JPS5930173B2 - 重合体のための安定剤 - Google Patents

重合体のための安定剤

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JPS5930173B2
JPS5930173B2 JP5398679A JP5398679A JPS5930173B2 JP S5930173 B2 JPS5930173 B2 JP S5930173B2 JP 5398679 A JP5398679 A JP 5398679A JP 5398679 A JP5398679 A JP 5398679A JP S5930173 B2 JPS5930173 B2 JP S5930173B2
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JP
Japan
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bis
stabilizing
dialkylphenyl
triisopropanolamine
pentaerythritol diphosphite
Prior art date
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Expired
Application number
JP5398679A
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English (en)
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JPS55145742A (en
Inventor
ジエ−ムス・フア−ンズワ−ス・ヨ−ク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Chemicals Inc
Original Assignee
Borg Warner Chemicals Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 重合体のための安定剤の目的は、高温における加工の間
の重合体の劣化を防止すること、そして使用中の熱的お
よび光の劣化に対する抵抗性の向上のため増大した固有
の品質をもつ製品を製造できるようにすることである。
その上、このような製品はいつそう苛酷な条件に耐える
ことができるため、その融通性は増大し、そして新らし
い応用領域がこれにより開かれる。重合体の安定剤の重
要なクラスは、有機ホスファイトである。
それらには、ことに有用な群として、ビス−(2・ 4
−ジアルキルフェニル)ペンタエリスリトールホスファ
イトが含まれる。これらは塩化ビニル重合体、ポリオレ
フィンおよびスチレン重合体、たとえばABSの安定化
に有用である。これらは次の構造式を有する:OCH2
CH20 ROP// NC// ’POR’ \ / \ 1 0CH2CH2O ここでRおよびkは2・4−ジアルキルフエニル基であ
る。
アルキル基は好ましくは炭素原子が3〜9個である。し
かしながら、かなりの安定化性質を有するにもかかわら
ず、このタイプの安定剤は、他のホスフアイトと同様に
、湿気を含む環境から湿気を吸収する傾向があり、そし
てその重合体のための安定剤としての有効性は吸収され
た水の量に正比例して減少するように思われる。
この欠点は安定剤を乾燥ふん囲気中でのみ貯蔵および輸
送するように注意することによつて避けることができる
ビニル重合体組成物中にいつたん混入されると、このよ
うな組成物は本質的に無水状態であるため、問題は明ら
かに生じない。明らかなように、この問題の排除または
少なくとも改善は望ましい。湿気に不感受性のホスフア
イトの安定剤は、無水環境を維持しなければならないこ
とに関する多くの不便と経費を排除するであろう。米国
特許3553298(HOdan)はトリイソ ニプロ
バノールアミンを含むいくつかのクラスのアミンのいず
れかを使用することによつてホスフアイトエステルを安
定化することを広く示している。
参照、第2欄、24行および実施例1−。M.G.Im
aev.ZhurnalObsnceiKhimJ」、
二1767−70(1961)は、低級トリアルキルホ
スフアイトを有機塩基と無機塩基で安定化することを示
している。
有機塩基の例としてピリジン、トリエチルアミンおよび
ジメチルアニリンが示されている。
,米国特許2114866(Augh
n)は無機エステルのエステルをアミンで安定化するこ
とを示している。Vaughnは主として有機シリケー
トに興味を持つているが、彼はまたボレート、ホスフ※
昶エート、6対称”ホスフアイト、アーゼネートおよび
対称アーゼネートを述べている(参照第2ページ第2欄
第17〜22行)。米国特許3787537(Marc
q)は加水分解に対して安定であるといわれるホスフア
イトエステルの1つのクラスを開示している。
またMarcqは従来知られたホスフアイトを「少量の
重質アミン、通常トリイソプロパノールアミン(フラン
ス特許第1582387号)」により安定化することを
述べている(第2欄第9−10行参照)。引用されたフ
ランス特許は前記HOdanらの米国特許の対応特許で
ある。ある種の狭く規定されたクラスのホスフアイトエ
ステルの安定化は1975年8月11日付け出願の米国
特許出願第603848号に示されている。
この安定化はトリイソプロパノールアミンにより達成さ
れる。しかしながら、前記の開示のいずれも、本発明に
よつて耐加水分解性とされる特定のホスフアイトのタイ
プを取扱つていない。
したがつて、本発明は、アルキル基のおのおのが3〜9
個の炭素原子を含有するビス一(2・4−ジアルキルフ
エニル)ペンタエリスリトールジホスフアイトを小比率
のトリイソプロパ,′−ルアミンで安定化すること、お
よびこのようにして安定化されたホスフアイトを含有す
る重合体組成物に関する。
ビス一(2・4−ジアルキルフエニル)ペンタエリスリ
トールジホスフアイト上のビス一(2・4−ジアルキル
フエニル)ペンタエリスリトールジホスフアイトは対応
する2・4−ジアルキルフエノールをジフエニルペンタ
エリストールジホスフアイトと、次の反応式に従つて、
反応させることによつて製造できる:よく実施される。
この製造法は1976年3月4日付け出願の米国特許出
願第663651号にいつそう詳しく説明されている。
ここで好ましい例、すなわち、ビス一(2・4−ジ第3
ブチルフエニル)ペンタエリスリトールジホスフ・アー
トは、ヘペタン、パークロロエチレンなどを含む多数の
