JPS5928594B2 - 波形体製造用の接着剤組成物 - Google Patents

波形体製造用の接着剤組成物

Info

Publication number
JPS5928594B2
JPS5928594B2 JP5635381A JP5635381A JPS5928594B2 JP S5928594 B2 JPS5928594 B2 JP S5928594B2 JP 5635381 A JP5635381 A JP 5635381A JP 5635381 A JP5635381 A JP 5635381A JP S5928594 B2 JPS5928594 B2 JP S5928594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
adhesive
corrugated
composition
saponifiable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5635381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5716079A (en
Inventor
ゲ−リ−・エイチ・クライン
ホ−ウア−ド・エル・アロンズ
ジヨゼフ・エフ・ステイスカ−ル
ドナルド・ジイ−・ステイブンス
ヘンリ−・エフ・ゾベル
ロ−レンス・ウンドロウスキ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unilever Bestfoods North America
Original Assignee
Unilever Bestfoods North America
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unilever Bestfoods North America filed Critical Unilever Bestfoods North America
Publication of JPS5716079A publication Critical patent/JPS5716079A/ja
Publication of JPS5928594B2 publication Critical patent/JPS5928594B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は澱粉を基材とする波形体製造用の接着剤に関す
る。
本発明は又材料物質を接合する、殊に繊維性、セルロー
ズ性の織物の積層物を接合する方法及び更にとりわけ波
形体コンテナ一を製造するのに使用するための紙ボード
の製造に関する。本発明は又新規接着剤組成物の使用に
より製造された構造物に関する。波形体ボードを製造す
るための慣用の方法の一つは、波形ローラーにより帯状
の紙を波形状に処理し、波形体の縦みぞの山の部分に接
着剤を片面だけ施し、次いでライナーと呼ばれる他の紙
の帯を高圧のもとに熱を使用して縦みぞの山の部分に接
着することよりなる。
シングルフエース(片面)波形ボードはそのまま使用に
供される。
しかしこのシングルフエースボードは通常ダブルハッカ
ー段階と呼ばれる波形体製造機械の第2段階に送られて
ダブルバツクボードと呼ばれる両面(ダブルフエース)
のものに加工される。シングルフエーサ一なる語は一般
にその機械装置の第1段階に関する。接着剤は反対側の
縦みぞの山の部分に施され、そして第二の紙(ライナー
)を上記と反対側に比較的少量の加圧のもとに熱を使用
して接着する。紙ボードの第2の縦みぞの接着のために
多量の圧を使用すると波形を破壊する傾向がある事実に
より第2段階に於ける接着の問題を極めて困難ならしめ
る。澱粉基体波形体接着剤組成物はシュー・フィ・バウ
エル(J.V.Bauer)の1936年8月18日に
許可された米国特許第2051025号明細書及び同人
の1937年12月21日に許可された米国特許第21
02937号明細書に記載されているようなスタインホ
ール(Stein−Hall)技術が出現して以来広く
使用されて来た。
スタインホール型の接着剤は二成分水性系のものである
この系中の一成分は一般に加熱処理した又はゼラチン化
した澱粉からなり、担体相として使用される。その他の
成分はカルボキシメチルセルローズのような比較的粘稠
な水性スラリーを形成し得て、これも又担体相として使
用されている。第二の成分又は相はゼラチン化されてい
ない澱粉物質からなる。
この第二の相は潜伏性又は潜在性の接着性相である。即
ちこのような組成物の接着性特性は、接着剤が波形織物
の縦みぞの山の部に施され、ライナーが接着剤の被覆さ
れたみぞに対して押圧され、そして熱及び圧を以て処理
しかくしてその熱により顆粒状澱粉物質をゼラチン化さ
れ、その構造形成が行なわれて始めて具現される。潜在
的接着性相の膨潤及びゼラチン化は、新たに接合された
波形ボードが波形物製造機械装置と組合わされた熱板乾
燥系を通過するに際して起る。
この系は又波形が形成された板の部分的の乾燥を行ない
そして接着剤を充分に固化せしめて、剥離することなく
トリミング、切断及びシート加工のような次段階の操作
を可能ならしめる。波形ボードの結合に於ける最初の粘
着性の程度をグリーン結合強さという。
この特性は、トリミング、切断及びシート加工操作のよ
うな次段階工程の操作中に起る同時的に作用する高度の
剪断力に抵抗することが出来る新たに形成された波形ボ
ードの性能を決定する。そしてこの場合最終的の結合強
さの表示については必ずしも必要としない。グリーン結
合強さ、又は単にグリーン強さは波形ボードが使用する
機械上で製造される操作波形ポードが使用する機械上で
製造される操作速度を制御するための主要な臨界的要素
である。熟達した機械操業者は屡々、トリミング、切断
及びシート加工処理の間に板の剥離が起らずに操作し得
る最高の速度に於て機械を操作せんとするものである。
剥離に対する抵抗は、直接グリーン強さに基ずいている
特性であるから、波形体接着剤の特性は機械効率に直接
重要な役割を演じ、これは従つて機械により示される固
定資産の消却の速度を決定する。波形ボードがトリミン
グ、切断及びシート加工処理された後、積重ねられ、貯
蔵庫に送られ、ここに於て接着剤は充分な強度に硬化す
る。
結合が乾燥しそして充分に硬化するに至つた後、波形板
は、波形シートからそのライナーをゆつくり且つしつか
りと引張ることにより剥離される。ここ30年来波形体
