JPS5928094Y2 - ガスタ−ビンエンジンのオイル洩れ防止装置 - Google Patents

ガスタ−ビンエンジンのオイル洩れ防止装置

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JPS5928094Y2
JPS5928094Y2 JP16146080U JP16146080U JPS5928094Y2 JP S5928094 Y2 JPS5928094 Y2 JP S5928094Y2 JP 16146080 U JP16146080 U JP 16146080U JP 16146080 U JP16146080 U JP 16146080U JP S5928094 Y2 JPS5928094 Y2 JP S5928094Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
compressor
inner shroud
input shaft
air
prevention device
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Expired
Application number
JP16146080U
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English (en)
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JPS5784334U (ja
Inventor
敏 迎田
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Priority to JP16146080U priority Critical patent/JPS5928094Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガスタービンエンジンのオイル洩れ防止装置
に関し、特に圧縮機軸に直結した補機駆動用入力軸から
のオイル洩れを防止するようにしたものである。
ガスタービンエンジンの圧縮機軸に直結されて補機を駆
動するギアボックス入力軸にあっては、エンジンの運転
中、常時、入力軸およびギアの軸受部等に潤滑油が送ら
れているので、この潤滑油がオイルミストとなって入力
軸ならびにギアボックス内の空間に充満する。
このオイルミストが、入力軸側のインナーシュラウドと
圧縮機自体のインナーシュラウドとのすきまから圧縮機
に向けて流入する空気内に洩れるのを防止するために、
入力軸の圧縮機側軸受と、入力軸と圧縮機軸の軸接手と
の間にラビリンスシールを設け、これに圧縮空気をシー
ルエアとして送り込む等している。
第1図はガスタービンエンジンの補機駆動入力軸の周囲
に設けられたこのような従来のオイル洩れ防止装置の一
例を示す。
ここで、1は圧縮機であり、2は圧縮機1のインナーシ
ュラウドである。
3は圧縮機1を駆動するタービン軸であり、タービン軸
3はカップリング4を介して補機(図示せず)を駆動す
るギアボックス入力軸5と連結されている。
6は入力軸5の圧縮機1側に設けられた軸受である。
また、7はベルマウス8と共に流入空気の気体通路を形
成するインテークボックス9のインナーシュラウドであ
り、インナーシュラウド7の圧縮機1側の端部面7Aと
回転体であるインナーシュラウド2の空気流入口10側
の端部面11との間には構成上すきま12が形成されて
いる。
13は圧縮機1をタービン軸3に固着するためのナツト
である。
ここで、入力軸側空間5Aからのオイルミストがカップ
リング4外周部の空間部14を通ってすきま12から流
入空気に洩れたりするのを防止するために、軸受6とカ
ップリング4との間にラビリンスシール15が設けられ
ている。
しかしながら、ベルマウス8の空気流入口10から圧縮
機1に向って流入する空気流は相当の高速となるので、
すきま12および空間14の空気圧は減圧されて負圧と
なる。
また、ギアボックス側空間部5Aはギアボックスに設け
られる通気孔によって大気と通じているので大気圧とな
っているか、あるいはラビリンスシールに供給されるシ
ールエアのために僅かながら大気圧より高めとなってい
る。
このために、オイルミストはラビリンスシール15が設
けられているにもかかわらずこれを通り抜けてギアボッ
クス(図示せず)から圧縮機1への流入空気流に誘引さ
れる。
このようなことを防止するために、更にこのラビリンス
シール15には、入力軸5の軸心部に沿って穿設された
エアーシール導入孔16および導入孔16の端部から更
にラビリンスシール15の中央部に向けて穿設された溝
孔17を経て、圧縮機1で得られる圧縮空気の一部をシ
ールエアとして送っている。
すなわち、このシールエアによってラビリンスシール1
5内にギアボックスより高い空気圧を保持させ、以てギ
アボックス側からのオイルミストを阻止するものである
しかしながらこのような従来のオイル洩れ防止装置にあ
っては、わざわざ圧縮機1によって圧縮した空気の一部
をラビリンスシール15にシールエアとして導入してい
るので、エンジンの効率をそれだけ低下させることとな
り、また、このようなシールエアを導くための配管や入
力軸の孔明は加工等に余分な工数を要しコスト増を免れ
ない。
本考案の目的は、上述したような欠点を除去して、圧縮
機に流入する空気流の動圧を利用してラビリンスシール
の圧縮機側の空間部の気圧を高め、以て、この空間部の
気圧がギアボックス側の空間部の気圧より幾分高いか、
同等に保持するようにして、ラビリンスシールに圧縮空
気を導入する必要のない入力軸のオイル洩れ防止装置を
提供することにある。
以下に図面に基づいて本考案を説明する。
以下で第1図と同様の箇所には同一の符号を附して説明
は省略する。
第2図は本考案の一実施例を示すもので、ここで、20
は圧縮機1のインナーシュラウドであり、本例では、イ
ンナーシュラウド20の入力軸5側端部21における外
周直径を、インナーシュラウド7の圧縮機1側端部面7
Bにおける外周直径より幾分大きくすることにより空気
流導入部材を形成する。
また、インナーシュラウド20のナツト13の締め付は
面21Aはその端部21より凹陥させて皿状となし、端
