JPS5923171B2 - 送電線路の電源装置 - Google Patents
送電線路の電源装置Info
- Publication number
- JPS5923171B2 JPS5923171B2 JP53098527A JP9852778A JPS5923171B2 JP S5923171 B2 JPS5923171 B2 JP S5923171B2 JP 53098527 A JP53098527 A JP 53098527A JP 9852778 A JP9852778 A JP 9852778A JP S5923171 B2 JPS5923171 B2 JP S5923171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground wire
- overhead ground
- wire
- tower
- overhead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、送電線路の架空地線に誘導される電流が長
径間に渉つて取出せるようにして、所望の値の電流や電
圧が得られるようにした電源装置に関する。
径間に渉つて取出せるようにして、所望の値の電流や電
圧が得られるようにした電源装置に関する。
送電系の鉄塔には、送電用の架空電線に平行して、異常
電圧の侵入等を防止するための架空地線が布設されてい
る。
電圧の侵入等を防止するための架空地線が布設されてい
る。
この架空地線は、通常鉄塔本体と電気的に接続されて大
地電位に保たれている。第１図は、従来から用いられて
いる送電系を示す概路線路図である。図面において、１
は電気所接地網、２は鉄塔接地極、３は架空電線、４は
架空地線、５は引込み架空地線、６は電気所、１８は鉄
塔、１９は大地を示す。この第１図に示されるように、
遠隔地の電気所６の相互間を連絡する送電線路の架空電
線３に送電による電流が流れると、架空地線４には電磁
誘導による誘導電流が流れる。
地電位に保たれている。第１図は、従来から用いられて
いる送電系を示す概路線路図である。図面において、１
は電気所接地網、２は鉄塔接地極、３は架空電線、４は
架空地線、５は引込み架空地線、６は電気所、１８は鉄
塔、１９は大地を示す。この第１図に示されるように、
遠隔地の電気所６の相互間を連絡する送電線路の架空電
線３に送電による電流が流れると、架空地線４には電磁
誘導による誘導電流が流れる。
誘導電流の大部分は、鉄塔１８から鉄塔接地極２を経て
大地１９へ循環電流として流れて、消費される。
大地１９へ循環電流として流れて、消費される。
そこで、この架空地線４に誘導される電流を電流変成器
によつて取出し、大電力を消費しない通信機器等の電源
として利用することは、すでに知られている。
によつて取出し、大電力を消費しない通信機器等の電源
として利用することは、すでに知られている。
しかし、架空地線４は、各鉄塔１８ごとに接地されてい
るので、各径間に発生される誘導電流しか利用すること
ができず、しかもこの誘導電流をなるべく多く取出すた
めには、電流変成器の２次巻線の巻回数を多くしなけれ
ばならない、という不都合があつた。
るので、各径間に発生される誘導電流しか利用すること
ができず、しかもこの誘導電流をなるべく多く取出すた
めには、電流変成器の２次巻線の巻回数を多くしなけれ
ばならない、という不都合があつた。
そこで、この発明の送電線路の電源装置では、従来の架
空地線の誘導電流を利用した電源におけるこのような不
都合を解決し、複数個の鉄塔間に渉る誘導電流を利用す
ることにより、所望の値の電源電圧が得られるようにす
ることを目的とする。
空地線の誘導電流を利用した電源におけるこのような不
都合を解決し、複数個の鉄塔間に渉る誘導電流を利用す
ることにより、所望の値の電源電圧が得られるようにす
ることを目的とする。
そのために、この発明の電源装置においては、絶縁碍子
等の絶縁手段によつて架空地線や引込み架空地線を各鉄
塔から電気的に絶縁し、各鉄塔の位置でジャンパー線に
よつて架空地線同志あるいは架空地線と引込み架空地線
とを相互に接続するとともに、このジャンパー線と鉄塔
とを開閉器や放電ギャップ等の接続手段によつて電気的
に絶縁し、架空地線や引込み架空地線から出力手段によ
つて誘導電流を取出すときは、少なくとも１個所以上の
鉄塔の接続手段を開故状態に保持するようにしている。
