
・・・・・・録音機、９・・・・・・比較器、１０・・
・・・・メータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ＦＭ信号の１００％変調時の信号レベルと同一の信
   号レベルで発振する基準発振器と、上記基準発振器の出
   力のレベルを可変するボリュームと、上記ボリュームの
   出力を録音機に録音しさらに再生して得られる出力と上
   記ボリュームの出力とを比較し、両出力のレベル差に応
   じた出力を発生する比較器と、上記比較器の出力によつ
   て駆動されるメータとを備えてなるＦＭ信号の録音レベ
   ル設定装置。