JPS5931640Y2 - 糸の逆巻き検出装置 - Google Patents
糸の逆巻き検出装置Info
- Publication number
- JPS5931640Y2 JPS5931640Y2 JP1627579U JP1627579U JPS5931640Y2 JP S5931640 Y2 JPS5931640 Y2 JP S5931640Y2 JP 1627579 U JP1627579 U JP 1627579U JP 1627579 U JP1627579 U JP 1627579U JP S5931640 Y2 JPS5931640 Y2 JP S5931640Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- reverse winding
- tween
- detection device
- roller
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、糸の逆巻き検出装置に関する。
スパンテックス整経機のクリール部のように、伸縮性が
非常に大きいスパンデックス糸な低張力でチーズから送
り出す場合は、スパンデックス糸が互いに密着し易いた
めにチーズ表面から分離されないことがあり、すでにチ
ーズから送り出されている糸がチーズに逆巻きされるこ
とが多い。
非常に大きいスパンデックス糸な低張力でチーズから送
り出す場合は、スパンデックス糸が互いに密着し易いた
めにチーズ表面から分離されないことがあり、すでにチ
ーズから送り出されている糸がチーズに逆巻きされるこ
とが多い。
この逆巻きによってスパンデックス糸が切断されるCで
、七〇糸切れを検出して整経機を停止するようにした場
合は、逆巻きから糸が停止するに至るまでの間に延伸さ
れた状態のスパンデックス糸が整経ビームに巻き取られ
て不良ビームとなる。
、七〇糸切れを検出して整経機を停止するようにした場
合は、逆巻きから糸が停止するに至るまでの間に延伸さ
れた状態のスパンデックス糸が整経ビームに巻き取られ
て不良ビームとなる。
この不良ビームの発生を防止するために、逆巻きを検出
して直ちに整経機を停止するようにした糸の逆巻き検出
装置が使用されている。
して直ちに整経機を停止するようにした糸の逆巻き検出
装置が使用されている。
従来のスパンデックス整経機における糸の逆巻き検出装
置の一例を第3図によって説明すると、1はスパンデッ
クス糸(以下単に「糸」という)1aのチーズ、2はチ
ーズ1を接触回転させる送り出しローラ、3はチーズ1
から糸1aを整経機のビーム巻取部へ案内するための糸
ガイドであり、上記送り出しローラ2の上方のフイーラ
軸4にツイーン5が揺動自在に取付けられ、チーズ1表
面の糸が密着によって分離されない場合には、矢印P方
向に走行中の糸1aの分離端部Qがチーズ1の回転に伴
って上方へ移動することによって糸1aがツイーン5の
先端に接触し、ツイーン5が回動されて電気接点6を閉
じて整経機を停止するようになっている。
置の一例を第3図によって説明すると、1はスパンデッ
クス糸(以下単に「糸」という)1aのチーズ、2はチ
ーズ1を接触回転させる送り出しローラ、3はチーズ1
から糸1aを整経機のビーム巻取部へ案内するための糸
ガイドであり、上記送り出しローラ2の上方のフイーラ
軸4にツイーン5が揺動自在に取付けられ、チーズ1表
面の糸が密着によって分離されない場合には、矢印P方
向に走行中の糸1aの分離端部Qがチーズ1の回転に伴
って上方へ移動することによって糸1aがツイーン5の
先端に接触し、ツイーン5が回動されて電気接点6を閉
じて整経機を停止するようになっている。
なお、Yは糸1aがビームからチーズ1に逆巻きされて
矢印R方向に走行するときの逆巻き走行線である。
矢印R方向に走行するときの逆巻き走行線である。
しかしながら上記従来の糸の逆巻き検出装置は、ツイー
ン5が逆巻き走行線Yに沿う糸のみに接し、正常走行時
の糸1aには接触しないCで、糸切れを検出することが
できず、それ故糸切れ検出装置を別に設ける必要がある
。
ン5が逆巻き走行線Yに沿う糸のみに接し、正常走行時
の糸1aには接触しないCで、糸切れを検出することが
できず、それ故糸切れ検出装置を別に設ける必要がある
。
一方、従来の糸切れ検出装置は糸ガイド3とビーム巻取
部(図示されていない)との間に設けられているので、
逆巻きを検出することができない。
部(図示されていない)との間に設けられているので、
逆巻きを検出することができない。
また、上記従来の逆巻き検出装置は、電気接点6を使用
しているので、スパーク等によって電気接点6の接触不
良を生じ易く、その作動が遅れたり、作動しなかったり
して異常張力のスパンデックス糸がビームに巻き取られ
るという欠点があった。
しているので、スパーク等によって電気接点6の接触不
良を生じ易く、その作動が遅れたり、作動しなかったり
して異常張力のスパンデックス糸がビームに巻き取られ
るという欠点があった。
こC考案は、作動ミスがなく、かつ逆巻きのほかに糸切
れも検出することができる逆巻き検出装置を提供するも
のである。
れも検出することができる逆巻き検出装置を提供するも
のである。
以下に、この考案の実施例を第1図および第2図に工っ
て説明する。
て説明する。
逆巻き走行線Y、l:りも若干上方に位置してチーズ1
お工び送り出しロー22の軸線と平行にフイーラ軸14
を設け、このフイーラ軸14にツイーン15を揺動自在
に取付ける。
