JPS5927981Y2 - 電縫管の溶接部シ−ル装置 - Google Patents
電縫管の溶接部シ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5927981Y2 JPS5927981Y2 JP1979032501U JP3250179U JPS5927981Y2 JP S5927981 Y2 JPS5927981 Y2 JP S5927981Y2 JP 1979032501 U JP1979032501 U JP 1979032501U JP 3250179 U JP3250179 U JP 3250179U JP S5927981 Y2 JPS5927981 Y2 JP S5927981Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inert gas
- nozzle box
- pipe
- sealing device
- welded part
- Prior art date
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- Expired
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電縫管の製造工程において、互いに衝合された
シーム縁同士を溶接する際に用いられる電縫管の溶接部
シール装置に関するものである。
シーム縁同士を溶接する際に用いられる電縫管の溶接部
シール装置に関するものである。
電縫管は通常帯鋼を多数組の底形ロールを配した造管ラ
インに送り込み、帯鋼を順次断面C形からO形に迄曲或
し、両側のエツジ部たるシーム縁同士を互いに衝合させ
つつ溶接して製管されるが、この製管工程中、特に溶接
工程の前後においてシーム縁に母材中に含有される酸素
との親和力の強いクロムCr、ケイ素Si、マンガンM
nなどの元素が大気中の酸素と結合して酸化物を生成し
、この酸化物の一部がそのまま溶接ビード中に挾雑物と
して残存する、謂るペネトレータと称する溶接欠陥が生
じる外、このような酸化物以外に外部がら飛込んできた
外来異物がシーム連間に噛込まれることもあって、電縫
管自体の溶接部品質を著しく低下させる不都合が生ずる
。
インに送り込み、帯鋼を順次断面C形からO形に迄曲或
し、両側のエツジ部たるシーム縁同士を互いに衝合させ
つつ溶接して製管されるが、この製管工程中、特に溶接
工程の前後においてシーム縁に母材中に含有される酸素
との親和力の強いクロムCr、ケイ素Si、マンガンM
nなどの元素が大気中の酸素と結合して酸化物を生成し
、この酸化物の一部がそのまま溶接ビード中に挾雑物と
して残存する、謂るペネトレータと称する溶接欠陥が生
じる外、このような酸化物以外に外部がら飛込んできた
外来異物がシーム連間に噛込まれることもあって、電縫
管自体の溶接部品質を著しく低下させる不都合が生ずる
。
このような不都合を解消するためシーム縁に対する溶接
点の前後において、シーム縁に不活性ガスを吹き掛けて
シーム縁を大気から遮断すると共に外部からの異物の侵
入を防止することがペネトレータの発生防止又は抑制化
に有効であることが従来知られており、そのための装置
も種々提案されている。
点の前後において、シーム縁に不活性ガスを吹き掛けて
シーム縁を大気から遮断すると共に外部からの異物の侵
入を防止することがペネトレータの発生防止又は抑制化
に有効であることが従来知られており、そのための装置
も種々提案されている。
しかし、従来のこの種のシール装置はいずれも造管ライ
ン中に不活性ガスを流通させたボックスを配設し、この
ボックス内に断面O形に曲成されたオープンパイプを通
し、ボックス内で溶接を行うよう構成されているため、
装置自体が大旗でそれだけ不活性ガスの必要量も多くな
って無駄が大きく、シかも造管時に発生するフラッシュ
の飛散とその付着のため安定して使用できないなどの欠
点があった。
ン中に不活性ガスを流通させたボックスを配設し、この
ボックス内に断面O形に曲成されたオープンパイプを通
し、ボックス内で溶接を行うよう構成されているため、
装置自体が大旗でそれだけ不活性ガスの必要量も多くな
って無駄が大きく、シかも造管時に発生するフラッシュ
の飛散とその付着のため安定して使用できないなどの欠
