JPS5929966Y2 - 意匠糸の製造装置 - Google Patents

意匠糸の製造装置

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JPS5929966Y2
JPS5929966Y2 JP16301279U JP16301279U JPS5929966Y2 JP S5929966 Y2 JPS5929966 Y2 JP S5929966Y2 JP 16301279 U JP16301279 U JP 16301279U JP 16301279 U JP16301279 U JP 16301279U JP S5929966 Y2 JPS5929966 Y2 JP S5929966Y2
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JP
Japan
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yarn
twisting
hollow spindle
floating
center hole
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Application number
JP16301279U
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English (en)
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JPS5681984U (ja
Inventor
哲二 小野木
美征 中村
Original Assignee
中村工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は中空スピンドルを用いて意匠糸の製造を行な
う意匠糸の製造装置に関するものである。
従来のこの種の装置としては、実公昭52−8826号
公報に開示されているように、芯糸と浮糸の合撚初点と
、任意方向任意回数の回転を与えろれる撚掛巻取装置間
の直線走行部を、一方向回転の中空錘の中心孔に通し、
前記中空錘の外周に嵌着した押え糸ボビンから引出す押
え糸を、同中空錘に嵌装したフライヤーを経て前記中心
孔入口に供給するようにした意匠糸の製造装置において
、前記中空錘の中心孔の入口に接した内部で、その中心
孔を通過する糸の掛合撚掛部材を中空錘側に取付け、そ
の掛合撚掛部材を中空錘の側腹を削った削成面かう外部
に表わし、該掛合撚掛部材を以て芯糸と浮糸の積極的仮
撚点を構成したり、或は実公昭52−8827号公報に
開示されているように、上記のような意匠糸の製造装置
に釦いて、中空錘の中心孔入口に接続する内部にその中
空錘に支持されて一体回転を生ずる導糸用の小リングを
角度変更可能に配置し、中空錘の中心孔に通される芯糸
、浮糸及び押え糸を該小リングに係合し、その係合部分
で芯糸と浮糸に仮撚のための旋回を生じさせるようにし
たものが知られている。
ところが、前者のものにあっては、中空錘の中心孔の入
口に接した内部に掛合撚掛部材を設け、この掛合撚掛部
材を中空錘の削成面から外部に表わすものであるから、
芯糸と浮糸を積極的に仮撚する部材として中空錘以外に
掛合撚掛部材を別途必要とし、オた後者のものにあって
は、中空錘の中心孔に接続する内部に小リングを配置す
るものであるから、中空錘以外に小リングを別途必要と
し、両者共に掛合撚掛部材や小リングを別途加工して中
空錘に組付けなければならない繁雑さがあり、オたこれ
らの掛合撚掛部材や小リングが原因となって糸がからま
ったり故障を起こしたりする恐れがある。
オた、上記両者のものにあっては、中心孔内部の複雑な
掛合撚掛部材や小リングに糸の掛込みを行なわなければ
々らず、しかもその糸の掛込み作業を押え糸が引渡され
ている中空錘の上端近くで行なわなければならないから
、糸通し作業が極めて困難である。
更にオた、上記両者のものにあっては、中空錘の中心孔
から出された芯糸、浮糸及び押え糸をラペットとトラベ
ラリングに通して捲取ボビンに直接捲取るようになって
いるので、芯糸や浮糸の中心孔からの引出し速度に斑を
生じ、意匠糸製造用金具部分にむける芯糸と浮糸の速度
が不安定なものとなって芯糸と浮糸との充分な合撚を行
なうことができず、意匠糸が不揃いになる欠点があった
そこで本考案は、上述の欠点を除くようにしたもので、
安定した仮撚を確実にかけることができて糸品質の向上
を図ることができ、しかも構造を極めて簡単なものにす
ることができてコストの低減や故障の、防止を図ること
ができ、その上芯糸と浮糸の合撚を安之させることがで
きて意匠糸を揃えることができるようにした意匠糸の製
造装置を提供しようとするものである。
以下本願の実施例を図面について説明する。
1゜1は給糸源から引出される芯糸aを任意速度で送り
出す一対の給糸ローラー、2,2は給糸源から引出され
る浮糸すを芯糸aより速い任意速度で送り出す一対の給
糸ローラー、3,3は上記芯糸aと浮糸すを案内するガ
