JPS59304B2 - 遠心鋳造用鋳型の製造方法 - Google Patents

遠心鋳造用鋳型の製造方法

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JPS59304B2
JPS59304B2 JP6344079A JP6344079A JPS59304B2 JP S59304 B2 JPS59304 B2 JP S59304B2 JP 6344079 A JP6344079 A JP 6344079A JP 6344079 A JP6344079 A JP 6344079A JP S59304 B2 JPS59304 B2 JP S59304B2
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JP
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sand
layer
mold
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cylindrical metal
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JP6344079A
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猛 米沢
春美 渡辺
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KURIMOTO HAISUIKAN KOGYO KK
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KURIMOTO HAISUIKAN KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は円筒金枠内にドライサンドによって鋳型層を形
成して遠心鋳造用鋳型を製造する改良方法に関する。
従来、遠心鋳造用鋳型としては円筒状金型もしくは円筒
状金枠内面に耐火物鋳型層を形成した鋳型が使用されて
いる。
このうち円筒状金枠内面に耐火物鋳型層を形成した鋳型
において、従来の如きレジンサンド層を形成したもので
は円筒金枠に開けられたガス抜き用小孔がつまりやすく
、溶湯注湯時に発生するガスにより各種の鋳造欠陥、例
えば湯回り不良、湯境、ガス吹かれ、ピンホール等が発
生する欠点を有するものであった。
これら鋳造欠陥を改善するために比較的粗粒のドライサ
ンドを加熱されて高速回転されている円筒金枠内に供給
し、このドライサンドからなる鋳型第1層を形成し、こ
の鋳型第1層上にさらに、この鋳型第1層に用いたと同
様の粗粒ドライサンドに熱硬化性樹脂を混入したミック
スサンドを同じく高速回転している金枠内に供給して鋳
型第2層を形成した鋳型が知られている。
このようにして得られた鋳型は粗粒ドライサンドを用い
て形成されているため、通気性に優れることから前記の
如き鋳造欠陥の発生が防止されるとしても、この鋳型に
よって得られる鋳物製品の鋳肌が荒く、外観性状が劣る
だけでなく、これら管製品を配管する際シール方法に限
定を受はゴムパツキン等簡単なシール方法が使えない等
の欠点を有するものであった。
本発明はこれら従来の鋳型の有する欠点を解消し、通気
性を確保し、しかも鋳型表面が滑らかな遠心鋳造用鋳型
の製造法を提供することを目的とする。
すなわち本発明によれば300〜400℃に加熱され、
高速回転されている円筒金枠内に20〜60メツシユの
ドライサンドを供給し、これを高速回転により生ずる遠
心力により前記円筒金枠内面に圧着してドライサンド層
を形成した後、もしくは該ドライサンド層上にさらに2
0〜60メツシユのドライサンドに熱硬化性樹脂を混入
したミックスサンドを供給して圧着し、該熱硬化性樹脂
を熱硬化させてミックスサンド層を形成した後、前記円
筒金枠の回転速度を0.1〜3Gに低下させ、この円筒
