JPS593067B2 - コタイサツゾウタイ - Google Patents

コタイサツゾウタイ

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JPS593067B2
JPS593067B2 JP50119259A JP11925975A JPS593067B2 JP S593067 B2 JPS593067 B2 JP S593067B2 JP 50119259 A JP50119259 A JP 50119259A JP 11925975 A JP11925975 A JP 11925975A JP S593067 B2 JPS593067 B2 JP S593067B2
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JP
Japan
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carrier
solid
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JP50119259A
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JPS5243318A (en
Inventor
成之 越智
良昭 萩原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS5243318A publication Critical patent/JPS5243318A/ja
Publication of JPS593067B2 publication Critical patent/JPS593067B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 例えば電荷結合素子CCDを使用した固体撮像体で、イ
ンタラインシフト方式を採ろものの代表 。
的な構成例は第1図に示す通りである。第1図はその原
理的な説明図であつて、共通の半導体基体1上にマトリ
ックス状に配列した夫々1絵素として構成される多数の
受光部2と、水平走査方向における受光部2の数即ち水
平絵素数と同じ数だけ設けられた垂直方向にのびる垂直
シフ5 トレジスタ3と、更に出力端子側に蓄積電荷(
キャリヤ)を転送させるための水平シフトレジスタ4と
から、この固体撮像体10が構成される。
この固体撮像体10から撮像出力を得るには、まず各受
光部2で蓄積された光情報に基づく少数10キャリヤを
一旦垂直ライン毎に、垂直シフトレジスタ3に転送(パ
ラレル転送)し、次いで各垂直シフトレジスタ3により
順次垂直方向に転送(シリアル転送)すると共に、水平
シフトレジスタ4を通じてその蓄積キャリヤを1水平走
査毎に読出15す。このようにすれば、水平シフトレジ
スタ4の出力端子に目的の撮像出力を得ることができる
。ここで、受光部2の垂直列と垂直シフトレジスタ3と
は交互に空間配置されているから、この転送方式を一般
にはインタラインシフト(又はインフ0 タライントラ
ンスフア)方式と称するものである。なお、第1図に示
されろ複数の矢印はキャリヤの転送方向を示すが、イン
タレース的な走査方式を採用する場合では、破線矢印が
或る偶数フィールドでの転送を示すことになる。依つて
、奇数フッ5 イールドでは実線矢印のみ転送される。
なお、第1図に示した固体撮像体において、その水平走
査方向に関して奇数番目の絵素を2aとし、偶数番目の
絵素を2bとする。又、奇数番目の水平走査線を5aで
、偶数番目のそれを5bでEO示す。6はゲート領域を
示す。
これは各絵素2に蓄えられたキャリヤを読出し、この読
出されたキャリヤを所望とするときに垂直のシフトレジ
スタ3に転送するために設けられたものであろ。この場
合キャリヤ読出し方向は転送方向aと直交する15方向
、つまり水平走査方向である。ところで、上述した垂直
シフトレジスタ3にはキャリヤを夫々水平シフトレジス
タ4側に転送するため転送用の電極が設けられ、これら
電極に夫夫所望とする転送信号が供給される。
以下説明する例は2相クロック方式である。それがため
、電極は例えば第2図で示すように設けられる。この図