イドロット、4は芯糸aと浮糸すを会合させて合撚初点
イを構成する意匠糸製造用金具で、ループヤーン、リン
グヤーン、ノットヤーン又はエキセンノット等の種々の
意匠糸を作り出し得るようになっている。
5は意匠糸製造用金具4の下方に図示しない軸受によっ
て回転自在に支承されている中空スピンドルで、これの
下方に一体的に嵌着されたローラー6を介してスピンド
ルテープ7(又はベルト)によって任意方向へ任意速度
で旋回されるようになっている。
この中空スピンドル5において、8はスピンドル本体、
9はスピンドル本体8の下端に着脱自在に螺合されて一
体的に連結されたスピンドル補助管で、両者には互いに
連続する中心孔8a、9a(総称して中心孔5aと記す
)が夫々形成されている。
なお、上記スピンドル補助管9はスピンドル本体8と一
体に設けても良い。
10はスピンドル補助管9即ち中空スピンドル5の下端
近くの周壁にあけられた仮撚強制孔で、芯糸a、浮糸す
及び後述する押え糸Cの合わさった糸を無理なく引出し
得るような大きさに形成されている。
オた、この仮撚強制孔10の孔縁は糸を傷付けないよう
に丸みをもって加工されている。
次に、11は中空スピンドル5に上方から着脱可能に嵌
着固定された押え糸ボビンで、押え糸Cが捲付けられて
いる。
12はその基環部12aが中空スピンドル5に遊嵌され
て抜止カラー(図示省略)によって抜止めされたフライ
ヤーで、公知のように押え糸ボビン11から引出される
押え糸Cを案内して押え糸Cに一定の緊張を与えるよう
になっている。
13.13は中空スピンドル5の下方に配設された一対
の糸引き出しローラーで、中空スピンドル5の中心孔5
aに通された芯糸a、浮糸し及び押え糸Cを仮撚強制孔
10から任意の一定速度で引出すようになっている。
この糸引き出しローラー13.13は斜め上下に配列さ
れ、S字状に糸掛けされている。
14はガイドロット、15はラペット、16はスピンド
ルテープ17(又はベルト)によって任意方向へ任意速
度で旋回されるスピンドル、18はスピンドル16に着
脱自在に嵌着された捲取ボビン、19は捲取ボビン18
を取巻く位置に配置されたトラベラリングである。
上記ガイドロット14、ラペット15、スピンドル16
、捲取ボビン18、トラベラリング19は中空スピンド
ル5や糸引き出しローラー13.13の位置に対して機
台前方へ偏位した位置に配設され、これにより機械本体
の高さを低くして各作業が容易に行なえるように考慮さ
れている。
特に、上記のように偏位させることによってラペット1
5の高さを捲取ボビン18に対して高い位置に配置する
ことができ、捲取ボビン18の着脱を容易に行なえるよ
うに設計することができる。
上記構成のものにあっては、意匠糸の製造を行なう場合
、先ず給糸ローラー1.1から給糸された芯糸aと給糸
ローラー2,2から給糸された浮糸すとを引揃えてガイ
ドロット3,3にかけた後意匠糸製造用金具4に通して
合撚し、この位置を合撚初点イとする。
一方、押え糸ボビン11の押え糸Cをフライヤー12に
通した後、この押え糸Cと上記芯糸a、浮糸すを揃えて
中空スピンドル5の中心孔5aに上端から入れ、これら
の基糸ab + cを下端近くの仮撚強制孔10から引
出し、との仮撚強制孔10の下側縁を芯糸a、浮糸す及
び押え糸Cの撚合点及び仮撚点口とする。
その後、上記基糸a + b + cを糸引き出しロー
ラー13゜13間に通してこのニップ点を撚戻点ハとし
、然る後ガイドロット14、ラペット15及びトラベラ
リング19にかけ、捲取ボビン18に捲付ける。
次に、装置の運転を開始させる。
これにより給糸ローラー1,1及び2,2が予め設定さ
れた速度で回1gれて芯糸aと浮糸すを送り出し、オた
糸引き出しローラー13.13が回転されて芯糸a、浮
糸す及び押え糸Cを一定速度で引出す。
斗た中空スピンドル5が予め設定された方向へ設定速度
で回転され、この回転によって意匠糸製造用金具4部分
の合撚初点イと仮撚強制孔10部分の仮撚点口間では、
芯糸aと浮糸すに中空スピンドル50回転方向への仮撚
が強制的に施され、オた押え糸Cは芯糸aと浮糸すのオ
わりに捲付けられ、押え糸C自体としては添糸状に食い
込オれるだけで無撚状態となっている。
斗た、仮撚点口と糸引き出しローラー13.13部分の
撚戻点ハ間では、芯糸aと浮糸すの仮撚が解撚されて撚
戻点ハで無撚状態となり、押え糸Cは芯糸aと浮糸すの
解撚によって撚が施される。
上記のようにして芯糸aと浮糸すに押え糸Cが巻き絡オ
るとき、芯糸aと浮糸すが糸引き出しローラー13.1
3によって一定速度で引き出されるから、意匠糸製造用
金具4部分を芯糸aと浮糸すが安定した速度で走行され
、意匠糸の不揃いが防止される。
また、捲取りドラム18が予め設定された方向へ設定速
度で回転され、この回転によって芯糸aと浮糸すには撚
がかけられ、また押え糸Cには撚戻し又は撚増しされて
捲取ボビン18に捲取られ、これによって意匠糸が製造
される。
上記捲取ドラム18の回転による撚は糸引き出しローラ
ー13.13部分で止められ、仮撚点口と撚戻点ハ間の
