JPS593075A - 超硬ケ−スのバンド蝋付加工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、超硬材質を用いた腕時計用ケースに於いて、
胴とバンドの接合固定力法に関するものであり、超硬材
質の胴にバンドを接合し、一体感のあるケースの実現と
キズのつきにくい、ドレスケースの実埃を目的としたも
のである。

従来のドレスケースは、ケースの表面に装飾用の模様な
り、凹凸仕上を施こしたもの、あるいはここ数年の傾向
として胴とバンドが一体感のある接合方法を施こして、
腕にフィツトし、かつ表面に各種仕上を施こしたものが
多くなっている。

具体的には、ステンレス材胴とステンレス材バンドを蝋
付等により接合したものが多く、表面仕上けとしては、
砥石、或いはダイヤモンド仕上などによるファセテング
又は、クロスカット仕上げ等がある、 ドレスケースに必要とされることは、装飾品としての価
値感であ−る。

従来の方法での第一の問題点は、ケース表面仕上部分の
キズ等による外観品質の低下である。従来のほとんどの
ケースは、購入時のきわめて美しい仕上状態のものも使
用に際しては、キズ、摩耗等により、当初持っていた仕
上面を大きく損ねてしまうことになる、 胴とバンドの材質的な組み合わせは、ＳＵ日胴とＳＵＳ
／＜ンド又はニッケル合金材バンド、Ｂ日材十メッキ胴
とＳＵＳバンド又はニッケル合金材バンド等の材料を使
っており、材質の表面硬度はビッカース硬１ｉＨＶ１０
０〜１５０の範囲にあり、表面仕上部分がキズで損わず
にいるのは不可能である。

第二の問題点は、上記の問題点を解消丁べく、炭化物、
窒化物、酸化物等の超硬材ケース（おおむね硬度はＨＶ
７００以上、好１しくはＨＶ１００Ｏ以上）が生み出さ
れているが、この超硬材の欠点である、カケ、組織破壊
、ハクリ弱さく靭性なし）力）ら胴とバンドの直接接合
が不可能である。

本発明は、前述の問題点を解消するものであシ超硬材の
持つ、ハードな仕上面の良さ全ドレンシーなモデルに生
か丁ものであシ、ドレスケースの代表的構造ともいうべ
き一体感のあるバンド蝋付ケースを超硬材質ケースにて
実現しようというものである。

本発明の第一の実施例を第１図乃至第４図で示″ｆ。

超硬材胴１のバンド４との接続部に接合用の溝（切込部
）１ａを設け、該超硬鋼１と金属バンド４との結合用の
別部材（接合部材）２を超硬鋼１の接合溝１ａに嵌め込
み、溶接により仮付する。

超硬鋼１に溶接された接合部材２は、通常の金属でよく
、例えば黄銅、洋白、ステンレススチール、スチール等
が用いられ、超硬鋼１の１６面より若干（蝋伺適正隙間
分のみ）迫シ出させ、接合部材２の端間２ａとバンド４
の端面とを、蝋付の際８贋な適正隙間３を利用して溶接
及び蝋付を行なう。

この方法での特色は、超硬鋼１とバンド４の接合を、接
合部材２を介して行なうことにより、超硬鋼１とバンド
４のそれぞれに８賛となれる抵抗溶接面積を与え得るこ
とができ、前述した如く超硬材質の欠点をカバーすると
同時に、溶接・蝋付性をも同上せしめることである。又
超硬材の持つ高い機能を生かし、キズ等による外観品質
を損ねることもなく、半永久的に外観品質を維持するこ
とと、ドレスウォッチとして一体感のある、超硬鋼１と
バンド４の接合を可能とすることである。

第４図は、第一の実施例の応用であり、超硬鋼７とバン
ド１０との接合部に丸又は異形の穴７ａを設け、該超硬
鋼７と該バンド１０との結合用の丸又は異形の接合部材
８を、超硬鋼７の接合穴７ａに嵌め込み、溶接により仮
付する、以下の溶接又は蝋刺方法については、第１図乃
至第３図で詳説した内容と同一方法で行なう。

この方法の特色については、第１図乃至第６図での内容
と同じである。

不発明の第二の実施例を第５図で示す。

超硬鋼１３のバンド１６との接合部に、接合用の溝１３
ａを設けることについては、第１図乃至第５．図と同じ
方法であるが、超硬鋼１３とバンド１６との接合用の接
合部材を超硬銅接合＠　１３　ａの形状に合わせ、プレ
スにて折り曲げ、切断よりの接合部材を用いて超硬鋼１
３に浴接による仮付を行なう。

バンド接合部１６ａの形状は、超硬鋼１３及び接合部材
１４に合わせ、以下第一実施例と同じく接合部材１４を
介して、溶接、蝋付する方法である。

この方法の％伜は第一実施例と同じであるが、第一実施
例と異なる点は、超硬鋼１３とバンド１６との接合部材
１４は、プレス上り品を使うことにより、コスト安をね
らうものである。

以上前述した如く、超硬材の持つ・・−ドな特性と価値
感を生かし、ドレスウォッチとしての外観仕上品質の永
久保持と、一体感のあるバンド付超硬ケースの実現によ
シ、市場性を高め、真に消費者の望み得る腕時計を提供
することが可能となる、

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は、本発明の第一の実施例を示す。 第１図は、超硬鋼とバンドの接合部分を示す断面図であ
シ、第２図は、第１図の接合部分の拡大断面図。第３図
は、第１図の接合部分の平面図。 第４図は１本発明の第一実施例の応用例を示す超硬鋼と
バンドの接合部分を示す平面、断面図。 ｉ！！５図は、本発明の第二実施例を示す、超硬胴とバ
ンドの接合部分の平面・断面図２ １．７ｅ、１３・・・超硬網 ２＋８．１４・・・接合部材 ３．９．１５・・蝋付用適正隙間 ４．１０．１６・・・バンド ５．１１．１７・・・蝋句部分 ６．１２．１８・・・ガラス（腕時計用）以　　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炭化物及び窒化初更には酸化物の少なくとも１種の材質
   を用いた超硬ケースに於いて、超硬胴の外聞の全周又は
   一部に溝を形成し、該溝に金属の間隙部材又は接合部材
   （以下接合部材と云う）を配設し、該接合部材の外周端
   面に金属バンドを接し、接合部材を介して超硬胴と金属
   バンドをＩ！ｌｌｌ！接又は蝋付接合せることを特徴と
   する超硬ケースのバンド鑞着加工法。