点があった。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであってその目
的とするところは、オープンパイプの外側及び内側に夫
々個別に不活性ガス吹き付は用のノズルボックスを配設
し、酸化物の発生が予測される溶接点の制得のみを大気
がら効率よくシールし、同時に溶接点において発生する
フラッシュを不活性ガスを用いて吹き飛ばし、フラッシ
ュによるノズルボックスの目詰り等を的確に防止し得る
ようにしたコンパクトな電縫管の溶接部シール装置を提
供するにある。
的とするところは、オープンパイプの外側及び内側に夫
々個別に不活性ガス吹き付は用のノズルボックスを配設
し、酸化物の発生が予測される溶接点の制得のみを大気
がら効率よくシールし、同時に溶接点において発生する
フラッシュを不活性ガスを用いて吹き飛ばし、フラッシ
ュによるノズルボックスの目詰り等を的確に防止し得る
ようにしたコンパクトな電縫管の溶接部シール装置を提
供するにある。
以下本考案をその実施例を示す図面に基いて具体的に説
明する。
明する。
第1図は本考案に係る電縫管の溶接部シール装置(以下
本考案装置という)の使用状態を示す斜視図、第2図は
同じく縦断面図、第3図は第2図のIII−II線によ
る縦断面図であり、図中Pは帯鋼を図示しない成形ロー
ルに通して幅方向に曲成され、断面路O形に成形されて
白抜矢符方向に移送されているオープンパイプであって
、各シーム縁E、Eに接するコンタクトチップに、に間
に流れる電流により夫々シーム縁E、Eが融点に迄加熱
されると同時に図示しないスクイズロールによって側圧
が加えられ、スクイズロールの軸心線間を結ぶ線上の点
O(以下接続点という)において両シーム縁EJEが相
互に強く衝合され、シーム縁E、Eが融着、すなわち電
気抵抗溶接されて連続的に製管されてゆくようになって
いる。
本考案装置という)の使用状態を示す斜視図、第2図は
同じく縦断面図、第3図は第2図のIII−II線によ
る縦断面図であり、図中Pは帯鋼を図示しない成形ロー
ルに通して幅方向に曲成され、断面路O形に成形されて
白抜矢符方向に移送されているオープンパイプであって
、各シーム縁E、Eに接するコンタクトチップに、に間
に流れる電流により夫々シーム縁E、Eが融点に迄加熱
されると同時に図示しないスクイズロールによって側圧
が加えられ、スクイズロールの軸心線間を結ぶ線上の点
O(以下接続点という)において両シーム縁EJEが相
互に強く衝合され、シーム縁E、Eが融着、すなわち電
気抵抗溶接されて連続的に製管されてゆくようになって
いる。
そして、前記溶接点Oの近傍にはオープンパイプPの外
側に位置して外部ノズルボックス1が配設され、またオ
ープンパイプPの内側に位置して内部ノズルボックス2
がオープンパイプ内に挿入された内面ビード切削具(図
示せず)を支持するマンドレル3上に配設されている。
側に位置して外部ノズルボックス1が配設され、またオ
ープンパイプPの内側に位置して内部ノズルボックス2
がオープンパイプ内に挿入された内面ビード切削具(図
示せず)を支持するマンドレル3上に配設されている。
外部ノズルボックス1はオープンパイプPの衝合された
シーム縁E、Eと対向して溶接点Oの前後にわたるよう
配設されていて、第1図に示す如くオープンパイプPの
移送方向において、その前端側の過半分にわたる部分は
中空の直方体形に形成され、また後端側は同じく中空の
略台形状に形成されている。
シーム縁E、Eと対向して溶接点Oの前後にわたるよう
配設されていて、第1図に示す如くオープンパイプPの
移送方向において、その前端側の過半分にわたる部分は
中空の直方体形に形成され、また後端側は同じく中空の
略台形状に形成されている。
直方体形部分11は前後幅及び上下幅が大きく、左右幅
はこれらよりも小さく形成されており、また台形状部分
12は第1図に明らかなように平面視で後端側から前端
側にゆくに従って左右幅が大きくなる等脚台形状をなし
、また前面視では第3図に明らかな如く左右幅が上方で
大きく下方にゆくに従って小さくなる同じく逆算脚台形
状に形成されている。
はこれらよりも小さく形成されており、また台形状部分
12は第1図に明らかなように平面視で後端側から前端
側にゆくに従って左右幅が大きくなる等脚台形状をなし
、また前面視では第3図に明らかな如く左右幅が上方で