はキヤリヤ転送方向aを切断面とするものであつて、第
1の電極φ1と第2の電極φ2とが転送方向aに向つて
順次交互に配されるが、これら電極φ1,φ2は夫々転
送用電極φ1T,φ2Tと蓄積用電極φ1S,φ2Sと
から構成される。従つて、まず蓄積用電極φ1S.φ2
Sは基体1の主平面1a上にSiO2等の絶縁層11を
介して被着形成される。これに対し、転送用電極φ1T
,φ2Tは絶縁層11の厚みを更に厚くした上で、しか
も前後する電極φ1S,φ2Sの一部を含むようにその
配置関係が選定された状態で被着形成される。なお、絶
縁層11の厚みを異ならせたのは、夫夫の電極によつて
形成されるポテンシヤルウエルに差を与えるためである
従つて、電極φ1,φ2に印加される転送信号のレベル
(電圧)に差を与えれば、例えば図に示すような転送方
向aに向つて順次そのウエルが深くなる階段状の連続し
たポテンシヤルウエル12を形成でき、キヤリヤを矢印
a方向つまり転送方向aに確実に転送できるようになる
これら電極φ1,φ2と各絵素2との相対的な位置関係
は、第3図で示すように転送及び蓄積の各電極と夫々対
向するような位置に絵素2が配される。
ポテンシヤルウエル12との関係を第2図ABに示す。
従つて、例えば奇数番目の絵素2aに蓄えられたキヤリ
ヤはゲート電極6下の領域(特に図示せず)を通じて読
出されたのち、夫々蓄積電極φ1S,φ2S直下のウエ
ルに蓄えられる。ところで、垂直シフトレジスタ3の実
際の大きさは数μ〜数10μと極めて小さく、しかも転
送方向aの長さはその巾よりもずつと短かいので、電極
φ1,φ2を取着する際のマスク合せに誤差が生ずると
、その誤差による影響が強くあられれる。例えば、第2
図Cで示すように転送方向aに対し、ΔTだけずれて電
極が取着された場合には、ポテンシヤルウエル12と絵
素2との関係は同図AとCとの関係に等しい。そのため
、蓄積電極φ1S,φ2S直下のウエルに転送されるべ
きキヤリヤは異なる蓄積電極φ2T,φ1T直下のウエ
ルに転送されてしまう。すなわち、誤つた転送がなされ
る致命的な欠点が生ずる。又、転送電極φ1T,φ2T
とゲート電極6とは絶縁層11の厚みを同じくするばか
りでなく、夫々同一レベルの信号で駆動されるを普通と
するから、キヤリヤの転送中、誤つてこのキヤリヤがゲ
ート領域側に再注入されるおそれもある。
このような誤つた転送及びキヤリヤの再注入はいずれも
画質の劣化につながる。本発明はこのような点を考慮し
、特に各絵素2に蓄えられたキヤリヤを読出すにあつて
、その読出し方向をキヤリヤ転送方向と同じく垂直方向
とすることによつて、上述の欠点を一掃したものである
以下図面を参照して本発明を説明するも、この固体撮像
体は従来とは全く異る絵素配列パターンをとる。
まず、この基本パターンを第4図を用いて説明する。す
なわち、この固体撮像体10は、各垂直列に配された絵
素群の夫々が夫々の垂直シフトレジスタを利用するので
はなく、隣り合う絵素群で1本の垂直シフトレジスタを
使用する如く共用する構成である。それがため、垂直シ
フトレジスタ3は2本の絵素群の間に配され、夫々の絵
素群で得たキヤリヤをこの1本の垂直シフトレジスタ3
で転送するようにしている。又、これら複数の絵素にあ
つては、垂直シフトレジスタ3に関してジグザグパター
ン状に配列される。
図の例ではインターレース走査方式を採用しているため
、夫々2個の絵素を1組としてこれがジグザグに配列さ
れる。そして、絵素の省略された領域を含むように垂直
シフトレジスタ3の領域が拡大される。
なお、この領域が拡大された部分をシフトレジスタ3の
拡大部3Aと呼称すれば、これら拡大部3Aも又ジグザ
グパターンとなる。
ここで、拡大部3Aで夫々囲まれるシフトレジスタ3の
領域を狭隘部3Bとしよう。第4図において、8はチャ
ンネルストッパーの領域で、垂直シフトレジスタ3及び
複数の絵素2を夫々取りかこむように形成されている。
テヤンネルストソパ一8の領域内には絵素2の余剰キヤ
リヤを流すためのオーバーフロードレイン領域9が設け
られるも、この領域9の導電型式は基体1のそれとは異
る導電型式をとり、従つて、基体1がN型なら領域9は
p+型に選定される。チヤンネルストツパ一8はN+で
ある。このように固体撮像体10を構成すれば、その詳
