JPS5929021A - 煙中のタ−ル分除去用部材 - Google Patents

煙中のタ−ル分除去用部材

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JPS5929021A
JPS5929021A JP57140278A JP14027882A JPS5929021A JP S5929021 A JPS5929021 A JP S5929021A JP 57140278 A JP57140278 A JP 57140278A JP 14027882 A JP14027882 A JP 14027882A JP S5929021 A JPS5929021 A JP S5929021A
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JP
Japan
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smoke
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tar
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unglazed
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JP57140278A
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Shinji Esumi
江隅 親司
Kunimori Torii
鳥居 国司
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Shiraimatsu Shinyaku KK
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Shiraimatsu Shinyaku KK
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に除去することのできる部材に関するものである。
仏壇に線香を供えると、線香の煙中のタール分の付着に
より、仏壇、仏具はもとよシ、仏間、さらにはそれに続
く部屋においた家具、建具、壁、天井まで汚染し、ター
ル独特の臭いがしみ込むことは、誰もが経験しているこ
とである。
しかしてこれの対策としては、タールで汚染した仏壇、
仏具、家具、建具等を事後的に布などでふき取るという
ことしか火際には行われていなかった。
本発明は、線香などから煙がたちのぼる際、その周辺に
特定の素焼からなる部材を設けて、煙が拡散する前に煙
中からタール分を選択的に吸着除去することを目的とす
るものである。
本発明は、温度920〜1130°Cで焼成して得た素
焼又は椿科稙物抽出分又は留分を含浸させた素焼を、煙
と接触する個所の部材として用いてなる煙中のタール分
除去用部材に存する。
本発明においては、線香などの煙がたちのける段階で煙
中のタール分を大部分捕獲するので、周囲の環境の汚染
を効果的に防止できる上、この部材は線香からたちこめ
る良い香りは阻害しないという好ましい作用を示す。従
って本発明の部材を香炉カバーとして用いれば、すがす
がしい雰囲気、環境の中での信仰ができるようになる。
ここで興味があるのは、上記特定の部材と煙との接触が
わずかしかないように見えても、タール分が高率で吸着
除去できることである。−例をあげると、1本の線香に
着火して内径5a3、高さ10αの中空円筒状の本発明
の部材をかぶせた場合、煙はそのまま上に昇るので円筒
内壁とはそれほど接触しないように見えるが、実際に試
みると煙中のクール分の過半M(が除去できるのである
。そして部材と煙との接触を増せば、煙中のタニル分は
大部分が除去されてしまうのである。
本発明においてこのようにすぐれたタール分除去が行わ
れる機構については未だ明らかではないが、温度920
〜IJ30°Cで焼成して得た素焼よシなる部材の場合
は、その独特の表面構造に基く物理的、化学的吸引力の
故に、椿科植物抽出分又は留分を含浸させた素焼よりな
る部材の場合は、素焼の表面多孔構造に加え、椿科植物
抽出分又は留分とタール分とで一種の包接化合物が形成
されるためではないかと思われる。
本発明においては、先にも述べたように、■温度920