接着剤技術に於ける主要な進歩はジヨーン・シュー・シ
エーンベルガ一及びレイモンド・ピ一・シツコの196
7年11月28日に許可された米国特許第335530
7号明細書に記載されている。
この特許は、部分的に膨潤した澱粉顆粒が水性アルカリ
性ビヒクル中に懸濁された均質相として存在する無担体
(ノーキャリア一)と呼ばれる単相波形体接着剤につい
て記載されている。担体を使用しないことにより本質的
に操作上の経済性が得られる。シエーンベルガーシツコ
特許に於て記載されそして特許請求されている無相体型
波形体接着剤はスタインホール型接着剤組成物と同様な
方法で使用されそして硬化される。波形体接着剤領域に
関するその他の進歩としては、先ず一般に尿素フオルム
アルデヒド、フエノールフオルムアルデヒド及びレゾル
チンフオルムアルデヒドのような合成樹脂の添加による
耐湿性の建造物に関するものがある。
バウエルの特許では技術上、その時間についての著るし
い進歩について記載されている。
バウエルは、彼の接着剤を使用することにより、慣用さ
れている従来技術による接着剤組成物を使用した場合に
比較して、波形板製造機械に於ける操作時間を20%ま
で短縮することが出来ることを報告している。従来技術
による組成物は珪酸ナトリウムに基ずく組成物及び糊精
のようなゼラチン化澱粉又は変性澱粉の使用に基ずく接
着剤組成物を含む。バウエルの教示に基ずくスタインホ
ール型系に於ては波形の中間体ライナーとライナー又は
フエーサーシートとの間の接着剤による結合を形成する
ために要する時間は本質上、接着剤中の湿気が熱により
追出されるか又は紙によつて吸収される速度には無関係
である。
バウエルに依れば接着剤による結合を形成するために要
する時間は主としてゼラチン化された澱粉担体相中に懸
濁された顆粒状澱粉粒子をゼラチン化せしめるために要
する時間に基ずいている。この顆粒状澱粉がゼラチン化
されるに従つて水が取り込まれ、そして接着剤の粘度は
速かに上昇し、直ちにグリーン結合が形成される。そし
てバウエルは、彼の構想に基ずく波形体接着剤を製造す
るためにはタピオカ、ライ麦及びばれいしよ澱粉が、と
うもろこし、小麦及び米の澱粉に対して先天的に優れて
いると考えた。バウエルは彼の構想に基ずく系中の潜在
性接着剤成分として使用するための澱粉の適否を決定す
ると考えられる四つの重要な要素について記載している
。これら四つの要素を次に示す:(1)波形体製造機械
の導入部に於ける熱により顆粒状澱粉を完全にゼラチン
化せしめるために要する時間。
(2)澱粉がゼラチン化するための温度。
(3)ゼラチン化後に於て得られる粘度。
(4)ゼラチン化後に於て得られる粘着性の程度。
しかし、これに続く構想の進展に於ては、グリーン結合
強さは主として結合剤の側からの湿気の蒸発によること
を教示している;テイヤ一(Thayer)およびトマ
ス(ThOmas):波形板に於ける膠剤の分析(アナ
リシス・オブ・ザ・グルーラインス・イン・コラゲーテ
ツドボード);タツピ(TAPPI)第22回波形コン
テナ一会議、1971年5月。
本発明者は今回、澱粉物質の選択した種類を波形体接着
剤組成物中の接着性成分どして使用した場合には優秀な
性質を示すことを見出した。
これらの有利性の一つとしては、一般に同一水準の接着
性のもとに於て、慣用のスタインホール型波形体接着剤
組成物又はもつと最近紹介された無担体波形物接着剤組
成物を使用した場合に可能と考えられる速度よりも通常
更に50ないし100%速い機械操作速度を使用出来る
ことである。換言すれば、波形体接着剤組成物中の主活
性接着性成分が、同一試験条件のもとで未変性コーンス
ターチと比較した場合インストロッカ−時間加熱曲線に
於て少なくとも約30%大きい面積及びインストロッカ
−時間冷却曲線に於て少なくとも約30%大きい面積を
示すような鹸化され得る澱粉エステルである場合に優秀
な結果が得られる。
本発明による接着剤組成物は、少なくとも約0.015
の鹸化され得る置換度(D.S.)を有する鹸化され得
る澱粉エステルであるような主接着性成分を使用するこ
とに基ずくものが好ましい。本明細書に使用する「鹸化
され得る置換度]なる語は澱粉分子に就いての総べての
鹸化され得るエステル基の全体の置換度を意味する。殊
に好ましい澱粉エステルは酢酸澱粉、コ・・ク酸澱粉及
び酢酸コ・・ク酸澱粉である。これら活性の接着性成分
の1種類又は2種類以上を、スタインホール型組成物又
は無担体型組成物のいずれかに使用することによりいず
れも従来技術に対して優秀な改良が達せられるとの有利
性が得られる。最も好ましい接着性成分は約0.025
ないし0.045の範囲内の鹸化され得る置換度を有す
る酢酸コハク酸澱粉である。
これら置換度水準は酢酸コ・・ク酸澱粉に適用すること
が出来る範囲を示す。本発明に従つて重要であるその他
の誘導体はそれら自体の置換度範囲を有する。一般に、
若しも置換度が余りに低い場合には、その誘導体物質は
波形体接着剤組成物に使用した場合には未変性のコーン
スターチよりも余りに大きな改良は示されない。若し置
換度が余りに高い場合には、そのゼラチン化温度は操作
上使用することが出来ない。本発明に従つて使用するた
めの定義された特定物質は上記に於て定義された澱粉誘
導体である。これらの澱粉誘導体は使用に先立つてその
場で製造することが出来、即ち波形体製造機械上に於て
又はこれらは操作中に製造されて、従来技術による処理
に従つてこのような目的のために使用されるその他の澱
粉物質の如く波形体接着剤組成物中に配合することも出
来る。又上記澱粉エステルから製造することが出来る変
性澱粉を使用することも出来る。
これらの変性澱粉は澱粉エステルを本質上完全に鹸化せ
しめ、この際形成される塩類を除去することによつて製
造される。得られた変性澱粉は次いで乾燥される。この
誘導体は本質上完全に上記澱粉物質から離れているので
あるが、この変性澱粉はなお上記エステルの有利な性質
を保持している。本発明により特定された物質が特定的
に波形体接着剤に使用して何故優秀な効果が得られるか
についての理由については未だ充分に解明されてはいな
いのであるが、これらのものはゼラチン化に際して異常
に高い粘度を具現せしめるばかりでなく、これに加える
に溶剤の蒸発を必要とすることなくして高度のグリーン
強さが得られると理論づけることが出来る。
本発明による有用な澱粉物質の最終的形体は未だ明らか
にされていないのであるが、エステルは波形体製造機械
の混合装置中にある四囲の情況の下に於て短時間内に本
質上完全に鹸化されることが知られている。
