JPS5930150B2 - オフ・シヨア設備における排油処理方法 - Google Patents

オフ・シヨア設備における排油処理方法

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Publication number
JPS5930150B2
JPS5930150B2 JP9872281A JP9872281A JPS5930150B2 JP S5930150 B2 JPS5930150 B2 JP S5930150B2 JP 9872281 A JP9872281 A JP 9872281A JP 9872281 A JP9872281 A JP 9872281A JP S5930150 B2 JPS5930150 B2 JP S5930150B2
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JP
Japan
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oil
waste oil
caisson
sump
level
Prior art date
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Expired
Application number
JP9872281A
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English (en)
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JPS58204A (ja
Inventor
雄 南條
元松 綿田
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Publication of JPS58204A publication Critical patent/JPS58204A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はオフ・ショア設備における排油処理方法に関
する。
オフ・ショア油等の生産設備において、同設備上で排出
される排油や、排油を含む雨水等は、そのまま海上に廃
棄されると、公害問題をもたらすおそれがある。
そのため、従来は、オフ・ショア設備のプラット・フオ
ームにサンプ・ケーソンを設けて、排油や排油含水雨水
が海上に漏出するのを防いでいた。
そしてついで排油を同ケーソンから油水分離槽に送り、
ここで比重差により水と分離して回収していた。
この場合、サンプ・ケーソン内にサンプ・ポンプを設置
して、これで排油を排出する方法と、第6図に示すよう
に、下端に逆止弁51を有するブロー・ケース52をサ
ンプ・ケーソン53内に設け、排油を導管54からサン
プ・ケーソン53内に入れ、逆止弁51を介してブロー
・ケース52内に導き、給気管55がら圧送用ガスを同
ケース52内に吹込んで、送油管56から排油を送出す
方法とがあった。
しかし前者の場合、サンプ・ポンプは特殊な構造であり
、またサンプ・ケーソンの設置位置がプラット・フオー
ムのジャケットであるため、同ポンプの故障の場合、点
検補修は困難を極めた。
さらに排油の種類によっては、ポンプ内で凝縮してポン
プを故障させるものさえあった。
他方後者の場合には、逆止弁51としてウェハー形のも
のがよく用いられるため、ごみがはさまって逆止効果が
果されなくなったことがあった。
さらに逆止弁51はブロー・ケース52の下端に設けら
れ、ここから排油を導入するようになっているので、サ
ンプ・ケーソン53内に貯った排油の量が少なくなると
、大量の海水がブロー・ケース52内に導入されること
になり、そのため油水分離器として大型の容器が必要と
なった。
またブロー・ケース52内の排油量を検知するための液
面計が必要となり、いきおい操作が複雑なものとなった
さらに液面計を設けない場合には、ブロー・ケース52
内の排油がなくなって、圧送用ガスが同ケース52から
送出されることがあるため、同ガスによる排油ガスの爆
発の危険がないように、使用機器類を防爆構造とする必
要がある。
この発明は以上のような問題を解決することを目的とす
る。
この発明による排油処理方法は、オフ・ショア設備から
サンプ・ケーソンに導き、ついで潮位差を利用して同ケ
ーソン内のブロー・ケースに導き、ブロー・ケースに圧
送用ガスを送込み、ここから排油を油水分離槽に送出す
ことを特徴とするものである。
以下、この発明の実施例について図面により具体的に説
明する。
第1図において、オフ・ショア設備から排出された排油
は、同設備のプラット・フオームに設けられたサンプ・
ケーソン1に複数の排油導管2を介して導入され、海上
に漏出しないようになされている。
サンプ・ケーソン1の下部には連通口があけてあり、内
部の排油面と外部の海水面が一致するようにしである。
平均最高潮位(lowesthigh tide )は
潮位L3であり、平均最低潮位(lowest low
tide)は潮位L4である。
サンプ・ケーソン1内には垂直にブロー・ケース・3が
配設してあり、その外には底部から上方に延びる排油給
人管4を有する。
間管4の上端の排油取入口5は、平均最高潮位L3がら
250〜3507n7M低い位置にあり、ここにストレ
ーナが取付けである。
また排油給人管4は、ブロー・ケース3への排油流人の
みを許容する逆止弁6を有する。
ブロー・ケース3内には底部に開口する送油管7が配さ
れ、また同ケース3の頂部には給気管8が配されている
そして、サンプ・ケーソン1内の排油は、第2図、第3
図により後述するように、潮位差を利用して、排油取入
口5から排油吸入管4に入ってブロー・ケース3に導入
される。
ついで、同ケース3に充満された排油は、給気管8から
の圧送用ガスによってブロー・ケース3から送出され、
送油管7を介して油水分離槽9に導かれる。
圧送用ガスとしては加圧空気が一般的であるが、排油が
可燃性の著しいものである場合には、窒素ガスや燃焼排
ガス等の加圧不活性ガスが用いられる。
油水分離槽9において、排油は油分と海水分に分離され
、油分はポンプ10を介して回収され、海水分は水回送
管11を介してサンプ・ケーソン1に戻される。
ポンプ10は分離槽9内の液面スイッチ12からの信号
によって制御され、また水回送管11の弁18は油水分
離槽9に取付けられた液面制御器13からの信号によっ
て制御される。
また送油管7に設けられた遮断弁14および給気管8に
設けられた3方の切換弁15は、サンプ・ケーソン1に
設けられた排油面検出用の液面計16からの信号によっ
てそれぞれ制御され、常に排油分のみが油水分離槽9に
