JPS5927334B2 - 2−ピロリドンの製造法 - Google Patents

2−ピロリドンの製造法

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JPS5927334B2
JPS5927334B2 JP5773776A JP5773776A JPS5927334B2 JP S5927334 B2 JPS5927334 B2 JP S5927334B2 JP 5773776 A JP5773776 A JP 5773776A JP 5773776 A JP5773776 A JP 5773776A JP S5927334 B2 JPS5927334 B2 JP S5927334B2
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JP
Japan
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pyrrolidone
reaction
succinonitrile
catalyst
producing
Prior art date
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JP5773776A
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JPS525760A (en
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ジヤニス・レノー・グリーン
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Standard Oil Co
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Standard Oil Co
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Description

【発明の詳細な説明】 ピロリドンはナイロンー4の製造、有機溶剤として有用
なN−メチルピロリドンおよびN−ビニルピロリドン製
造の中間物として、ある種の特性を有する重合体の形成
に特に有用である。
米国特許第3、095、423号によれば、水性アン、
モニアと少なくとも500psiの、好ましくは100
0〜2000psiの水素圧を使つてスクシノニトリル
の同時水素化、加水分解からなる液相法でピロリドンが
製造されてきた。
米国特許第3、781、298号は水溶液中で2000
psi9以上の圧力でスクシノニトリルを水素化するこ
とによる2−ピロリドンの一般製造法を記載している。
米国特許第3、644、402号はスクシノニトリルを
順次加水分解、水素化する二段法を記載しており、加水
分解反応を水性アンモニア中で実施し、水素化を窒素含
有塩基性有機溶剤の存在で、約750〜3000psi
の圧力で行なう。本発明によれば、スクシノニトリルの
水性反応混合物を高温、高圧で水素化触媒の存在で水素
と接触させ、この水性反応混合物に2−ピロリドンおよ
びアルキル基が1〜6個の炭素原子を含むNアルキル−
2−ピロリドンからなる群から選ばれる反応助触媒を添
加することによつて、2−ピロリドンの収率が著しく改
善されることが見出された。
この方法で行なわれる全反応は次式で表わすことができ
る。
望ましくない重合体の生成を最小にするように水性反応
混合物中ではピロリドンの低水準を維持することが望ま
しいという見地からは、添加ピロリドンの存在でこの反
応で2−ピロリドンの実質上一層高い転化率と収率が得
られることは驚くべきことである。
反応混合物に2−ピロリドン自身、N−アルキル2−ピ
ロリドン、または2−ピロリドンを含んでいる前の生成
物混合物のような助触媒を添加することによつて、ピロ
リドンへの改良された転化率が認められる。
添加助触媒濃度は広く変化できるが、スクシノニトリル
1モル当り約0.1〜1.5モルの範囲の濃度が好まし
く、スクシノニトリル1モル当り0.3〜1.0モル濃
度が最も好ましい。再循環と回収に関連する問題が最小
となる理由で、本法の好ましい反応助触媒は2−ピロリ
ドンである。また、N−メチルピロリドンの使用が特に
望ましい。本法で使う触媒は、水素化触媒ならいかなる
ものでもよい。
好ましい触媒はニツケル、クロム、白金、パラジウム、
ロジウム、ルテニウム、コバルト、銅、レニウムの元素
を含む水素化触媒の群から選ばれる。この触媒はどのよ
うな形をとることもでき、たとえば酸化物、金属、また
はラネ一触媒であることができる。触媒は担持触媒であ
ることができ、この場合担持媒体はカーボン、アルミナ
、シリカ、シリカ−アルミナ、ジルコニア、ケイソウ土
、または他のよく知られた不活性担体であることができ
る。水素化触媒使用量も広く変化でき、ふつう反応に使
うスクシノニトリル重量基準で約0.1〜40重量%を
使う。
しかし、反応させるスクシノニトリル重量基準で約3.
5〜35重量%の触媒を使うのが一層好ましい。触媒を
済過またはデカンテーシヨンによつて反応混合物から便
利に回収でき、ふつうは再生することなく、次の反応に
再使用できる。本法で反応器に仕込む反応物のスクシノ
ニトリル、水、水素の比は重要ではない。
水を化学量論量で、すなわちスクシノニトリル1モル当
り水1モルを存在させることができ、または過剰の水を
使用できる。一般に、スクミノニトリル1モル当り水約
5〜25モルを使うのが好ましい。水使用量の上限はス
クシノニトリルのスクシンイミドへの過度の加水分解お
よび生成物回収の経済性によつて支配され、またその下
限は重合体生成によつて支配される。約100〜150
0psiの範囲の水素圧を使つて反応を実施できるが、
本法に関連した一層重要な利点の一つは、従来の当該技
術の方法で使われる水素圧よりもはるかに低い水素圧で
最適結果が得られることである。
本法での一層低い水素圧の使用は、スクシノニトリルの
ピロリジンおよび関連生成物への過度の水素化を最小に
し、特に一層安価な反応器装置ですむ点で重要な経済的
意義がある。
好ましくは約300〜750psiの水素圧を使う。本
法を種種の技術と反応器を使つて実施でき、バツチ操作
および連続操作の両者が意図されている。更に、反応生
成物を反応混合物に再循環することも反応に有利である