金枠内に砂粒度分布200〜230メツシュを頂点とす
る微粒砂と熱硬化性樹脂とからなるレジンサンドを供給
し、このレジンサンドを前記ドライサンド層上、もしく
は前記ミックスサンド層上をスリップさせなから熱硬化
性樹脂を熱硬化させてレジンサンド層を形成し、その後
鋳型内に鉄棒を入れて鋳型表面の凹凸を削り取る遠心鋳
造用鋳型の製造方法が提供される。
本発明において、20〜60メツシユの粗粒ドライサン
ドによって円筒金枠内面に形成されるドライサンド層(
以下これを鋳型第1層という)、および所望によりこの
鋳型第1層上に形成されるミックスサンド層(以下これ
を鋳型第2層という)の形成は、300〜400℃に加
熱され、通常約4〜約6G程度の力が供給原料に加わる
ように高速回転している円筒金枠内に前述のドライサン
ドもしくはミックスサンドを供給することにより行われ
る。
高速回転している金枠内に供給されたドライサンドは遠
心力によってほぼ均一の厚みで金枠内面に圧着され、予
めバーナ等で加熱され、もしくは次回以降は溶湯によっ
て加熱された円筒金枠から伝達される熱により加熱され
る。
またこの鋳型第1層上に供給されたミックスサンドは鋳
型第1層表面から伝達される熱により熱硬化性樹脂の硬
化温度以上に加熱され、鋳型第2層が形成される。
この鋳型第1層上に直接、もしくは鋳型第2層上に供給
されるレジンサンドは砂粒度分布200〜230メツシ
ュを頂点とする(AFS125〜135)微粒砂を使用
し、これと熱硬化性樹脂とからなるものとする。
このレジンサンド層の形成は円筒状金枠の回転速度を低
下させ、供給されたレジンサンドが円筒金枠の軸方向に
連なった波状をなし、この液状をなすレジンサンドが遠
心力によって鋳型第1層または鋳型第2層上に均一に圧
着されず、しかもレジンサンドが各層上をスリップしな
がら行われる。
このようになる具体的回転速度は温度にもよるが通常は
O01〜3Gとなるような速度とし、好ましくは0.3
〜2Gとする。
これによりレジンサンドは鋳型第1層もしくは第2層上
をスリップしながら鋳型第1層もしくは第2層表面から
加熱され、熱硬化性樹脂が熱硬化し、鋳型第1層もしく
は第2層表面上の凹凸がうめられるように形成される。
従ってこのレジンサンド層は鋳型第1層もしくは第2層
の凹凸部をうめるだけで足り、層厚はあまり厚くする必
要はない。
その後、レジンサンド層を形成して硬化していることを
確認後、鋳型内に鉄パイプ等のまっすぐな棒を入れ、こ
れを鋳型表面に押し当てて表面の凹凸を削り、鋳型面を
一段と平滑にし、鋳型表面の削り取られた微粉状の砂を
空気で吹出すようにする。
以上のところからも明らかなように本発明によるレジン
サンド層は、同様のレジンサンドを高速回転している鋳
型内に供給して遠心力により圧着して形成される層とは
峻別されるものである。
なお、粗粒ドライサンドを用いる鋳型第1層もしくは鋳
型第2層の層厚は通常数n程度とするが、この層厚を調
整することにより各種管径の管製品が得られる。
また管製品の長さも円筒金枠をフランジ取付部で増減す
ることにより各種の長さに調整し得る。
このような遠心鋳造用鋳型において、内層に形成された
粗粒ドライサンド層によ−り通気性が確保され、同時に
表面に形成されたレジンサンド層により鋳型表面が滑ら
かになる。
従って、本発明に従って形成した遠心鋳造用鋳型を用い
て各種溶湯により遠心鋳造を行うと、溶湯に接している
レジンサンドは焼失して若干の空隙を生じ、溶湯も収縮
するので半径方向の空隙は犬となり、溶湯が固まる頃に
なると鋳型は崩れ、管は円筒金枠から簡単に抜き出すこ
とができ、また両鍔管を鋳造する場合にあってもレジン
サンドの焼失による空隙および型崩れによって軸方向の
収縮による抵抗を充分に吸収することができ、管の割れ
を生ずることがない。
またこのような鋳造に際して、発生するガスはドライサ
ンド層を通って容易にガス抜けし、溶湯がガスに侵され
ることがないので各種鋳造欠陥が防止され、湯の回りも
良く、雨樋等の極薄肉管の製造も可能となり、しかもレ