〜1130°Cで焼成して得た素焼よシなる部材、又は
■椿科稙物抽出分又は留分を含浸させた素焼よりなる部
材、を用いる。
素焼とは、一般には温度800°C前後で焼成した吸水
性の高い物体で、ウワグスリをかける以前の焼物を指し
、この素焼でもタール分除去がある程度なされるが、満
足できるまでには至らない。本発明の目的には、■のよ
うに、温度920〜1130℃で酸化雰囲気下に焼成し
た特別の素焼が適当であシ、焼成温度がこれよシ低くて
も高くてもタール分除去能が不足する。
■の場合の椿科植物抽出分又は留分とは、茶、山茶花、
椿、サカキ、ヒ4J″カキ、月桂樹などの主として葉部
からの抽出分又は留分を言い、フラバノール、フラボノ
ール類、その他多種の有機化合物を含むものと推定され
る。
そしてこの椿科植物抽出分又は留分もこれを素焼に含浸
させた状態においてすぐれたタール分除去作用を発揮す
る。この場合の素焼としては焼成温度に限定はなく、通
常の素焼のように温度800°C前後で焼成したものか
ら高温(たとえば1250°C)で焼成したものまでい
ずれも用いられる。しかしながら、上記■のように温度
920〜1130’Qで焼成して得た素焼に椿科稙物抽
出分又は留分を含浸させたものが、最もすぐれたクール
分除去作用を発揮する。
上記■、■に挙げた特定の素焼を煙と接触する個所の部
材として用いるが、該部材の形状は、板状、棒状、中空
円筒状、蓋状、建築物や構築物の形状を型どったもの、
動物を型どったもの、置物になるようにデザイン化した
ものなど任意であり、又小球状、小円筒状、ラシヒリン
グ状、粉砕片状の如くしてもよい。
本発明の部材は線香を供える香炉のカバーとして特に有
用である。この場合の形状は扁平な蓋状、中空の半球状
、屋根伺の寂を型どったものなどとすることが多い。香
炉カバーは上面を開放しておくか、」二面や側面にいく
つかの穴を設けておくようにする。香炉カバーと共に香
炉本体も本発明の部材を用いることができる。
蚊取線香用のカバー又は容器とするのも有用である。又
タバコ喫煙パイプに小円筒状の形状のものを挿入し、そ
の小円筒状の部材の中を煙を通すようにすれば、人体に
有害なタール分を効果的に除去することができ、しかも
吸引抵抗を増すようなことがt?1.とんどない。
そのほか、焼却炉や燃焼炉の煙道の内張部材として用い
たシ、煙道に円筒状部材を嵌合したシ、煙道中に棒状、
中空円筒状、板状等の部材を挿入したり、煙突上端に孔
あきカバーとして設置したり、小片状の部材を充填した
パイプ内に煙を導くなどすれば、煙中のクール分が簡単
に除去できるので、産業上も有用である。
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例1 陶石、白雲石、本節粘土をW、利として、酸化雰囲気下
に温度950°Cで焼成を行うことによシ、次の組成及
び物理恒数を有する第1図にR′断面図を示したような
カバー(1)を作成した。このカバーは高さが6cmで
、底が開放されておシ、′天井部には直径2anの円周
に沿って6個の小孔(2)があけられ、又側面上側には
直径1C1nの孔(2)が4個あけられている。
組成 A2203   20% Si、Oz     、i s% CaCO315% M2CO35% 燃焼損失  15% 物理恒数 見用比重  0.615 floo    −細孔容積
  Q、 375 QC/f C/率   30% 吸水率   23.1% 上記カバーを用いて線香の燃焼実験を次のようにして行
った。即ち、市販の線香を5百の長さに折って点火し、
その上から前記のカバーをかぶせて20分間燃焼を行っ
た。この際カバーの上方にはガラスウールを充填したフ
ィルターを備えたガラス製の覆いを設け、カバーにあけ
られた孔から出てくる煙をこのフィルターを介して減圧
吸引し、砕中のタールをガラスウール上に捕集17た。
タール重量−け、ガラスウールの重量の測定によシ求め
た。
対照例1 陶石、白雲石、本節粘土を原料として、酸化算囲気下に
温度800°Cで焼成を行うことによシ実施例1と同じ
形状のカバーを作製した。このカバーは通常の素焼に和
尚するものである。
このカバーを用いて実施例1と同様にして線香の燃焼実
験を行った。
対照例2 対照例1の素焼製カバーにウワグスリを施した後、10
00〜1100°Cで素焼し、軟質陶器を得た。このカ