大きく下方にゆくに従って小さくなる同じく逆算脚台形
状に形成されている。
なお、外部ノズルボックス1自体の構成は上記のものに
のみ限定するものではなく、例えば台形状部分12は前
面視で等脚逆台形状であって、平面視で矩形状になるよ
う形成してもよい。
のみ限定するものではなく、例えば台形状部分12は前
面視で等脚逆台形状であって、平面視で矩形状になるよ
う形成してもよい。
外部ノズルボックス1の下面は長方形であって、その下
底壁には多数の噴出口1aが開口されている。
底壁には多数の噴出口1aが開口されている。
また、外部ノズルボックス1内には台形状部分12の上
部壁を通してサンプリング管13及び不活性ガスの供給
管14が導入されている。
部壁を通してサンプリング管13及び不活性ガスの供給
管14が導入されている。
サンプリング管13は外部ノズルボックス1の上部壁に
沿って水平に延設され、続いて前部壁に沿って下向きに
延設されていて、その先端部は下底壁の前部においてオ
ープンパイプPの移動域側に向けて開口され、後端部は
後述する酸素濃度検出器4に連結されていて、先端部か
ら周辺の雰囲気を吸引し、これを酸素濃度検出器4に導
くようになっている。
沿って水平に延設され、続いて前部壁に沿って下向きに
延設されていて、その先端部は下底壁の前部においてオ
ープンパイプPの移動域側に向けて開口され、後端部は
後述する酸素濃度検出器4に連結されていて、先端部か
ら周辺の雰囲気を吸引し、これを酸素濃度検出器4に導
くようになっている。
また、供給管14は後部壁に沿って外部ノズルボックス
1内に導入され、後部壁近傍から前部壁近傍までサンプ
リング管13に沿って略水平に延設されていて、この水
平に延設されている部分の上部外周面には多数の噴出口
14 aが開口されており、サンプリング管13の先端
部は閉鎖され、後端部は後述する圧力調整弁5を経て窒
素等の不活性ガスタンクT(図示せず)に連結されてい
て、噴出口14aから所定の圧力で不活性ガスを噴出す
るようになっている。
1内に導入され、後部壁近傍から前部壁近傍までサンプ
リング管13に沿って略水平に延設されていて、この水
平に延設されている部分の上部外周面には多数の噴出口
14 aが開口されており、サンプリング管13の先端
部は閉鎖され、後端部は後述する圧力調整弁5を経て窒
素等の不活性ガスタンクT(図示せず)に連結されてい
て、噴出口14aから所定の圧力で不活性ガスを噴出す
るようになっている。
外部ノズルボックス1内に噴出された不活性ガスは、そ
の台形状部分12が備える調圧機能によって外部ノズル
ボーツクス1内全体に均等に配分されて下方に流れ、下
底壁に開口する噴出口1aからオープンパイプPにおけ
る溶接点Oを含むその前後におけるシーム縁E、E同士
が衝合された状態の未溶接部分及び既溶接部にわたり略
均−に噴射され、これらの部分を大気からシールする。
の台形状部分12が備える調圧機能によって外部ノズル
ボーツクス1内全体に均等に配分されて下方に流れ、下
底壁に開口する噴出口1aからオープンパイプPにおけ
る溶接点Oを含むその前後におけるシーム縁E、E同士
が衝合された状態の未溶接部分及び既溶接部にわたり略
均−に噴射され、これらの部分を大気からシールする。
一方、内部ノズルボックス2はオープンパイプPの未溶
接側からオープンパイプP内に挿入されたマンドレル3
上部の緩やかな円弧面部31上に溶接点Oよりも若干後
方寄りに位置して中央部をオープンパイプPの未溶接エ
ツジ部に対向させた状態で配設されている。
接側からオープンパイプP内に挿入されたマンドレル3
上部の緩やかな円弧面部31上に溶接点Oよりも若干後
方寄りに位置して中央部をオープンパイプPの未溶接エ
ツジ部に対向させた状態で配設されている。
内部ノズルボックス2は第3図に明らかな如く、その上
部壁はその左右中央部が最も高くその両側は夫々下向き
に緩く傾斜していて、断面が中空の略五角形状をなして
おリミ前記上部壁にはその全面にわたり多数の噴出口2
aが形成されている。
部壁はその左右中央部が最も高くその両側は夫々下向き
に緩く傾斜していて、断面が中空の略五角形状をなして
おリミ前記上部壁にはその全面にわたり多数の噴出口2
aが形成されている。
噴出口2aの形成密度は上部壁の後端側から前端側にゆ
くに従って漸次密度を小さくシ、全体として不活性ガス
