JPS5928705B2 - 法面湧水の処理方法 - Google Patents
法面湧水の処理方法Info
- Publication number
- JPS5928705B2 JPS5928705B2 JP15483378A JP15483378A JPS5928705B2 JP S5928705 B2 JPS5928705 B2 JP S5928705B2 JP 15483378 A JP15483378 A JP 15483378A JP 15483378 A JP15483378 A JP 15483378A JP S5928705 B2 JPS5928705 B2 JP S5928705B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- spring water
- slope
- treatment method
- soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は法面の湧水処理方法、特に水平排水孔工法の改
良に関するもので、湧水を数箇所に集中させて効果的な
湧水処理を実施しようとするものである。
良に関するもので、湧水を数箇所に集中させて効果的な
湧水処理を実施しようとするものである。
従来、道路建設とか、住宅団地の造成の際形成される法
面には植生工、あるいはモルタル吹付工法等の法面保護
工法が施工されているが、しばしば、法面深部からの湧
水によシ、施工された法面保護工法の効果を発揮しない
まま崩壊する事例が多くみられる。
面には植生工、あるいはモルタル吹付工法等の法面保護
工法が施工されているが、しばしば、法面深部からの湧
水によシ、施工された法面保護工法の効果を発揮しない
まま崩壊する事例が多くみられる。
このような場所には各種の湧水処理工法が実施され、特
に水平排水孔工法は他山の地下水位が高(、切土により
法すべりを起す恐れがある場合や地すべりを生じた場合
の対策工として実施され、法面に略水平の孔をポーリン
グによシあけ、この孔にストレーナ−パイプ(穴あきパ
イプ)を挿入し集排水を行おうとする工法である。
に水平排水孔工法は他山の地下水位が高(、切土により
法すべりを起す恐れがある場合や地すべりを生じた場合
の対策工として実施され、法面に略水平の孔をポーリン
グによシあけ、この孔にストレーナ−パイプ(穴あきパ
イプ)を挿入し集排水を行おうとする工法である。
しかしながら、この水平排水孔工法では、単に法面に穿
設するのみで帯水層(水脈)に当る確率は1/3といわ
れ、又、穿孔部(ストレーナ−パイプ)までの水ミチが
ほとんどない場合が多くいたずらに多数の穿孔を実施し
なければ湧水の処理を行なって地下水位の低下を図多安
定な法面とすることができなかった。
設するのみで帯水層(水脈)に当る確率は1/3といわ
れ、又、穿孔部(ストレーナ−パイプ)までの水ミチが
ほとんどない場合が多くいたずらに多数の穿孔を実施し
なければ湧水の処理を行なって地下水位の低下を図多安
定な法面とすることができなかった。
本発明者は従来の水平排水孔工法の上記のような問題点
に着目し、穿孔の確率を高めるにはいかに−jればよい
か種々検討を重ねたところ、土壌団粒化剤が、土壌表面
に耐水性被膜を形成するという知見を得て、集水水ミチ
の形成の為に実験を重ねた結果本発明に到達した。
に着目し、穿孔の確率を高めるにはいかに−jればよい
か種々検討を重ねたところ、土壌団粒化剤が、土壌表面
に耐水性被膜を形成するという知見を得て、集水水ミチ
の形成の為に実験を重ねた結果本発明に到達した。
即ち、本発明は、湧水箇所のある法面に穿孔機械を用い
て適宜深さの孔を適宜間隔に穿ち、この孔に土壌団粒化
剤の圧力液体を注入し、湧水の集中を図ることを特徴と
する法面湧水の処理方法である。
て適宜深さの孔を適宜間隔に穿ち、この孔に土壌団粒化
剤の圧力液体を注入し、湧水の集中を図ることを特徴と
する法面湧水の処理方法である。
本発明を更に詳細に実施例をあげながら説明すると、道
路建設等によって形成される切土法面等において湧水箇
所あるいは附近に帯水層があシ湧水のおそれがある箇所
においてボーリングマシン等の穿孔機械を用いて孔径6
0羽前後の穿孔を法面深部に向って5程度上向の角度で
帯水層が浅い場合2〜10 m s深い場合には30〜
100mの穿孔を形成し、この孔に土壌団粒化剤をグラ
ウトポンプその他を用いて圧入する。
路建設等によって形成される切土法面等において湧水箇
所あるいは附近に帯水層があシ湧水のおそれがある箇所
においてボーリングマシン等の穿孔機械を用いて孔径6
0羽前後の穿孔を法面深部に向って5程度上向の角度で
帯水層が浅い場合2〜10 m s深い場合には30〜
100mの穿孔を形成し、この孔に土壌団粒化剤をグラ
ウトポンプその他を用いて圧入する。
注入圧力は現地の状況を調査し、現地の間隙水圧の3〜
5倍以上の圧力で注入する。
5倍以上の圧力で注入する。
穿孔部の間隔は現地の状況にもよるが、湧水箇所あるい
は湧水のおそれある場所に0.5〜1.5m間隔に穿孔