第２図は、この発明の電源装置の一実施例で、電気所の
接地網の接地抵抗を測定する場合の回路例である。
等の絶縁手段によつて架空地線や引込み架空地線を各鉄
塔から電気的に絶縁し、各鉄塔の位置でジャンパー線に
よつて架空地線同志あるいは架空地線と引込み架空地線
とを相互に接続するとともに、このジャンパー線と鉄塔
とを開閉器や放電ギャップ等の接続手段によつて電気的
に絶縁し、架空地線や引込み架空地線から出力手段によ
つて誘導電流を取出すときは、少なくとも１個所以上の
鉄塔の接続手段を開故状態に保持するようにしている。
第２図は、この発明の電源装置の一実施例で、電気所の
接地網の接地抵抗を測定する場合の回路例である。
図面における符号は第１図と同様であり、また１０はジ
アッパー線、１１は鉄塔上部接地線、１２は接地接続点
で開閉器または故電ギヤツプ、１３は絶縁碍子、１４は
第１の開閉器、１５は第２の開閉器、１６は電流計、１
７は電圧計を示す。この第２図に示すように、この発明
の送電線路の電源装置では、鉄塔１８へ絶縁鼾１３を介
して架空地線４または引込み架空地線５を取付けること
により、架空地線４または引込み架空地線５を鉄塔１８
から電気的に絶縁するようにしている。
アッパー線、１１は鉄塔上部接地線、１２は接地接続点
で開閉器または故電ギヤツプ、１３は絶縁碍子、１４は
第１の開閉器、１５は第２の開閉器、１６は電流計、１
７は電圧計を示す。この第２図に示すように、この発明
の送電線路の電源装置では、鉄塔１８へ絶縁鼾１３を介
して架空地線４または引込み架空地線５を取付けること
により、架空地線４または引込み架空地線５を鉄塔１８
から電気的に絶縁するようにしている。
そして、架空地線４または引込み架空地線５をジアッパ
ー線１０で相互に接続するとともに、このジアッパー線
１０と鉄塔上部接地線１１とを、接地接続点１２で接続
する。したがつて、接地接続点１２を切離すことによつ
て、架空地線４または引込み架空地線５は、鉄塔１８お
よび鉄塔の脚部に設けられた接地極２から、完全に絶縁
される。
ー線１０で相互に接続するとともに、このジアッパー線
１０と鉄塔上部接地線１１とを、接地接続点１２で接続
する。したがつて、接地接続点１２を切離すことによつ
て、架空地線４または引込み架空地線５は、鉄塔１８お
よび鉄塔の脚部に設けられた接地極２から、完全に絶縁
される。
そして、電気所６の接地網１の接地抵抗を測定する場合
には、引込み架空地線５と接地網１との間に、第１の開
閉器１４と第２の開閉器１５とを並列に接続し、一方の
開閉器、例えば第２の開閉器１５へ直列に電流計１６を
接続するとともに、上昇電位を検出するための電圧計１
７を接地網１へ接続する。
には、引込み架空地線５と接地網１との間に、第１の開
閉器１４と第２の開閉器１５とを並列に接続し、一方の
開閉器、例えば第２の開閉器１５へ直列に電流計１６を
接続するとともに、上昇電位を検出するための電圧計１
７を接地網１へ接続する。
この状態で、例えば数―遠地までの鉄塔１８の上部接地
線１１を接続点１２で切離して、第１の開閉器１４を“
開”すなわちオフ状態とし、第２の開閉器１５を“閉１
すなわちオン状態とする。
線１１を接続点１２で切離して、第１の開閉器１４を“
開”すなわちオフ状態とし、第２の開閉器１５を“閉１
すなわちオン状態とする。
すると、接地網１へは、ジアッパー線１０によつて直列
に接続された各径間の架空地線４の誘導電流が加算され
て流入し、その接地電位が上昇する。そこで、電流計１
６により流入された電流値１を測定し、また電圧計１７
で上昇電位Ｅを測定すれば、そのときの接地抵抗ＲをＥ
／Ｉで測定することができる。このように、この発明の
送電線路の電源装置によれば、複数個の鉄塔間の架空地
線に誘導される電流を利用することができるので、所望
の値の電流や電圧を得ることが可能となり、例えば接地
網の接地抵抗を簡単かつ正確に測定することができる。
に接続された各径間の架空地線４の誘導電流が加算され
て流入し、その接地電位が上昇する。そこで、電流計１
６により流入された電流値１を測定し、また電圧計１７
で上昇電位Ｅを測定すれば、そのときの接地抵抗ＲをＥ
／Ｉで測定することができる。このように、この発明の
送電線路の電源装置によれば、複数個の鉄塔間の架空地
線に誘導される電流を利用することができるので、所望
の値の電流や電圧を得ることが可能となり、例えば接地