が噴出口2aから均一にオープンパイプPのシーム縁E
、Eに向けて吹き出されるように設計されている。
くに従って漸次密度を小さくシ、全体として不活性ガス
が噴出口2aから均一にオープンパイプPのシーム縁E
、Eに向けて吹き出されるように設計されている。
内部ノズルボックス2内にはその後部壁の左右中央部を
通して、上下に2本の不活性ガスの供給管23゜24が
導入されている。
通して、上下に2本の不活性ガスの供給管23゜24が
導入されている。
供給管23の先端部は後部壁を貫通した位置で内部ノズ
ルボックス2内に開口しており、また供給管24の先端
部は内部ノズルボックス2を前後に貫通して前部壁の前
方に若干突出して開口されている。
ルボックス2内に開口しており、また供給管24の先端
部は内部ノズルボックス2を前後に貫通して前部壁の前
方に若干突出して開口されている。
供給管24の先端部は斜め上方に向け、溶接点O及びそ
の近傍と対向するよう開口されている。
の近傍と対向するよう開口されている。
各供給管23.24の後端部はいずれも後述する圧力調
整弁5を経て不活性ガスタンクTに連結されており、供
給管23を通して不活性ガスを内部ノズルボックス2内
に供給し、また供給管24を通して不活性ガスを内部ノ
ズルボックス2の前方に供給する。
整弁5を経て不活性ガスタンクTに連結されており、供
給管23を通して不活性ガスを内部ノズルボックス2内
に供給し、また供給管24を通して不活性ガスを内部ノ
ズルボックス2の前方に供給する。
内部ノズルボックス2内に供給された不活性ガスは大断
面積の内部ノズルボックス2内でその運動エネルギを吸
収され、不活性ガスは静圧力によって噴出口2aから相
互に衝合された状態の溶接前のシーム縁E、Eの内面部
に向けて噴射され、後述するシール材25,26.27
に案内されて前方側に流れてゆく。
面積の内部ノズルボックス2内でその運動エネルギを吸
収され、不活性ガスは静圧力によって噴出口2aから相
互に衝合された状態の溶接前のシーム縁E、Eの内面部
に向けて噴射され、後述するシール材25,26.27
に案内されて前方側に流れてゆく。
また内部ノズルボックス2の前方に導かれた不活性ガス
は溶接点O及び溶接直前、直後のシーム縁E、Eに向け
て噴射され、溶接点O下に生ずるフラッシュをその前方
向向けて吹き飛ばす。
は溶接点O及び溶接直前、直後のシーム縁E、Eに向け
て噴射され、溶接点O下に生ずるフラッシュをその前方
向向けて吹き飛ばす。
内部ノズルボックス2の左右側部壁及び後部壁には左右
側部壁の前後方向の全幅にわたって、また後部壁の左右
方向全幅にわたって夫々マンドレル3の外周面からオー
プンパイプPの内周面に至るシール材25,26.27
が固定されており、各シール材25゜26.27は夫々
内部ノズルボックス2の上部壁とオープンパイプPの内
周面との間の間隙を閉鎖し、上部壁の噴出口2aから噴
出された不活性ガスが左右及び後方に流出するのを阻止
し、不活性ガスを前方の溶接点O側に誘導するようにな
っている。
側部壁の前後方向の全幅にわたって、また後部壁の左右
方向全幅にわたって夫々マンドレル3の外周面からオー
プンパイプPの内周面に至るシール材25,26.27
が固定されており、各シール材25゜26.27は夫々
内部ノズルボックス2の上部壁とオープンパイプPの内
周面との間の間隙を閉鎖し、上部壁の噴出口2aから噴
出された不活性ガスが左右及び後方に流出するのを阻止
し、不活性ガスを前方の溶接点O側に誘導するようにな
っている。
シール材25,26.27はいずれも例えばベークライ
ト板を用いて形成されており、その上端部にはオープン
パイプPの内面との密着性を高めるためにスポンジその
他の弾性を有する耐熱性部材25a 、26 a 、2
7 aが取り付けられている。
ト板を用いて形成されており、その上端部にはオープン
パイプPの内面との密着性を高めるためにスポンジその
他の弾性を有する耐熱性部材25a 、26 a 、2
7 aが取り付けられている。
なお、シール材25,26.27の材質及び構造につい
ては何ら上記したものにのみ限定するものではなく、各
シール材25,26.27をオープンパイプPの内周面
に向けて付勢保持する構造とし、マンドレル3外周面と
オープンパイプPの内周面との間の離隔寸法の変動に追