溶媒からの結晶化により精製できる。その融点は167
〜172℃である。これらのジホスフアイトはまたジク
ロロペンタエリスリトールジホスフアイトから製造でき
る。本発明のジホスフアイトは常態で固体である。
固体の取扱い、すなわち、その貯蔵および輸送は、液体
の場合よりも大気(およびその湿気)にかなり暴露され
る。さらに、固体は単位重量当り大気の湿気にさらされ
る表面積が大きい。こうして、加水分解の安定性の問題
は液体のホスフアイトよりもいつそう困難となる。トリ
イソプロパノールアミン自体は吸湿性であることはもち
ろんよく知られている。
こうして、本発明におけるホスフアイトを加水分解に対
して安定化するその性質は驚ろくべきことである。1つ
の吸湿性物質、すなわち、トリイソプロパノールアミン
を第2の吸湿性物質、すなわち本発明におけるホスフア
イトに加えると、通常、これらのいずれよりも吸湿性に
劣り、そして湿気の環境において安定である組成物が生
ずることは予測されない。
本発明における組成物の安定性は、制御された湿度およ
び湿度の条件のもとで実施された試験の結果によつて示
される。
57のビス一(2・4ジ第3ブチルフエニル)ペンタエ
リスリトールジホスフアイトの試料を、0.5%のトリ
イソプロパノールアミンとともに、そしてその不存在で
、注意して秤量し、次いで相対湿度と温度をそれぞれ6
8%と28℃に維持した湿気キヤビネツトに入れる。
この試料を周期的に秤量し、そして増加の百分率(水の
吸収による)を記録する。結果を表Iに示す。ビス一(
2・4−ジ第3ブチルフエニル)ペンタエリスリトール
ジホスフアイトの上の試料は前述のようにして、すなわ
ち、ジフエニルペンタエリスリトールジホスフアイトか
ら2・4−ジ第3ブチルフエノールとのエステル交換に
よつて製造した。
ジクロロペンタエリスリトールジホスフアイトから製造
した試料は、常に比較的高い酸価をもつことによつて特
徴づけられ、そして加水分解に関してイソプロパノール
アミンにより安定化されやすいというほどではない。こ
れは試料の酸価を排除しようとしてアルカリで洗浄した
場合でさえそうである。上と同じ条件のもとで、すなわ
ち、68%の相対湿度および28℃において、得られた
試験結果を表に記載する。試料は、ジクロロペンタエリ
スリトールジホスフアイトから製造され、次いで2%の
炭酸ナトリウム溶液で洗つたビス一(2・4−ジ第3ブ
チルフエニル)ペンタエリスリトールジホスフアイトで
、0.5%のトリイソプロパノールアミンを含有し、ま
たはそれを含有しないものであるら洗浄した試料は1・
4の酸価を有した。0.5%のトリイソプロパノールア
ミンを添加するとこの酸価は0.3にさらに減少した。
各場合における湿気の吸収はトリイソプロパノールアミ
ンの存在で有意に減少することが認めら 二れるであろ
う。このような湿気の吸収はホスフアイト安定剤の加水
分解に直接に反映し、これはひ※※るがえつてホスフア
イトの安定剤としての有効性を減少する。トリイソプロ
パノールアミンは安定剤組成物の重量に基づいて約0.
01〜約5%の範囲内の濃度で存在すべきである。
好ましくは、この濃度は約0.1〜約3.0%の範囲内
であるべきである。本発明における安定化されたホスフ
アイトは、全組成物に基づいて約0.5%〜約3。0%
の範囲の濃度で重合体中に使用される。
それは塩化ビニル重合体、オレフイン重合体、およびポ
リカーボネートにことに有用である。本発明に係るホス
フアイトエメテル(4)の組成物の安定性を、重合体安
定用として市販の固体状のホスフアイトエステル(B)
と(Dの組成物および市販され広く使用されている液体
状のホスフアイトエステル(0の組成物の安定性と対比
して示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルキル基のおのおのが3〜9個の炭素原子を含有
    するビス−(2・4−ジアルキルフェニル)ペンタエリ
    スリトールジホスファイトと小比率のトリイソプロパノ
    ールアミンとを組み合わせてなる改良された重合体安定
    用組成物。 2 アルキル基は第3アルキル基である特許請求の範囲
    第1項記載の改良された重合体安定用組成物。 3 アルキル基は第3ブチル基である特許請求の範囲第
    2項記載の改良された重合体安定用組成物。 4 トリイソプロパノールアミンはビス−(2・4−ジ
    アルキルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフアイ
    トの重量に基づいて0.01〜5%の量で存在する特許
    請求の範囲第1項記載の改良された重合体安定用組成物
    。 5 トリイソプロパノールアミンはビス−(2・4−ジ
    アルキルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
    トの重量に基づいて1.0〜3.0%の量で存在する特
    許請求の範囲第2項記載の改良された重合体安定用組成
    物。 6 ビス−(2・4−ジアルキルフェニル)ペンタエリ
    スリトールジホスファイトはジフエニルペンタエリスリ
    トールジホスフアイトから製造される特許請求の範囲第
    1項記載の改良された重合体安定用組成物。 7 ビス−(2・4−ジアルキルフェニル)ペンタエリ
    スリトールジホスファイトはジクロロペンタエリスリト
    ールジホスファイトから製造される特許請求の範囲第1
    項記載の改良された重合体安定用組成物。
JP5398679A 1979-05-01 1979-05-01 重合体のための安定剤 Expired JPS5930173B2 (ja)

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JPS55145742A JPS55145742A (en) 1980-11-13
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TW251307B (ja) * 1992-10-05 1995-07-11 Ciba Geigy
TW201109342A (en) * 2009-07-31 2011-03-16 Chemtura Corp Processes for forming alkylated aryl phosphite compositions from complex hydrocarbon streams

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