網の接地抵抗を簡単かつ正確に測定することができる。
その上、架空地線４や引込み架空地線５は、測定等のた
めに電源を必要とするときだけ、接地接続点１２で鉄塔
１８やその脚部の接地極２から切離され、通常時には接
地された状態で異常電圧の侵入等に対して作用すること
ができる。次の第３図は、この発明の送電線路の電源装
置の他の実施例を示す回路図である。
めに電源を必要とするときだけ、接地接続点１２で鉄塔
１８やその脚部の接地極２から切離され、通常時には接
地された状態で異常電圧の侵入等に対して作用すること
ができる。次の第３図は、この発明の送電線路の電源装
置の他の実施例を示す回路図である。
図面における符号は、第１図および第２図と同様であり
、また７と８は電流もしくは電圧用の電力変成器または
変圧器、９は電力負荷を示す。この第３図では、架空地
線４を接続するジアッパー線１０と鉄塔１８の上部接地
線１１との接続点を開閉器または放電ギヤツプ１２で開
故状態に保ち、架空地線４や接地接続線の各端へ電力変
成器または変圧器７，８等を取付けて、電力負荷９へ与
えている。
、また７と８は電流もしくは電圧用の電力変成器または
変圧器、９は電力負荷を示す。この第３図では、架空地
線４を接続するジアッパー線１０と鉄塔１８の上部接地
線１１との接続点を開閉器または放電ギヤツプ１２で開
故状態に保ち、架空地線４や接地接続線の各端へ電力変
成器または変圧器７，８等を取付けて、電力負荷９へ与
えている。
この場合には、誘導電流が例えば矢印の方向へ送出され
て、航空障害灯等の外部負荷へ供給される。なお、異常
電圧の侵入に対しては、故電ギヤツプの導通によつて、
安全性が保たれる。
て、航空障害灯等の外部負荷へ供給される。なお、異常
電圧の侵入に対しては、故電ギヤツプの導通によつて、
安全性が保たれる。
また、この第３図の場合には、電力変成器７，８を独立
に取付けているが、これらを直列または並列接続すれば
、さらに大容量の電圧や電流を得ることができる。以上
に詳細に説明したように、この発明の送゛電線路の電源
装置では、架空地線や引込み架空地線を各鉄塔から電気
的に絶縁する絶縁手段と、各鉄塔の位置で架空地線や引
込み架空地線を相互に接続するジアッパー線と、このジ
アッパー線と鉄塔とを電気的に接続する開閉器や故電ギ
ヤツプ等の接続手段と、架空地線や引込み架空地線の誘
導電流を電流または電圧で取出す出力手段とを設け、少
なくとも１個所以上の鉄塔で接続手段を開放状態にして
、出力手段により誘導電流を取出すようにしている。
に取付けているが、これらを直列または並列接続すれば
、さらに大容量の電圧や電流を得ることができる。以上
に詳細に説明したように、この発明の送゛電線路の電源
装置では、架空地線や引込み架空地線を各鉄塔から電気
的に絶縁する絶縁手段と、各鉄塔の位置で架空地線や引
込み架空地線を相互に接続するジアッパー線と、このジ
アッパー線と鉄塔とを電気的に接続する開閉器や故電ギ
ヤツプ等の接続手段と、架空地線や引込み架空地線の誘
導電流を電流または電圧で取出す出力手段とを設け、少
なくとも１個所以上の鉄塔で接続手段を開放状態にして
、出力手段により誘導電流を取出すようにしている。
したがつて、この発明の電源装置によれば、長径間に渉
る架空地線の誘導電流を電流や電圧の形で取出すことが
でき、しかも所望の値の電流や電圧を得ることが可能で
あるから、電圧または電流用の電力変成器等の巻回数を
多くする必要がない、等の多くの優れた効果が得られる
。
る架空地線の誘導電流を電流や電圧の形で取出すことが
でき、しかも所望の値の電流や電圧を得ることが可能で
あるから、電圧または電流用の電力変成器等の巻回数を
多くする必要がない、等の多くの優れた効果が得られる
。
第１図は従来から用いられている送電系を示す概路線路
図、第２図はこの発明の電源装置の一実施例を示す回路
図、第３図は同じくこの発明の電源装置の他の実施例を
示す回路図である。 図面において、１は電気所接地網、２は鉄塔接地極、４
は架空地線、５は引込み架空地線、７と８は電力変成器
または変圧器、９は電力負荷、１０はジアッパー線、１
１は鉄塔上部接地線、１２は接地接続点、１３は絶縁碍
子、１４は第１の開閉器、１５は第２の開閉器、１６は
電流計、１７は電圧計、１８は鉄塔、１９は大地を示す
。
図、第２図はこの発明の電源装置の一実施例を示す回路
図、第３図は同じくこの発明の電源装置の他の実施例を