本発明について、その数種の特定の態様を更に詳しく説
明することによつて更に本発明を明らかにする。
記載した部及び%ぱ特に規定しない限りコマーシャルベ
ースとしての重量部及び重量%なることを示す。澱粉物
質についてのコマーシャルベースでは約12%の水分を
含む。主活性の接着性成分を適当に選択することは本発
明の本来の実施に於て極めて重要なことである。
主活性接着性成分として使用するための鹸化され得る澱
粉エステルの製造のためには、出発原料澱粉は任意の作
物から得ることが出来る。例えばとうもろこし、小麦、
米及びグレイン・ゾルガム(SOrghum)のような
非−ワキシ一穀粒原料から得られたものが好ましい。こ
こに使用する澱粉なる語は広義の意義を有し、粉末、非
変性澱粉及びくずを含む。コーンスターチは出発原料澱
粉として好ましい。原料澱粉は、ここに記載するように
本発明に於て希望する特性を有する主活性接着性成分を
製造するためにエステル化される。
代表的の波形体接着性組成物に於ては接着力及び粘着力
を強大化せしめそしてゼラチン化温度を調整するために
一般に硼砂及び苛性アルカリが添加される。
担体型又は無担体型接着剤組成物を使用する場合には、
いずれの場合でも組成物のスタインホール粘度は、機械
の総べての速度範囲に於て縦みぞの山に施すべき接着剤
の適当量を許容する慣用の範囲内でなくてはならない。
一般に波形体製造機械を操作し易くするためには、接着
剤組成物は約20秒ないし約100秒の範囲のスタイン
ホール粘度を有していなければならない。組成物の最適
のスタィンホール粘度は特定された波形体製造装置によ
つて定まる。特に限定しない限り、本明細書に記載しそ
して特許請求の範囲内で特定した物質は接着剤組成物を
形成せしめるために添加されるものである。
接着剤組成物の特殊の状態に於ては、ある種物質の形態
を変性させることが出来る。例えば澱粉エステルは代表
的の波形体接着剤組成物中で鹸化する。このことにより
存在するアルカリの相当な量を減量せしめることが出来
る。硼砂はその数種のもののいずれのものでも又は主と
して組成物のPH値に基ずきこれら数種のものの当量混
合物として存在せしめることが出来る。前記したように
、接着剤組成物にアルカリ及び硼砂を添加することは波
形物工業に於て標準的操作である。
しかし又これらのものを含んでいない組成物も波形体接
着剤として使用されてはいるが、本発明による組成物に
はこれらのものは共に添加する方が好ましい。硼砂は一
般に接着剤ペーストのゲル構造を増加せしめるために使
用される。
しかし硼砂の過剰量は硬化された結合強さに対して逆効
果を有する。更に硼砂は組成物のゲル化温度を増加させ
る傾向を有する。一般に約5%までの硼砂(10モル)
が組成物中に配合される。殊に慣用の量としては約2な
いし約3%である。この百分率は組成物中の、主活性接
着性成分及び担体成分の両方を含む全体の澱粉物質に基
ずくものである。硼砂が10モルの代りに5モル使用さ
れるならば、水和の減量された水を補充する必要がある
。無指体系に於ては硼酸を反応停止剤として使用するこ
とが出来る。硼酸は速かに硼酸塩に転換され次いで添加
硼砂の代替物として使用することが出来る。本明細書に
使用する如く、「硼砂」なる語は、硼酸を添加するため
に提供される硼酸塩を総べて含む。標準型のアルカリは
いずれも使用することが出来る。しかし経済性の理由か
ら水酸化ナトリウムが最も普通に使用される。アルカリ
は容易に操作し得る点に至るまで接着剤組成物のゲル化
温度を低下せしめるために使用される。一般にこれは約
1451:′ないし約150下の範囲であるが、ある適
用範囲では約140ないし160′Fである。しかしア
ルカリはゲル構造形成を減退せしめる傾向があるから、
慣用のものでも又は本発明によるものでも如何なる波形
体接着剤組成物にも多量のアルカリを添加すべきでない
ことは重要なことである。一般に系中の全体の澱粉物質
に基ずき約5%までのアルカリ(水酸化ナトリウムとし
て計算して)が使用される。殊に約3ないし35%の量
が更に一般に使用される。本発明を実施するに当つて澱
粉エステルを本質上完全に鹸化するために少なくともそ
の充分量を使用することは厳密であることを要し、極め
て重要なことである。
上述したアルカリ量は上記の最低量を超過したアルカリ
量について記載してある。本発明を実施するに当つた使
用される特定の澱粉エステルは、波形体接着剤組成物の
四囲の状況のもとにあつて鹸化されるものである限り臨
界的ではない。従つて酢酸澱粉のような経費を要しない
簡単な澱粉エステルが好ましい。殊に酢酸コ・・ク酸澱
粉のような混合エステルが好ましい。澱粉エステルは工
業製品として入手することが出来るし、又は未変性の澱
粉を酸無水物、酸ハライド、ビニルエステル類及びこれ
らに類するものと反応させるような任意の慣用の方法で
製造することが出来る。上記試薬は本発明を本来の実施
態様そのままの方法で実施する際にも使用可能である。
しかし、共に未変性澱粉及び澱粉エステルのいずれの実
際上のゲル化温度より低い温度でエステル化が行なわれ
ることが必要である。更に、接着剤組成物の水分含量は
、ゼラチン化の直後に於て著るしく粘着性の接着剤特性
が得られるように調整すべきである。
このことはゼラチン化を完了させるために充分の水が存
在しなければならないことを意味する。波形体製造装置
中に於て熱を供給した場合に速かに粘着性が発現される
ことが最も望ましい。本発明による接着剤組成物中に使
用される澱粉物質の量は慣用の組成物に於て使用される
量と同様である。
一般にスタインホール型組成物の顆粒澱粉成分は約10
ないし約25%の澱粉を含む。最終的接着剤混合物は一
般にゼラチン化された担体の形のものとして全体の澱粉
の約12ないし約25%を有する。本発明による澱粉エ
ステルは又スタインホール型接着剤の担体部分として使
用することが出来る。
このような場合!キ、これら澱粉エステルが非常に粘稠
であるため吋担体の量をいくらか減量せしめることが出
来る。望ましい置換度は選択した特定澱粉物質に基ずく
しかし、一般に、最低約0.015の鹸化され得る置換
度のものを使用するのが好ましいことを見出すことが出
来た。最低約0.015の鹸化され得る置換度(D.S
.)を有する澱粉エステルはインストロン試験評価、赤
外線回析を満足せしめ、これにより未変性のコーンスタ
ーチを主活性接着剤組成物として使用した場合達せられ
る速度より少なくとも約20%増大された速度に於て機
械を操作することが出来ることが判明した。一般に0.
