JPS5928734Y2 - 鋸盤 - Google Patents

鋸盤

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Publication number
JPS5928734Y2
JPS5928734Y2 JP7923480U JP7923480U JPS5928734Y2 JP S5928734 Y2 JPS5928734 Y2 JP S5928734Y2 JP 7923480 U JP7923480 U JP 7923480U JP 7923480 U JP7923480 U JP 7923480U JP S5928734 Y2 JPS5928734 Y2 JP S5928734Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw blade
gear
spindle shaft
cutting
frictional resistance
Prior art date
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Expired
Application number
JP7923480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS573525U (ja
Inventor
一男 本多
Original Assignee
株式会社 アマダ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 アマダ filed Critical 株式会社 アマダ
Priority to JP7923480U priority Critical patent/JPS5928734Y2/ja
Publication of JPS573525U publication Critical patent/JPS573525U/ja
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Publication of JPS5928734Y2 publication Critical patent/JPS5928734Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば丸鋸盤のごとき鋸盤に係り、さらに
詳細には、歯車減速機構を介して回転駆動される鋸刃が
被削材を切断するに際し、切断開始初期において鋸刃の
負荷変動が大きい場合であっても、前記歯車減速機構に
おける歯車の噛合部における衝撃、騒音を減少すること
のできる鋸盤に関する。
丸鋸盤のごとき鋸盤においては、歯車減速機構を介して
丸鋸刃を回転駆動しているのが一般的である。
この種の鋸盤によって被削材を切断するとき、特に、例
えば鋸歯ピッチの大きな丸鋸で小径の被削材を切断しよ
うとするとき、切断開始初期においては、丸鋸刃の1つ
の鋸歯のみが被削材を切削する態様となり、切削抵抗に
よって丸鋸刃に大きな負荷が作用し、丸鋸刃が僅ではあ
るが弾性変形することとなる。
次に、丸鋸刃の回転が進行して上記1つの鋸歯のみによ
る催かな切削が終了すると、丸鋸刃は瞬間的に無負荷状
態となり、前記弾性変形は瞬間的に元の状態に戻ること
となる。
すなわち丸鋸刃の複数の鋸歯が同時に被削材を切削する
状態となる迄の切断開始初期においては、丸鋸刃には大
きな負荷変動が作用することとなる。
上記のごとく、丸鋸刃が切削抵抗によって弾性変形した
り、また瞬間的に無負荷状態となって元の状態に瞬間的
に変形することによる振動によって、歯車減速機構にお
ける駆動側の歯車の歯から従動側の歯車の歯が瞬間的に
僅かに離れることがある。
したがって、歯車減速機構における歯車の噛合部に衝撃
が作用し騒音を発生したり、歯車等の寿命を短くするな
どの問題がある。
このため、従来のフライス盤等では、スピンドルにフラ
イホイールを取付けて慣性を増し、速度変動を小さくす
ることが一般的に行なわれている。
この考案は、上記の従来の問題点を除去するために、鋸
刃を取付けたスピンドルに常に一定の摩擦負荷をかけて
、断続的な負荷に対するスピンドルの回転速度変動を少
なくし、切削速度を安定させることにより、鋸刃の寿命
を延ばすようにした鋸盤を提供するものである。
以下、添附図面に基づいて、この考案の好適一実施例を
説明する。
第1図は、この考案を実施した丸鋸盤等における鋸刃1
を取付けた減速装置3の縦断正面図を示し、この減速装
置3は、ハウジング5の内部に軸受7a、7b、9a、
9bを介してスピンドル軸1と、ギヤ伝動軸9とが回転
自在に、かつ並列状態で内装されている。
前記ハウジング5内のスピンドル軸7と、ギヤ伝動軸9
とには、歯車減速機構11が内装され、また前記スピン
ドル軸7のハウジング5から突出した一端には、前記鋸
刃1が、また他端には、スピンドル軸Iに摩擦抵抗を積
極的に付与するための摩擦抵抗発生装置13が取付けら
れている。
摩擦抵抗発生装置13は、第1図に示すようにスピンド
ル軸7の他端部から突出した小径部15に、千−11を
介して、円板状の摩擦板19aと、円筒状の摩擦板19
bとが摺動自在に嵌挿され、この両摩擦板19a、19
bとの間には、ブツシュ21を介して固定板23が設け
られ、この固定板23の一端は、例えばウレタンゴムの
ごとき適宜の弾性体を介してハウジング5の側壁に固定
されている。
前記固定板23と対向する摩擦板19a、19bの内壁
外周面には、固定板23と常に接触するクラッチフェー
ス材等から成る摩擦部材25a。
25bが一体的に取付けられている。
また前記スピンドル軸7の小径部15から突出したねじ
部27には、皿ばね29を介して、負荷調整ナツト31