従して上下動し得るようにしてもよい。
ては何ら上記したものにのみ限定するものではなく、各
シール材25,26.27をオープンパイプPの内周面
に向けて付勢保持する構造とし、マンドレル3外周面と
オープンパイプPの内周面との間の離隔寸法の変動に追
従して上下動し得るようにしてもよい。
酸素濃度検出器4はサンプリング管13を通じて採取さ
れた雰囲気から酸素濃度を検出し、その検出情報を不活
性ガスの圧力設定器6に入力するようになっており、そ
れ自体の構成は従来公知のものである。
れた雰囲気から酸素濃度を検出し、その検出情報を不活
性ガスの圧力設定器6に入力するようになっており、そ
れ自体の構成は従来公知のものである。
圧力設定器6は入力された酸素濃度情報に基いて、これ
を一定レベル以下に設定するに必要な不活性ガス圧力を
算出すると共にこの算出値に基いて必要な圧力調整弁5
の開度を設定するようになっており、この設定値を圧力
調整弁5に出力する。
を一定レベル以下に設定するに必要な不活性ガス圧力を
算出すると共にこの算出値に基いて必要な圧力調整弁5
の開度を設定するようになっており、この設定値を圧力
調整弁5に出力する。
圧力調整弁5は電磁制御式の従来公知のものであり、入
力された設定値に応じて弁の開度を調節し、不活性ガス
タンクTから外部ノズルボックス1、内部ノズルボック
ス2への不活性ガス供給量を適正に調整する。
力された設定値に応じて弁の開度を調節し、不活性ガス
タンクTから外部ノズルボックス1、内部ノズルボック
ス2への不活性ガス供給量を適正に調整する。
すなわち、溶接点O付近の酸素濃度が高い場合はそれに
応じて不活性ガスの噴出量が増大され、酸素濃度をペネ
トレータ等の溶接欠陥の発生に影響を与えない一定レベ
ル以下に保持するようになっている。
応じて不活性ガスの噴出量が増大され、酸素濃度をペネ
トレータ等の溶接欠陥の発生に影響を与えない一定レベ
ル以下に保持するようになっている。
かく構成した本考案装置を用いて行った実験結果を表1
に示す。
に示す。
実験は外径355.6mm、肉厚7.9mmの中径電縫
管(使用鋼材中の炭素:O,OS重量%、マンガン:1
.38重量%)を製管する過程においてペネトレータの
発生し易い製管速度9m/minで行い、比較のためシ
ール装置を使用しないで上記と同条件および同仕様の中
径電縫管を製管し、夫々についてペネトレータを大きさ
別にその個数を調べた。
管(使用鋼材中の炭素:O,OS重量%、マンガン:1
.38重量%)を製管する過程においてペネトレータの
発生し易い製管速度9m/minで行い、比較のためシ
ール装置を使用しないで上記と同条件および同仕様の中
径電縫管を製管し、夫々についてペネトレータを大きさ
別にその個数を調べた。
表1から明らかなように本考案装置を適用した場合には
1mm以上の大きなペネトレータは零であり、1mm以
下の小さいペネトレータは若干発生しているがその発生
個数は極めて少なく、電縫管における溶接品質を大幅に
向上し得ることが確認された。
1mm以上の大きなペネトレータは零であり、1mm以
下の小さいペネトレータは若干発生しているがその発生
個数は極めて少なく、電縫管における溶接品質を大幅に
向上し得ることが確認された。
以上の如く本考案にあってはオープンパイプの内、外に
夫々溶接点及びその近傍に臨むよう外部ノズルボックス
、内部ノズルボックスを配して不活性ガスシールを必要
とする個所にのみ限定的に不活性ガスを噴射することと
したから構成自体が大幅に簡略化されて無駄がなく、各
種異径の電縫管に簡単に適用することができ、しかも不
活性ガスの使用量も少なくて済む外、オープンパイプ内
の溶接点に向けて不活性ガスを噴射する噴出口を別設し
たことにより溶接点において発生するフラッシュを吹き
飛ばすことができ、フラッシュがノズルボックスに付着
して目詰りを生じさせ、あるいはオープンパイプのシー
ム縁間に噛み込まれる等の不都合が全く生じないなど本
考案は優れた効果を奏するものである。
夫々溶接点及びその近傍に臨むよう外部ノズルボックス
、内部ノズルボックスを配して不活性ガスシールを必要
とする個所にのみ限定的に不活性ガスを噴射することと
したから構成自体が大幅に簡略化されて無駄がなく、各
種異径の電縫管に簡単に適用することができ、しかも不
活性ガスの使用量も少なくて済む外、オープンパイプ内