015より大きい置換度水準のものは更に速かな速度で
機械を操作することが出来る。
約0.025ないし約0.045の範囲の鹸化され得る
置換度を有する鹸化され得る澱粉エステルを使用するの
が有利であることが判明した。このような物質を使用す
ると一般に慣用の接着剤を使用して得られる速度よりも
約100%までも速度を増加した速さで波形体製造機械
を操作することが可能となる。グリーン強さ及びグリー
ン強さを生成せしめるゼラチン化波形体接着剤の粘度は
結合の厳密な立 こ場に於ける直接の定量的測定を便宜
的に行うことは不可能である。
しかし、波形体の処理速度を改良せしめる、更に一層高
いグリーン強さを生成するための波形体接着剤の固有の
能力は、本発明に従つて使用するために選択された主活
性接着性成 1分から特殊の方法で製られるペーストの
インストロンーカ一時間曲線のもとに面積を測定するこ
とによつて予想することが出来る。主活性接着性成分の
ペーストのインストロッカ−時間曲線は下記方法によつ
て測定することが 1出来る。
標準的インストロン法 インストロン・テンジル・テスター(InstrOnT
ensileTester)(引張り強さ測定器)モデ
ルTTにコンプレツシヨンロードセル1CM″を装 冫
置する。
直径約22詣及び高さ約175mmのカルチユアーチユ
ーブを恒温チヤンバ中に装置する。このチャンバは直径
約23mTn及び高さ約116關の金属スリープであり
、3/16インチの銅製の管の約4フイートのもので覆
われており、そして 〉アスベストラツプでカバーされ
ている。この銅製の管は恒温浴に適当な導人管により結
合されている。試験するための澱粉スラリーはカルチヤ
ーチユーブの中に2.75インチの高さにまで供給され
る。
,カルチャーチユーブは、銅管を通して210′11′
の温度の循環水で予じめ加熱されているスリープ中に沈
められる。0.184インチの直径を有する熱電堆探査
針をスラリーの上部表面から約1インチの深さにまで挿
入させる。
機械装置及び記録器を同時に作動せしめ乍ら、探査針を
0.02インチ/分の速度でスラリー中に挿入して行く
。この加熱周期を14分間継続せしめ、次いで熱水の循
環を停止せしめる。次に1分後、銅管に氷水を15分間
循環させる。記録器中に得られる曲線を力一時間曲線と
呼ぶ。
最初の15分間の分画を加熱周期とし、第2次の15分
間の分画を冷却周期とする。インストロン法で使用する
試験スラリーは次のようにして製造する。
予じめ決定した量の未変性のコーンスターチを110m
1の水で処理してスラリーとなす。
予じめ決定した量の4%W/Vの硼砂(10モル)溶液
及び予じめ決定した量の20%W/VNaOH溶液を添
加する。全体の添加量が60m1となるように充分量の
水を添加する。得られたスラリーは5分間攪拌のもとに
212′T″に加熱し、次いで5分間放置する。次いで
これを直ちに予じめ製造した第2のスラリーに添加する
。第2のスラリーは試験用澱粉507を水165m1!