バーを用いて実施例1と同様にして線香の燃焼実験を行
った。
実施例2 対照例1の通常素焼製のカバーに、茶葉粉末からの抽出
分をエタノールで10%に希釈した後浸漬法により含浸
し、自然乾燥した。このカバーを用いて実施例1と同様
にして線香の燃焼実験を行った。
実施例3 実施例1の素焼製カバーに、茶菓粉末からの抽出分をエ
タノールで10%に希釈した後浸漬法によシ含浸し、自
然乾燥した。このカバーを用いて実施例1と同様にして
線香の燃焼実験を行った。− 以上実施例1〜3、対照例1〜2の結果を第1表に示す
なお燃焼実験は各3回行った。以下のデータはその平均
値である。
又、上記各実施例及び各対照例においては、対照例2の
場合だけ燃焼後もカバー内壁にタール分の付着がほとん
ど認められなかったので、この対照例2をブランクとし
てタール除去率を斜出した。
第1表 上表からも明らかなように、温度950°Cで焼成して
得た素焼製カバーにさらに椿科稙物抽出分を含浸させた
実施例3の場合に、最もタール除去率が高くなる。温度
800°Cで焼成して得た素焼製カバーを用いた対照例
1においてもある程度タールは除去できるが、温度95
0°Cで焼成して得た素焼製カバーを用いた実施例1に
は及ばない。しかしながら、温度800°Cで焼成して
得た通常の素焼製カバーであっても、これに椿科植物抽
出分を含浸させれば、実施例2のようにタール除去率は
高くなる。
実施例4 実施例1に準じて第2図に縦断面図を示したような高さ
10Crn1内径5m、厚み0.5CIII(7)円筒
状の素焼の部拐(1)を製造した。焼成温度は1000
°Cとした。
実施例5 実施例4の素焼部材に茶葉留分の10%エタノール液を
含浸させ、自然乾燥した。
対照例3 実施例−4の素焼にウワグスリを施した後1200°C
で本焼した。
上記実施例4〜5、対照例3の部材を用いて、実施例1
と同様にして線香の燃焼実験を行った。
結果を第2表に示す。
第   2   表 実施例6 実施例1と同様にして第3図に平面図、第4図にA−A
線断面図を示したような香炉カバー(1)を作製した。
このカバーの大きさは、長辺が210羽、短片が82m
、+1+であシ、直径5.5鮎の小孔(2)が計30個
あけられている。このカバーに茶菓粉末からの抽出分を
含浸させた後乾燥し、使用に供したが、砕中のタール分
の除去効果は極めて良好であった。
実施例7 実施例1と同様にして第5図に正面図を示したような香
炉カバー(1)及び香炉本体(1’)を作製した。(2
)、(2)は煙の排出孔又は空気の流通孔である。この
カバーに茶葉粉末からの留分を含浸させた後乾燥し、使
用に供したが、砕中のタール分の除去効果は極めて良好
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の部材の一例を示した縦断面図、第2図
は他の一例を示した縦断面図、第3図はさらに他の一例
を示しだ平面図、第4図はそのA−A線断面図、第5図
はさらに他の一例を示した正面図である。 特許出願人 白井松新薬株式会社 第  1  図        第  2  図第  
3  図 第  5  図 手続補正層(自発) 特許庁長官 若杉和夫殿 1事件の表示 昭和57年特許願第1402’i’8号2発明の名称 砕中のタール分除去用部材 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 4代理人 住 所 〒533大阪市東淀川区東用島1丁目19番1
1号明細1の発明の詳細な説明の欄 137

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 温度920〜1130°Cで焼成して得た素焼又
    は椿科植物抽出分又は留分を含浸させた素焼を、煙と接
    触する個所の部材として用いてなる煙中のタール分除去
    用部材。 2 煙と接触する個所の部拐が香炉カッ;−である特許
    請求の範囲第1項記載の煙中のタール分除去用部材。
JP57140278A 1982-08-11 1982-08-11 煙中のタ−ル分除去用部材 Granted JPS5929021A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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