JPS5930866B2 - 人体局部洗浄装置のノズルパイプ取付構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

１は便器、２は暖房便座、３は便蓋、４は温水タンク、
そして５は缶詰タンクである。

前記便器１はボルト６によって床Ｉに固着されている。

前記暖房便座２と便蓋３は、前記便器１の後方ヒンジ部
１ａに設けられたピン８の回りに回動可能に設けられて
いる。

ところで、前記便器１の後方ヒンジ部１ａは、第７図に
示す如き形状をしたプレート９を介して、ネジ１０によ
って前記便器１の後方に固着される。

つ捷り、前記プレート９は、第７図に示す如く、両側に
取付部９０，９１、そして一方の取付部９０側にノズル
収納部９２を一体的に有している。

前記プレート９は、一方の取付部９０に２つの取付穴９
３が設けられ、前記便器１の後方にネジ１０によって固
着される。

また、このプレート９は、他方の取付部９１に３つの取
付穴９４が設けられ、前記温水タンク４がボルト９５に
よって固着される。

前記便器１は、パイプ１１によって缶詰タンク５に連結
されている。

次に、前記温水タンク４の構成について説明する。

この温水タンクは、下方の容器４０から一体的に延在す
るステー４１ａが、前記プレート９にボルト９５によっ
て取付けられることによって、固定されている。

４１は前記容器４００カバーで、上方に水量調節ダイヤ
ル４２と、暖房便座切換ダイヤル４３と、そして電源切
替えダイヤル４４が設けられている。

前記カバー４１は、カバー４１のボス部４３７と容器４
０のボス部４３８が当接する様に、即ち第１０図で示す
如くボルト４８によって固定されている。

カバー４１は環状突出部４３９を、前記ダイヤル数だけ
有している。

一方ダイヤル４２０カバー４１側面は、前記突出部４３
９に第１０図に示す如く適当なスキマを有して嵌合する
様な段部４２ａを有し、この為防水上極めて有効である
。

他方ダイヤル４３．４４も、前記一方ダイヤル４２と同
じように配慮されているため、防水上極めて有効である
。

４５は前記カバー４１の側方に回動可能に設けられた操
作レバーで、前記便器１内に延在するノズルパイプ４６
を一体的に有している。

このノズルパイプ４６の先端には、ノズル４７が設けら
れている。

前記温水タンク４の内部は、次のようになっている。

つ捷り、ノズルシリンダー４０１は、タンク４０に設け
られているボアー４０ａに回動自在に嵌合しており、一
方向へはワッシャ４０２を介してＥリング４０３で、他
方へはワッシャ４０４を介してＥリング４０５で動きを
止められている。

カラー４０ｄは、タンク４０に一体的に嵌合している金
属カラーである。

操作レバー４５は、ノズルシリンダー４０１の一端にピ
ン４０６で固定されているレバーブツシュ４０７に、突
出部４５ａカ係合し、そして、ボルト４０８でノズルシ
リンダー４０１に固定され、ている。

ノズルパイプ４６の一端は、ノズルシリンダー４０１の
他端のボアー４０１ａに嵌合し、又、その先端部はＶ字
状になっており、シリンダー４０１に圧入されている４
０９と係合している。

ナツト４１０は、シリンダー４０１とネジ係合し、パイ
プ４６に嵌合しているスリープないしオリーブ４１１を
締付することにより、シール作用を行っている。

ディスク４１２は、通常ゴム等の弾性体で出来ており、
ナツト４１０の外周ミゾ４１０ａに装着され、外部から
の水侵入を緩和する働きをしている。

スリーブ４１３は、タンク４０にネジ嵌合し、前記ブツ
シュ４０７のｖミゾ４０７ａに係合するボール４１４と
ボール４１４を押圧するコイルバネ４１５を内蔵してい
る。

Ｏリング４１６，４１７にζ シリンダ４０１に設けら
れたミゾに各々装着さね、水シールの作用をしている。

レバー戻しバネ４１３は、一端をタンク４０に間接的に
固定されているブラケット４１９に、他端を屈折自在な
鎖４２０を介してビス４２１によってブツシュ４０７に
固定されている。