中に処理してスラリーとなす。
第1のスラリーはこのスラリーと混合し、この混合物を
15分間攪拌する。次いで直ちにこれをインストロンテ
スタ一上で試験する。未変性コーンスターチの試料をこ
れら標準条件のもとで試験澱粉として試験処理した。
力ー時間加熱及び冷却曲線は上記の如くして作製され、
そしてこれら分画の各々に於ける面積を別々に測定した
。上記方法を試験すべき澱粉物質について行なう。
試験澱粉の加熱曲線に基ずく面積は未変性コーンスター
チに於ける場合の面積と比較する。これと同一のことを
冷却曲線に於ける面積に就いて行なう。曲線の各々の分
画に於ける面積は互に独立して処理されることが強調さ
れなければならない。このようにして測定された絶対面
積はこの試験方法により主として測定された任意的の値
である。試験の決定的の特色はこれらの絶対的の値では
なくて、同一試験条件のもとで行なわれた、試験澱粉の
面積の未変性コーンスターチの面積に対する比である。
このことは担体澱粉、硼砂及び水酸化ナトリウムの予じ
め決定された量は同一であることを意味する。なお、上
記面積の比は、実際には、インストロン・テンジル・テ
スターで測定して得られた両者の曲線をそれぞれハサミ
で切り抜き、その切り抜いた紙の重量を比較した相対的
な値で示すことができる。
インストロン試験は接着線上に於ける粘度及びゲル構造
を共に正確に得ることは出来ないが、波形体結合の四囲
の状況に於いて高度のグリーン強さを具現せしめるため
の特殊の、主接着性成分の性能についての比較的の測定
値を与えることが出来る。
機械操作速度に於て希望するところの20%の改良を得
んとするためには、エステル物質は、共にインストロン
加熱及び冷却曲線に基ずく面積に於て、未変性コーンス
ターチと比較して少なくとも約30%大きい面積を示さ
なければならないことが判明した。
換言すれば、共に加熱及び冷却曲線に基ずく30%イン
ストロン値の改良(より大きい面積)を示す鹸化され得
る澱粉エステルは、同一装置を使用した場合未変性コー
ンスターチを使用して得ることが出来る機械の操作速度
よりも少なくとも約20%速やかな機械操作速度が得ら
れることになる。澱粉エステルとしては全体の鹸化され
得る置換度(D.S.)が少なくとも約0015を有す
るものが重要である。
鹸化され得るD.S.の上限は経済性及び官能性による
。この物質は又、例えば誘導体の製造中又は接着剤組成
物の製造中に於けるような、使用以前に於てゼラチン化
することが無いように充分に高いゲル化温度を有するこ
とが必要である。鹸化され得るD.S.の正確な上限は
使用される特別な置換基によるが、一般にモノカルボン
酸のエステルに対しては約0.1であり、そしてジカル
ボン酸のモノエステルに対しては約0.06である。
接着剤組成物の四囲の状態のもとにあつてはJ.スチル
は比較的に短時間内に於て鹸化されることが知られてい
る。このことは、エステルはそれが縦みぞの山の部分に
施される以前に於て本質上完全に鹸化されていることを
意味する。鹸化された澱粉物質の正確な構造は判明して
いない。おそらく系中に一般に存在する苛性アルカリ又
は硼砂のどれかと錯結合していると考えられる。機械操
作速度の改良の一因は組成物中のアルカリ水準の低下に
基ずくと考えられている。
エステルが鹸化されるにつれてアルカリの一部は消費さ
れる。澱粉エステルの有する有利な性質のあるものは鹸
化されたものに於てもなお保持されている。
実際上縦みぞの山の部分に施される以前に於てエステル
は本質上完全に鹸化されている。澱粉エステルを鹸化す
ることによつて変性澱粉物質が生成されることが判明し
た。鹸化はアルカリの存在のもとに於て行なわれるが、
更に鹸化媒質中に硼砂を含ませることも出来る。次いで
変性された物質は乾燥される。この工程により、即ちエ
ステル化し次いで鹸化することにより原の未変性澱粉物
質とは異なる物質が得られる。この変性された物質は、
澱粉エステルを使用する場合と同様の方法で波形体接着
剤組成物に使用することが出来る。未変性コーンスター
チと比較して改良されたグリーン結合強さが得られる。
変性の正確な機構は知られていないが、おそらく顆粒の
物理的崩壊又はアルカリと澱粉との間の少量の錯体の形
成が起るのであろう。波形体接酒済1組成物中のアルカ
リの量を減量して使用しても機械操作速度の改良のため
の原因とはならない。
未変性コーンスターチ及び本発明による澱粉エステルが
正確に同一のアルカリ水準に於て処理される場合でも、
澱粉エステルを使用した場合機械速度はなお著しく速か
である。澱粉エステルは、接着剤組成物を製造する際、
波形体処理機械上に於て、その場で形成される。
従つて組成物中に単にエステル形成性剤を添加するだけ
でよい。その条件は非常に速かなエステル化が行なわれ
、次いで非可逆的の鹸化が行なわれるような条件である
。エステル化剤は上記のような慣用されている物質であ
る。このエステル化剤は、未だ鹸化の行なわれていない
場合に於て、本発明に従つて使用するのに適する鹸化さ
れ得る置換度を有する生成物が生成されるような量で添
加される。一般に無水酢酸のような反応剤は、波形体接
着剤組成物で得られるような条件のもとで約50ないし
約70%の反応効率を有する。接着剤組成物に上記物質
を添加する順序は本来の方法を達せしめるためには厳密
であることを要しない。
勿論エステル化剤は、少なくともその一部が分解を起す
ような期間に亘つて四囲の物質中に残留されないように
することが必要である。本発明が更に充分に理解される
ように本発明による特定の態様を下記に示して例解する
。これらのものは単に本発明を例解し記述するものであ
つて、本発明はこれらにのみ限定されるものではない例
1 比較とする波形体ボードの製造の操作 本発明による波形体接着剤は慣用されている未変性澱粉
スタインホール接着剤組成物に対して進歩改良されたも
のであることを証明するためには、これ以上の速度に於
ては従来技術による澱粉接着剤は次段階の操作中に於て
充分に剥離を防ぐことが出来るように波形体ボードを結
合することが不可能であるような限界を決定し、そして
次に本発明に従つて製造された接着剤を使用して失敗点
に達することなくして如何なる機械操作速度に至るまで
波形体ボードを製造することが可能であるか決定するこ
とが必要である。
本例の試験に於て製造された波形体ボードは総べて2個
の42ポンドのクラフトライナーの間に位置する26ポ
ンドの波形体シートよりなるダブルハッカーポートであ
る。
市販のダブルハッカー波形体ボード製造装置を使用した
。この試験に於て熱板の温度は総べて300′Fに調整
した。最初接着剤供給装置の接着剤供給隙間を0.01
4インチにセツトした。対照として使用するスタインホ
ール型の慣用の波形体接着剤及び本発明による波形体接
着剤組成物は下記表のようにして製造した。慣用されて
いるダブルハッカー組成第1次ミキサー 水10.0ガロン添加、 未変性コーンスターチ20.0ポンド添加、150下に
加熱、水2.0ガロン中に溶解したNaOH33ポンド
添加、15分間攪拌、 冷却水10.0ガロン添加、 10分間混合しそして110′Fに保つ。
第2次ミキサー 水30ガロン添加及び90′Fに加熱、 10モル硼砂3.4ポンド添加、 未変性コーンスターチ100ポンド添加、30分を要し
て第1次を第2次に添加しそして110′Fに保つ。
水4,5ガロンを以て粘度を60秒に調整。
本発明によるダブルハッカー組成第1次ミキサー 水10,0ガロン添加、 未変性コーンスターチ19.0ポンド添加、150′F
に加熱、水2.0ガロン中に溶解せしめたNaOH3.
