JPS5928655Y2 - 「こ」し器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は済し器に関する。

たとえば河川、湖沼、海底などに沈積した汚泥（ヘドロ
）を処理する方法の→りとして、まずグラブ浚渫し、次
にそのヘドロをヘドロ同化処理装置へ搬送する方法があ
る。

そして、その搬送の手段としては、管路輸送、コンベヤ
方式、クレーン方式等があるが、最も安価で取扱いが簡
単な手段は管路輸送である。

しかしヘドロには多種雑多ｔヨごみ（石、粘土、木片等
）が多（含まれ、太きさも一定していない。

したがってヘドロをそのまま管路輸送した場合には、管
路が詰ってしまうことになる。

そこで本考案はヘドロ等を管路輸送する場合において、
そのヘドロ等から粗ごみを効率よく取り除くことができ
るようにしたｐし器を提供するものである。

以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。

第１図において、１はヘドロ貯蔵槽であって、トラック
２によりヘドロ３が投入されるものである。

４はヘドロ貯蔵槽１内に配設された汗し器、５はポンプ
であって、ｐし器４から濾過液を管路６を介して吸引し
、ヘドロ固化処理装置γ内に投入するものである。

次に沖し器４の詳細について第２図以下の図に基づいて
説明する。

１０は垂直壁であって、ヘドロ貯蔵槽１の側壁１ａに形
成された切欠部１１にガイド枠１２を介して昇降自在に
配設されている。

１３は垂直壁１０の土部を貫通すると共に該垂直壁１０
に軸受１４を介して回転自在に支持された水平軸、１５
はヘドロ貯蔵槽１内において水平軸１３の先端部にキー
１６止めおよびナツト１γ止めされた截頭円錐体、１８
は該截頭円錐体１５に同芯状に外嵌する円筒であって、
多数の孔１９を有している。

２０は該円筒１８と截頭円錐体１５との間に９００ごと
に配設された４枚の仕切板、２１は上記円筒１８の両側
縁にそれぞれ固着された環状板、２２は円筒１８の下方
に配設された濾過液受取ボックスであって、垂直壁に固
着されており、上端開口縁は円筒１８の外周面に接近し
、また側壁に形成した排出口２３は前記管路６に接続さ
れている。

２４は前記垂直壁１０の上端に約９００の範囲にわたっ
て切欠かれた粗ごみ２５の排出口、２６は粗ごみ受取部
であって、垂直壁１０と平行する支持壁２γと、該支持
壁２７垂直壁１０間の両端にそれぞれ配設された一対の
側壁２８と、支持壁２１垂直壁１０間において水平軸１
３に外嵌する逆Ｕ字状の案内壁２９とから構成され、下
部には粗ごみ２５の排出シュート３０を有する。

３１は該シュート３０の下方に配設された粗ごみ排出ベ
ルトコンベアである。

３２は前記支持壁２１に突設された受棚３３上に配設さ
れた減速機付き駆動モータであって、水平軸１３を矢印
Ａ方向へ回転させろものである。

３４は支持壁２１に固着された水平軸１３の軸受である
。

３５は沢し器４を跨ぐようにして配設されろと共に両端
がそれぞれヘドロ貯蔵槽１の側壁１ａに固着されたコの
字形固定枠、３６は両端がそれぞれ前記粗ごみ受取部２
６の各側壁２８に固着されたコの字形昇降枠、３７は固
定枠３５に固着されたナツト部３８に螺合すると共に下
端が昇降枠３６に連結されたねじ棒、３９は該ねじ棒３
７の上端に固着されたハンドルである。

したがって該ハンドル３９を回わすことによってねじ棒
３γおよび昇降枠３６を介して沖し器４を昇降させるこ
とができ、ヘドロ３の上面に対して沖し器４をもつとも
適当々高さ位置にもたらすことができるものである。