スイッチ４２２はタンク４０に直接的に固定されている
スイッチブラケット４２３に固定されている。

スイッチアーム４２２ａはブツシュ４０７に設けられて
いるカム面４０７ｂに摺動可能な状態で常時当接してい
る。

段部４０７ｃ、４０７ｄは、前記ブツシュ４０７にＲｋ
ｊられており、タンク４０の突出部４２４に当接し、操
作レバー４５のストッパーの役割を果している。

ニードルバルブ４２５は、タンク４０の吐出ロ４２６０
弁座部に当接するバルブ４２５ａを有しており、バルブ
ガイド４２７とネジ嵌合している。

バルブガイド４２７は、タンク４０の穴４０ｂじ嵌合し
ているが、その一端４２７ａは略六角状になっており、
ガイド４２７が穴４０ｂ内乞回動しない構造となってい
る。

Ｅ リング４２８′は、バルブ４２５に嵌合しており、
バルブ４２５・の抜は止めの為にある。

０リング４２９および４３０は、シールの為にある。

タンク４０に設すられているバイパス４３１は、穴４０
ａと４０ｂを連通しており、プラグ４３２で外部は閉塞
されている。

プレート４３５はスイッチ４２２の防水用板である。

ここで、本発明の要旨である前記ノズルパイプ４６の取
付構造を第１５図に基づいて更に詳細に説明する。

先ず、前記ノズルパイプ４′６ｏガタ止め構造について
説明する仁、一方先端にノズル４７を有するノズルパイ
プ４６の他方先端に、７字形状をした切欠き４６０を、
管端軸方向に“開”とするように設り、この切欠き４６
０に、前記ノズルシリンダ４０１に圧入されたピン４０
９が係合している。

この係合関係は前記Ｖ字形状をした切欠き４６０の底Ｒ
が前記ピン４０９０半径Ｒ′より１小”となっているた
め、両者が噛み合ったとき、相互にガタが生じることは
ないように設計されている。

更に、前記ノズルパイプ４６の脱着可能な構造について
説明すると、前記ノズルパイプ４６がガタが生じないよ
うに取付ける前に、あらかじめナツト４１０と締付部材
としてのオリーブ４１１を嵌挿させ、前述の如くしてガ
タが生じないように組付けた後に、ノズルシリンダ４０
１の先端にナツト４１０を螺着させると、前記オリーブ
４１１が締付けられてシール効果を発揮するようにして
組付けられる。

このため、前記ノズルパイプ４６は容易に脱着可能であ
る。

次に、前記密語タンク５の構成について説明する。

この密語タンク５は、前記便器１の、後方に固着された
容器５０とミ該容器５０の蓋５１と、前記容器５０の底
部５０ａに設けられた水中ポンプ５２と、そして前記容
器５０の前面に設けられた排水ハンドル５３とから成る
。

５４はボールタップ、そして５５は図示しない水源から
の水の流入口である。

最後に、各構成部材の連結構成について説明する。

１００は電源コードで、その先端にプラグ１０１が取付
けられ、前記温水タンク４に導通している。

１０２は前記水中ポンプ５２と温水タンり４とを導通せ
しめるコードである。

１０−４は前記暖房便座２用のコードである。

１０５はアース用コードである。

グロメット５０１は、前記コード１００，１０４，１０
５を結束し、更に耐屈曲性を増巾させる為の成形品であ
る。

グロメット５０２は、前記コード１０２の耐屈曲性を増
巾させる為の成形品である。

グロメット５０１と５０２は、互いにその一端が接する
様にしテ容器４０と容器カバー４１の各々の切欠部間に
装着されている。

そして１０３は前記水中ポンプ５２と温水タンク４の容
器４０に設けられたインレット４９に連通ずるパイプで
ある。

以上の如き構成において、操作レバー４５を停止位置Ｐ
１ よりレバー戻しバネ４１８に抗して十分に洗浄し
た後、操作レバー４５を手動で停止位置Ｐ１へ戻すとス
イッチ４２２の接点は開となり水中ポンプ５２は停止し
ノズル４７からの噴出が止まる。