9ポンド添加、15分間攪拌、 冷却水10.0ガロン添加そして1101:′に保つ。
第2次ミキサー水30.0ガロン添加そして90′Fに
加熱、10モル硼砂1.5ポンド添加、酢酸コハク酸澱
粉(アセテート0.027D.S.、サクシネート0.
01D.S.)100ポンド添加、30分を要して第1
次を第2次に添加そして110′Fに保つ、5分間撹拌
そして10モル硼砂1.5ポンド添加、水4.5ガロン
添加して粘度を60秒に調整。
これらの組成物の接着性を下記の如くして測定した:ダ
ブルバツカ一 接着性 これら接着剤組成物は共に連続的に同一の波形物製造機
上で評価した。
上記対照接着剤を使用して、波形物製造機で波形体ボー
ドが切断ナイフ処理に於て、剥離が起り始める以前に於
て得られる最高の速度は450fpmであつた。
スタインホールのダブルハッカー接着剤組成物の原料澱
粉の部分として酢酸コハク酸澱粉を使用することによつ
て毎分600フイートの速度に達することが出来た。
この点に於て、ダブルハッカー供給装置上の接着剤隙間
は0.014インチから0.016インチに増加しそし
て波形体製造機は毎分700フイートの速度に於て操作
したが、これは対照と比較して更に55%の改良であり
、そして優秀なダブルハッカーグリーン強さを有する。
シングルフエーサ一波形体製造機は、ダブルハッカーに
シングルフエース波形紙を供給した場合、シングルフエ
ーサ一段階に使用した接着剤組成物が代表的な従来法に
よる未変性澱粉接着剤であり、接着剤が充分速かにゼラ
チン化されるのに充分な熱を製造機により供給すること
が出来ないことにJEせ〉 L−:i:]コν詳ド1し
′f′,寸氾2上与1卜A,ンシテく座いンFrl)し
かし機械の低速度に於て製造されたシングルフエーサー
ブリツジ全幅ボードを使用したダブルハッカー工程は、
毎分800フイート以上を越す短時間的の操作速度を得
ることが出来る。これら高速走行の限界は、結合されて
いないシングルフエーサーシートがダブルハッカー接着
装置に達した場合に起る。従つて、酢酸コ・・ク酸澱粉
接着剤は、毎分700フイートを著るしく超過するよう
な波形物処理速度に於て良好なダブルハッカー波形体ボ
ードを製造し得ることは明らかである。例2波形体ボー
ド製造 例1記載の方法に於けるのと同一の波形体製造機を使用
しそして本質上同一の操作上の条件のもとで更に波形体
製造の試験を行なつた。
この装置を使用して、0.013インチ及び0.014
インチの接着剤間隙を以て、42ポンドのライナー及び
26ポンドの波形媒質を使用してボードを製造した。主
接着性成分として使用される澱粉誘導体は下記の如き特
性を有す:これはアセテートD.S.O.Oll;サク
シネートD.S.−0.015を有する酢酸コハク酸澱
粉である。
下記の如くして製造された接着剤組成物は、充分な成功
のもとに極めて速かな機械操作速度に於て操作すること
が出来た。組成物を下記に示す。よく毎分700フイー
トの機械操作速度が得られた。
接着剤間隙を0.009インチに減じることにより80
0fpmを越える持続的の波形体製造機械の操作速度が
得られた。この点に於て機械の実際上の極限に達しそし
て42ポンドライナ一は62ポンドライナ一と置換えた
。更に重いライナーを使用して、波形体製造機械の熱板
を350′Fに設定し、650fpmの速度に於て極め
て効率よく波形体ボードが製造された。
慣用の澱粉接着剤では、これらライナーを同じ機械で処
理した場合は熱板の温度300′Fに於て300〜50
0fpm及び350′11′に於て350〜40。0f
pmの限界を示した。
本発明による組成物を使用した場合は波形体の製造効率
はめざましく卓越している。例3 例2記載による製法に於ける追加の製造例:スタインホ
ール組成物例2の最終的に記載した方法に従つて同一機
械を使用して62ポンドライナ一を使用し下記特性を有
する主接着性成分を使用して追加的に試験を行なつた:
(a)として定義された澱粉誘導体は例2に記載された
ような接着剤組成物中で製造されそして300′Fに設
定された熱板を以て、0.007インチの接着剤供給間
隙で波形体製造機上で使用される。
最初は600fpmの機械操作速度が得られた。接着剤
供給間隙を0.010インチにまで開くことによつて7
50fpmまでの速度に達することが出来た。熱板温度
を350′Fに上昇せしめることによつて775fpm
の操作速度が得られ、しかも満足すべきボードが製造さ
れた。例2記載の接着剤組成物中に(5)に定義した澱
粉誘導体を配合することによつて、0.007インチ接
着剤間隙に於て熱板を350′[?に設定して波形体製
造機を操作することにより800fpmの速度に於て満
足すべき波形体ボードを製造することが出来た。
例4 無担体型組成物 水性スラリー中に主接着性成分として酢酸コ・・ク酸澱
粉(アセテートD.S.−0.0266;サクシネート
D.S.=0.018)18〜20%を含む接着剤組成
物(−1)を使用して小規模試験を行なつた。
このものはその組成に於ては慣用の一回の粉砕器規準の
11袋混合物(即ち全体の接着剤略650ガロン中に接
着性成分11袋を含む組成物に相当する)に相当するも
のである。第二の試験としては、未変性コーンスターチ
及び主接着性成分の、1回の粉砕器規準に対して11袋
中の2袋(即ち約18%)が未変性コーンスターチであ
り、残りが主接着性成分であるような割合よりなる混合
物より製造した接着剤組成物(−2)を使用して行なつ
た。
各々これら組成物はこれらを直ちに使用することが出来
る状態にしてからスタインホール粘度を測定した。
これらを調整する方法はU.s特許第3355307号
明細書に記載されており、下記の如くして行なう。澱粉
物質250f7を105′Fの水890m1申にスラリ
ーとなし、室温に於てこの澱粉スラリー中に4%水酸化
ナトリウム275m1を4.5分を要して添加する。次
いで反応は600cps.に於て4.77の硼酸を以て
停止せしめる。得られたペーストはいずれの場合も部分
的に膨潤した顆粒の本質上均質の懸濁体よりなる。直ち
にスタインホール粘度測定を行ない、次いで100′F
′に於て緩るく攪拌しながら24時間貯蔵した後に於て
も行なう。粘度は代表的の慣用の組成物と同様であつた
。例5 下記組成を有する接着剤組成物を製造した:第一次ミキ
サー上記組成物はシングルフエースサイド上90ポンド
のライナー及びダブルハッカーサード上2個の積層され
た90ポンドのライナーを使用して工業的規模の機械上
で試験した。
320fpm.の速度に於て良好な結合が得られた。
慣用の接着剤では同一試験条件のもとで約200〜25
0fpm.のもとで操作可能である。上記組成物は積層
用接着剤として使用して満足すべき結果が得られる。
しかし、この特殊の機械では慣用の組成物又は本発明に
よる組成物のいずれかを使用した場合、その最高速度に
於て操作することが出来たようなデータは数値的には得