４０は截頭円錐体１５の大径側の上部に対向する箇所に
配設された円弧状圧縮空気噴射管であって、該噴射管４
０から圧縮空気を噴射して截頭円錐体１５上の粗ごみ２
５を矢印Ｂ方向へ押し出すものである。

４１は円筒１８の上方において該円筒１８の軸芯に沿っ
て配設された直線状圧縮空気噴射管であって、該噴射管
４１から圧縮空気を噴射して円筒１８の内周面に付着し
ている粗ごみ２５を落下させろものである。

４２は両噴射管４０，４１に接続された圧縮空気供給管
である。

上記構成の作用を説明する。

まずモータ３２を作動させて、水平軸１３、截頭円錐体
１５および円筒１８を矢印Ａ方向へ回転させ、またポン
プ５を作動させる。

すると円筒１８と截頭円錐体１５との間の下部内に入っ
たヘドロ３は円筒１８の孔１９により濾過されてボック
ス２２内に入り、その濾過液は排出［」２３を介してポ
ンプ５に吸引され、ヘドロ固化処理装置Ｔ内に投入され
て固化処理されろ。

濾過により円筒１８上に残った粗ごみ２５は矢印Ａ方向
へ回転する円筒１８および仕切板２０によって持ち上げ
られ、截頭円錐体１５土に載せられる。

そしてこの粗ごみ２５が截頭円錐体１５０頂部上にきた
ならば、噴射管４０から噴射される圧縮空気によりこの
粗ごみ２５は矢印Ｂ方向へ押され、截頭円錐体１５上を
滑って受取部２６内に入り、シュート３０に案内されて
ベルトコンベヤ３１上に落下し、所定場所まで搬送され
るものである。

以上述べたごとく本考案の済し器によれば、ハンドルに
よってねじ捧を回すことにより貯蔵槽内の液体上面の変
動に応じて済し器をもつとも適当な高さ位置にもたらす
ことができろものであって、液体上面が高すぎて円筒が
液体内に没入しすぎて大きな負荷がかかったり、反対に
円筒の液体に対する没入量が少なくて濾過量が減少する
という問題が生じろことはない。

常に適区な状態で流すことができろ。

さらに円筒の下部により濾過し、截頭円錐体の上部にお
いて円筒に残った粗ごみを排出するものであるから円筒
の孔が粗ごみによって詰ったすせず、長期間連続的に沖
過することができろものである。

したがって河川、湖沼、海底など沈積した汚泥（ヘドロ
）を管路輸送する場合に最適である。

また簡単な構成であるから故障しにくく、経済性に優れ
ている。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は概略説明図、第
２図は縦１析面図、第３図は第２図の■−■矢視図、第
４図は一部切欠き平面図である。 １・・・・・・ヘドロ貯蔵槽、３・・・・・・ヘドロ、
４・・・・・・済し器、５・・・・・・ポンプ、６・・
・・臂路、１０・・・・・垂直壁、１３・・・・・・水
平軸、１５・・・・・・截頭円錐体、１８・・・・・・
円筒、１９・・・・・・孔、２０・・・・・仕切板、２
２・・・・・・濾過液受取ボックス、２４・・・・・・
排出口、２５・・・・・・粗ごみ、２６・・・・・・粗
ごみ受取部、３２・・・・・・駆動モータ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 貯蔵槽の側壁適所に設けられたガイド粋に昇降自在に支
   持された壁を設け、固定枠のナツト部に螺合すると共に
   下端が上記壁に連結されたノ・ンドル付きねじ棒を設け
   、上記壁に回転自在に支持された水平軸を設け、該水平
   軸を回転させる駆動装置を設け、上記水平軸に截頭円錐
   体を固着し、該截頭円錐体に多数の孔を有する円筒を同
   芯状に外嵌させ、該円筒と截頭円錐体との間に適当数の
   仕切板を円筒の周方向に沿って適当間隔ごとに配設し、
   上記円筒の下方にｐ過液受取部を設け、上記截頭円錐体
   の上部小径側の側方に粗ごみ受取部を設けたことを特徴
   とするｐし器。