糸a、 by cに伝えられることがない。
以上のようにこの考案にあっては、中空スピンドル5の
周壁に仮撚強制孔10を設け、中空スピンドル5の中心
孔5aに通された芯糸a、浮糸す及び押え糸Cをその仮
撚強制孔10から引出すようにしたので、仮撚強制孔1
0の孔縁によって上記芯糸と浮糸に仮撚を強制的に施す
ことができてほとんど仮撚斑をなくすことができ、安定
した一定の仮撚を確実にかけることができる効果がある
オた、上記のようにスピンドルの中心孔を通る芯糸と浮
糸に強制的に仮撚をかけることができるようそれらの糸
を仮撚強制孔に通すようにしたものであっても、その仮
撚強制孔10は中空スピンドルの出口近くの周壁に設け
たから、その仮撚強制孔10に対する上記3糸の糸通し
作業を簡単に行ない得る効果がある。
オた、中空スピンドルと撚掛巻取装置との間には中空ス
ピンドル5の中心孔5aに通された芯糸、浮糸及び押え
糸を仮撚6姉1]孔10から一定速度で引出し得る糸引
き出しローラー13を配設し、基糸を仮撚強制孔10か
ら一定速度で引出すようにしたので、意匠糸を製造する
場合において芯糸と浮糸に押え糸が巻き絡むときでも、
合撚用金具4(意匠糸製造用金具とも呼ぶ)部分の芯糸
と浮糸を一定速度で安定的に走行させることができて合
撚用金具による芯糸と浮糸の合撚作業を安定させること
ができ、これにより意匠糸の不揃いをなくすことができ
て糸品質の向上を図ることができ、しかも種々異なる意
匠糸例えばループヤーン リングヤーン、ノットヤーン
及びエキセンノットを正確に製造することができて作業
範囲の拡大を図り得る効果がある。
斗た、上記のように芯糸と浮糸に強制的に仮撚をかける
ことができてしかも芯糸と浮糸の走行速度を安定させる
ことができるものであっても、その構成は中空スピンド
ルに仮撚強制孔を設け、中空スピンドルと撚掛巻取装置
との間に糸引き出しローラーを配設して成るものである
から、装置を製造する場合簡単な構造にすることができ
て製造コストの低減を図り得る構造上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は意匠糸の製
造装置の正面図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図
は第2図の■−■線断面図。 5・・・・・・中空スピンドル 5a・・・・・・中心
孔、10・・・・・・仮撚強制孔、 1 13・・・・・・糸引き出しロー フ− a・・・・・・芯糸、 b・・・・・浮糸、 C・・・・・・押え糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯糸を送り出す為の給糸ローラーと、浮糸を上記芯糸よ
    りも速い速度で送り出す為の給糸ローラーと、上記各々
    の給糸ローラーから送り出された芯糸及び浮糸を合撚す
    る為の合撚用金具と、糸挿通用の中心孔を有する回動自
    在の中空スピンドルと、上記中空スピンドルの外周に付
    設されかつ押え糸が巻付けられている押え糸ボビンと、
    上記中空スピンドルに付設されかつ上記押え糸ボビンか
    ら引き出される押え糸を中空スピンドルの入口に向は案
    内する為のフライヤーと、糸に対し撚をかけそれを巻取
    る為の撚掛巻取装置とから成り、しかも上記各部材は、
    芯糸の給糸ローラー及び浮糸の給糸ローラーから夫々送
    り出された芯糸及び浮糸が合撚用金具で合撚され、然る
    後それらの糸が押え糸と共に中空スピンドルの中心孔に
    その入口側から挿通され、更にそれら3本の糸が中空ス
    ピンドルの中心孔から出た後それらが撚掛巻取装置によ
    って巻取られるように順に並べて配設しである意匠糸の
    製造装置において、上記中空スピンドルに釦ける中心孔
    の出口近くの周壁には中空スピンドルの中心孔に通され
    た3本の糸を導出する為の仮撚彌1]孔を設け、斗た中
    空スピンドルと撚掛巻取装置との間には中空スピンドル
    の中心孔に通された3本の糸を上記仮撚強制孔から一定
    速度で引出す為の糸引き出しローラーを設けたことを特
    徴とする意匠糸の製造装置。
JP16301279U 1979-11-24 1979-11-24 意匠糸の製造装置 Expired JPS5929966Y2 (ja)

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JP16301279U JPS5929966Y2 (ja) 1979-11-24 1979-11-24 意匠糸の製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS5681984U JPS5681984U (ja) 1981-07-02
JPS5929966Y2 true JPS5929966Y2 (ja) 1984-08-27

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