部21から締め付は面21Aに向けては滑らかなテーパ
面を形成しておく。
更にまた、インナーシュラウド7の締め付は面21Aに
対する対向面7Bは、このように形成したインナーシュ
ラウド7の締め付は面21Aの皿形状に対応した形状と
なし、締め付は面21Aと1117Bとのなすすきま2
2の幅がほぼ一定となるようにする。
このようにボックスインテーク9のインナーシュラウド
γと圧縮機1のインナーシュラウド20との間にそれぞ
れの端部間で段差を設けたことにより、空気流入口10
から圧縮機1に向けて矢印方向に高速で流入する空気の
一部がその流速の持つ動圧によってすきま22から空間
部14に導かれ、ラビリンスシール15の圧縮機1側の
気圧を高めることができる。
この気圧は著しく高める必要はなく、ギアボックス側よ
り幾分高めもしくは同等であればよく、従って、この気
圧の調整は端部21Aにおける径と端面7Bの径とを適
宜設定して行う。
第3図は本考案の他の一実施例を示す。
ここで31は、第2図に示したインナーシュラウド20
の締め付は面21Aと同様な皿陥面31Aを有する空気
流導入部材としてのじゃま板である。
本例では、圧縮機1のインナーシュラウド2の端部面1
1の外周の径をインナーシュラウド7の圧縮機側端部面
7Cにおける外周の径より太きく形成する必要はない。
また、ここでインナーシュラウド7の端部面ICの形状
はじゃま板31の凹陥面31Aに対応した形状としてお
く。
このように形成したじゃま板31をインナーシュラウド
2の端部に取付け、インナーシュラウド7の圧縮機1側
端部面7Cとの間にすきま32を形成することにより第
2図示の例と同様な効果の得られるオイル洩れ防止装置
が得られる。
第4図は本考案の更に他の一実施例を示すもので、本例
では、第2図に示した例と同様に、圧縮機1のインナー
シュラウド40において、入力軸5側の端部面41の外
周直径を、インナーシュラウド7の圧縮機1側の端部面
7Dの外周直径より幾分大きく形成する。
このように、インナーシュラウド40の端部面41の外
周部41Aをインナーシュラウド7のなす而より突出さ
せることにより、高速で矢印方向より流入する空気の一
部は突出した外周部41Aにさえぎられてすきま42に
流入し、空間部14の気圧を高めることができ、同様な
オイル洩れ防止の効果が得られる。
以上説明したように本考案によれば、圧縮機に向けて高
速で流入する空気の一部をその動圧によってラビリンス
シールの圧縮機側空間部に導くようにしたので、ギアボ
ックス側空間に充満するオイルミストがラビリンスシー
ルを通り抜けて圧縮機側の空間に洩れるのを防止するこ
とができ、従来のようにラビリンスシールにシールエア
を供給する必要が無くなったので、シールエアを供給す
るために配設していた配管や入力軸に穿設していた導入
孔を形成する必要がなくなり、コストを低減することが
できる。
また第3図に示した実施例の如く、皿形状のじゃま板を
圧縮機のインナーシュラウド端部に取付けるようにする
と、圧縮機の性能に応じて好適なじゃま板に交換するこ
とが簡単にでき、また異った仕様の圧縮機に対しても予
め用意されたじゃま板の中から好適のものを選んで簡単
に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスタービンにおける圧縮機タービン軸
とギアボックス入力軸との連結部およびそのオイル洩れ
防止装置の構成の一例を示す断面図、第2図は本考案の
オイル洩れ防止装置の横取の一例を示す断面図、第3図
および第4図はそれぞれ本考案の他の実流例による横取
の一例を示す断面図である。 1・・・・・・圧縮機、2・・・・・・インナーシュラ
ウド、3・・・・・・タービン軸、4・・・・・・カッ
プリング、5・・・・・・入力軸、5A・・・・・・空
間部、6・・・・・・軸受、7・・・・・・インナーシ
ュラウド、7A、7B、7C,7D・・・・・・端部面
、8・・・・・・ベルマウス、9・・・・・・インテー
クボックス、10・・・・・・空気流入口、11・・・
・・・端部面、12.22,32,42・・・・・・す
きま、13・・・・・・ナツト、14・・・・・・空間
部、15・・・・・・ラビリンスシール、16・・・・
・・導入孔、17・・・・・・溝孔、20.40・・・
・・・インナーシュラウド、21・・・・・・端部、2
1A・・・・・・締め付は面、31・・・・・・じゃま
板、31A・・・・・・凹陥面、41・・・・・・端部
面、41A・・・・・・外周部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の端部に圧縮機が取付けられたタービン軸と、該タ
    ービン軸の前記端部に同軸状態で連結され、前記圧縮機
    に空気を導くインナーシュラウドを有するインテークボ
    ックスの中心部に挿着された補機1駆動用の入力軸と、
    前記タービン軸および前記入力軸のうち少なくとも一方
    の軸周囲に配設したラビリンスシールを存し、前記補機
    駆動用のギアボックス内に充満しているオイルが前記入
    力軸に沿って前記圧縮機に形成したインナーシュラウド
    と前記インテークボックスの前記インナーシュラウドと
    の間の空隙を介して前記圧縮機側に漏洩しないようにし
    たガスタービンエンジンのオイル洩れ防止装置において
    、前記ラビリンスシールの前記圧縮機側に、前記圧縮機
    に流入する空気の流れの一部を導くようにして、前記空
    隙に関連させて空気流導入部材を形成したことを特徴と
    するガスタービンエンジンのオイル洩れ防止装置。
JP16146080U 1980-11-13 1980-11-13 ガスタ−ビンエンジンのオイル洩れ防止装置 Expired JPS5928094Y2 (ja)

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JPS5784334U JPS5784334U (ja) 1982-05-25
JPS5928094Y2 true JPS5928094Y2 (ja) 1984-08-14

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