ることが出来なかつた。例6 例5に記載したのと同じ酢酸コ・・ク酸澱粉を使用して
別の接着剤を製造した。
担体澱粉の量は210ポンドであり;その他の組成は例
5に記載したものと同じである。例5で使用したのと同
じ90190/90積層板、ライナーを使用して420
fpmの速度に達することが出来た。69ポンドライナ
一にこの接着剤組成物を使用して上記の機械で積層せし
めた90ポンドライナ一よりなるダブルハッカーライナ
ーを使用して更に試験を行なつた。
410fpm.の速度が得られた。
慣用の接着剤を使用してこれら両者の等級のボード速度
は、これら両者の場合接着剤上の失敗により制限されな
いが、更に高速度に於ける過負荷駆動によつては制限さ
れる可能性がある。例7 水330m1,中の未変性コーンスターチ24.67の
スラリー中に2。
75%(W/V)硼砂溶液25m1、3』9%(W/V
)NaOH45d及び無水コハク酸0.018モルと無
水酢酸0.048モルとの混合物を添加した。
得られたスラリーに就いて実験室的測定の結果優秀な接
着性を有することが示された。例8 例7記載の方法に於て、無水コハク酸の代りにアジピン
酸無水物を置換えて使用した。
生成物は同様に優秀な波形体接着剤であることが示され
た。例9下記組成物を使用して、コマーシャルベースに
於て一連の各種の製品を製造した。
これに第一次ミキサーのものを30分間要して添加する
エステルを使用した場合にはNaOHは20ポンドに、
そして硼砂は18ポンドに増量した。
組成物について、60ポンドのライナーを使用し、接着
剤用の間隙をシングルフエーサ一の場合は060202
に、ダブルハッカーの場合は0.018″ に設定して
一連の試験を行なつた。例10インストロンーカ一時間
曲線は下記澱粉物質について標準法に従つて作製した。
例11 標準的インストロンの力一時間 面積を下記澱粉物質に
ついて測定した。
例12 例1記載の方法で得られた物質をNaOH及び硼砂の存
在のもとに鹸化した。
次いで水で洗滌して苛性ソーダ、硼砂及び塩類を除去す
る。標準法によるインストロッカ一時間を測定した。こ
のものは58%の加熱周期改良及び82%の冷却周期改
良を示した。例13 例5記載の方法で得られた物質を使用して例12記載の
方法を繰返えした。
このものは58%の加熱周期改良及び102%の冷却周
期改良を示した。これに酸中和段階を導入せしめると、
未変性コーンスターチに対して何ら著るしい改良は示さ
れなかつた。
酢酸コ・・ク酸澱粉及びその他のここに定義する特定の
主接着性成分は、未変性コーンスターチ及びその他の慣
用の物質と比較すると優秀な結果が得られるが、これら
は、例えば未変性コーンスターチのような慣用のものと
同じような一般法により本質上同一の割合で波形体接着
組成物を製造するために使用することが出来る。
一般に本発明の主接着性成分は、スタインホール型及び
無担体型の接着剤組成物のいずれに於ても慣用の主接着
性成分の一部又は好ましくは全部を置換えて使用するこ
とが出来る。組成分の量についての特定の変化及びその
他の成分の添加は、慣用の接着剤組成物に於て行なわれ
ているのと同じ方法で組成物中これら主接着性成分を使
用して行うことが出来る。このような変化は業者にとつ
てよく知られているところである。スタインホール型接
着剤系の詳細については米国特許第2051025号及
び第2102937号明細書に記載されており、本明細
書にも同記載を引用している。
無担体型接着剤系の詳細は米国特許第3355307号
明細書に記載されており、本明細書にもこれを引用した
。本発明による新規組成物を無担体組成物中に使用する
場合には、酸無水物及び酸クロリドのような反応停止剤
が使用される。これらは酸又は酸形成性物質として広義
に定義される。反応停止剤を注意して選択することによ
り、これらを反応停止剤及びエステル化剤として使用す
ることが出来る。勿論、最終的に結合強さはグリーン結
合強さと対照してみると生成物の総べての慣用されてい
る用途に適合することが出来るように充分に高度である
ことが必要であるピン接着試験は本発明による接着剤組
成物を使用した場合の最終的結合強さは慣用の接着剤の
結合強さと本質上等しいことを示した。
本発明による接着剤組成物は波形ペーパーボードを製造
すること以外の他の用途にも勿論使用することが出来る
例えばチユーブ捲き、積層板及び多層紙袋の製造に使用
することが出来る。更に硬化された結合体に耐水性を附
与せしめるために慣用の添加物を組成物中に配合するこ
とが出来る。上記に本発明についてその特定態様につい
て説明したが、一般に本発明の要旨に従い、本発明の属
する領域の技術者にとつて知られており又は慣用されて
おり、上記要旨に適用し得るものであり、本発明の範囲
内であるような変化を含み得る範囲内で本発明を変化せ
しめることが出来、そして本発明の変形、使用又は適用
は可能なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主活性成分として、非ワキシ−穀粒原料から得られ
    た澱粉の鹸化され得る澱粉エステルであつて、同一試験
    条件のもとで未変性コーンスターチと比較してインスト
    ロン力−時間加熱曲線のもとに少なくとも約30%大き
    い面積及びインストロン力−時間冷却曲線のもとに少な
    くとも約30%大きい面積を有する鹸化され得る澱粉エ
    ステルと上記鹸化され得る澱粉エステルを本質上完全に
    鹸化するために充分量のアルカリとを含むことを特徴と
    する、波形体製造機械に使用するために適する接着剤組
    成物。 2 鹸化され得る澱粉エステルは少なくとも0.015
    の鹸化され得る置換度(D.S.)を有する特許請求の
    範囲1記載の組成物。 3 鹸化され得る澱粉エステルは酢酸澱粉、コハク酸澱
    粉、酢酸コハク酸澱粉並びにこれらの混合物よりなる群
    から選んだものである特許請求の範囲1記載の組成物。 4 鹸化され得る澱粉エステルは約0.025ないし約
    0.045の範囲の鹸化され得る置換度(D.S.)を
    有する酢酸コハク酸コーンスターチである特許請求の範
    囲1記載の組成物。 5 コマーシャルベースで、澱粉物質の全体量に基づき
    、約5%までの添加したアルカリ及び約5%までの硼砂
    (10モル)を含む特許請求の範囲1記載の組成物。
JP5635381A 1975-07-22 1981-04-16 波形体製造用の接着剤組成物 Expired JPS5928594B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US59809575A 1975-07-22 1975-07-22
US598093 1975-07-22
US598094 1975-07-22