細な説明は省略するも、まず、第1に絵素数及び垂直シ
フトレジスタ3の数を夫々従来の2/3程度にしても、
垂直相関を利用することによつて画質は殆んど劣化しな
い。
そのため、解像度を劣化させることなく構成の簡略化を
図りうるものである。第2は垂直シフトレジスタ3の面
積を拡大できるから、その詳細な説明は割愛するも、キ
ヤリャ転送効率を格段に向上できる特徴を有する。本発
明による固体撮像体はこのようなジグザグパターンの固
体撮像体を母体とし、これを更に発展させたものであつ
て、絵素の配置及びこれら絵素のキヤリヤ転送が特徴あ
る部分である。第5図以下を参照して本発明による固体
撮像体を説明するも、第6図は第5図に示した固体撮像
体10の各部における縦断面図、第7図は同様にその横
断面図を夫々示し、依つて以下の説明ではこれら断面図
を含めた上で本発明の構成等を詳細に説明しよう。
まず、固体撮像体10の概略から説明を付記するも、第
5図において右下りの斜線の施された領域は垂直シフト
レジスタ3の領域を示し、図のように拡大部3Aと狭隘
部3Bとから構成され、拡大部3Aはジグザグに配列さ
れるは云うまでもない。
そして、これら複数の拡大部3Aと対向して夫々複数の
絵素が配列形成されるも、本発明では以下述べるような
状態に絵素が配列されるものである。なお、以下説明す
る例では絵素2aをSAlとし、他方の絵素2bをSA
2とする。本発明では夫々の絵素SAl,SA2に蓄え
られたキャリヤは水平走査方向ではなく、垂直走査方向
に転送される。
一方の絵素SAlから説明するも、この絵素SAlのキ
ヤリヤの読出し方向はキヤリヤ転送方向aと並行ではあ
るがその向きは反対である。
それがため、ゲート領域STlは絵素SAlと拡大部3
Aとの間で、しかもこの拡大部3Aの水平走査方向と並
行な側面14側に位置するようにして形成されるもので
ある。他方の絵素SA2のキヤリヤの読出し方向は上述
とは反対にキヤリヤ転送方向aと同一方向である。ST
2はゲート領域を示す。そして、これら絵素SAlとS
A2の間及び垂直シフトレジスタ3との間にはチャンネ
ルストッパー8Bが形成される。
このテヤンネルストソパー8Bは、垂直シフトレジスタ
3とほぼ平行になされた主チャンネルストッパー8Aか
ら延びた補助チヤンネルストツパ一で、その平面形状は
T字状をなす。これら主及び補助よりなるチャンネルス
トッパー8の全領域を左下がりの斜線で示す。なお、主
チヤンネルストッパ一8A内に破線をもつて図示した半
導体領域はオーバーフロードレイン領域9を示し、この
領域9と複数の絵素SAl,SA2との間に設けられた
領域0G1,0G2は余剰キヤリヤをこの領域9に流す
ためのゲートである。このように、絵素SAl,SA2
及びチヤンネルストツパ一8の位置関係を選定すると共
に、キヤリヤの読出し方向を転送方向aと同じくすれば
、キヤリヤを垂直シフトレジスタ3に転送する場合、そ
の転送領域を如何なる条件のもとにおいても固定するこ
とができる。
ところで、ゲート領域STl,ST2に設けられる電極
はこのゲート領域STl,ST2に接する電極φ1,φ
2と共通になされるも、これら電極で形成される領域に
あつて、蓄積領域φ1S,φ2Sと転送領域φ1T,φ
2Tとは夫々絶縁層の厚みを異にしているは前述した通
りであるが、ゲート領域STl,ST2との関係は、第
6図で示すようにゲート領域に隣接する領域、すなわち
この例では蓄積領域φ1S,φ2Sに形成されるウエル
よりもゲート領域STl,ST2に形成されるウエルの
方が浅くなるように絶縁層11の厚みが選定される。
従つて、この例ではゲート領域STl,ST2の絶縁層
11の方が厚い。こうすることにより、キヤリャの再注
入を防止している。なお、第5図以下の説明では、電極
φ1,φ2の構成は2層構成とすることなく、1層構成
をとつた場合である。
そのため、夫々の電極φ1T〜φ2Sを電極領域φ1T
〜φ2Sとして説明する。次に、本発明による固体撮像
体10のキヤリヤ蓄積及びその転送方法の概略を説明す
る。まず、第8図は第5図の−線上の断面図で、キヤリ
ヤの蓄積状態を示す。この例ではインターレース走査方
式の構成例であるから、一方の絵素SAlの光量に応じ
たキヤリヤを転送する場合につき説明を付記しよう。絵