示す回路図である。 図面において、１は電気所接地網、２は鉄塔接地極、４
は架空地線、５は引込み架空地線、７と８は電力変成器
または変圧器、９は電力負荷、１０はジアッパー線、１
１は鉄塔上部接地線、１２は接地接続点、１３は絶縁碍
子、１４は第１の開閉器、１５は第２の開閉器、１６は
電流計、１７は電圧計、１８は鉄塔、１９は大地を示す
。
Claims (1)
- １ 架空電線、および架空地線と引込み架空地線、これ
らを懸架する複数個の鉄塔とからなる送電線路において
、前記架空地線または引込み架空地線を各鉄塔から電気
的に絶縁する絶縁手段と、各鉄塔の位置で前記架空地線
または引込み架空地線を相互に接続するジャンパー線と
、このジャンパー線と鉄塔とを電気的に接続する接続手
段と、前記架空地線または引込み架空地線の誘導電流を
取出す出力手段とを有し、少なくとも１個所以上の鉄塔
で前記接続手段を開放状態に保持して前記出力手段によ
り誘導電流を取出すことを特徴とする電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53098527A JPS5923171B2 (ja) | 1978-08-12 | 1978-08-12 | 送電線路の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53098527A JPS5923171B2 (ja) | 1978-08-12 | 1978-08-12 | 送電線路の電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5525938A JPS5525938A (en) | 1980-02-25 |
| JPS5923171B2 true JPS5923171B2 (ja) | 1984-05-31 |
Family
ID=14222134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53098527A Expired JPS5923171B2 (ja) | 1978-08-12 | 1978-08-12 | 送電線路の電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923171B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6487018A (en) * | 1987-09-30 | 1989-03-31 | Anritsu Corp | Working method for sheet metal |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4995159A (ja) * | 1973-01-18 | 1974-09-10 | ||
| JPS5020294A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-04 | ||
| JPS514593A (ja) * | 1974-06-29 | 1976-01-14 | Sankosha Co Ltd |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS498737U (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-25 |
-
1978
- 1978-08-12 JP JP53098527A patent/JPS5923171B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4995159A (ja) * | 1973-01-18 | 1974-09-10 | ||
| JPS5020294A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-04 | ||
| JPS514593A (ja) * | 1974-06-29 | 1976-01-14 | Sankosha Co Ltd |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5525938A (en) | 1980-02-25 |
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