US598095 1975-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5716079A JPS5716079A (en) 1982-01-27
JPS5928594B2 true JPS5928594B2 (ja) 1984-07-13

Family

ID=24394207

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5635481A Expired JPS5928595B2 (ja) 1975-07-22 1981-04-16 波形体製造用の接着剤組成物
JP5635381A Expired JPS5928594B2 (ja) 1975-07-22 1981-04-16 波形体製造用の接着剤組成物
JP5635581A Expired JPS5928596B2 (ja) 1975-07-22 1981-04-16 波形体製造用の接着剤組成物

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5635481A Expired JPS5928595B2 (ja) 1975-07-22 1981-04-16 波形体製造用の接着剤組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5635581A Expired JPS5928596B2 (ja) 1975-07-22 1981-04-16 波形体製造用の接着剤組成物

Country Status (3)

Country Link
JP (3) JPS5928595B2 (ja)
CA (1) CA1064025A (ja)
TR (1) TR19215A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984802A (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 Sumitomo Chem Co Ltd 空間用害虫駆除エアゾ−ル剤
JPS5984801A (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 Sumitomo Chem Co Ltd 空間用害虫駆除エアゾ−ル剤
DE3703547A1 (de) * 1987-02-06 1988-08-18 Spanset Inter Ag Verfahren zum herstellen einer rundschlinge
JP2889618B2 (ja) * 1988-12-28 1999-05-10 株式会社リコー アレイ型半導体発光装置
JP4753000B2 (ja) * 2005-01-25 2011-08-17 日立工機株式会社 電動工具

Also Published As

Publication number Publication date
TR19215A (tr) 1978-06-07
JPS5716080A (en) 1982-01-27
JPS5928596B2 (ja) 1984-07-13
JPS5716079A (en) 1982-01-27
JPS5928595B2 (ja) 1984-07-13
JPS5716081A (en) 1982-01-27
CA1064025A (en) 1979-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1497388B1 (en) Starch-based glue paste compositions
US4424291A (en) Corrugating adhesive composition and paperboard product produced therewith
EA009678B1 (ru) Водная адгезивная композиция для склеивания гофрированного картона и её применение
US4568714A (en) Corrugating adhesive composition for adhering normally abherent surfaces
US4297144A (en) High speed corrugating adhesives
EP2464705A1 (en) Sizing-adhesive composition
US4329181A (en) Method for preparing alkaline corrugating adhesive
JPH101652A (ja) タピオカファイバーを使用するコルゲート材用接着剤
US4787937A (en) High solids corrugating adhesive
US4677145A (en) Fast setting starch-based corrugating adhesive having partially hydrolized water soluble polyvinyl alcohol component
EP0346752B1 (en) Improved starch based corrugating adhesives
JPS5928594B2 (ja) 波形体製造用の接着剤組成物
US2463148A (en) Waterproof adhesive and bonding process
US6716280B2 (en) Starch-based corrugating adhesive compositions
JPH11335643A (ja) 波形成形材用接着剤のためのデンプン代替用組成物およびそれを用いて製造される接着剤
JPH0138146B2 (ja)
IE43146B1 (en) Starch based corrugating adhesives and methods for their preparation
EP0038627B1 (en) An adhesive containing starch and a process for producing it
CA1063752A (en) In situ method for preparing high speed corrugating adhesives
JP5159015B2 (ja) 硼素化合物を含有しない段ボール用接着剤
US2496440A (en) Multiweb bonded paper products
EP0096935A1 (en) A process for preparing an adhesive
JP2000160119A (ja) 段ボール用接着剤
JPS6111982B2 (ja)
JP2002226810A (ja) 高温高速型段ボール用接着剤