JPS593090B2 - ソウデンセンニソツテ ゼツエンシテモウケタ センロニシヨウズル セイデンユウドウデンアツ オ リヨウスル ホウホウ オヨビ ソウチ - Google Patents

ソウデンセンニソツテ ゼツエンシテモウケタ センロニシヨウズル セイデンユウドウデンアツ オ リヨウスル ホウホウ オヨビ ソウチ

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JPS593090B2
JPS593090B2 JP48071800A JP7180073A JPS593090B2 JP S593090 B2 JPS593090 B2 JP S593090B2 JP 48071800 A JP48071800 A JP 48071800A JP 7180073 A JP7180073 A JP 7180073A JP S593090 B2 JPS593090 B2 JP S593090B2
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JP
Japan
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power transmission
ground wire
transmission line
insulated
voltage
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JP48071800A
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桂吉 月岡
貞夫 高橋
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Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Co Ltd
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Publication date
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は航空障害灯などに必要かつ十分な電力を、既設
のグランドワイヤを利用して容易に得ることのできる送
電線の静電誘導電圧取出装置に関するものである。
現在、定められた地域内における一定以上の高さの送電
線鉄塔には、航空障害灯を設置することが航空法で定め
られている。
しかしながら、従来は、専ら100ボルトの配電線を絶
縁トランスを介して引込み点灯しているために、山上、
および原野においては、配電線が近辺に設けられておら
ず、その点灯には困難な場合が多かった。
そこで、従来においては架空送電線に沿って線状導体を
配置し、これを架空送電線に絶縁物を介して支持させ、
線状導体に静電誘導により誘起される電圧を取出して、
ネオン放電管を点灯させるようにした方式のものが提案
されているが、これらの方式は理論上可能であっても実
用上の実施は全く不能に等しいものである。
なぜならば、線状導体を送電線に沿わせて支持するもの
であるため、送電線には線状導体の全重量を支えるに十
分な強度および風圧に耐える強度が必要となり、通常と
異なる強靭な送電線を架設しなければならないと共に、
線状導体が増設されることによる重量の増大に伴い支持
物、すなわち鉄塔の支持強度も増強しなければならなく
なり、送電線、鉄塔の大幅な設計変更が必要となる。
このことは既設の送電線系統には全〈実施不能である。
また、航空障害灯として、2〜4個のネオン管を線状導
体に誘起される静電誘導電圧により点灯させる静電誘導
電圧により点灯させるようにするには数百メータの導体
長さが必要であり、しだがつて上述の方式を既設の送電
線系統に実施した場合、パイロット表示用のネオン管を
点灯し得る程度である。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、その第
1の目的は、送電線鉄塔に設けられているグランドワイ
ヤの一部を絶縁して、その絶縁されたグランドワイヤに
誘起される静電誘導電圧をとり出して利用することであ
る6 第2の目的は、送電線に沿って絶縁されて設けられたグ
ランドワイヤに誘起される送電線からの静電誘導電圧を
トランスを介してとり出し、負荷の駆動に必要な安定し
た電力を得ることである。
以下、本発明の一実施例について述べる。
本発明においては従来のような航空障害灯点灯のための
配電線の有無に何等拘泥されることなく所期の目的を達
成できたものである。
すなわち、送電線鉄塔上に設けられているグランドワイ
ヤに着目し、該グランドワイヤの一部を、グランドワイ
ヤの本来の目的である避雷に関しては支障のないように
避雷装置を介して絶縁し、送電線からの静電誘導電圧を
生じせしめ、これをネオン放電管を経てアースに接続し
、て点灯するようにしたものである。
そして以上の主旨において試作した放電管は、10数層
φのガラス管、数mを、直径数10mのスパイラル状に
巻いて小形化したもので、ネオンガスを封入し、数1.
0 m Aを通電したときに、数10カンデラが得られ
たものである。
航空法によれば、該障害灯は、10カンデラ以上(昭和
43年度制定の航空障害灯仕様書では40力ンデラ以上
)であることが制定されているので、充分、満足する結
果が得られたものである。
また光源は、塔頂上部上中間部に取り付けるように定め
られているが、中間部は、周囲のどの方向からでも見え
る必要があるので、合計3個の放電管を必要とする。
よって、3個の放電管を直列にして、この回路に数10
mAを流すためには、数10KVの送電線の場合に約数
100m(500m以上)の長さにわたるグランドワイ
