JPS5927644Y2 - 基板の取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は基板の取付は構造、特に、テーププレーヤ等の
車載用音響機器への基板の取付は構造に関する。

一般にテーププレーヤは第１図に示すようにカセットメ
カニズムを内蔵した箱型枠体１の正面に、該メカニズム
の操作を行う操作部を取付けるための合成樹脂よりなる
ノーズ部２（基台）をネジ３等により取付けである。

そして、該ノーズ部２の裏面には第２図および第３図に
示すように操作スイッチ４，５、電気部品６，７等を搭
載したプリント基板８が取付けられているものであるが
、該取付けについて第３図および第４図を用いて説明す
ると、第３図に示すようにノーズ部２の裏面にはノーズ
部２と一体に複数個の取付軸９・・・・・・が設けてあ
り、該取付軸９・・・・・・の先端は該取付軸より小径
の軸１０・・・・・・となっており、該軸１０・・・・
・・をプリント基板８に設けた穴に挿入し、その後、ハ
ンダゴテ１１等により軸１０・・・・・・を熱変形して
第４図に示すようにプリント基板８をノーズ部に取付け
るものである。

しかし、前記した取付けの場合、プリント基板を一度ノ
ーズ部２に取付けてしまうと、途中で、プリント基板に
故障が発生した場合、取替えが不可能で、再度新しいノ
ーズ部２を使用しなければならない等の欠点があった。

なお、第１図および゛第２図において、１２はノーズ部
２に設けたカセット挿入部、１３．１３は操作レバー、
１４．１５は操作スイッチ４，５のつまみ、１６は表示
部である。

本考案は斜上の点に鑑みなされたもので、以下記載する
構造を採用することにより前記欠点を解消したものであ
る。

すなわち、本考案の実施例を第５図および第６図を用い
て説明する（従来例と同一の部品あるいは同一の部分は
同一の符号とした）と、本考案は第５図に示すようにノ
ーズ部２の取付軸９の軸１・０にプリント基板８を取付
けた後、さらに、軸１０に耐熱材より成るワッシャー等
のスペーサ１７を挿入し、その後、スペーサ１７より突
出する軸をハンダゴテ１１等により第６図に示すように
熱変形させ取付けるものである。

そして、プリント基板８に故障等があって、プリント基
板８を取替えるには熱変形部分を取除き、プリント基板
８およびスペーサ１７を取外し、その後、新しいプリン
ト基板８を軸１０に取付け、今度はスペーサ１７を挿入
しないで、すなわち、前記従来例と同様にして軸１０を
熱変形させれば１つのノーズ部２で２度取付けることが
できる。

第７図および第８図は本考案の他の実施例を示し、（電
気部品６，７等は図示せず）、スペーサ１７の形状をカ
ップ状にしたもので、この場合、１度目の取付けでは第
７図に示すようにスペーサ１７を透間状に取付けて、軸
１０を熱変形させ、また、２度目の場合には第８図に示
すようにスペーサ１７を凹状に取付ければよく、また、
３度目の場合には前記従来例（第３図）のように取付け
れば１つのノーズ部２で３回使用することができるもの
である。

本考案は成上の通り、合成樹脂より成るノーズ部２（基
台）に一体に成形した取付軸９に該取付軸９より小径の
軸１０を設け、該軸１０をプリント基板８に挿入後、さ
らに、スペーサ１７を挿入して、軸１０を熱変形させ、
プリント基板８を取付けたものであるから、プリント基
板８が故障等により取替える場合、同一のノーズ部２を
採用することができ、従来のようにノーズ部２ごと取替
える必要がなく安価である等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は従来例を示し、第１図は斜視図、第２
図はノーズ部２の裏面図、第３図はプリント基板８の取
付は途中を示すノーズ部２の断側面図、第４図は取付は
終了状態を示す断側面図、第５図および第６図は本考案
の実施例を示し、第５図はプリント基板８の取付は途中
を示すノーズ部２の断側面図、第６図は取付は終了状態
を示す断側面図、第７図および第８図は他の実施例を示
す断側面図である。 ２・・・・・・ノーズ部（基台）、９・・・・・・取付
軸、６，７・・・・・・電気部品、１０・・・・・・軸
、８・・・・・・プリント基板、１７・・・・・・スペ
ーサ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂よす戊る基台に一体成形した取付軸の先端に該
   取付軸より小径の軸を設け、該軸を電気部品を搭載した
   基板の穴に挿入し、軸を熱変形させて該基板を基台に取
   付けるようにしたものにおいて、前記軸に前記基板およ
   び耐熱材より戒るスペーサを挿入したことを特徴とする
   基板の取付は構造。