お工び送り出しロー22の軸線と平行にフイーラ軸14
を設け、このフイーラ軸14にツイーン15を揺動自在
に取付ける。
このツイーン15は、ワイヤを垂直部15a、15aと
水平部15bとからなるU字形に屈曲して形成され、上
記フイーラ軸14に回転自在に嵌合される左右1対のボ
ス部16,16に上記垂直部15aの端部が固着され、
垂直部15aの一方には遮光板17がフイーラ軸14に
対し直角方向に固定される。
水平部15bとからなるU字形に屈曲して形成され、上
記フイーラ軸14に回転自在に嵌合される左右1対のボ
ス部16,16に上記垂直部15aの端部が固着され、
垂直部15aの一方には遮光板17がフイーラ軸14に
対し直角方向に固定される。
上記ツイーン15の垂直部15aは、糸1aがチーズ1
の表面から分離する分離端部Qと糸ガイド3とを結ぶ送
り方向線Xの近くまで鉛直下向きに延びる長さに、また
水平部15bはチーズ1の幅とほぼ同じ長さにそれぞれ
形成されている。
の表面から分離する分離端部Qと糸ガイド3とを結ぶ送
り方向線Xの近くまで鉛直下向きに延びる長さに、また
水平部15bはチーズ1の幅とほぼ同じ長さにそれぞれ
形成されている。
また、上記ボス部16 、16には、上記ツイーン15
と同様に垂直部18a、18aと水平部18bとからな
るU字形のバランサ18が、上記ツイーン15に対して
ほぼ直角に固定される。
と同様に垂直部18a、18aと水平部18bとからな
るU字形のバランサ18が、上記ツイーン15に対して
ほぼ直角に固定される。
このバランサ18は、その重さによってツイーン15を
送り方向線Xから逆巻き走行線Yへ向かつて付勢してお
り、この付勢力の大きさは、ツイーン15の水平部15
bに糸を掛けてバランサ18が水平位置のとき、糸1a
に0.3〜0.6 flの張力を加える程度が好ましい
。
送り方向線Xから逆巻き走行線Yへ向かつて付勢してお
り、この付勢力の大きさは、ツイーン15の水平部15
bに糸を掛けてバランサ18が水平位置のとき、糸1a
に0.3〜0.6 flの張力を加える程度が好ましい
。
この張力の大きさが0.3.9未満の場合には糸1aが
太いときにツイーン15の振動が大きくなり、反対に0
.6.9を越えた場合には糸1aが細いときにツイーン
15が誤動作をする。
太いときにツイーン15の振動が大きくなり、反対に0
.6.9を越えた場合には糸1aが細いときにツイーン
15が誤動作をする。
上記ツイーン15の逆巻き走行線Y下方に近接して逆巻
き走行線Yと直角に投光器19お工び受光器20が対向
状に、かつ投光器19、受光器20間間の光軸Zが前記
の付勢によって移動する遮光板17の移動径路と交差す
るヨウに設けられ、投光器19から受光器20に入射す
る光線が遮光板17によってさえぎられたときに上記送
り出しローラ2およびビーム巻取部を停止する制御回路
が形成される。
き走行線Yと直角に投光器19お工び受光器20が対向
状に、かつ投光器19、受光器20間間の光軸Zが前記
の付勢によって移動する遮光板17の移動径路と交差す
るヨウに設けられ、投光器19から受光器20に入射す
る光線が遮光板17によってさえぎられたときに上記送
り出しローラ2およびビーム巻取部を停止する制御回路
が形成される。
上記の構造において、糸1aが正常に走行しているとき
、糸1aは送り出しローラ2お工び糸ガイド3の間でツ
イーン15の水平部15bに接して逆巻き走行線Y側へ
若干屈曲される。
、糸1aは送り出しローラ2お工び糸ガイド3の間でツ
イーン15の水平部15bに接して逆巻き走行線Y側へ
若干屈曲される。
このとき、水平部15bはチーズ1の幅とほぼ同じ長さ
を有しているので、糸1aは水平部15bに沿ってトラ
バースし、糸1aに過大な張力が加わらない。
を有しているので、糸1aは水平部15bに沿ってトラ
バースし、糸1aに過大な張力が加わらない。
そして、糸1aの分離端部Qがチーズ1から分離しない
場合には、糸1aが逆巻き走行線Y側へ移動するため、
ツイーン15がその付勢力によって回動し、遮光板17
が光軸2+横切り、送り出しローラ2などが停止されて
逆巻きが防止される。
場合には、糸1aが逆巻き走行線Y側へ移動するため、
ツイーン15がその付勢力によって回動し、遮光板17
が光軸2+横切り、送り出しローラ2などが停止されて
逆巻きが防止される。
また、正常走行中の糸1aが何らかの理由で切断された
場合にも、ツイーン15が付勢力によって回動するため
、逆巻き時と同様に送り出しローラ2等が停止される。
場合にも、ツイーン15が付勢力によって回動するため
、逆巻き時と同様に送り出しローラ2等が停止される。
上記の実施例において、バラ/す18の代りにスプリン
グを使用してツイーン15を付勢することができろ。
グを使用してツイーン15を付勢することができろ。
また、ツイーン15、ボス部16お工びバランサ18を
1本のワイヤで形成することができる。
1本のワイヤで形成することができる。
更に、上記の実施例において、ツイーン15は、糸1a
の正常走行時に鉛直方向ではなく傾斜するものであって
もよい。
の正常走行時に鉛直方向ではなく傾斜するものであって
もよい。
なお、上記の実施例はスパンデックス整経機に取付けた
場合について説明したが他の機械に取付けて使用できる
ことはもちろんである。
場合について説明したが他の機械に取付けて使用できる
ことはもちろんである。
以上に説明したようにこの考案は、チーズを送り出しロ
ーラに接触回転させながら糸を上記送り出しローラの送
