JPS5927452A - 鉛蓄電池のストラツプ成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鉛蓄電池のストラップの成形方法に関するも
ので、特に鉛−カルシウム合金格子を用いる即用式電池
の極柱もしくはコネクターと一体に結合されるストラッ
プの成形方法に関する。

２ページ 従来例の構成とその問題点 従来の蓄電池は、鉛−アンモン合金を用いるものがほと
んどであり、鉛−アンチモン合金は、溶接が　しやすい
だめ、極板群のストラップを構成する場合、極板の耳部
の余剰部の合金で充分構成することができた。

しかし、最近においてはメンテナンスフリーを指向して
、鉛−カルシウム合金を使用した電池が大きく伸びてき
ている。この鉛−カルシウム合金は、著しく　酸化しや
すいため、ストラップを構成したり、極柱と接続するこ
とが困難である。そこで、ストラップを２構成したり、
極柱と接合するには、極板の耳部を所定の位置から切断
し、鉛又は鉛合金を別に用意し、これを溶かして構成す
る、いわゆる足し船方式が用いられる。

第１図は、この種の足し船方式に用いられている極柱を
示す。この極柱１は、底部にストラップと結合する略扇
形の座部２を一体に有している。

この極柱にストラップを・一体に結合するには、第２図
のように、極板の耳部３を溶接治具４によ３ページ って集合させた後、溶接治具の切欠部４ａに極柱１を嵌
合し、耳部３を露出させる治具３の切欠部４　ｂ　Ｊ二
において、足し鉛量６を手で持ち、バーナ６によって鉛
量６を溶かすとともに、耳部３と極柱座部２の先端とを
溶かして、ストラップを形成する方法がある。この方法
は、溶接の信頼性は比較的高いが、手作業であるだめ生
産性がきわめて悪いとともに足し鉛の使用量、バラツキ
が大きい等の欠点を有していた。まだ第３図のように一
定の重量および形状に成形１〜た足し鉛量了を極板耳部
に置いて、溶接時に同時に溶融してストラップを構成す
るとともに極柱とも接合する方式もある。

しかし、この方法では、まず第一に足１〜鉛を別に成形
し々ければならない。また、溶接時に足し鉛を置くとい
う作業も必要であり、かつ足し鉛の置く位置が一定とな
らないだめ、ストラップが一定のものができない。さら
に、極板耳部の切断高さにバラツキがあると、切断部に
足し鉛を置くため足し鉛が規定の位置に置けない等の不
都合がある発明の目的 本発明は１、以−にのような従来の不都合を解消し。

足し鉛量が一定で、常に一定品質のストラップを容易に
成形することのできる方法を提供することを目的とする
。

発明の構成 本発明は、鉛もしくは鉛合金からなる極柱もしくはコネ
クターの座部先端に、連結片を介して、座部より高位置
に断面多角形の棒状足し鉛部を一体に形成ｊ〜でおき、
この足し鉛部と極板の耳部を溶解することにより、極柱
もしくはコネクターの座部と一体のストラップを成形す
ることを特徴とする。

本発明によれば、足し鉛部を極柱またはコネクターと一
体に成形し、極柱またはコネクターと一体に設置できる
ので、生産性が高く、シかも足し鉛量を一定にできるの
で、一定品質のストランプを成形することができる。ま
た、足し鉛部は、極柱捷たはコネクターの座部より高位
置にあるので、極板耳部の切断の高さが多少不揃いであ
っても、足し鉛部の位置が変わることなく、安定した条
件５ぺ′ でストラップを成形することができる。

ここにおいて、極柱まだはコネクターの座部と足し鉛部
とを連結する連結片に穴を設け、この穴に面する座部先
端面を傾斜面にすると、前記の穴よりバーナの炎を入れ
て、極板の耳部及び座部先端を十分溶解できるので、接
合の信頼性を向上することができる。

実施例の説明 第４図は本発明に用いる極柱の例を示す。この極柱１は
、その下端に設けた略扇形の座部２の先端に、Ｌ字状の
連結片８を介して、断面が略四角形の棒状の足し鉛部９
が一体に成形しである。そして連結片８はその中央に穴
１ｏを有し、この穴に面する座部先端面２ａは傾斜面と
なっている。

なお、連結片８は成形時に鉛が流れる程度で、しかも、
足し鉛部９を保持できる程度の断面積を有するように設
計される。

との極柱を用いてスートラップを成形するには、第６図
のように、溶接治具４によって極板の耳部３を集合させ
た後、治具の切欠部４ａに極柱１を６ページ 嵌合すれば、足し鉛部９は切欠部４ｂにおいて耳部３上
に位置する。従ってバーナ６によって足し鉛部９ととも
に連結片８、耳部３を溶かすことにより、第６図のよう
に、極柱座部２と一体のストラップ１１を得ることがで
きる。

極柱１は、その座部２を中央にしてその一方に極柱部分
、他方に足し鉛部９を有するので、第５図のように溶接
治具４に嵌合した場合、バランスがよく、倒れることな
く、安定に保持される。まだ、連結片８は、その中央に
穴１ｏを有するので、この穴を通してその下方部分の耳
部を十分溶融させることができるとともに、座部２の先
端部も傾斜面となっていて容易に溶融し、接合の信頼性
の高いストラップが得られる。

第７図は極柱の他の実施例を示す。この例では、座部２
の先端部と足し鉛部９とを連結片８１に穴を有しないが
、容易に溶解できる程度の断面積に設置１することによ
り、」１記の例と同様の効果を得ることができる。

上記の例では、極柱に対してストラップを一体７ベ゛ｆ に成形する方法を説明しだが、第６図に隣接するセル同
志を接続するだめのコネクター１２として示されるもの
においても、その下端に座部を設けその先端に連結片を
介して足し鉛部を設けることにより、極柱の場合と同様
にコネクタ１２と一体のストラップ１３を成形すること
ができる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、足し鉛部を極柱または
コネクターと一体に成形し、極柱まだはコネクターと一
体に扱えるので、生産性が高く、しかも、足し鉛量を一
定にして一定品質のストラップを成形することができ、
特に鉛−カルシウム合金格子を用いる鉛蓄電池の製造に
有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の極柱の斜視図、第２図及び第３図は従来
のストラップ成形工程を示す斜視図、第４図は本発明に
用いる極柱の例を示す斜視図、第５図は同極柱を用いた
ストラップ成形工程を示す斜視図、第６図は成形された
ストラップを有する極板群の要部の斜視図、第７図は極
柱の他の例を示す側祝図である。 １・・・・・・極柱、２・・・・・・座部、２ゝ・・・
・・・傾斜面、３・・・・・・極板の耳部、４・・・・
・・溶接治具、８．８’・・・・・・連結片、９・・・
・・・足し鉛部、１ｏ・・・・・・穴、１１・・・・・
ストラップ、１２・・・・・・コネクター、１３・・・
・・ストラップ０ 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 第６図 ＝２５６− 第７図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）鉛もしくは鉛合金からなる極柱もしくはコネクタ
   ーの座部先端に、連結片を介して、座部より高位置に断
   面多角形の棒状足し鉛部を一体に形成し、この足し鉛部
   と極板の耳部を溶解することにより、前記座部と結合さ
   れたストラップを成形することを特徴とする鉛蓄電池の
   ストラップ成形方法。
2. （２）前記連結片の部分に穴を有し、この穴に面する極
   柱座部先端面が傾斜面を有する特許請求の範囲第１項記
   載の鉛蓄電池のストラップ成形方法。