が螺嵌されている。
従って、前記負荷調整ナツト31を回動させて、皿ばね
29の弾性押圧力を調整することによりスピンドル軸7
に常に摩擦抵抗(負荷)を生じさせることができるもの
である。
次に、前記歯車減速機構11は、前記スピンドル軸7に
キー33を介して嵌挿された出力ギヤ35と、この出力
ギヤ35と噛合し、かつ前記ギヤ伝動軸9に嵌着された
伝動ギヤ37と、更に同軸に設けられたウオームホイー
ル39とから構成され、このウオームホイール39は、
第2図に示すように入力軸41に設けられたウオーム4
3と噛合している。
前記入力軸41は、プーリ45及び■ベルト47を介し
て図示しないモータ等の駆動装置に連動連結されている
従って、駆動装置からの回転駆動力は、■ベルト47、
プーリ45を介して、先ず入力軸41に伝達され、この
入力軸41に伝達された入力は、ウオーム43、ウオー
ムホイール39を介してギヤ伝動軸9に伝達され、更に
ギヤ伝動軸9に設けられた伝動ギヤ37と噛合する出力
ギヤ35を介してスピンドル軸7に伝達されるものであ
る。
次に、上記のような構成から成るこの実施例の操作方法
について説明する。
前述のように、鋸刃1の回転、駆動時に、歯車減速機構
11におけるバンクラッシュ等の影響を取除くために、
負荷調整ナツト31を回動させて皿はね29の弾性力を
調整する。
皿はね29の弾性力の調整により、固定板23は摩擦板
19a、19bに取付けられた摩擦部材25a 、25
bにより、一定の圧力で挟持され、従ってこの挟持力に
よりスピンドル軸7は、常に摩擦抵抗を受けながら回動
するものである。
したがって、被削材の切断開始初期において鋸刃に切削
抵抗による負荷が作用したり、また無負荷状態になった
りする大きな負荷変動に起因する振動が生じた場合であ
っても、上記振動は摩擦抵抗発生装置13によって吸収
されることとなり、歯車減速機構11における伝動ギヤ
3Tと出力ギヤ35との噛合部において、互の歯が瞬間
的に僅かに離れるようなことがなく、噛合部における衝
撃、騒音等を軽減し抑制できるものである。
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本願
考案によれば、鋸盤において被削材を切断するときの切
断開始初期における歯車減速機構の衝撃、騒音を抑制し
減少できるものである。
なお、本考案は前述の実施例0みに限られるものではな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他0態様でも
実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した丸鋸盤における減速装置の
縦断正面図、第2図は第1図の■−■線に沿う縦断側面
図、第3図は摩擦抵抗発生装置の拡大断面図、第4図は
第3図の側面図である。 (図面中の主要な符号の説明)、5・・・・・ノ)ウジ
ング、7・・・・・・スピンドル軸、1・・・−・鋸刃
、13・・・・・・摩擦抵抗発生装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 減速歯車機構11における伝動ギヤ37と噛合した出力
    ギア35を一体的に備えたスピンドル軸1をハウジング
    5に回転自在に支承して設け、このスピンドル軸1に鋸
    刃1を着脱自在に装着して設けると共に、少なくとも前
    記鋸刃1が被削材を切断する切断開始初期にスピンドル
    軸7に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗発生装置13を設け
    てなることを特徴とする鋸盤。
JP7923480U 1980-06-09 1980-06-09 鋸盤 Expired JPS5928734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7923480U JPS5928734Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 鋸盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7923480U JPS5928734Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 鋸盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS573525U JPS573525U (ja) 1982-01-09
JPS5928734Y2 true JPS5928734Y2 (ja) 1984-08-18

Family

ID=29441726

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JP7923480U Expired JPS5928734Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 鋸盤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6330848B1 (en) * 1998-05-30 2001-12-18 Kanefusa Kabushiki Kaisha Circular saw cutting machine

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JPS573525U (ja) 1982-01-09

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