送られるようになされている。
また万一送油管7に圧送用ガスが流入した場合には、流
量スイッチ17からの信号によって遮断弁14が閉じる
とともに、切換弁15が切換えられて、同ガスが系外に
逃げるようになされている。
このようにして、ブロー・ケーン ス3内への排油の導
入と、圧送用ガスによるブロー・ケース3からの排油の
送出とが、交互に繰返されて排油が分離槽9に送られ処
理される。
切換弁の開閉の繰返し操作は、第2図に示すように、潮
位が平均最高潮位L3にある時に開始さ、れ、潮位が下
降していって、排油取入口5を過ぎて、これより約50
朋低い設定潮位L1 に達したときに停止せられる。
ただし排油取入口5がら設定潮位L1 の間では、遮断
弁14は閉じられ、切換弁15の切換によって圧送用ガ
スは系外に逃が; される。
またこの繰返し操作は、第3図に示すように、潮位が平
均最低潮位L4から上昇していって、排油取入口5より
約50朋位高い設定潮位L2に達したときに開始され、
平均最高潮位L3に達したときに停止される。
そして潮位が上昇しきって再び下降しはじめ、平均最高
潮位L3に達したときに、第2図に戻って操作が開始さ
れる。
ただし、第3図において、潮位が平均最高潮位L3に達
する前に下降し始めた場合には、第3図から第2図に連
続的に移行し、操作は停止することな(続行される。
なお、圧送用ガスが油水分離器9に流れ込むと、排油の
爆発を生じる危険があるので、同ガスが分離器9に流入
するのを防ぐ操作方法として、第4図、第5図に示す方
法がとられる。
操作は自動でも手動でも可能である。
そして液面計16と遮断弁14と切換弁15とが、相互
に関連して作動するようになされている。
液面計16のレベル・スイッチは、第4図に示すように
、潮位Ll 、L2およびL3の各接点において開閉さ
れる。
同図において、液面計16の左側は潮位が上昇している
場合を示し、同右側は潮位が下降している場合を示す。
そして液面計16のレベル・スイッチの開閉によって、
第5図に示すように、遮断弁15が開閉制御せられる。
つぎに潮位が下降する場合において、第5図におけるリ
レーRの作動について説明する。
液面計16の潮位L3の接点がリレーR3を励磁し、こ
れが夕番゛ム・ディレーTD2をさらに励磁する。
このタイム・ディレーTD2のリレーには或時間タイマ
ーをセットしておき、潮位L1 の接点が開いて、タイ
ム・ディレーTD2およびリレーR3の励磁を解除する
まで、ブロー・ケース3内の排油を圧送用ガスで送出す
その際、万−同ガスが送油管7に流入した場合には、流
量スイッチ17からの信号によって遮断弁1−4が閉じ
られ、また圧送用ガスは切換弁15の切換によって系外
に逃がされる。
この発明による排油処理方法は以上のとおり構成されて
おり、サンプ・ケーシン内の排油を潮位差を利用してブ
ローケースに導くので、排油の回収を効率よく行なうこ
とができる。
そして排油回収率の向上により、装置全体を小型のもの
とすることができ、そのため操作トラブルや装置の故障
を大幅に少なくすることができる。
したがって荒海においても容易に排油を処理することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図はこの発明の実施例を示すもので、第
1図は排油処理方法のフロー図、第2図、第3図は潮位
変化と操作の関係を示す説明図、第4図は液面計のレベ
ル・スイッチの制御を示す説明図、第5図はリレーとタ
イム・ディレーの制御系統図、第6図は従来方法を示す
フロー図である。 1・・・・・・サンプ・ケーソン、2・・・・・・排油
導管、3・・・・・・ブロー・ケース、4・・・・・・
排油給入管、5・・・・・・排油取入口、6・・・・・
・逆止弁、7・・・・・・送油管、8・・・・・・給気
管、9・・・・・・油水分離槽、14・・・・・・遮断
弁、15・・・・・・切換弁、16・・・・・・液面計
、17・・・・・・流量スイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オフ・ショア設備からの排油をサンプ・ケーソンに
    導き、ついで潮位差を利用して同ケーソン内のブロー・
    ケースに導き、ブロー・ケースに圧送用ガスを送込んで
    ここから排油を油水分離槽に送出すことを特徴とする、
    オフ・ショア設備における排油処理方法。 2 サンプ・ケーソン内に設けられた液面計によって排
    油面を検知し、その信号によってブロー・ケースから油
    水分離器への送油管に設けられた遮断弁および圧送用ガ
    スの給気管に設けられた切換弁をそれぞれ開閉制御する
    、特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP9872281A 1981-06-24 1981-06-24 オフ・シヨア設備における排油処理方法 Expired JPS5930150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9872281A JPS5930150B2 (ja) 1981-06-24 1981-06-24 オフ・シヨア設備における排油処理方法

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JP9872281A JPS5930150B2 (ja) 1981-06-24 1981-06-24 オフ・シヨア設備における排油処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58204A JPS58204A (ja) 1983-01-05
JPS5930150B2 true JPS5930150B2 (ja) 1984-07-25

Family

ID=14227405

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JP9872281A Expired JPS5930150B2 (ja) 1981-06-24 1981-06-24 オフ・シヨア設備における排油処理方法

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KR101276127B1 (ko) * 2011-10-13 2013-06-18 대우조선해양 주식회사 해양구조물 용 기름 제거 장치

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JPS58204A (ja) 1983-01-05

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