。好ましい製造法では、水、スクシノ[ャgリル、助触媒
、触媒を望む濃度で反応器に仕込み、ついで反応器を閉
じ、更に水素を仕込む。ついでかきまぜて反応混合物の
温度を所望の水準に上げる。反応温度は約50〜300
℃の範囲であることができるが、好ましくは約100〜
200℃の範囲内の温度を使う。望む温度で約0,5〜
6時間の範囲で反応を行なうが、連続操作の場合には接
触時間は0,1時間程度の短かさであることができる。
一般に、反応時間は約2〜5時間の範囲内であり、その
後熱を除去し、反応塊を冷す。ついで反応混合物を淵過
して触媒を除き、フラツシユ蒸留して過剰の水と揮発性
成分を除く。ついで残存反応混合物を分留することによ
り、生成物の2−ピロリドンを好収率で回収できる。比
較実施例A−Cおよび実施例1〜7 助触媒を用いた反応と助触媒を使わない反応との比較比
較実施例 A−C 各比較実施例の反応は11のステンレス鋼パールオート
クレーブに脱イオン水、スクシノニトリル、水素化触媒
を入れて実絢した。
オートクレーブを窒素で5分フラツシユし、かきまぜて
200psigまで窒素を加圧し、窒素圧を操作圧の2
倍に15分間増加することにより洩れをしらべた。洩れ
が認められなかつたら、窒素を排気し、オートクレーブ
を1/2時間で60℃まで加熱し、ついで水素で操作圧
まで加圧した。水素が消費されたら、操作圧を維持する
ために時々水素を添加した。水素添加後140℃の反応
温度に達する前に、かきまぜと加熱を約1時間続けた。
発熱反応がしばしば反応温度を表1および2に示した温
度よりも高くした。定期的に試料をオートクレーブから
除去し、未反応スクシノニトリル、ピロリドン、加水分
解生成物のスクシンイミド、コハク酸をガスクロマトグ
ラフイ一で分析した。最高のピロリドン転化率が認めら
れた条件を記録した。その時間ではスクシノニトリル転
化はふつう完結した。スクシンイミドおよびコハク酸の
ほかに同定された他の副生物はピロリジンとブチロラク
トンであつた。反応内容物を冷し、済過し、減圧ストリ
ツピングで濃縮した。実施例 1〜7 実施例1〜7では比較実施例A−Cで使つた実験操作を
くり返したが、ただし反応助触媒を示した濃度で水、ス
クシノニトリル、触媒の反応混合物に添加した。
実施例1〜7では、助触媒2−ピロリドンおよびN−メ
チル−2−ピロリドンを反応混合物に添加し、これらの
実施例は本発明の例である。実施例3では、比較実帷例
Cの反応生成物をスクシノニトリル1モル当り2−ピロ
リドン0,5モルの濃度を与える量で添加することによ
つて、反応助触媒2−ピロリドンを反応混合物に合体し
た。本発明の反応に対する反応助触媒としての2−ピロ
リドンおよびN−アルキル−2−ピロリドンの効果は表
1および2の実施例で示される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水素化触媒の存在で高温、高圧でスクシノニトリル
    の水性反応混合物を水素と接触させることによる2−ピ
    ロリドンの製造法において、上記水性反応混合物に2−
    ピロリドンおよびアルキル基が1〜6個の炭素原子を含
    むN−アルキル−2−ピロリドンからなる群から選ばれ
    る反応助触媒を添加することを特徴とする改良法。 2 助触媒が2−ピロリドンである特許請求の範囲第1
    項記載の2−ピロリドンの製造法。 3 反応助触媒2−ピロリドンを前の反応から得た反応
    混合物の形で添加する特許請求の範囲第2項記載の2−
    ピロリドンの製造法。 4 助触媒がN−メチル−2−ピロリドンである特許請
    求の範囲第1項記載の2−ピロリドンの製造法。 5 反応助触媒をスクシノニトリル1モル当り約0.1
    〜1.5モルの範囲内の濃度で反応混合物に添加する特
    許請求の範囲第1項記載の2−ピロリドンの製造法。 6 水素化触媒がニッケル含有触媒である特許請求の範
    囲第5項記載の2−ピロリドンの製造法。 7 水性反応触媒中のスクシノニトリルの濃度が、水対
    スクシノニトリルモル比5対1〜25対1の範囲であり
    、触媒をスクシノニトリル1モル当り0.2〜40gの
    範囲内の濃度で存在させる特許請求の範囲第6項記載の
    2−ピロリドンの製造法。 8 反応温度が50〜300℃の範囲内である特許請求
    の範囲第7項記載の2−ピロリドンの製造法。 9 水素圧が100〜1500psiの範囲内である特
    許請求の範囲第8項記載の2−ピロリドンの製造法。
JP5773776A 1975-06-30 1976-05-19 2−ピロリドンの製造法 Expired JPS5927334B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/591,882 US4042599A (en) 1975-06-30 1975-06-30 Process for producing 2-pyrrolidone
US05/591,878 US3966763A (en) 1975-06-30 1975-06-30 Process for producing 2-pyrrolidone

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS525760A JPS525760A (en) 1977-01-17
JPS5927334B2 true JPS5927334B2 (ja) 1984-07-05

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ID=27081284

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JP5773776A Expired JPS5927334B2 (ja) 1975-06-30 1976-05-19 2−ピロリドンの製造法

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JPH0216123U (ja) * 1988-07-13 1990-02-01

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JPS525760A (en) 1977-01-17

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