ジンサンド層の形成に使用する200〜230メツシユ
の微粒砂は従来から用途がなく、廃棄されていたもので
あり、これを使用することにより鋳型自体が安価に製造
することができる。
さらにその鋳肌面は極めて滑らかになり、従ってこのよ
うにして得られる管製品を配管する際に継目のシールが
簡単になると共に、製品の価値が向上する。
以下に実施例を示す。
実施例 第1図に示されるように、台枠1上にローラ2により所
定の速度で回転し得るように支承された内径100龍の
円筒金枠3と、この円筒金枠3内に出入可能に設けられ
且つ反転可能な鋳型材供給樋4とから主として構成され
る装置を用いて遠心鋳造用鋳型の製造を行った。
通例に従って円筒金枠3内両端に輪状型を嵌入して鋳型
長さを定めた後、円筒金枠3を350℃に加熱し、約3
0Orpmに高速回転させ、約5G程度の重力を付与し
、これに30メツシユを頂点とするドライサンドを供給
し、約41!!21!のドライサンドからなる鋳型第1
層5を形成した。
次いで50メツシユを頂点とするドライサンドに熱硬化
性樹脂を混入したミックスサンドを供給し、熱硬化性樹
脂を熱硬化させて約2tmの鋳型第2層6を形成した。
その後、円筒金枠3の回転をloorpm程度の低速度
にして約0.6G程度の重力が付与されるようにし、こ
れに砂粒変分布210メツシュを頂点とする微粒砂と熱
硬化性樹脂とからなるレジンサンドを供給し、このレジ
ンサンドを鋳型第2層6上をスリップさせながら鋳型第
2層表面上の凹凸をうめ込むようにしてレジンサンド層
7をその後、まっすぐな鉄パイプを鋳型内に挿入し、こ
の鉄パイプを鋳型表面に押し当てて表面の凹凸を削り取
り、削りカスを除去した。
これより得られた遠心鋳造用鋳型を100゜rpmの速
度で回転させ、これに溶湯としてねずみ鋳鉄を注湯し、
鋳鉄管を製造した。
なお比較のため鋳型第2層を形成した後、レジンサンド
層を形成せずに同様にしてねずみ鋳鉄を注湯して従来の
如き鋳鉄管を製造した。
本発明方法によって得た鋳型を用いて得られた鋳鉄管の
表面は参考写真Aに示されるように、比較鋳鉄管の表面
を示す参考写真Bに比べて鋳肌が極めて滑らかで、しか
も鋳造欠陥も全く見られず、ガス抜きも良好に行われた
ことを示した。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例に使用した遠心鋳造用鋳型の製造装置を示
す横断面図である。 3・・・・・・円筒金枠、4・・・・・・鋳型材供給樋
、5・・・・・・鋳型第1層、6・・・・・・鋳型第2
層、7・・・・・・レジンサンド層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1300〜400℃に加熱され、高速回転されている円
    筒金枠内に20〜60メツシユのドライサンドを供給し
    、これを高速回転度により生ずる遠心力により前記円筒
    金枠内面に圧着してドライサンド層を形成した後、もし
    くは該ドライサンド層上にさらに20〜60メツシユの
    ドライサンドに熱硬化性樹脂を混入したミックスサンド
    を供給して圧着し、該熱硬化性樹脂を熱硬化させてミッ
    クスサンド層を形成した後、前記円筒金枠の回転速度を
    0.1〜3Gに低下させ、この円筒金枠内に砂粒変分布
    200〜230メツシュを頂点とする微粒砂と熱硬化性
    樹脂とからなるレジンサンドを供給し、このレジンサン
    ドを前記ドライサンド層上、もしくは前記ミックスサン
    ド層上をスリップさせながら熱硬化性樹脂を熱硬化させ
    てレジンサンド層を形成し、その後鋳型内に鉄棒を入れ
    て鋳型表面の凹凸を削り取る遠心鋳造用鋳型の製造方法
JP6344079A 1979-05-23 1979-05-23 遠心鋳造用鋳型の製造方法 Expired JPS59304B2 (ja)

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