の溶接点に向けて不活性ガスを噴射する噴出口を別設し
たことにより溶接点において発生するフラッシュを吹き
飛ばすことができ、フラッシュがノズルボックスに付着
して目詰りを生じさせ、あるいはオープンパイプのシー
ム縁間に噛み込まれる等の不都合が全く生じないなど本
考案は優れた効果を奏するものである。
第1図は本考案装置の使用状態を示す斜視図、第2図は
同じく縦断面図、第3図は第2図のIII−III線に
よる断面図である。 1・・・・・・外部ノズルボックス、1a・・・・・・
噴出口、2・・・・・・内部ノズルボックス、2a・・
・・・・内部ノズルボックス、3・・・・・・マンドレ
ル、14,23.24・・・・・・供給管、25.26
.27・・・・・・シール材。
同じく縦断面図、第3図は第2図のIII−III線に
よる断面図である。 1・・・・・・外部ノズルボックス、1a・・・・・・
噴出口、2・・・・・・内部ノズルボックス、2a・・
・・・・内部ノズルボックス、3・・・・・・マンドレ
ル、14,23.24・・・・・・供給管、25.26
.27・・・・・・シール材。
Claims (1)
- オープンパイプの互いに衝合されたシーム縁同士を順次
溶接して製管される電縫管の溶接部シール装置であって
、オープンパイプの外側に溶接点を含む前後方向にシー
ム縁と対向すべく配設され、シーム縁と対向する側に不
活性ガス噴出口を備えた外側ノズルボックスと、オープ
ンパイプの内側に溶接点よりも後方に位置してシーム縁
と対向すべく配設され、シーム縁と対向する側に不活性
ガス噴出口を備えると共に前側中央部に溶接点近傍に対
向する不活性ガス噴出口を備えた内側ノズルボックスと
を有し、該内側ノズルボックスはその左右及び後部にオ
ープンパイプの内周面とこれに対向する内側ノズルボッ
クスの上面との間の間隙を閉鎖すべく夫々シール材を具
備することを特徴とする電縫管の溶接部シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979032501U JPS5927981Y2 (ja) | 1979-03-13 | 1979-03-13 | 電縫管の溶接部シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979032501U JPS5927981Y2 (ja) | 1979-03-13 | 1979-03-13 | 電縫管の溶接部シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55134078U JPS55134078U (ja) | 1980-09-24 |
JPS5927981Y2 true JPS5927981Y2 (ja) | 1984-08-13 |
Family
ID=28886117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979032501U Expired JPS5927981Y2 (ja) | 1979-03-13 | 1979-03-13 | 電縫管の溶接部シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927981Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51134681A (en) * | 1975-05-17 | 1976-11-22 | Nippon Steel Corp | Defective material detector |
-
1979
- 1979-03-13 JP JP1979032501U patent/JPS5927981Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51134681A (en) * | 1975-05-17 | 1976-11-22 | Nippon Steel Corp | Defective material detector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55134078U (ja) | 1980-09-24 |
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