する。
は湧水のおそれある場所に0.5〜1.5m間隔に穿孔
する。
穿孔部には深部までストレーナ−パイプを挿入したシ、
孔の途中まで達するストレーナ−パイプもしくは管壁に
穴のないパイプを用いることもある。
孔の途中まで達するストレーナ−パイプもしくは管壁に
穴のないパイプを用いることもある。
以上のような工程で本発明方法を実施すると穿孔部の口
より圧入された土壌団粒化剤は注入圧力によシ、帯水層
内に圧入され、圧入された土壌団粒化剤は帯水層内土壌
の細い間隙に注入され、土壌団粒化剤の接触した土壌間
隙の壁部に耐水性の被膜を形成し、安定した水ミチを形
成する。
より圧入された土壌団粒化剤は注入圧力によシ、帯水層
内に圧入され、圧入された土壌団粒化剤は帯水層内土壌
の細い間隙に注入され、土壌団粒化剤の接触した土壌間
隙の壁部に耐水性の被膜を形成し、安定した水ミチを形
成する。
たとえ穿孔部が多少水脈よシズしたとしても圧入された
土壌団粒化剤によって穿孔部と水脈が連結せしめられ、
穿孔部の集水範囲を著しく拡大することができた。
土壌団粒化剤によって穿孔部と水脈が連結せしめられ、
穿孔部の集水範囲を著しく拡大することができた。
本発明方法に使用できる土壌団粒化剤としてはポリエチ
レンオキサイド、ポリアクリルアマイド、とかEB剤(
商品名 林化学工業株製)等の土壌団粒化剤が使用でき
る。
レンオキサイド、ポリアクリルアマイド、とかEB剤(
商品名 林化学工業株製)等の土壌団粒化剤が使用でき
る。
例えばポリエチレンオキサイドでは分子量100万〜5
00万のものを0.08〜0.1%水容液として使用で
きる。
00万のものを0.08〜0.1%水容液として使用で
きる。
本発明は以上の通シ湧水箇所に設置して穿孔部に土壌団
粒化剤の圧力液体を注入すると−とによ多穿孔部周辺に
耐水性の安定した水ミチを形2成し、法面深部に形成し
た穿孔部の集水範囲を拡大する工法であるから、水平排
水孔工法の水脈に当る確率を高くし、穿孔部の集排水能
力を格段に高めることができた。
粒化剤の圧力液体を注入すると−とによ多穿孔部周辺に
耐水性の安定した水ミチを形2成し、法面深部に形成し
た穿孔部の集水範囲を拡大する工法であるから、水平排
水孔工法の水脈に当る確率を高くし、穿孔部の集排水能
力を格段に高めることができた。
従って従来思わぬ法面崩壊を引き起していたような現場
でも確実にしかも経済的に湧水処理を行い災害を未然に
防止することができたのである。
でも確実にしかも経済的に湧水処理を行い災害を未然に
防止することができたのである。
Claims (1)
- 1 湧水箇所のある法面に穿孔機械を用いて適宜深さの
孔を適宜間隔に穿ち、この孔に土壌団粒化剤の圧力液体
を注入し、帯水層もしくは水脈と穿孔部を連結せしめて
穿孔部に湧水の集中を図ることを特徴とする法面湧水の
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15483378A JPS5928705B2 (ja) | 1978-12-12 | 1978-12-12 | 法面湧水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15483378A JPS5928705B2 (ja) | 1978-12-12 | 1978-12-12 | 法面湧水の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5578720A JPS5578720A (en) | 1980-06-13 |
JPS5928705B2 true JPS5928705B2 (ja) | 1984-07-14 |
Family
ID=15592868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15483378A Expired JPS5928705B2 (ja) | 1978-12-12 | 1978-12-12 | 法面湧水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928705B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2561907Y2 (ja) * | 1990-11-29 | 1998-02-04 | 東北電力 株式会社 | 接地作業棒 |
JPH07123552A (ja) * | 1993-10-18 | 1995-05-12 | Chubu Electric Power Co Inc | 接地器具 |
-
1978
- 1978-12-12 JP JP15483378A patent/JPS5928705B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5578720A (en) | 1980-06-13 |
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