レバー戻しバネ４１８はこの時ノズル４７が確実に収納
位置Ｐ、へ戻させる働きをする。

−以上の如ぐ本発明によれば、温水タンクの容器にボア
が形成されたノズルシリンダを回転可能に保持せしめ、
前記ノズルシリンダには前記ボアを半径方向に貫通する
ようにピンを植設し、一方端にはノズルを備えたノズル
パイプの他方端に、前記ピンの半径より径小なる底を持
つＶ字形切欠きを形成し、前記ノズルノ（イブを前記ボ
アに嵌合したとき、前記ピンと前記Ｖ字形切欠きとが係
合するようにして人体局部洗浄装置のノズルパイプ取付
構造を構成したので、前記ノズルパイプのガタを防止で
きる。

また温水タンクの容器にノズルシリンダを設け、該ノズ
ルシリンダにあらかじめナツトとオリーブを嵌挿させた
ノズルパイプを取付け、それから前記ノズルシリンダの
先端に前記オリーブが締付けられた状態となるまで前記
ナツトを螺着せしめたため、前記オリーブが締付けられ
てノズル外周からの水漏れ防止のシール効果妥廃ｉする
と同時に、前記ピンとＶ字形状切欠きの相対的係合を保
持しつつ、前記ノズルシリンダとノズルパイプを一体化
させることができる。

以上の如く、本発明によれば前記ナツトの螺着のみで容
易にシール効果が発揮できるため、ノズルの脱着交換が
極めて容易に可能である。

【図面の簡単な説明】

図は全て本発明人体局部洗浄装置の一実施例を示すもの
で、第１図は一部切断正面図、第２図は第１図矢示Ａ方
向より見た左側面図、第３図は第１図矢示Ｂ方向より見
た平面図、第４図は第３図矢示ｃ−ｃ’線に沿って切断
した断面図、第５図は第２図矢示Ｄ−Ｄ’線に沿って切
断した拡大断面図、第６図は第３図矢視Ｅ方向より温水
タンクを見た拡大正面図、第７図は第３図に示されたプ
レートを分り易く示した単品の正面図、第８図は第３図
矢示Ｆ−Ｆ’線に沿って切断した拡大断面図、第９図は
第８図矢示Ｇ−Ｇ’線に沿って切断した断面図、第１０
図は第３図矢示Ｈ−Ｈ’線に沿って切断した部分拡大断
面図、第１１図から第１２図１での図は第１０図矢視■
部拡大断面図で、第１１図に肛門洗浄時、第１２図にビ
デ洗浄時の流路構造を示した断面図、第１３図は洗浄水
の概略回路図、そして第１４図は使用時の部分断面図で
ある。 更に、第１５図は第８図Ｙ −Ｙ’線に沿って切断した
要部拡大断面図である。 １：便器、４：温水タン久 ４０：容器、４６：ノズル
パイプ、４７：ノズル、４０１：ノズルシリンダ、４０
１ａ：ボアー、４０９：ピン、４１０：ナツト、４１１
ニオリーブ、４６０：切欠き。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 便器の横位置に温水タンクを有する人体局部洗浄装
   着において、前記温水タンクの容器にボアが形成された
   ノズルシリンダを回転可能に保持せしめ、前記ノズルシ
   リンダには前記ボアを半径方向に貫通するようにビンを
   植設し、一方端にはノズルを備えたノズルパイプの他方
   端には、前記ピンの半径より径小なる底を持つＶ字形切
   欠きを形成し、前記ノズルパイプを前記ボアに嵌合した
   とき、前記ビンと前記Ｖ字形切欠きとが係合するように
   してなる、人体局部洗浄装置のノズルパイプ取付構造。