素SAl,SA2にキヤリヤを蓄積するには例えば、同
図Aのようなポテンシヤルウエル12が得られるように
各電極に加える信号の電位関係を選ぶ。こうすれば、絵
素SAl,SA2共にキヤリヤが誘起されるから、次の
瞬間同図Bで示す如くポテンシヤルウエル12を変更す
ることによつて、絵素SAlのキヤリヤはゲート領域S
Tlを通じて蓄積領域φ1S下に蓄えられる。この場合
、ゲート領域STlには電極φ1T,φ1Sと同じ電極
電圧が印加されるため、ゲート領域STlのポテンシヤ
ルは絵素SAlのポテンシヤルより深くなり、従つて絵
素SAlのキヤリヤは電極φ1S側に転送される。
しかし、他方のゲート領域ST2には電極φ2Tφ2S
と同じ電圧が印加されるため、ゲート領域ST2のポテ
ンシヤルは絵素SA2のポテンシヤルよりも浅く、その
ため絵素SA2のキヤリヤは電極φ2S側には転送され
ない。
蓄積領域φ1S下に蓄えられたキヤリヤは水平走査周期
で水平シフトレジスタ4側に転送される。
第9図はこの転送状態を示し、第8図Bの状態は第9図
Aの状態と等価であるから、各蓄積領域φ1Sに蓄えら
れたキヤリヤは、同図Aのポテンシヤルウエル12の状
態より同図Bのポテンシヤルに変えれば、矢印で示すよ
うに次の蓄積領域φ2Sに転送される。従つて、この動
作を繰り返えせば、水平シフトレジスタ4にキヤリヤを
転送できるものである。なお、垂直シフトレジスタ3に
設けられる電極φ1,φ2の形成位置は次の如く定める
すなわち、狭隘部3B上に取着される電極は第2の電極
φ2であり、しかも、この狭隘部3Bには転送領域φ2
Tが位置するように選定される。この場合、補助ナヤン
ネルストソパ一8Bにあつて、レジスタ3と並行な領域
16の転送方向aにおける前縁16aと、第2の電極φ
2の前縁すなわち、転送領域φ2Tの前縁17とが少く
とも一致するようにその位置関係が選定されるものであ
る。
次に、これらの電極選定条件を満足する電極形成の一例
を示すに、第5図に示す例のうち狭隘部3Bの長さLN
よりも、転送領域3Bの長さLTの方が長くなされた場
合の一例を、第10図Aにその拡大平面図をもつて示す
従つて、その断面図は同図Bで示すようになる。ここで
、第1及び第2の電極φ1,φ2には夫々所望とする転
送信号が供給されるから、この転送信号に基づくポテン
シヤルウエル12は夫々の領域φ1S.φ1T,φ2S
,φ2Tに対応して1点鎖線で図示する如く階段状のウ
エルとして得られるは前述した通りである。
しかし、狭隘部3Bに形成されるウエルは正規の深さよ
りΔWaだけ浅くなるので、ここのウエルは破線図示の
如くなる。その理由は以下述べる通りである。すなわち
、固体撮像体10の設計上、狭隘部3Bの巾(転送方向
aと垂直な方向を指す)は非常に狭く(一例として10
μm程度)ならざるを得ず、しかも、この巾方向には夫
々チャンネルストッパー8が存在するので、このテヤン
ネルストンパ一の影響で、狭隘部3Bの直下に形成され
るべきポテンシヤルウエル12の深さが設計値より浅く
なつてしまう。
今、ΔWaだけ浅くなつたものとすれば、このポテンシ
ヤルΔWaは通常、絶縁層11の厚みの違いに基づくポ
テンシヤル差Δtよりも大きくなる可能性がある。とこ
ろで、電極φ1,φ2に供給される転送信号のレベル差
を選ぶことによつて、電極φ1直下に生成されるウエル
と、電極φ2直下に生成されるウエルとのポテンシヤル
差ΔWcは任意に変えることができる。
そこで、今少くともΔWc〉ΔWaとなるように転送信
号のレベルを選定したものとすれば、ΔWaだけ浅くな
つたウエルによつても、転送方向aに向つてそのウエル
は順次深くなるようになるから、例えば第1の電極φ1
における蓄積領域φ1Sにキヤリヤが蓄えられていた場
合には、このキヤリヤを他方の蓄積領域φ2Sまで確実
に転送できるようになる。
すなわち、電極関係をこのように選定すれば、狭隘部3
Bの影響を受けることなくキヤリヤの転送を行いうる。
狭隘部3Bの影響を受けないでキヤリヤ転送が可能な電
極関係は、第10図の例のほかにも考えられる。
第11図及び第12図に夫々他の例を示すも、第11図
の例は狭隘部3Bの全長LNに亘つて転送領域φ2Tの
長さLTが選定された場合であり、第12図の実施例は
LN>LTに選定した場合の実施例である。これらの実