り出し方向上刃の糸ガイドを経て送り出すようにした糸
の送り出し装置において、糸の逆巻き走行線の上方に上
記送り出しローラと平行なフイーラ軸を設け、該フイー
ラ軸に垂直部と水平部とからなり垂直部の一力に遮光板
が固定されiU字形のツイーンの両端を回転自在に取付
け、かつ上記ツイーンを下刃から逆巻き走行線に向かつ
て付勢し、この付勢によって移動する上記遮光板の移動
径路と光軸が交差する。
ーラに接触回転させながら糸を上記送り出しローラの送
り出し方向上刃の糸ガイドを経て送り出すようにした糸
の送り出し装置において、糸の逆巻き走行線の上方に上
記送り出しローラと平行なフイーラ軸を設け、該フイー
ラ軸に垂直部と水平部とからなり垂直部の一力に遮光板
が固定されiU字形のツイーンの両端を回転自在に取付
け、かつ上記ツイーンを下刃から逆巻き走行線に向かつ
て付勢し、この付勢によって移動する上記遮光板の移動
径路と光軸が交差する。
c5に投光器および受光器を対向状に設けて遮光板が上
記光軸を横切ったとき送り出しローラが停止されろよう
にしたものであるから、逆巻きを早期に検出できるとと
もに糸切れをも検出することができ、しかも従来の逆巻
き検出装置のヨウに接点の接触不良による検出おくれや
検出ミスが生じない。
記光軸を横切ったとき送り出しローラが停止されろよう
にしたものであるから、逆巻きを早期に検出できるとと
もに糸切れをも検出することができ、しかも従来の逆巻
き検出装置のヨウに接点の接触不良による検出おくれや
検出ミスが生じない。
第1図はこの考案の実施例の斜視図、第2図は側面図、
第3図は従来の逆巻き検出装置C側面図である。 1:チーズ、1a:糸、2:送り出しローラ、3:糸ガ
イド、14:フイーラ軸、15:フイーラ、15a:垂
直部、15b :水平部、17:遮光板、18:バラン
サ、19二投光器、20:受光器、Y:逆巻き走行線、
2:光軸。
第3図は従来の逆巻き検出装置C側面図である。 1:チーズ、1a:糸、2:送り出しローラ、3:糸ガ
イド、14:フイーラ軸、15:フイーラ、15a:垂
直部、15b :水平部、17:遮光板、18:バラン
サ、19二投光器、20:受光器、Y:逆巻き走行線、
2:光軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 チーズを送り出しローラに接触回転させながら糸を
上記送り出しローラの送り出し方向上方C糸ガイドを経
て送り出すようにした糸の送り出し装置において、糸の
逆巻き走行線の上方に上記送り出しローラと平行なフイ
ーラ軸を設け、該フイーラ軸に垂直部と水平部とからな
り垂直部の一方に遮光板が固定されiU字形のツイーン
の両端を回転自在に取付け、かつ上記ツイーンを下方か
ら逆巻き走行線に向かう方向に付勢し、この付勢によっ
て移動する上記遮光板の移動径路と光軸が交差するよつ
に投光器および受光器な対向状に設けて遮光板が上記光
軸な横切ったとき送り出しローラが停止されるようにし
たことを特徴とする糸の逆巻き検出装置。 2 ツイーンが鋼線の屈曲によって形成される実用新案
登録請求の範囲第1項記載の糸の逆巻き検出装置。 3 糸の送り出し装置がスパンデックス整経機に取付け
られたものである実用新案登録請求の範囲第1項または
第2項記載の糸の逆巻き検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1627579U JPS5931640Y2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 糸の逆巻き検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1627579U JPS5931640Y2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 糸の逆巻き検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55117458U JPS55117458U (ja) | 1980-08-19 |
JPS5931640Y2 true JPS5931640Y2 (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=28839500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1627579U Expired JPS5931640Y2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 糸の逆巻き検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931640Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7191502B2 (ja) * | 2017-02-22 | 2022-12-19 | 王子ホールディングス株式会社 | 糸ゴム切断検出装置 |
-
1979
- 1979-02-09 JP JP1627579U patent/JPS5931640Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55117458U (ja) | 1980-08-19 |
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