ヤを絶縁し、これと送電線との間の静電容量を利用する
が、この長さは、送電線の標準スパンに略一致するので
都合がよいものであるが、送電線の標準スパンで所要の
電流がとれない場合には、複数スパン間の静電誘導電圧
を得るようにすればよいものである。
以上のことを第1図について説明すると、1゜2は送電
線鉄塔で、この鉄塔1,2の頂上部にはグランドワイヤ
3が送電線4に沿って架設されており、そしてこのグラ
ンドワイヤ3の鉄塔1,2への両支持端を絶縁碍子5,
6により取付けることにより、グランドワイヤ3をアー
ス、すなわち鉄塔1,2および他のグランドワイヤから
完全に絶縁すると共に、両端の絶縁碍子5,6にはそれ
ぞれ避雷装置7,8を並列に接続して避雷の機能に支障
を来たさないようになっている。
このように絶縁されたグランドワイヤ3とアース間、す
なわち鉄塔1,2との間には、鉄塔頂上部に設置した航
空障害灯9および鉄塔1の中間部に取付けた航空障害灯
10.11がリード線16を介して直列に接続されてい
る。
したがって、絶縁されたグランドワイヤ3と送電線4と
の間には第1図の如く静電容量Cが生じることになり、
これによりグランドワイヤ3に誘起された静電誘導電圧
はリード線16を通して各障害灯9,10.11に印加
され、各障害灯を所定の明るさに点灯させる。
なお、送電電圧が154にV1絶縁したグランドワイヤ
3の長さを500m以上とした場合、発生電圧は17K
Vとなり、航空障害灯用のネオン管を3〜4個点灯する
のに十分なものとなる。
第2図は絶縁されたグランドワイヤ3に誘起される静電
誘導電圧を負荷に必要な所定の値に降圧、または昇圧さ
せるようにした本発明装置の他の実施例を示すもので、
グランドワイヤ3とアース1゜2すなわち鉄塔1,2間
にトランスTの一次巻線14を接続し、その二次巻線1
5に取出された電圧を航空障害灯9〜11の点灯に供す
るものである。
この実施例において、送電電圧が低く、かつアースから
浮かせたグランドワイヤの長さく500m以上)が長い
場合、発生電圧は低いが、送電線とアースより浮かせた
グランドワイヤ3間のCが大きいので(電流が太きい、
数10mA)、電力は充分あり、したがってトランスT
により昇圧すれば、3〜4個のネオン管を安定に点灯す
るのに十分な電圧(17KV)が得られることになる。
また、上記と逆に送電電圧が高く、かつアースから浮か
せたグランドワイヤの長さが短い場合、Cが小さいので
、ネオン管の点灯に必要な電流数(10mA)が得られ
なくなるが、発生電圧をトランスTで降圧すれば、点灯
に必要な電流(数10mA)が確保されることになる。
以上のように本発明においては、グランドワイヤ本来の
目的である避雷に関して何んらその機能に支障を与える
ことなく、この既設のグランドワイヤを必要長さアース
から絶縁し、この絶縁したグランドワイヤを静電誘導電
圧取出し用の導体としたので、これを既設の送電系統に
実施しても鉄塔、送電線に何んらの設計変更も要せず、
容易に実施できると共に、航空障害灯の点灯等に要する
電源を、配電線の設置不能な地域でも簡便にかつ安全に
供給でき、しかも実用的であるほか設置における経済的
効果も太きいものとなる。
また、絶縁されたグランドワイヤに静電誘導により発生
された電圧はトランスにより降圧また昇圧できるため、
航空障害灯などの負荷の、駆動に必要な電圧、電流を安
定に供給することが可能となり、航空障害灯などを良好
な状態に点灯することができる。
尚、上述の実施例においては、航空障害灯について述べ
てきたが、本発明は、特に該障害灯に拘泥するものでは
なく、種々の装置に利用できることは自明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例による概要図、第2図は本発
明の第2実施例を示す概要図である。 1.2・・・・・・送電線鉄塔、3・・・・・・グラン
ドワイヤ、4・・・・・・送電線、5,6,12・・・
・・・碍子、7,8・・・・・・避雷装置、9,10,
11・・・・・・航空障害灯、T・・・・・・トランス
、C・・・・・・静電容量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 送電線鉄塔に送電線路に沿って架設されているグラ
    ンドワイヤの必要長さを他と電気的に絶縁して送電線か
    らの静電誘導電圧をグランドワイヤに誘起させると共に
    、上記グランドワイヤの絶縁個所には避雷の機能に支障
    を来たさないように避雷装置を並列に接続し、かつ上記
    絶縁されたグランドワイヤとアース間に航空障害灯など
    の負荷を接続するようにしたことを特徴とする送電線の
    静電誘導電圧取出装置。 2 送電線鉄塔に送電線路に沿って架設されているグラ
    ンドワイヤの必要長さを他と電気的に絶縁して送電線か
    らの静電誘導電圧をグランドワイヤに誘起させると共に
    、上記グランドワイヤの絶縁個所には避雷の機能に支障
    を来たさないように避雷装置を並列に接続し、かつ上記
    絶縁されたグランドワイヤとアース間に電力を安定に供
    給するためのトランスの一次側巻線を接続せしめ、さら
    に上記トランスの二次側巻線には航空障害灯などの負荷
    を接続するようにしたことを特徴とする送電線の静誘導
    電圧取出装置。
JP48071800A 1973-06-27 1973-06-27 ソウデンセンニソツテ ゼツエンシテモウケタ センロニシヨウズル セイデンユウドウデンアツ オ リヨウスル ホウホウ オヨビ ソウチ Expired JPS593090B2 (ja)

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