施例におけるポテンシヤルウエル12は第11図B及び
第12図Bに夫々示すようになるから、キヤリヤの転送
は可能である。要するに、補助チャンネルストッパー8
Bの並行領域16における前縁16aと、第2の電極φ
2における転送領域φ2Tの前縁17とが一致するよう
に、転送領域φ2Tの位置関係を選定しさえすればよく
、この転送領域φ2Tの長さLTには無関係である。次
に、このような条件を満足しない場合の転送状態を第1
3図及び第14図を夫々用いて説明しよう。
まず、第13図Aで示すように、狭隘部3Bに第1の電
極φ1の蓄積領域φ1Sを位置させた場合には、そのポ
テンシヤルウエル12は第14図Aで示す如くなり、キ
ヤリヤは転送できない。
第13図Bは第2の電極φ2における転送領域φ2Tの
前縁17が領域16の前縁16aより手前に位置するよ
うに選定した場合で、このようにすると、第14図Bか
らも明らかなように、拡大部3A直下の転送領域φ2T
が存する部分は浅くならないが、狭隘部3B直下のウエ
ルが浅くなるからキヤリヤは転送できなくなる。第13
図Bの設例とは逆に転送領域φ2Tの前縁17が狭隘部
3Bの内部に存する如く選定されている第13図Cの場
合には、そのポテンシヤルウエル12は第14図Cに示
す如くなるから、前の場合と同様にキヤリヤの転送は行
なえなくなる。
ところで、以上のように構成された固体撮像体10を利
用して映像信号を得る場合の一例を次に説明する。第5
図の例はインターレース走査を考慮した構成になつてい
るので、例えば奇数フイールドでは、5aの偶数番目の
水平走査線上に位置する絵素が存在する″垂直例では、
1H(Hは1水平走査期間)前の、つまり5aの奇数第
目の水平走査線上に位置する絵素のうち奇数番目の絵素
の情報を使用する必要がある。偶数フイールドにおいて
も同様である。そのため、この固体撮像体10から撮像
出力を得るにあつてはその回路系を第15図で示すよう
に構成すればよい。
図において、21は被写体、22は光学レンズ系、23
は1Hの遅延回路、24は1絵素毎に反転するスイッチ
で、現時点の光情報と、1H前の光情報を1絵素毎に交
互に読み出し、1Hの時間内に2H分の光情報を得るこ
とにより、固体撮像体上の絵素が存在しない部分の絵素
を補つている。通常は垂直相関があるので、このような
信号処理を施しても画像は殆んど劣化しない。但し、従
来の水平走査方向における絵素数の2/3程度にその絵
素数を選ぶならば十分満足しうる画質を得ることができ
る。又、図においては省略するが、絵素の空間的位置合
せのため、1H毎に閏絵素分の遅延が行なわれる。カラ
ー像を取扱う場合の一例を第16図において説明するも
、本例では上述した構成の固体撮像体が3個使用され、
夫々の前面にはR.G,Bの単色フイルタ25R−25
Bが配され、被写体21の所望とした色分解像がこれら
固体撮像体10R〜10Bで撮像される。
なお、26a,26bはハーフミラー、27a,27b
はミラーである。色分解像と固体撮像体10R〜10B
との相対的位置関係は夫々に関して一γH(γHは水平
走査方向における絵素の配列ピンチである)だけ水平走
査方向にずれるように選ばれ、従つて位相的には120
にの位相差をもつて色分解像が投影される。
夫々の固体撮像体10R〜10Bから得られる撮像出力
は1絵素ずつ順次交互に読出され、これらは加算器28
を通じてカットオフ周波数が2M田程度のローパスフイ
ルタ29に供給される。
フイルタ29を介在させるのは後述する構成と相俟つて
垂直方向の解像度を劣化させないようにするためで、解
像度に影響を及ぼす低域成分は信号処理しないように構
成している。フイルタ出力は帯域の制限されない合成出
力と共に減算器30に供給され、高域成分のみ取出した
のち、1Hだけ遅延させ(31はその遅延回路を示す)
、そののち上述した合成出力と共に加算器32に加えら
れる。
従つて、この加算出力には演算処理系を通さない低域成
分が含まれることになるが、以上のようにして得た加算
出力は5.0bのカットオフ周波数になされたローパス
フイルタ33に供給され、変調成分(直流成分)が取出
される。一方、この加算出力はバンドパスフイルタ34
を通じたのち所望の復調軸(検波軸)をもつた復調器3
5A,35Bに供給され、色成分が復調さG+Bれる。
例えば、復調器35AよりR一なる成分を他方の復調器
35BよりG−Bなる成分を夫々復調できるから、これ
ら成分と先に説明した変調成分とを後段のマトリックス
回路36に供給することにより、夫々の端子36a〜3
6cから所望とする例えばNTSC方式の輝度信号Y及
び色差信号R−Y,B−Yを得ることができるものであ
る。
以上説明したように本発明では、垂直シフトレジスタ3
を共用し、絵素2をジグザグに配列して構成すると共に
、絵素2に蓄えられたキヤリヤの読出し方向を水平走査
方向ではなく)転送方向aと同じ垂直走査方向に選んだ
ものである。
従つて、本発明では巾広の側面14側から夫々の電極φ
1,φ2にキヤリヤが転送できるようになるため、マス
クずれによる影響が少い。そして、本例ではキヤリヤの
読出し方向を更に奇数番目と偶数番目の絵素では反対に
選定したものである。このようにすれば、絵素SAl,
SA2間にテヤンネルストソパ一8Bが介在されること
になり、しかも電極φ1,φ2は順次交互に連続して配
列形成されてはいるものの、電極φ1とφ2との関連性
は従来装置よりも弱いので、マスクずれ等によつて電極
形成位置が変動しても、上述した理由と共に誤つた領域
にキヤリヤが転送されるようなおそれは全くない。
すなわち、誤つた転送を確実に除去しうる特徴を有する
。又、この例では奇数番目の絵素SAlと偶数番目の絵
素SA2とはチヤンネルストッパ一8によつて完全に分
離されるため、隣接絵素との分離が確実となり、解像度
の向上を図り得るものである。
そして、第5図で示すようにゲート電極SAl,SA2
と各電極φ1,φ2との関係にあつて、ゲート電極SA
l,SA2と転送電極φ1T,φ2Tとを分離し、しか
も各絶縁層11の厚みを第6図で示すように形成する場
合では、夫々のポテンシヤルウエル12は階段状になる
ので、キヤリヤが再注入されるおそれは全くない。その
ため、画質の向上を図りうるものである。なお、上述し
た実施例ではインターレースを考えて固体撮像体10を
構成した例であるが、インターレース走査方式を採らな
い固体撮像体にも適用できるは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の固体撮像体の一例を示す平面図、第2図
はその一部の縦断面図及びこれと絵素との関係を示す図
、第3図は第1図の一部の拡大平面図、第4図は本発明
の原理的説明に供する固体撮像体の一例を示す図、第5
図は本発明による固体撮像体の一例を示す平面図、第6
図はその縦断面図、第7図は同様に横断面図、第8図及
び第9図は夫々キヤリヤの転送状態を示す断面図、第1
0図〜第14図は夫々キヤリヤ転送の説明に供する要部
の平面図及びその断面図、第15図及び第16図は夫々
信号処理系の一例を示す系統図である。 10は固体撮像体、2,2a,2b及びSAl,SA2
は絵素、3は垂直の、4は水平の各シフトレジスタ、8
,8A,8Bはチャンネルストッパー、9はオーバーフ
ロードレイン、3Aは拡大部、3Bは狭隘部、φ1,φ
2は第1及び第2の電極、φ1T,φ2Tはその転送領
域、φ1S.φ2Sは蓄積領域、12はポテンシヤルウ
エル、aは転送方向である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水平及び垂直方向に沿つて夫々所定のピッチをもつ
    て設けられた複数の絵素と、垂直方向に延びる複数のシ
    フトレジスタとを有する固体撮像体において、上記絵素
    は上記シフトレジスタに関してジグザグパターンとなる
    ように配列されると共に、上記複数のシフトレジスタの
    夫々は信号の転送方向に沿つて幅広の拡大部と、幅狭の
    狭隘部が交互にジグザグ状に配されてなり、上記絵素に
    蓄えられた電荷は上記絵素と上記垂直シフトレジスタの
    拡大部との間に設けられたゲートを介して上記垂直シフ
    トレジスタの転送方向と同一方向に読出され、読出され
    たこの電荷は上記垂直シフトレジスタによつて転送する
    ようになされたことを特徴とする固体撮像体。
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